趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
こちらのお店。今から15年ほど前に、或る方から「美味しいよ」と聞いていたにもかかわらず、それ以降お店の前は通れどもお店に入ることはありませんでした。ですがお昼時に通る度、店舗横の駐車場はいっぱいで、それも宇都宮ナンバーや那須ナンバー以外のクルマも停まっているのを見るにつれ気にはなっていたので、今回、初めて伺いすることに。
お店には土曜日の午前11時頃到着。早速お店に入ると開店直後のためか先客は居なかったのですが、その後続々と来店し、いただいている間にテーブル席は一杯になって座敷席にもという感じで。そんな中、お品書きを見ると、そば・ウドン類が一通りに丼物といった、まち中に昔からあるそば屋さんというラインナップが、お店の雰囲気共々ホっとする感じ。で、その中から、今回は珍しくかけそば(二日酔い気味で汁っぽいものがいただきたかったんです……。)と、同行の家人のもりそばを注文しました。
かけ 450円
それで程なくして登場したかけそばですが、丼の口いっぱいにたっぷりと、という感じが良いですね。まずは。何も薬味を入れずにツユを一口啜ると、出汁感はお値段を考えれば充分。味加減は丁度良く、ほんと、塩気というか醤油っ気と甘味のバランスが個人的には好みですね。そしてそばは、更科というだけあって、蕎麦の実の中心部を使ったであろう色が白いタイプ。太さはさほど細くも無く太くも無くという感じで、ほんのりとした甘味を感じます。で、シンプルだけあって、薬味の白ネギや七味での変化が大きく、途中、ちょっとずつ加えて味の変化を楽しみました。あと、見た目どおり量もたっぷりあって、かけそば1杯だけでも結構お腹いっぱいになりました。
もり 450円
家人がいただいたこちらも味見させて貰ったのですが、まずはツユも何も付けずに一口啜ったところ、これが更科タイプの本来の味というか、私のいただいたかけそばよりも断然甘く感じました。当然喉越しや歯応えも良く、思わずもう1枚追加していただこうかと思ってしまったというか。(腹具合もあるので何とか自重しましたが。)また、ツユの塩気と甘味のバランスはこちらも丁度良く、私よりもより甘口を好む家人も「丁度良い」と申しておりました。ちなみに味の濃さは、わりと多めに浸けても問題ないレベルで、ちょっと生っぽいカエシの風味が印象に残りました。
というわけで、お勧めされたら直ぐにでもお伺いすれば良かったと後悔する程美味しくいただいたのですが、更科の蕎麦がこのお値段、しかも量もたっぷりいただけるって、何気に凄いコストパフォーマンスなのでは。また、今回いただかなかったタネものや丼物もいただいてみたいですし、更には、お店に漂う、今やすっかり数を減らしてしまった街なかのそば屋さんの雰囲気も再度味わいたいので、近いうちに必ず再訪しようと思います。ごちそうさまでした。
平成29年12月訪問
これまで幾度か(この記事とか、この記事とか。)当ブログにて登場している、栃木県さくら市の『氏家うどん』ですが、地域団体登録商標を取ったれっきとした地域ブランドで、その権利者となっているさくら市氏家商工会のウェブサイトには以下のとおり記載されています。
さくら市氏家地区は、知られざる小麦の産地です。生産農家が丹精込めて栽培した「イワイノダイチ」は適度に粘り、固すぎず、やわらかすぎず、うどんに適した中力粉となります。
氏家商工会は、さくら市・JAしおのや様のご協力をいただきながら、安全・安心・良質な地場産小麦を使用した「氏家うどん」を活用して地産地消キャンペーンを展開しています。
最近うどんを白くする傾向がある中で、地粉で打った「氏家うどん」は本来の小麦の持つ独特の色合いと香り、食べれば食べるほどに感じる素朴さが特徴の田舎風うどんです。「氏家うどん」を食べてみると、何か懐かしさを感じ、きっと頬が緩みます。ぜひ、ご賞味下さい。
ちなみに商工会が地域団体登録商標を取ったのは全国初のケースだそうで、さくら市内のいくつかのお店でいただける(さくら市氏家商工会のウェブサイトに取扱店舗が載っています。)他、市内や近隣市町のスーパーマーケットでも売られているのですが、そのアンテナショップが、JR氏家駅前の商業施設『eプラザ参番館』の中に。営業時間は月~土曜日の午前11時30分~午後2時と結構ハードルが高いのですが、アンテナショップだけあって、市内の製麺所で作られた氏家うどんが日替わり?で提供されています。(ただし土曜日は手打ちうどんがいただけるらしいです。)ちなみにこの日は、有限会社中山製麺製だそうで、本日の日替わり天ぷらのタネと共にカウンター上にその旨表示が置いてありました。
と、前置きが長くなりましたが、ド平日だったこの日。たまたま氏家駅に用事があったので、これ幸いとばかりにお伺いすることに。それでお店に入ると先客が数組おり、カウンターに座ったところ、店員さんから「お時間いただきますが大丈夫でしょうか」と尋ねられました。何でも、うどんは茹で置きではなく生麺を茹でてから提供されているとのことで、タイミング的に丁度その先客の皆様が注文を終えたところらしかったのですが、この日は時間に余裕があったので、ゆっくりと待たせて貰うことにしました。
天ぷらうどん 700円 + いなり寿司(2個) 100円
そんなわけで、目の前で調理されているのを眺めつつ20分程待って登場したのですが、早速いただこうと何気なく丼を持ったところ、しっかりと熱くなっていたので良い意味でちょっとびっくり。(ちなみに写真のとおり、レンゲも付いていますので。)それでまずは、ツユからいってみたところ、失礼ながら当地らしからぬ上品さというか、濃口醤油のビンビン効いた塩気の強いツユを想像していたので、これも良い意味でちょっとびっくり。これなら、うどんの味自体を堪能出来ますね。そしてメインのうどんは、やや平べったく縮れている形状は氏家うどんの特徴どおりなのですが、驚いたのは(って、さっきから驚きっぱなしですが。)その食感。ムチっとした歯触りにシコっとした歯応え。それでいてツルっと感も適度にあります。個人的に、これまでいただいた事がある氏家うどんは、どちらかというとチュルチュルっとした柔らかめなものが多かったのですが、このあたりがアンテナショップならではのこだわりというか、さすがに生麺を使っているだけありますね。更に噛みしめれば素朴な小麦の味も十分に感じられる、なかなかのものかと。あとかき揚げは、目の前で揚げるところを見ていたのですが、クリスプ感があって、ツユにも良く馴染むタイプ。タネはタマネギ、ニンジン、サツマイモ、春菊でした。更に一緒にいただいたいなり寿司も、味付けは甘すぎず良い塩梅で良かったです。
というわけで、美味しくいただいたのですが、他のお客さんがいただいていたカレーうどんやけんちんうどん(冬季限定らしい)も美味しそうでしたし、今日は寒くていただかなかった冷たいうどんも気になりますし、更には製麺所ごとの味の違いも試してみたいしと、これはまたお伺いしなくてはなりませんね。ごちそうさまでした。
平成29年12月訪問
喪中のため年頭のご挨拶を差し控えさせていただきます。
それで今年最初の更新は、昨年仕入れたネタになるこの記事から。相変わらず毒にも薬にもならない文章をダラダラ書いているだけのブログですが、良かったら今年もお付き合いください。
こちらのお店は、お店自体は以前より存じていたのですが、先日、同僚から「矢板だといつも行くそば屋さんはここ」的な話を聞いたので、今回お伺いすることに。
それでお店に到着したのは、日曜日の午後1時過ぎ。行列こそ無かったものの駐車場は空きスペースがほとんど無く、席もたまたま空いていたという感じ。街なかの大衆的なお店と違って相席はさせないようで(事実、私のちょっと後に来たお客さんは席が無くて少し待つことに。)、4人掛けの席を家人と2人で贅沢に使わせていただきました。で、早速注文なのですが、お品書きを見ると僅かに期待していた冷やし・ひたしそばはやっぱり無く、つまみも充実しているちゃんとしたそば屋さん的ラインナップ。なので珍しくせいろをいってみることにして、家人の鴨せいろと一緒にオーダーしました。
せいろ(大盛) 820円
まずは細めのソバをそのまま数本いただいてみたところ、個人的に蕎麦は色々語れるほどいただいていないので上手い表現が見つからないのですが、香り、歯応え、そして喉越しともに良い感じ。そして次に、ツユには薬味を入れずにちょっとだけ浸けていただいてみたところ、甘味は控えめでキリッとした感じがこれもまた。味付けは濃いめなので、ザブンと浸けない方がより美味しくいただけますね。そして後は、ネギをツユに投入、ワサビはソバに直接付けつつ、ひたすらズゾゾゾっと。つい、200円増しの大盛りにしてしまったのですが、あっという間に無くなってしまいました。あとそば湯は、ちょっとトロッとした濁ったタイプということは、そば粉を足しているものですかね。
鴨せいろ 1050円
こちらは、家人がいただいたものを、つけ汁だけ少々いただいたのですが、やっぱり鴨の旨味って凄いですね。味加減も良い塩梅で、間違いない旨さというか。
というわけで、どちらも美味しくいただいたのですが、私の直後にきたお客さんが、「カツ丼とかけそば」というなんとも贅沢かつハイカロリーな頼み方をしているのを聞き、今度は是非ともいただいてみたくなりました。だってお品書きのカツ丼の写真が、あまりにも美味しそうだったんですもの。ごちそうさまでした。
平成29年12月訪問
こちらは、さくら市氏家の勝山、旧国道4号沿いにある、以前は勝山食堂と呼ばれていたお店。個人的には、その勝山食堂と呼ばれていた頃、何度かお伺いしたことがあったのですが、平成23年の震災後にリニューアルされ以降は、初めてのお伺いとなりました。
それでこちらのお店。個人的な認識では、昔からもつ煮が有名だったのですが、今回のお目当ては、駐車場に幟旗も立っている、さくら市氏家の地域ブランド『氏家うどん』。地場産の「イワイノダイチ」という小麦を使用し、小麦粉を漂白しないで作るそうで、市内のいくつかのお店でいただけるようになっています。
で、正午過ぎにお店に到着し、入店。以前のお店よりもコンパクトになった印象なのですが、店内にはテーブル席と小上がりがあって、1人の旨告げるとあいていた2人掛けのテーブル席にご案内。他のお客さんは、作業着を着た現場系の方たちや、近所の常連さん(「いつもの」と注文する場面は久しぶりに見た気が。ちなみに「いつもの」とは半もつ定食でした。)といった感じでしょうか。それでお品書きを見ると、定食類がコスパ良さそうだったのですが、お目当ては決まっていたので早速注文。うどんメニューはいくつかあったのですが、この日は寒かったので、みそ煮込みうどんをいただくことにしました。
みそ煮込みうどん 750円
ちょっとだけ待ってから登場したこちらの品。その時、鍋の蓋は閉じた状態だったのですが、それでも漂ってくる、ひねたような特徴的な匂いで、味噌が自家製なのを知りました。(余談ですが子供の頃、その匂いがとても苦手で、香りのマイルドな市販品の速醸味噌の方が好きだったこともありました。)また蓋を取るとツユは若干白く濁りが有り軽くトロミも付いていたので、こちらの品が生麺をツユで煮込んで作ったことを知りました。それで早速、ネギと天かすが入ったとんすいにウドンと具、ツユを適宜取って、フーフーしながら一口いただけば、これがもう。ツユは前述のとおり、風味の強い味噌が主張するのですが、味は濃すぎず、むしろ具材から出た旨味と相まって優しい味。そしてウドンは、やや平べったく縮れたところが氏家うどんらしい形状なのですが、煮込まれことによって、ヌチモチっとした、すいとんを思わせる食感に。一緒に煮込まれた具材は、キャベツが珍しく感じたのですが、他にはハクサイ、ニンジン、ホウレン草などの野菜類に、鶏肉、豆腐、そして黄身がトロトロの玉子が嬉しいです。
というわけで、美味しくいただいたのですが、それ以上に、お腹の底から暖まったのが有り難かったです。ごちそうさまでした。
平成29年12月訪問
ちょっと前から、わが栃木県を除く関東地方でよく見かけるようになったな、と思っていたのが、「ゆで太郎」というおそば屋さん。元々コンビニだったような店舗が多く、営業時間も早朝から深夜まで。更に看板には自家製麺を謳っていて、この手のお店が大好きな自分的には、機会があれば一度お伺いしたいと思っていました。で、今回、サッカー観戦のため千葉県市原市を訪れたのですが、競技場へと向かう前、市内で朝食をいただく予定だったため、市原市内に4店舗ある中から、今回はこちらのお店にお伺いすることにしました。
駐車場にクルマを停め入店すると、店内にある製麺スペースが目に入りました。なるほど。店舗毎に自家製麺しているんですね。で、注文は食券制で、入口付近にある券売機で食券を購入するのですが、豊富なメニューに、一瞬どれにしようか自分を見失いそうになったのですが、そんな中、今、自が食べたいと思ったものを購入したところ、後述するように天ぷらが被ってしまったという……。
朝そば(玉子)(温・温泉玉子・かき揚げ) 330円
それでいただいたのが、まずは朝(午前11時まで)限定のこちらの品。そばは温かいものと冷たいものから選べ、また玉子は生、温泉玉子、ゆで玉子から選べ、更に他の具がかき揚げとわかめから選べるようになっています。で、食券提出時、前述のようなチョイスでお願いして待つことちょっと(後述する同時に注文した品の為と思われ)で食券の番号が呼ばれました。席に戻って早速、ツユからいってみたところ、ダシ感は程々ですが、この手のお店にしては上品な感じのお味。個人的にこの手のお店には、醤油ギンギン、塩っ気ビンビンという味を無意識のうちに期待してしまうのですが、こちらのは、かき揚げなどの天ぷらが入ってもバランスが取れるギリギリのところにその味のチューンを持って行っているのでしょうか。(もっとも、だった1回いただいたくらいじゃ判断つきませんが。)また、前述の通り店舗で自家製麺されるソバは、細めのシェイプで自然な柔らかさ。香りはそこそこですが、そば粉の存在はちゃんと感じることが。あと、何g入っているのかは定かではないのですが、結構ボリューミーですね。そして、具のかき揚げは、違っていたら申し訳ないのですが多分揚げ置きかな、と。ですが衣にはクリスプ感も有り、ツユとの馴染みも良い、この手のお店のかき揚げでは理想的なタイプかと。サイズ的には少々小ぶりですが、いわゆる天玉そばが今時このお値段でいただけることの方が、尊いと思います。
ミニ天丼 400円
次に、朝そばと一緒にいただいたのが、こちらのミニ天丼。うん。天ぷら、見事に被ってますね。ですがこちらのは揚げたてサクサク。値段的に、海老がブラックタイガーでもないのは仕方有りませんが、それでも熱々プリプリが問答無用に迫ってきます。
かけそば 320円 と ゆで玉子 100円
こちらは、同行の家人がいただいた品です。
というわけで、どれも美味しくいただいたのですが、ほんと、何で栃木県にお店がないのかと。実はうちの近所、通っている病院の近くにコンビニの空き店舗があるんですが、そこに何とかならないですかね。(田舎過ぎて駄目だとは思いますが……。)ごちそうさまでした。
平成29年11月訪問
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