たひお備忘録

趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

栃木県大田原市 黒羽ふるさと物産センター くらしの館 食事処

 この日、大田原市の旧黒羽町エリア某所で栃木県北ご当地メニューの冷やし(ひたし)そばがいただけるという情報を元にバイクで現地に向かったところ、このご時世のお陰かお店には「臨時休業」との貼り紙が。
 それはそれで仕方ないのですが、この日は朝食抜きで現在午後2時頃という状態だったのでお腹もかなり空いているし、更には口の中がどうしても「そば」を欲しているしでどこか替わりは無いかと思案したところ、そういえば以前、仕事で当地を訪れた時、その仕事の一部も兼ねて立ち寄った農産物直売所では併設のお食事処でそばを出していたなと思い出し、急ぎ移動して程なくして到着。

 駐車場にバイクを停めて入店すると、無事営業中(ちなみに営業時間は11:00~15:00)だったので一安心。ウッディーな店内には先客が数組おり、その壁に「八溝(やみぞ)朝露手刈りそば」と書かれた天然木が掛けられていたのですが、こちらのお店、地場で採れた蕎麦を使った蕎麦がいただけるそうで。(その他うどんと、コロッケ定食、カレーライスも有りました。)ちなみにお冷はセルフですが、注文は店員さんが席まで訊きに来てくれました。

【天もりそば(大盛) 900円】
天もりそば(大盛) 900円

 それでお願いしたのは、もりそばに野菜のかき揚げが一つ付くという天もりそばを大盛りで。ちなみに、そばの並盛りは160グラム、大盛りは240グラムとおしながきに書いてありました。そして注文後、厨房からは天ぷらを揚げる音などが聞こえてきて、それが止むと注文した品が登場しました。
 で、早速細めに裁たれたソバを1,2本、何も付けずにいってみたところ、夏場の蕎麦ということで香りはさほど強く無く、また閉店時間近くとあってソバも打ち立てでないため、何ていうかフレッシュ感こそないものの、ツルツルっとしたなかに蕎麦粉を感じる自然な口当たりや適度な歯応え、そして清涼感のある喉越しが、もう。あまり噛みしめていただくものではありませんが、そうすると甘みも感じられる、ナイスなソバですね。
 またツユは、ちょっとだけ生醤油っぽい風味もしたので、半生返しを使っているんでしょうか。味の濃さ的には、ソバをドボっとツユに浸けるこのあたりの食べ方に対応した濃さで、塩気と甘味とのバランスは適度。
 それと揚げたてのかき揚げですが、タネは地元産野菜を使用とのこと。この時はタマネギをメインに、今が旬のサヤインゲンが散りばめられ、他にもいくつかの種類が入っていような。揚げ方はカリっとした口当たりで香ばしいですが、ツユとは余り馴染まないというか、ハラハラと解けるようなタイプではないです。

 というわけで、最後は予め付いていた蕎麦湯でフィニッシュしたのですが、美味しくいただいて満足しました。
 ちなみにこちらのお店。新蕎麦が出回る11月からは(3月まで)、今みたいな細麺ではなく太麺で提供されるとのことなので、またその頃お伺いして、ぜひとも新蕎麦を味わってみたいですね。
 ごちそうさまでした。

令和3年8月訪問

栃木県日光市 日光宇都宮道路 日光口PA(上り線)

 日光宇都宮道路下りの日光口パーキングエリアに立ち寄ったあと、目的は達したとばかりに日光インターチェンジで高速を降りて帰宅の途に。それで再び日光インターチェンジから日光宇都宮道路の上り線に乗ったのですが、やっぱり冷たいそばも食べたくなってしまい、腹具合にも余裕があったものだから、今度は上り線の日光口パーキングエリアへ。
 (JHの)高速道路のパーキングエリアやサービスエリアでは、上り線と下り線の運営業者が別なのが当たり前なのですが、この日光口パーキングエリアは上り線も下り線も同一業者が運営されているとのことなので。
 それにしてもこの上り線のパーキングエリア。日曜日の午前中という時間帯の所為かはわかりませんが、先程立ち寄った下り線と大違いというか、駐車場に止まっていたクルマは1台で、その後バイクが1台入ってきたのみでした。(更にその後、一台入ったきけど、ゴミ捨てが目的だったらしく、手に持ったゴミ袋を捨てられるゴミ箱が無いとわかると知るや、すぐに走り去ってしまいました。)

 そんな先ほどとは違う静かな環境のなかでいただくべく食券を購入したのが、栃木県日光市のお隣、鹿沼市を中心に当地で食されているにらそば。もりそばの上に茹でたニラが載っているものです。
 その他、栃木県には、私が知る限り、もりそばの上に大根の細切り(生もしくは茹でたもの)が載った大根そばという品もあり、どちらも元々カサ増しのために野菜を載せたそうなのですが、取り合わせの妙というか、蕎麦と一緒にいただくと、これがなかなかな良いマッチングになっているんですよね。

【にらそば 570円】
にらそば 570円

 ですが、最初はソバだけをつゆに浸けて啜ってみたところ、香りは夏場とあってかそれほど強烈ではありませんが、瑞々しくツルッとした啜り心地に、適度な歯応えが良い感じ。
 またツユは、先ほど下り線でいただいた温かいかけツユ同様、濃口醤油と味醂のバランスが、個人的な感覚だと甘味のやや効いた、一般的には万人向けであろう味わいです。
 そして次に、ニラとソバを一緒にツユに浸けていただけば、これが、もう。夏場ゆえ、ニラは繊維が強くザキザキとした食感なのですが、その香りと甘味がソバに加われば、ほんと、気取らない鹿沼、いや栃木の味。うるさ型には、ニラのお陰で蕎麦の香りがなどと言われますが、田舎の蕎麦の食べ方と、都会の洗練された食べ方とを同じ土俵で論じること自体が、個人的にはナンセンスと思ったりして。

 というわけで、美味しくいただいて満足したのですが、この日光口パーキングエリア。下り線も上り線も利用する機会がわざわざ作らないと無いというのが残念というか。
 ごちそうさまです。

令和3年8月訪問

栃木県日光市 日光宇都宮道路 日光口PA(下り線)

 日曜日のこの日。とある情報を元に、日光市某所で朝からいただけるあるものを目当てにバイクを駆ってお伺いしたところ、情報が間違っていたのかお店は静まり返っていて周囲に人の気配もなく。
 で、とても空腹だし、せっかく日光まで来たのにそのまま引き返すのも勿体無いなというときに頭に思い浮かんだのが、日光宇都宮道路の日光口パーキングエリア。というのも、こちらには以前、下り線のに一度お伺いしたことがあったのですが、確か売店で出されているそばが生蕎麦を使っていて、しかも朝からいただけたような。
 こんなご時世(しかも、栃木県にも緊急事態宣言発令中)なので以前と変わりなく営業しているか不安だったのですが、ネットにも「売店・飲食 午前8時~午後5時」とあるのでとりあえず行ってみたところ、幸いなことに営業中でした。
 それにしても、いざパーキングエリアに到着したところ、こんなご時世ながらも、夏休み期間中だけあって子連れの家族や子供の団体のを乗せたバス、更に、これから日光でアウトドア系の遊びをするであろう風体の人たち、そしてもちろん、私と同じようにバイクに乗った人たちなどで、朝から結構賑わっていましたね。

 と、前置きが長くなってしまいましたが、そんな中で売店で購入した食券が、ベーシックなかき揚げそばのを。他にも、冷温色々なメニューが有り、更にはッピングも追加でき、その中には私には必須とも言える生卵も有ったのですが、注文したそばが出来上がるまで気付かなかったのは痛恨事でした。

【かき揚げそば 600円】
かき揚げそば 600円

 食券を提出後、生蕎麦を茹でて、それを流水で締め、締めたものを再び温めてツユに入れるという調理過程を見ているうちに登場。屋外に向いた席に持ち帰っていただきます。
 で、まずはソバからいってみたところ、香り、歯応えともに、まさしく生蕎麦。比較するのもなんですが、こういったところで一般的な茹で麺との違いはハッキリと分かります。
 ツユは、出汁感はそこそこ。濃口醤油と味醂のバランスが、個人的な感覚だと甘味のやや効いた、一般的には万人向けであろう味わい。
 かき揚げは、カリッとした歯応えで、ツユとあまり馴染まないタイプ。タネは当地らしく野菜がメインのタイプです。

 というわけで、美味しくいただいたのですが、温かいそばの味は二度に渡って堪能したので、今度はぜひとも冷たいそばをいってみたいですね。
 ごちそうさまでした。

令和3年8月訪問

栃木県那須塩原市 松栄庵

 この日は朝からうどんの気分。で、相方にお伺いを立てたところ賛同を得られたので、喜び勇んでこちらのお店まで。

【上天せいろ(うどん・大盛) 1570円】
上天せいろ(うどん・大盛) 1570円

 それで今回は、数あるメニューの中から、王道の天せいろを上、更に大盛りでお願い。
 登場したらまずは、ツルツルピカピカしたウドンをそのまま何も付けずに一本啜ってみたところ、口当たりはムニョんと柔らかくも、歯を入れるとしっかりコシがある、誠に私好みの食感と久しぶりに再会。ウドン自体の味も、しっかりとしていて、そうそう、私の好きなのはこれですよ!ちなみに今回のは、口当たりがほんのちょっとだけ粉感がありましたが、それもツユに浸けてしまえば気にならなくなりました。
 またツユは、塩気と甘味とのバランスがグッド。醤油っ気も完全に丸くするのではなく生っぽさも軽く生かされていて、ほんと、これも好みの味わいですね。
 そして天ぷらは「上」だけあって、海老が3本の他、舞茸などの野菜天が4つも。どれもごま油でサっくり揚がっていて、これまた申し分ない味わい。天ツユが別に付いているのも嬉しいです。

【ごまだれ(うどん) 700円】
ごまだれ(うどん) 700円

 こちらは、相方がいただいた品。
 例によって少々味見させて貰いました(そのために私のウドンを大盛りにしたりして。)が、ゴマのつぶつぶ感に、しっかりと効かされた醤油と砂糖の味わいが素朴というか、これまた何とも良いですね。で、その素朴さが、大好きだった、ばあちゃんが作った胡麻だれの味を思い出してしまいましたが、それよりも洗練されているのは間違いないところです。

 というわけで、どれも美味しくいただき、大満足でございます。
 ごちそうさまでした。

令和3年8月訪問

東京都豊島区 しぶそば 池袋店 (池袋駅改札外)

 いろいろと世間が騒がしくも刺々しい雰囲気が続いている昨今。そんなご時世にもかかわらず、どうしても東京に行かねばならない用事が。
 普段なら、上京ついでに一度お伺いしてみたかったお店でゆっくりと飲み食いなんて考えるのですが、そんなことは許されない状況であるので、今回のついでの食事は、こちらでササっと済ますことに。といっても、この池袋駅以外は東急電鉄の駅に出店している「しぶそば」も、上京した際に立ち寄りたいお店の筆頭格だったりするんですがね。

 それで今回は、用務先へと向かう経路の関係で池袋店へと。JRの改札口からは、初見ではちょっと分かりづらい位置にっていうか、それは自分のリサーチ不足なのですが、結局は一度地上に出てから、お店が入っているビルを目指したという。
 そんなこんなで到着したお店ですが、結構コンパクトな印象。注文は店外に置かれた券売機で食券を買うスタイルで、いただこうと思っていた期間限定メニューは残念ながら品切れだったものの、しからばと池袋店限定「池袋オールスターズ」のボタンを。これは、海老天、ちくわ磯辺揚げ(ハーフ)、カボチャ天、かき揚げ(ハーフ)、きつね(甘辛く煮た油揚げ)、温玉が載ったボリューミーかつお得な品で、冷たい・温かい、そば・うどんが選択可能。食券を提出する際、温かいそばでとお願いすると、店員さんは女性がお一人でしたが、素早い調理であまり待つことなく登場しました。

【池袋オールスターズ(そば・温) 680円】
池袋オールスターズ(そば・温) 680円

 席に持ち帰り、まずはツユからいってみたところ、出汁感があり、味付けも程よく。大量の天ぷらに負けない味の濃さですが、だからといって無用に濃すぎず、塩気と醤油っ気、甘味のバランスもお見事。隙というかツッコミどころが無い味わいですね。
 また蕎麦は、この手のお店では一般的な茹で麺だと思われ、蕎麦の香りはそれなりですが、細めながら歯ごたえもある食感が良いですね。
 そして具は、前述のとおり。エビはこの手のお店にしては誠実な大きさと食感で、カボチャは甘く、かき揚げはツユに馴染むタイプ。ちなみにタネは、夏季限定のトウモロコシ入りでした。

 というわけで、大変美味しくいただいて満足したのですが、これだけ天ぷらが載っていたにもかかわらず、食後に胸焼けしなかったのは良かったです。
 また上京した時には、今度は別のしぶそばにお伺いしてみたいですね。ごちそうさまでした。

令和3年8月訪問

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栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラフィフのオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、モータースポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

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