たひお備忘録

趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

栃木県矢板市 熊さんの村

 こちらは、以前矢板に務めていたという方に、ちょっと前に教えていただいたお店。その時は、お店で出される醤油ラーメンの味しか聞いてなかったのですが、今回初めてお伺いしようと思ったところ、お店に行くまでの道のりが結構凄かったというか。矢板の市街地から、ナビアプリの指示で山間部に入り、最後はクルマがすれ違うには厳しい幅員の道を行くこと少々でお店の看板を発見したという。

 ここから更に敷地内の細い道に入ったところで、失礼ながら「熊さん」を連想させるような男性と遭遇。親切にクルマを停める場所を教えていただいたのですが、その方はなんと店主さんだったようで。それでクルマを降りてお店に入ると、これがとってもウッディー。しかも、流行りに合わせて取って付けたようなものではなく、本物の木の建物。その店内は、囲炉裏を囲むようなカウンター席がいくつかと座敷があり、「好きなところへどうぞ」とのことだったので、窓側の座敷席へ。木製の桟に捻子締りの鍵なんて、何時ぶりに見ましたかね。それで席に着いて注文なのですが、ちなみにこちらのお店のメニューって、ラーメンセット、ラーメン、カレーライス、焼きそばの4種類のみだったりします。

お茶とサービスで出てきたかぼちゃの煮物
お茶とサービスで出てきたかぼちゃの煮物

 注文後まずお茶と一緒に出てきたのは、サービスのかぼちゃの煮物。ねっとり、ほっくりした食感に、しっかりと甘みの効いた当地らしい味付けが、個人的にはたいへん良かったです。

ラーメンセット 1100円
ラーメンセット 1100円

 そのかぼちゃをいただいていると、注文した品々が登場。で、今回私がお願いしたのが、ラーメンとカレーライスがセットになったこちらの品で、まずいただくはラーメンから。大きめの丼には、油浮きのない澄んだスープがなみなみと注がれているのですが、それを早速いただいたところ、出汁はあっさり上品だけど動物系をメインにしたと思われる素材の旨味がしっかり出ていて、そこに味付けの醤油ダレが濃すぎず良い塩梅。そのままでも十二分に旨いのですが、卓上のブラックペッパーも合いますね。またそれに合わせる麺は、ちょっと懐かしい感じの中細縮れ麺で、モシャモチっとした食感。そしてバラ肉を巻いたチャーシューは柔らか。その味付けはあっさり目で、肉の味がよくわかります。あと半個入る味玉は、黄身が丁度良い半熟。こちらも味付けあっさりで、卵の味がよくわかります。更に、細いメンマは、コリコリの食感に、発酵味もちゃんと感じられる仕上がりでした。

 そのラーメンの麺を食べ終わってから、いざカレーに。(余談ですが、カレーライスと麺類のセットって、同時に食べると口の中がカレーに持っていかれるような気がするので、個人的には麺を食べ終わってからカレーライスに取り掛かることにしてます。)で、ルーはタマネギがベースでしょうか?また矢板だけに名産のリンゴも使っているのでしょうか?詳細は不明ですが、自然な甘味があり、そこにスパイス感がしっかりとしているけど、辛味は抑えめ。また肉は牛スジでしょうか?野菜と共にほぼほぼ煮溶けている感があり、それらが渾然一体となって、何とも旨いですね。あと驚いたのが、セットに付いていた冷奴。この豆腐がまた旨いというか、密度感が凄く大豆の味も濃く感じました。

ラーメン 700円
ラーメン 700円

 こちらは、同行者がいただいたラーメン単品。その同行者も気に入ったようで「美味しい」と言いつつ完食していました。

サービスでいただいたみかん
サービスでいただいたみかん

 というわけで、どの品もとても美味しくいただいたのですが、同時に、どの品もとても丁寧に作られている印象。ほんと、場所に驚き、ラーメンに驚き、カレーに驚きという感じで。おまけに「食後にどうぞ」とみかんまでいただき、大満足でございます。ごちそうさまでした。

令和元年11月訪問

栃木県矢板市 手打ち蕎麦 みつわ

 久しぶりの冷やし・ひたしそば新規店訪問活動となったのですが、今回お伺いすることになったのが、矢板駅からもわりと近い場所にあるこちらのお店。外観から老舗というか懐かしいお店感が漂ってくるのですが、お店に入るとわりと年かさのご主人と奥様?に暖かく迎えていただきました。

つけ天そば(大盛) 850円
つけ天そば(大盛) 850円

 それでいただいたのがこちらの品。名前こそ違いますが、冷たいそばと、大きめの器に入った温かいツユという構成は、間違いなく冷やし・ひたしそばかと。

 それでまずは、ソバだけいってみたのですが、厚みはさほど無いものの風味良く、またちゃんとした歯応えがあり、野暮を承知で噛むとしっかりとした蕎麦の味が。そしてツユは、出汁の香りがとても良いですね。それが醤油の香りと相まって、何とも食欲をそそります。そこにソバを浸けていってみれば、味的には醤油っ気が強くなく、甘味、塩味のバランスがいい塩梅。味付けの濃さも当然ながら、ちゃんと冷やし・ひたしの濃さになっています。そしてかき揚げは、全体的にカラッとサクッとした絶妙の揚げ加減で、外周部がハラハラっと解ける繊細さ。そしてタネはタマネギ、小エビの他、何と小柱が!個人的に、冷やし・ひたしのかき揚げではこれまで見たことがなかったです。

 というわけで、大変美味しくいただいたのですが、ソバもツユもかき揚げも、個人的冷やし・ひたし史上最も上品だったかと。また他にも気になる品が沢山ありましたので、これは近いうちにまたお伺いしたいと思います。ごちそうさまでした。

令和元年11月訪問

栃木県宇都宮市 ラーメン 山岡家 宇都宮鶴田店 【閉店】

 何故だか定期的に、朝方にラーメンが食べたくなる時があり、だからといってそうなった時に毎回は実行していないのですが、この日は欲望に勝てず、朝の5時過ぎ、東北道を南下。最後は宮環を通ってこちらのお店まで。

 お店に着くと、朝の6時前にもかかわらず駐車場は6,7割埋まり、入店して食券買う間に後客も。そんな中、以下の食券を購入。若くて金が無かった頃、例えば、天玉うどんにするべきか素うどんを2杯食べるべきか(大阪に住んでいた時はそれが顕著だったもので。)とか、注文する際の取捨選択にもの凄く悩んだ覚えがあるのですが、今はお金と時間を使ってここまで来た挙げ句、目に付いた食券を欲望のままにホイホイ買うようになってしまったんだなぁ、と。

辛味噌ネギラーメン(大辛) 870円 + 味付けたまご 120円 + 海苔増し 120円 + バター 60円
辛味噌ネギラーメン(大辛) 870円 + 味付けたまご 120円 + 海苔増し 120円 + バター 60円
半ライス 130円
半ライス 130円

 そんな欲望の結果がこのチョイス。ただ、体調が完調とは言いがたかったので、辛さは激辛ではなく大辛にしてしまいましたが。(身体に対するダメージはたいして変わらないと思いますが。)で、早速、レンゲにとったスープでニンニクを溶き、それを全体にふりかけた後でスープからいってみたところ、いつもの暴力的旨味とコク、そしてコッテリさを持つ辛味噌ではありますが、大辛でも辛さは案外丁度良く感じるものですね。っていうか、激辛でも味わうのには問題ないけど、大辛だと最後まで味わい尽くせる感じで。また麺は、いつもの山岡家的太ストレート麺。昔から何故か、あまり一気に頬張らないほうが美味しく感じます。そして具は今回色々と足しましたが、どれも半ライスを美味しくいただくため。ネギや味玉、チャーシューを、スープに浸して脂でテカテカにした海苔で包んでいただけば、もう。最後は残ったライスにスープを掛けていただくのですが、半ライスじゃなくてライスにすれば良かったなぁ、と。

 というわけで、今回も美味しくいただいたのですが、朝っぱらからニンニクをブチ込んだラーメンを啜るって、いい年をしたオッサンの休日の過ごし方としてはいかがなものかと。もっとも、その背徳感が、美味しいスパイスにもなっているんですがね。ごちそうさまでした。

令和元年11月訪問

栃木県塩谷郡高根沢町 とんかつ 渡辺

 こちらのお店、私の周りでも結構ウワサになっていたのですが、聞くのはとんかつ屋さんなのにカツカレーの話ばかりで、なんでもメニュー上は大盛と書かれていないにもかかわらずかなりのボリュームとのこと。更には、カツカレーを頼むとお店のマダムに色々言われるとか、逆に食べてる最中マダムがサービスでルーを注ぎ足すとか、真偽不明の話も。

 それでこの日、高根沢町で昼をまたいだ所用があり、同行者たちに昼食場所を一任したところ、こちらのお店の名前が。しからば聞いていたウワサの真相を確かめるべく同意してお伺いした次第で。

 平日のお昼時、それほど広くない店内は、カウンター、座敷とも結構な入り。入店すると件のマダムに座敷に座るよう指示され、一同着席。私はいただくものが決まっていたので必要はなかったのですが、一応お品書きを見たところ、お店のイチオシは「とんかつ(ロース大)1500円」のようですが、他にもひれかつ、エビフライ、カキフライ、ハンバーグやメンチ、豚しょうが焼きに焼肉重、ソースカツ重など、ひと通り以上のラインナップになっていました。

カツカレー 950円
カツカレー 950円

 注文から待つこと少々。マダムが「残さず食べて」とおっしゃいながら私が注文したカツカレーを持って登場。一目見て、ごはんの量が多く、そしてルーとライスのバランスが体育会系的(ライス多め)だなぁと。で、早速、まずはカレールーとライスだけでいってみたところ、ルーのコクが凄く、スパイシーですが辛味は控えめ。それらが相まって味の底が見えない深い味わいじゃないでしょうか。またライスは若干柔らかめの炊きあがりと味わいから新米ですかね?当然ながらそこいらのチェーン店のご飯よりはるかに美味しいです。そしてわりと(最初は食べた時の自分の感覚に従って「少しだけ」と書いたのですが、写真見たらけっこう掛かってた次第。)ルーの掛かったカツですが、肉自体が旨くて、大ぶりというか厚みが結構あるにもかかわらず食感は柔らか。流石にとんかつ屋さんのとんかつだなぁ、としみじみ思いました。

 というわけで、美味しく完食したのですが、満腹中枢が信号よこすまえにと思って急ぎ食べになってしまったのはちょっと勿体なかったかと。それと色々聞いていたウワサも、(今回に限っては)ボリューム以外はわりとネタだとわかったので、今度は安心してお伺いしたいと思います。(もっともその時は、その時は同行者たちが美味しそうに食べていたロースカツにしたいと思いますが。)ごちそうさまでした。

令和元年11月訪問

栃木県佐野市 麺家 ゐおり

 この日は、あまり気の進まぬ用足しのため、佐野市まで。で、どんな用事であれ、せっかく佐野まで来たからには佐野ラーメンを食べねば帰るに帰れぬという気持ちとなり、調べたところこちらのお店がヒット。昔ながらの佐野ラーメンとは違うスタイルですが、当地で評判のお店のようで。

 お店に到着したのが午後2時近かったこともあり、お店の前にすんなりと駐車からすんなりと入店。ですが店内は平日のこの時間でもほぼ満席というのが凄いです。それでお品書きを見て悩むこと少々。というのもその上段筆頭には佐野では珍しい塩、次に醤油、そしてこれまた佐野では珍しい煮干しの他、下段にはこれまた佐野では珍しく感じる味噌と辛味噌がどちらも数量限定で。また佐野ラーメンにはつきものだと思っている餃子もノーマルなものと青じそ風味のが2種類あったのですが、結局は以下の組み合わせでお願いしました。

うま塩ラーメン 700円
うま塩ラーメン 700円

 そんなわけでラーメンは塩味をチョイス。早速スープからいってみたのですが、動物系メイン?に感じる出汁の旨味も塩気も必要充分というか、スっと入るけど滋味充分という感じで。そこに、揚げエシャロットでしょうか?香ばしさが絶妙ながアクセントになっていますね。また麺は、適度な太さと薄さで、表面ツルっ噛むとシコっとした、佐野らしい手打ち麺のなかでも相当ハイレベルに感じるもの。そして具のチャーシューは、柔らかに食感と、素材の味がよくわかり、またどの味のラーメンでも邪魔しないて合いそうな薄めの味付けが良いですね。あとメンマは、甘めの味付けがラーメンの中で変化を付けててこれまた良い感じでした。

ジューシー餃子3個 270円
ジューシー餃子3個 270円

 一緒にいただく餃子は、ノーマルなこちらをチョイス。佐野らしい大きさですね。で、包んでから少々時間が経っていたかもしれないのですが、名前の通りとってもジューシー。中の餡は味付けがしっかりしていて。お酢とラー油だけでもでいい感じでした。

 というわけで、どちらも美味しくいただいたのですが、特にラーメンは、すこぶる付きでしたね。またおしぼりのサービスがあったり、皿と丼のあいだコースターが敷かれていたりと、味以外のところにも気配りが凄いというか。更には、今回試せなかったものの、卓上にはラーメン七味というのも置いてあったり、当然今回いたかなかったメニューもたいそう気になるので、またここまで来る機会を作らねはと思います。ごちそうさまでした。

令和元年11月訪問

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栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラフィフのオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、モータースポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

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