趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
令和5年の成人の日がらみの3連休。残った青春18きっぷと夜行バスを組み合わせて、新潟から長野、さらに山梨あたりを乗り鉄しつつ回ってこようと思い、初日の夜から旅立つことに。
それで今回は、東京駅八重洲口の地下に最近(昨年9月)出来た、バスターミナル東京八重洲を利用することになったのですが、バスに乗る前に、寝酒を軽く引っ掛け、お腹を落ち着けようと思って、事前にネットで隣接するヤエチカやバスターミナルのある東京ミッドタウン八重洲を探すも、なかなかこれというお店が……。
そんな時に見つけたのが、こちらのお店。まだ松の内だったためか短縮営業しているお店も多いなか営業中だったし、おでんは好物だし、加えて締めのメニューもあるようだし、更にはうまい具合に(店員さん確認したら)席もカウンターで1人なら空いていたしで、早速お伺いし、まずはおでんを幾つか摘むことに。
【お通し 253円】
【大根 264円】
【玉子 220円】
【青竹蛸つみれ 506円】
【群馬泉 715円】
で、こちらのおでんですが、特徴的なのが、出汁が2種類ある、ということ。そのうちの1つが、濃厚な旨味が特徴のあご出汁で、それで煮込まれているタネからいただいたのが、この3品。
まずド定番の大根は、当然ながら芯までしっかりと味が染み、更に食感も柔らかいものの大根の良い意味での繊維感もあって、言うこと無い、申し分ないお味。おぼろ昆布も良いアクセントになっています。
次にこれまた定番の玉子は、かなりの煮しまり具合で。
そして、青竹蛸つみれは、お店のウェブサイトだと「イチ押しメニュー」となっている品で、注文を受けてから出汁に入れ仕上げるそう。(確かに、注文からすぐには出てきませんでした。)それでこれは、フワホロっと柔らかい食感と、名前だけじゃない爽やかな青竹の風味が印象的ですね。またもともと旨味が強い蛸という食材がメインだからか、タネ自体の味もしっかりしていて、そこにあご出汁もたっぷり含んでいるものだから、これが、もう。鰹節で香りと旨味が更に追加され、散らした小ネギの風味も合ってますね。
それと、これらと共にいただいたのが、群馬県太田市の地酒である群馬泉の山廃本醸造。サッパリ感がありつつも日本酒的しっかりした味わいもあるというか、めっちゃくちゃ個性的という訳ではないけど、安心していただけました。
こちらは、2種類ある出汁のもう1つ、鶏だしを使用した品で、蛸つみれ同様お店のウェブサイトだと「イチ押しメニュー」となっている品。注文の際、「少々お時間がかかります」とのことで、少々経ってからの登場となったのですが、鶏の水炊きを思わせる白濁した出汁の中には、良く煮込まれて骨が外れかかった鶏もも肉が。
早速箸を入れると、見た目通りのホロホロ具合。ここまで煮込まれていると、正直なところ鶏肉自体の味は抜け気味になっているものの、付属のスプーンでたっぷり掛けられた出汁と共にいただけば問題なし。ちなみに、出汁は白濁しているためまろ味が強く出てて、鶏の油と思われるものが浮いているためコッテリ感もありますが、味付け自体はあっさりめ。そこに小ねぎのあしらいが効いてますね。
それと一緒にいただくのは、日本酒から角ハイボールにチェンジ。炭酸のシュワシュワ感が、濃厚な鶏の味をスッキリと流してくれます。
そうこうしているうちにラストオーダーとなったので、締めの鶏そばを注文。これまた、お店のウェブサイトだと「イチ押しメニュー」となっている品です。で、名前や見た目からもわかるように、ソバを鶏だしでてただくような一品で、薬味として柚子胡椒が付いてきました。
早速ツユからいってみると、今まで味わっていた骨付鶏と同じ鶏だしなので、改めての感慨はないのですが、まろやかな鶏だしはソバとの相性も悪くない感じ。
そのソバは、生の打ち立てではないと思いますが、歯応えは結構しっかり目で、蕎麦の香りも適度。量的には、締めの一杯ということで、かなり少なめですが、そのくらいがちょうどいいですね。
そこに、刻み海苔とゴマ、小ネギが味と香りのアクセントを加え、具として先述の骨付鶏のようなホロホロの鶏肉も入っていました。
というわけで、どれも美味しくいただきました。ごちそうさまです。
令和5年1月訪問
令和5年の12月も、早いものでもう30日に。(ほんと、歳と共に速くなるよなぁ。)明日の大晦日は自宅で年越しそばを啜るものの、その前に今日はお店での年越しそばを啜っとこうということで、家人と共に昨年も、というか令和に入ってから12月30日の恒例となっている、矢板市の更科さんへ。
それでいただくのは、昨年と同様の大もりそば。早速、ソバをツユに適宜浸して啜ってみると、これが、もう!
更科(店名じゃなくソバの種類)らしい色白のソバは、ソリッドでシャッキリとした歯応えが良いですね。また味の方も、更科らしい上品さというか、穏やかな甘みと、これまた穏やかながら蕎麦香もちゃんと感じられます。あと、個人的には、こちらのソバの特徴は長さにあるというか、とにかく激ロングなので、手繰るのにちょっとコツがいるけど楽しいですね。
またツユは、わりとフレッシュ感のあるカエシと、ソバが生きる香り抑えめだけど旨味は十分な出汁が合わさって、これも。以前の熟成感のある味わいも好きだったのですが、これはこれで悪くないですね。
こちらは、一緒にいただいた品。前回いただいたのは昨年の晦日だと思い込んでいたのですが、このブログの過去ログ見ると、一昨年の晦日でした。(昨年はもりそばカツ丼にしたんでしたっけ。)
ちなみにタネは、海老が2本に、ナス、筏様のシシトウ、蒲鉾、海苔。揚げ具合はもちろん申し分なく、ポキっとクリスピーな食感が良いですね。
こちらは、家人がいただいた品です。
というわけで、今年もそばと天ぷらを美味しくいただき、満足した年の瀬でござます。
ごちそうさまでした。
令和4年12月訪問
前の記事で上げた高崎駅から、吾妻線の終点、大前行きの列車に乗り。その大前駅から折返しの列車で引き返すこと暫し。列車はお昼前に、長野原駅草津口駅へと到着しました。
それで今回は、ここで別の列車に乗り換えるために途中下車。その乗り換え時間を利用して、駅に隣接するこちらの施設で、昼食をいただいてしまおうかと。
施設内は特産品や土産物を売るスペースと飲食スペースに分けられ、地元業者が調整した弁当も売られていたため、それにも一瞬惹かれました(程なくして売り切れになってました。)が、せっかく飲食コーナーがあるので、券売機で食券を購入。ちなみにメニューは、そば、うどんが各種とラーメン、カレーラライス、そして牛丼などがありました。
そんな中から今回は、和牛カレーうどんをチョイス。食券を渡してからちょっと待っての呼び出しとなりましたが、見たところ、かけうどんにカレールーを掛けたタイプで、カレーうどんには珍しいワカメが添えてありました。
で、まずはカレールーの表面だけちょっと味見したところ、辛さはさほど強くないものの、結構スパイシーで、和牛の主張はさほど感じません。次に、ツユとカレーを適度に混ぜてつついってみたところ、市販のツユと市販のカレールーが合わさったような味わいで、これは間違いない組み合わせじゃないでしょうか。
またうどんは、湯がき時間や、ツルツルシコシコが過剰な食感から冷凍物と思われますが、これも間違いはないですね。
そして具は、カレールーの中に大きめの牛肉が数切れ入っていましたが、ポロポロというかモロモロと繊維質を感じる食感から、ルーと一緒にレトルトパウチに入っているものを想像してしまいましたが、間違っていたら申し訳ない。あとワカメは、カレーに入ると風味的に結構主張しますね。
こちらは、一緒にいただいた品。券売機では売り切れになったいましたが、売店のレジのとこころにあったので、現金で購入しました。
で、これが素朴な味わいで良かったというか。モチモチしたもち米と一緒に蒸してある黄色いツブツブは、キビでしょうか?味付けは薄っすら甘くて、ゴマ塩?がアクセントになっています。
というわけで、ごちそうさまでした。
令和4年12月訪問
クリスマスのこの日。一昨日に続いて青春18きっぷを使い、今回は群馬県と神奈川県を経由して東京都へと向かう予定。と、そんな行程はどうでもいいのですが、この日の朝食は、列車を乗り換える高崎駅でと相成りました。
高崎駅には、コンコースにも駅そばのお店があるのですが、今や貴重な存在となったホームの立喰スタンドが健在。だったらそこでいただくしかないでしょうということで。
ちなみに、以前は店名がはっきりせず、運営も地元の駅弁業者たかべん、後にNREたかべんと変わりましたが、現在は(NREから改組した)JR東日本クロスステーションとなって、ウェブサイトにも「駅そば 第5売店」と表記されています。(以前は確か「5号売店」と呼ぶ人もいたような。)
それで今回は、舞茸天そばに生玉子をプラス。口頭で注文すると、店員の女性が素早い調理であっという間に完成です。
で、まずは醤油で黒々としたツユから口を付けたところ、出汁感よりも醤油っ気と塩気が感じられる、駅そばらしい味わい。甘みが効いていますが、あくまで適度に感じ、全体的に濃いめなところも個人的には嬉しいポイント。生玉子を崩しても負けません。
またソバは、駅そばらしい茹で麺。ですが、食感や香りも悪くなく、個人的には十分過ぎるくらい。
そして具の舞茸天は、噛んだ時の歯応えとジューシーさが良いですね。っていうか、昔はそれこそ、山で見つけた時に舞い踊るくらい嬉しいキノコだったのが、ここ何十年かですっかりと一般的になったというか。天然物は強い香りも印象的ですが、栽培物はそれが適度に抑えられ、逆に食べやすくなっているとも思います。
というわけで、極めて駅そばらしい一杯を美味しくいただき、満足でございます。
ごちそうさまでした。
令和4年12月訪問
今から40年以上前、旅好きの祖母に連れて行ってもらった東北への旅の帰途。福島駅から、黒磯行きの、鈍行列車という言うほうが似つかわしい旧型客車を連ねた普通列車に乗っている途中、列車は郡山駅に停車しました。
そこで祖母が、「ここの(立喰)そばは美味しいから買ってくる」と言い残し、いきなり下車。しかし、停車時間内に間に合わず、列車は祖母を残して発車してしまったということがありました。
その後、一人で汽車旅するようになった時、祖母が列車に乗り遅れてまで買おうとしたそばはどんなもんかと気になり実際に食べてみたら、これがまた美味しかったので、その後も機会があれば立ち寄って食べていた記憶があったのですが、残念ながら平成22年(2010年)3月をもって閉店してしまったようで。
しかし、今回の青春18きっぷを使った日帰り旅の計画を立てている時、郡山駅で時間が取れそう(というか余りそう)だったため、改めて駅ナカの飲食店を調べたところ、最後までホームで営業されていた福豆屋さん(近年では駅弁の「海苔のりべん」がヒットして、そちらのほうで有名ですが。)が、改札外ですが、駅そばをはじめとする「駅メシ」のメニューを出すお店をオープンさせたということがわかりました。
で、知ったからには是非ともいただいてみたくなり、空腹だった(前の記事で書いたそばを昼前にいただいて以来、7時間くらい食べていなかった。)ことも手伝って郡山駅に到着したら真っ先に、改札口を出てその左手にあったお店へと。
お店のつくりは駅弁売り場が併設されているものの、それ以外は小奇麗なイマドキの駅そば屋さんという感じで、店内は立喰ではなく小ーブルと椅子があり、落ち着いていただけそう。閉店時間が近かったせいもあってか先客は1組だけでしたが、早速、入り口のところの券売機で個人的定番の天玉そばの食券を買って提出。程なくして注文したそばが完成しました。
出されたそばを見ると、かき揚げが小ぶりですが、ホームにお店があった頃からサイズは小さめだったかと。逆に、駅そばだと黄身が小さくて驚くことが多い生玉子が、こちらのは、L玉まではいかないまでも普通の大きさというのが嬉しいです。
そばを載せたトレーを持ってテーブル席に移動したのち、まずはツユからいってみたところ、出汁感はそこそこですが、濃口醤油がバシっと効き、みりん的甘みも適度に主張。一口目から積極的に味を伝えるしっかりしたチューニングが、駅そばらしくて良いですね。
またソバは、湯がき時間からしてイマドキの冷凍タイプでしょうか。(違っていたら申し訳ない。)茹で麺にしたって冷凍麺にしたって、食べて好みの味わいなら問題ないのですが、こちらのは蕎麦的香りもあって、食感も自然な感じが好印象。
そして前出の小ぶりなかき揚げは、閉店間際という時間的なものもあってか、揚げ置きのシナっと感がある口当たりですが、ツユとの馴染みが良く、タマネギの他、ニンジンやネギ?など数種類の野菜というのが良いですね。それと、ツユの味がしっかりしているので、かき揚げや生玉子に負けないのも高ポイント。
というわけで、正直なところホームにお店があった頃と同じ味かどうかはわからないのですが、それでも何とも私好みな、美味しい一杯でした。これはまたかつてのように、郡山駅で乗り換える際など、機会を見つけて立ち寄って食べないといけませんね。
ごちそうさまでした。
令和4年12月訪問
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