たひお備忘録

趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

奈良県天理市 天理スタミナラーメン 本店

 奈良での夕食を終え、一行のうち一部は「飲みに行くぞ」と怪気炎を上げる中、こっそりとフェードアウトして、JRの奈良駅へ。
 夕食が飲み放題付きだったこともあって、結構酔っ払ってはいたのですが、飲んだ後の締めに、これからJR桜井線(愛称:万葉まほろば線)にのって3駅先の櫟本(いちのもと)駅まで行き、是非一度現地で食べたかった、ご当地ラーメンである天理ラーメンを。ちなみに天理ラーメンには有名なチェーン店が2つあって、今回はそのうちの片方、天理スタミナラーメンの本店に行こうかと。
 ちょうど20時1分発の列車が出るところだったので慌てて乗り込み、途中、京終(きょうばて)、帯解(おびとけ)などいかにも由来がありそうで味わい深い名前の駅に停車しつつ、約10分で櫟本駅に到着。そこから15分ほど歩いたところに、今回お目当てのお店がありました。

 店内はかなり広く、カウンター席や細長いテーブル席、座敷席など席種が豊富。午後8時半頃だったのですが、かなり活気がありました。
 注文は入り口のところにある券売機で食券を買い、席についたら店員さんに渡すという方式で、ラーメンが3種類、他つけ麺やセットメニュー、サイドメニューなど種類が豊富でしたが、いただくものはこれ一択ということで、スタミナラーメン(小)の食券を購入。店員さんに促されたカウンター席に座って食券を渡し、待つこと暫しでラーメンが登場しました。

【スタミナラーメン(小) 800円】
スタミナラーメン(小) 800円

 そのスタミナラーメン。事前に知識として知ってはいましたが、黄色っぽくてところどころに唐辛子の赤が見えるスープと、そこ丼一面には白菜とニラ、豚肉といった具材が見てとれます。
 で、早速、スープからいってみたところ、ベースの豚骨スープのまろやかさに、炒めた豚肉と野菜類の風味と旨味が加わり、そこに豆板醤のエッジの立った辛味がピシっと味を引き締めているという構成。味付けは秘伝のタレとのことですが、醤油のような発酵した風味が感じられるような気がするものの、正直なところ酔っ払った舌では詳細はわからず。でも、後を引く味わいにスープをすくうレンゲが止まりませんね。
 また麺は、中くらいの太さのストレートタイプ。自社で製麺されているようですが、流石にこのスープとは高相性。食感は、シコシコというよりもモッチリして食べ応えがありました。
 そして具は、先述の豚肉、白菜、ニラの他、ニンジンも入っていたでしょうか。白菜はシャキっと感が残る仕上がりで、炒められたことによって味的にスープと良くまとまっています。
 あと、途中から卓上のおろしニンニクと豆板醤(容器の表記は「バンジャン」)を加えると、更にエッジや旨味が増し、とても良い感じでした。

 というわけで念願の一杯を美味しくいただき、大変満足いたしました。しかしながら、ここってラーメン以外にも魅力的なサイドメニューが豊富(個人的には、海鮮春巻きや、豚唐にたっぷりの青ネギをのせ特製タレをかけたという豚ネギが気になりましたし、他のテーブルで食べていた焼き飯も魅力的だった!)で、更に今回お伺いしなかったもう一方のチェーン店も気になりますし、また何時か、当地をお伺いできればなぁ、と。
 で、このあと、やり遂げた感そしてやり残した感を胸に櫟本駅に向かうも、駅に着いたら次の電車まで約40分。もっとも、余韻に浸るには程良い時間でしたが。
 ごちそうさまでした。

令和4年5月訪問

栃木県宇都宮市 らーめん たけみや

 特に遠出の予定のない週末の朝。早起きできた時のボーナスは、朝ラーを求めてのバイク散歩ということで、この日、散歩と言うにはちょっとばかり遠いけど宇都宮市のこちらのお店まで。
 午前8時半頃に到着したところ、ちょうどお客さんが出てきたタイミングと重なり、すんなりと入店することができました。もっも、後続客も次々にやってきたため、程なくしてほぼ満席ににり、注文の際、店主さんから「ちょっとお時間かかります」と言われるようになっていましたが。
 そこで注文しようと貼ってあるお品書きをみると、3月にお伺いした前回とは一部変わっていて、雷鳥と煮干ぱいたんが無くなった代わりに、つけ麺(しょうゆ、しお)とぱいたんらーめんが加わっていました。

 それで、朝涼しいなかを走ってきたこともあって温かいラーメンに惹かれたものの、こちらのお店では初めてとなるつけ麺が気になり、塩味、大盛りでオーダー。チャーシューや味玉が増える特製まで付けちゃいました。
 先述のとおり、私と次の人の注文まではすぐに調理にかかってくださっのですが、出来上がりを待つ間に入ってきて隣りに座った男性にはがっかり。というのも、香水の臭いが結構きつかったんですよね。こちらのお店で2回続けてこういう状態になるのは、本当にツいていないというか。もっとも、前回よりは幾分マシ(弱かった)ので、反対隣の人には悪いけど極力そちらの方向を向き、臭いを嗅がないようにいただきます。

【つけめん(しお)大盛 930円 + 特製 250円】
つけめん(しお)大盛 930円 + 特製 250円

 登場したらまずは、何も付けずに麺だけちょっといってみたところ、中太でゆるウェーブがかったそれは、ツルッとした啜り心地に、噛むと適度な弾力があり、茹でたあと締められているためかコシが強い印象。
 次につけ汁に麺を浸して啜ってみると、これが!味的には、実は食べたことがある塩ラーメンの中ではトップクラスに好きなこちらの塩らーめんのように、鶏の丸い旨味がしっかりと、かつクドくなく煮出された出汁がベースだとは思うのですが、そこにスープに入った白ネギや、揚げねぎやフライトオニオン的香ばしさも加わり、更にはつけ麺に適したやや濃い目の塩気が加わることによって、一般的なつけ麺のように甘味や酸味は入らずとも、しっかりと麺を食べさせる味わいになっていたかと。
 そして具は、2種類のチャーシューが、また。バラ肉を巻いたような方は、柔らかく脂のコッテリ感と甘みも印象的。もう一つは、ベクトルの違う柔らかさでより肉っぽいというか。あと味玉は、味加減、玉子の火の通し加減がお見事。ほかにフレッシュなホウレン草や、ちゃんとしたメンマもぬかりなかったです。
 ちなみに、スープ割りはやっていないそうなので、最後は残ったつけ汁をそのまま飲み干してフィニッシュしました。

 というわけで、美味しくいただき満足させていただいたのですが、これからは、スープを味わうため塩らーめんにするか、麺を味わうためにつけ麺にするか悩むことが増えそうです。あと次こそは、隣に座るお客さんが香水臭くありませんように!
 ごちそうさまでした。

令和4年5月訪問

栃木県那須塩原市 黄金の中華そば 森商店

 静岡方面の乗り鉄and駅そば・うどん食べ歩きの旅から帰ったその日。自宅の最寄り駅に着いたまだ昼前だったので、迎えに来てくれた家人とついでに昼食を済ませてから帰宅しようということになり、お伺いしたのがこちらのお店。この前日、そば(うどん)つゆをいっぱい味わったので、この日は旨いスープ、かつ味がアグレッシブでないラーメンが食べたかったのと、こちらのお店なら家人も無条件で賛成してくれそうだったので。
 日曜日のお昼時で、入店に時間がかかるのも覚悟していたのですが、ちょうどお客さんが出るタイミングだったようで、さほど待たずに入店できたのはラッキーでした。

【黄金の中華そば 880円】
黄金の中華そば 880円

 そんなわけで私がいただいたのが、こちらのお店の看板メニューである黄金の中華そば。
 早速黄金色のスープからいってみたところ、このじんわりというかスっと入って来るけど実は相当深い動物系メインな出汁の旨味に、白醤油中心の味付けが実にいい塩梅で合わさって、これが、もう。今日はこれが味わいたかったんだよなぁ。
 またそれに合わせる細麺は、ツルっとした口当たりに、歯を入れると適度な弾力が反ってくるという具合。個人的には過度に主張しない、スープとよく合う麺だと思います。
 そして具のチャーシューは、プレーンな味わいで肉そのものの味と食感はしっかり残る仕上がり。コリっとした細めのメンマもプレーンな味わいで、どちらもラーメンとよく調和しています。それと忘れてはいけないのが、笹切りにされた白美人ネギ。薬味兼具材とでも申しましょうか、スープの味わい、そして全体の食感にアクセントを与える存在。あと、海苔も合っていますが、個人的には後述する卵かけご飯と一緒にいただくのが好きだったりします。

【卵かけごはん 300円】
卵かけごはん 300円

 こちらは、一緒にいただいた品。写真のとおり、君の色が濃いですね。
 で、タレや節粉、薬味のネギなどが予めかけられているので、よく混ぜてからいただくと、それらが見た目通り濃厚な卵、そしてご飯と絡まって、これが、また。ラーメンと一緒だと胃の容量的に正直食べ過ぎなのですが、それでもスルスルっと入ってしまう美味しさです。

【ザ・醤油らぁめん 820円】
ザ・醤油らぁめん 820円

 こちらは、家人がいただいた品。
 このところこればかり食べいるというか、家人によると、世にある醤油ラーメンの中ではトップクラスのお気に入りだそうで。

 というわけで、どれも美味しくいただき、大変満足いたしました。
 ごちそうさまです。

令和4年5月訪問

栃木県矢板市 手打中華 たきざわ

 大型連休後半の某日。ってこの書き方が続きますが、朝からいじっていたバイクの整備も昼には終わり、試しにちょっとひとっ走り。で、一昨日も走った県道30号矢板那須線を走っていたところ、普段のお昼時にはクルマが駐車場から溢れているこちらのお店が、この日に限ってわりと空きスペースがある状態。しからばとすぐさま、駐車場へとバイクを停めました。

【特製 1,100円】
特製 1,100円

 それで今回は、入り口上部のお品書きを見て、特製をお願い。程なくして登場しました。
 で、早速スープからいってみたところ、あっさりした鶏の出汁をベースに濃口醤油がガツンと来る、極めてスタンダードかつトラディショナルだと感じる白河ラーメン的味わい。
 また麺は、もちろん手打ちで、その食感と共に小麦の味をしっかりと感じることができますが、噛み応えのモチっと感が強めなのが、こちらのお店の特徴かなぁ、と。
 と、この麺とスープ、加えて薬味の白ネギだけでも満足できるのですが、今回は「特製」にしたこともあって、具がほんとに豪華。肉自体の味と食感をしっかりと味わうことができるチャーシューはたっぷりだし、黄身が半熟の味玉もいい塩梅。色の濃いメンマは、発酵風味と味付けがこれまたいい具合です。

 というわけで、美味しくいただきました。混雑ゆえなかなかお伺いする機会がないお店ですが、またこんな時があれば、個人的には嬉しいところですね。
 ごちそうさまです。

令和4年5月訪問

栃木県那須郡那須町 麺屋 すがぞう

 大型連休後半の某日。この日はあてが外れまくったというか、バイク散歩を兼ねてちょっと遅い朝ラーに県北の某店へとお伺いしたところ、普段は空いている時間帯なのに激混み。しからばと別のお店に向かうも、今度は大型連休により普段と営業時間が変わっていて、ここでも朝ラーはできず。そんなこんなしているうちに県境を超えてしまっていたので、諦めて自宅へと国道4号を走っていたところでした。
 そこで現れたのがこちらのお店。
 このあたりの国道4号もたまに通るので、お店の存在自体は知っていたましたが、開店時刻の午前11時を5分ほど過ぎたところだったこともあり、即座にバイクを駐車場に。店内には先客が既に何組も居るなか、カウンター席にご案内。衝立に貼られたお品書きを見たところ、担々麺とグリーンカレー麺が左側、らあめん、つけめん、ご飯ものが右側に書かれていて、どれにしようかと迷ったものの、ここは一つ一番ネタ度が高いと思われるグリーンカレー麺を、暑かったのでつけ麺で注文。タイミング的に先客の注文を捌くのに時間がかかり、25分ほどかかっての登場となりました。

【グリーンカレーつけめん 900円】
グリーンカレーつけめん 900円
【ライス単品 100円】
ライス単品 100円

 そのグリーンカレーつけ麺。まずは見た目ですが、麺の盛られたお皿には、丁寧に焼き目の着けられたチャーシューと味玉、メンマ、そして麺の上にあしらわれた水菜と糸唐辛子が、ちゃんとしたつけ麺っぽいビジュアルですが、つけ汁の容器に入っている、白濁して薄っすらと緑がかった液体が、この品の肝であるグリーンカレー。
 ですがとりあえずは麺から、何も付けずに1本啜ってみたところ、太くて縮れたそれは瑞々しいチュルッとした口当たりで、噛むとシコモチっとした歯応えがあって、これがなかなか。
 次に、意を決してというほどではないですが、いよいよ麺をグリーンカレーに浸けて啜れば、これが、もう。カレーの味わい的には、サラッとしてるけど奥行きのあるコクは感じるものの、グリーンカレーに付き物のココナッツの香りも抑えめ(というか全く気にならないくらい)で、スパイスの香りと味わいをより感じさせます。で、これどこかで味わった事がある香りだよなと思っていたところ思い出したのが、一般的なスープカレーとは違ったスパイスの使い方をする札幌の超有名店(○ジック△パイス)。スパイスの知識がなく、何がキーとなっている香りか判らないのがもどかしいものの、とても食欲をそそるいい香りですね。また辛さはメニュー表記で最大5のところ4番めとなっていましたが、キレのある辛さがむしろ爽快で丁度いいくらい。っていうか、グリーンカレーと麺の相性の良さに驚きました。
 それと具は、チャーシューも味玉も抜かりがなく、あと細いメンマが、グリーンカレーによく入っている筍を思わせて、とても相性が良いのにまたびっくり。
 それで麺を食べ終わった後、店員さんを呼ぶと「スープ割りですか?」とレスポンス良く返してくださった(余談ですが、客が何を食べているか把握して次の提案までできる店員さんって、貴重だと思います。)ものの、スープ割りではなくライス単品を追加注文。残ったつけ汁に投入して、余すところなく味わい尽くしました。

 というわけで、正直成り行きとネタでいただいた品だったのですが、美味しくいただき、満足させていただきました。そして今度は、こちらのお店を目当てに、ここまで来たいと思います。
 ごちそうさまでした。

令和4年5月訪問

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栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラフィフのオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、モータースポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

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