趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
前の記事などでも触れている、令和7年夏「青春18きっぷ」の旅の三日目のこと。二十数年ぶりに訪れた、広島県北部にある三次駅は、すっかり様変わりというか、駅舎そのものが建て替わっていて、かつては、その時いただいたお好み焼き店など駅舎内に有ったお店は影も形もなく、全体的にだいぶコンパクトになっていました。
それでこの日はスケジュールはできが悪く、ここで約1時間の乗り換え待ちのあいだに夕食を食べておかないとと、深夜までまともに食べる機会がないという行程だったので、事前に、食べられそうなお店をネットで探していましたが、そんな時に見つけたのがこちら。午後4時過ぎという時間でも営業していて、しかも駅のすぐ近くということで、第一候補としていましたが、喫茶店って、個人的にはちとハードルが高いというか、常連さんの間に入っていくのがしんどい場合もあったりして。
もっとも、そんな事も言っていられない(暑くて歩くのがしんどい)状況だったので、列車を降りたらお店へと。幸いなことに、とてもあたりの柔らかいママさん迎え入れられた瞬間から、不安が安心に替わりました。店内は、先ほど私と同じ列車に乗ってた人もいましたが、ほかは常連さんが数人、思い思いに時間を過ごしているという感じです。
そんな中でいただいたのが、カレーとコーヒーのセット。こういったお店で通人は、夏でもホットコーヒーをいただくそうですが、先述のとおりこの日は暑かったこともあり、アイスコーヒーを。
で、まずは先に登場したカレーからいってみれば、これが、もう。
登場時からとても良い香りを放っていたルーは、サラッとしているけど、主にタマネギ由来でしょうか?自然なトロミもあって。味わいは、スパイス感がしっかりとありつつも、辛さは(辛いものが比較的好きな私的には)ピリっとくる程度。甘みはタマネギのほか、フルーティーさもあるように感じましたが自信なし。塩気も程よく、更には具の牛肉由来でしょうか?その旨味もしっかりと効いていますが、全体的には手が掛かっているけどごちゃごちゃしておらず、何とも風通しの良い味わいが印象的です。
また添えられたサラダも、Cold(冷たい)、Clean(清潔)、Crispy(パリパリとした食感)といったサラダの鉄則「3C」がしっかりと守られていて好印象。
それと、食べ終わるタイミングで出してくれたアイスコーヒーが、また。
コクとしっかりとしたキックがあるにもかかわらず、後味はスッキリ。ただスッキリしすぎず、適度な余韻が有ったというか。
というわけで、ここにして良かったというか、カレーもアイスコーヒーの大変美味しくいただき、満足。そしてこの旅の、大切な思い出となりました。
ごちそうさまです。
令和7年8月訪問
JR木次線といえば、鉄道ファンには出雲坂根駅の三段式スイッチバックが有名ですが、その他にも、ミステリー(オカルト系じゃなく推理小説とか)ファンに有名なスポットがあり、それが、松本清張の「砂の器」に登場する亀嵩(かめだけ)駅。(個人的には、丹波哲郎主演の映画版のほうが印象深いんですが、亀嵩駅は駅名看板くらいしか出てこないんですよね。閑話休題。)その昔、「点と線」「ゼロの焦点」など代表作をつまみ食いした程度の私ですが、その頃に見た旅行雑誌(だったかしらん)に掲載された亀嵩駅のことを書いた記事のお陰もあり、できれば一度は訪れたみたいと思っていたものの、これまで木次線には二度乗っているにも関わらず、何れもスケジュールの関係で途中下車せず。前の記事などで触れている令和7年夏「青春18きっぷ」の旅で木次線も乗ることにしていましたが、今回を逃すと四度目はなさそうなので、その三日目に、なんとか予定に組み込んだ次第。
と、前置きが長くなりましたが、その亀嵩駅を訪れたこのにはもう一つ大きな理由があり、それが、駅舎内にあるこちらのお店。前出の記事でも紹介されていたのはもちろん、それ以外にも旅行雑誌や他メディアなどで複数回紹介されている、かなり有名なお店なんですよね。
亀嵩駅に降り立ったからには、是非ともこちらでいただいてみたいと思っていたので、お店の営業時間に入った午前11時7分着の、木次発の列車で駅に。改札口を抜け早速お店に伺うと、平日ということもあり、入店待ちはありませんでしたが、先客が数組という状況。(ちなみに正午頃になると、行列こそないものの軽く入店待ちも出ていました。) 入口のところに順番待ちのノートが有りましたが、店員さんに声をかけたところ、すぐに案内していただけました。
それでいただいたのが、出雲地方の蕎麦といえば、の割子そば。3枚から5枚まであったので、後悔しないよう5枚でお願いしました。ちなみに他には、温かい品として、これまた当地の代表的な蕎麦である釜揚げそばや、冷温共に月見、トロロ、またはその両方を掛けたもの。そしてこれまた有名な、弁当そば(テイクアウト用)などがありました。
で、少しだけ待ってから登場したその割子そば。早速一番上の器にツユを適宜かけてからいただけば、これが、もう。
ソバは、かなり太めで、歯ごたえのあるしっかりした食べ応えのもの。夏場にも関わらず風味が豊かに感じました。
またツユは、醤油の風味というか味わいが少しばかり特徴的だと感じましたが、塩梅がちょうどよく。
刻み海苔、鰹節、青ネギといった薬味が合うのは勿論、個人的に一番印象的だったのが、お店オリジナルの一味唐辛子。その鮮烈な辛さと香りが、ぶっといソバに、実に合っています。
というわけで、美味い美味いと夢中で食べ、気が付けば5枚があっという間に。十二分に満足し、最後は猪口で提供されるそば湯で締めていると、「これで「砂の器」の亀嵩駅下車と合わせて、一生の宿題が果たせたなぁ」と、感慨深く。ほんと、一生物の思い出となりました。
ごちそうさまです。
令和7年8月訪問
前の記事でも触れましたが、令和7年夏「青春18きっぷ」の旅の二日目のこと。
前の記事のうどんを美味しくいただいたあと、小野田駅の駅舎の写真などを撮っていたところ、駅前広場にあるお店から、先程一緒にうどんを食べていた若い男性が出てくるのが見えました。そのお店はお茶屋さんだったのですが、その男性が手にして出てきたものを見て、私も後から。
で、その手にしたものとは、抹茶ソフトクリーム。個人的にこの手の食べ物は好きなんですけど、このところご無沙汰だったんですよね。ちなみに、店頭に貼られたPOPによると、抹茶ソフトには通常のものと特製があったので、迷わず特製に。POPの写真だと、ソフトクリームそのものも色味が特製のほうが濃いようにに見えますが、他にも特製だと、コーンがワッフルコーンに替わり、ソフトクリームの上には抹茶が振り掛けられ、抹茶色のビスケット?が添えられているなど違いがあるようで。もっとも、確認したらコーンじゃなくカップでも大丈夫とのことなので、写真撮影に都合が良いカップに入れてもらいました。
それで手渡されたら、お店の前のベンチで写真を撮ったあと、早速一口いけば、これが、もう。
全体的に濃厚な味わいのなか、振り掛けられてる所為もあると思いますが、抹茶の風味が、ほんと艶めかしい程!
あと、一口が良い意味で重いというか、濃密な味わいを堪能すべくゆっくりと味わいながら食べたいのですが、残念ながらこの日の山陽小野田市の最高気温は摂氏34度。外だと溶けるのが早いので、急いで食べたのはちともったいなかったな、と。
それでも美味しくいただいて、大変満足。最高のデザートとなりました。ごちそうさまです。
令和7年8月訪問
前の記事でも触れましたが、令和7年夏「青春18きっぷ」の旅の二日目のこと。
新山口駅から、先ほど足止めを食らった宇部線の岐波駅まで往復(ちなみに今回の旅の目的の一つが、三年前に運転見合わせで果たせなかった宇部線に乗ることだったので)したあと、山陽本線の下関行き普通列車に乗って向かった先が、小野田駅。実は三年前にこのあたりに来た時、お店の存在は確認していたものの営業時間外で食べられなかったため、今回、旅程を作る際に、わりと苦労して予定に入れた次第。
もっとも、閉店30分前に訪問する計画だったので、早仕舞していたらアウトだったのですが、列車を降りて跨線橋を渡り、無人の改札口まで来た時に、営業しているのが判ってほっと一安心。早速券売機で食券を買って店員のお姉さんに手渡してから、そのお姉さんの手さばきを眺めつつ出来るのを待っていたら、駅の外から来た若い男性が後客として一人加わりました。
それでいただいたのが、食券のボタンにも「全部のせ」と書かれた、お店の名前を冠した日の出うどん。後悔したくなかったから全部のせにしちゃいました。
で、まずツユからいってみると、閉店間際なのにコンディション良好。出汁感があって、味加減、塩気甘み醤油っ気のバランスも良い感じ。ただ、サービスの鰹節を載せてしまい、また具に甘辛く似た油揚げや牛肉も入っているので、それらに引っ張られた感はあるかもしれませんが、良い味わいに感じたのは間違いありません。
またウドンは、宇部駅のものと同じでしょうか?細めで丸い断面の、チュルっプリっとした食感。湯がき時間か、または麺のコンディションの坂は判りませんが、若干柔らかめに感じたものの、逆にそれが合っているような気も。
それと具ですが、まず天ぷらは、ほぼ衣のカリっとしたタイプで、ツユとは良く馴染みます。油揚げは、コッテリ甘めの味付け。そして牛肉は、甘辛のバランス、そして濃さ共に良い塩梅。ワカメも嬉しいですね。
というわけで、三年前は食べられなかった一杯。美味しくいただいて、満足いたしました。
ごちそうさまです。
令和7年8月訪問
前の記事でも触れましたが、令和7年夏「青春18きっぷ」の旅の二日目のこと。
前の記事のお店でいただいた後、JR宇部線の普通列車で新山口方面へと向かったものの、新山口駅周辺に大雨が振り運転見合わせとなり、少し手前の岐波(きわ)という駅で、4時間近く足止めに。そして運転再開の見通しが立たないため、JRの手配したタクシーで新山口駅へと送っていただくことに。
この時点で、この日午前中の予定はどうにもならなくなっていて、午後も一部行程はどうなるかは見通しが立たなかったものの、とりあえず、腹が減っては何とやらというわけで、駅に着いたら構内のこちらのお店まで。新山口駅構内のこの手の(駅そば・うどん)店って、個人的には、多分初めてだったかと。
お昼時とあって、店内はかなり盛況。早速券売機で食券を買おうとしますが、ラインナップは一般的で客に迷うことに。その中で、かき揚げと肉、そして生玉子の乗った「極み」という品が気になったものの、結局は肉玉うどんと、しそむすび・いなりセットというチョイスとなりました。
出来たら席に持ち帰り、まずはツユからいってみたところ、出汁感はそこそこあって、味付けは、西日本らしく薄口醤油がベースだと思いますが、尖ったところがなく、肉の甘めの味付けと相まって良い塩梅です。
またウドンは、やや細めで断面が丸いところやもチュルっプリっとした食感が、朝にいただいた宇部駅のと似ていたような。個人的に、硬かったり弾力が強いものよりも、こういった優しめの食感のほうが、この手のお店ではマッチしていると思います。
また具の牛肉は、甘辛く炊いてあるのですが、味付けが濃すぎないのが良いですね。
こちらは、名前のとおり、しそむすびといなり寿司が、それぞれ1つづつ。いなり2つだと少々甘ったるくなりがちなところ、ゆかりのおむすびのお陰で、良い感じで飽きがこなくなるといか。
というわけで、美味しくいただいたのですが、いただいている間に状況が変わり、この後は概ね予定通りいけることがわかって一安心。でもそれ故、あまり時間を置かずにもう一杯いただくことになる(だったら、セットは食べなかったんだけどなぁ。)のですが、それはまた次の記事で。
ごちそうさまでした。
令和7年8月訪問
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