趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
『大人の休日倶楽部パス』で行く4泊5日東北の旅も4日目。
この日は、早朝にバスケットで有名な高校のある、秋田県の東能代駅を出発。冬の日本海やストーブ列車を堪能して、昼前に、青森県の五所川原駅に。
それで駅舎を出たら、目の前にある弘南バスのバスターミナルへ。といってもここからは路線バスに乗って進む、のではなく、この待合室にあるそば店が目当て。
公共交通機関と(立ち食い)そば・うどんの組み合わせって、鉄道の駅そば・うどんがメジャーだと思うのですが、バスターミナルとの組み合わせも、かつては結構有ったんですよね。(昨年お伺いした新潟のこことか。もっともここは、バスターミナルが改装されても残った希有な例ですが。)
しかしながら、駅そば・うどん同様に年々数を減らしている(弘前バスターミナルのお店が昨年夏で閉店していたのを知りショックだった。)のですが、この旅の計画立てる際、こちらのお店は健在なのを知り一安心。上手い具合に40分ほど乗り継ぎ時間が出来たので、お伺いすることができました。(計画立てている時は、無理にでも時間作って訪問するつもりではいましたが。)
で、バスターミナルの大きな待合室に入り見回すと、右手奥にそのお店を発見。カウンター前に5つ置いてある丸椅子は殆ど埋まっていましたが、端に1つ空いていたので、背負っていた荷物を近くの床に置き、そこに着席。
注文は懐かしい口頭で告げる方式だったので、カウンター上に掲げられた短冊に個人的に何時も頼む品があるのを確認後、それをお願いすると、ベテランとおぼしきお姉さんが、パパパっと麺を湯がいてあっという間に登場しました。
提供されたソバを見て、(写真で見たことはありましたが、改めて)ツユの色が薄いのに少し驚いたというか、五所川原は北前船の寄港地だった十三湊からまぁまぁ近いので、その影響で関西的薄口醤油メインの味付けになったんですかね?(我ながら雑な推論)
それで早速、そのツユからいってみると、出汁感はビンビン。味付けというか醤油感は見た目通りですが、塩気はしっかりめで、みりん的甘みも必要十分に効かされています。いやぁ、これは良い味わいですね。
また色白で若干細く感じたソバは、茹で麺を使用していましたが、口当たりや歯応えを変に強調していない自然な味と食感が良く。個人的に、この手のお店での茹で麺は好物ですが、中でもこれは、かなり好みの味と食感です。
また天ぷらは、あげ玉を固めたような衣がメインの、ツユに溶けるタイプ。これも関西っぽい仕様だと感じます。で、その中央部にまとまってセットされた、アミエビの香りがアクセント。
こちらは、カウンター上で見かけて、つい一緒に注文。鮭ではなくちゃんと「ます」と書かれているのが良心的ですね。
で、見た目からして手作り感があって嬉しくなるのですが、囓ると、その塩鮭ならぬ塩鱒が大きいというか、具沢山でこれまた良心的で、食べ応えバッチリ。ついでに塩加減もバッチリ。
ちなみに、おにぎりはこれがラスイチでしたが、他にも梅と昆布があるようでした。
というわけで、どれも美味しくいただき、かつスタンダートながら個性も感じられるる一杯(と一個)という感じで、大変満足。またお伺いできるかはわかりませんが、末永く、こちらのお店が続いて欲しいと思いました。
ごちそうさまです。
令和7年1月訪問
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