趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
四国の旅の3日目。この日は、徳島県から高知県へと、足摺岬の方をぐるっと回る行程というのは前の記事にも書きましたが、計画を立てる際、列車とバスの乗り換えの都合で、昼食は、「道の駅宍喰温泉」というところでいただくことに。
それで道の駅だからレストランもあるかなと、大して下調べもしないで来てしまったのですが、食事は併設のホテル1階にあるレストランで、とのこと。
何かめっちゃリゾートな外観に少々尻込みしたものの、お腹はかなり空いていたので、大きなリュックを背負ったまま1階ロビーへ。
レストランも1階だそうで、平日午後1時頃のホテルのレストランというのも個人的にはあまり馴染みがないところだったのですが、ピークタイムを過ぎ閑散としたなか、ホールの女性店員さんは、夕方からの予約席のセットや、カスターの点検・詰め替えなどをされている様子。思わず、「やっていますか?」などと間抜けなことを言ったら、少し怪訝な顔をされましたが、空いてるお席へどうぞ、とのこと。そんな具合だったので、少々気落ちしつつも、入店前、お店の外に置いてあったメニューを見てこれを食べようと思った品を注文。程なくして登場しました。
それがこの、酒盗丼定食。
丼の半分程度には、鰹のたたきが薬味と共に敷き詰められ、それ以外のスペースには、温泉玉子と、大葉に載った酒盗が。ごまポン酢のタレがついているのでそれを回しかけ、スダチを搾ったら、いざ。
で、結果から言うと、これが思いのほか旨かったというか。
まず、酒盗自体が、旨味と塩気の塊といった感。カツオの内臓の塩辛なので、多少なりともクセがあるものなのですが、ここのはクセというより個性といったレベル。そういえば、以前高知を訪れた時に買った酒盗も、クセがなく大変美味しかったなぁ、と思い出しました。
それとカツオが合わないわけがなく、更に温泉玉子やごまポン酢でマイルドに食べやすくされているだけあって、箸が進みまくりでした。
ほかにも、定食にしたので、とても良い塩梅のワカメの味噌汁(そういえば徳島県って、ワカメも有名だったよなぁ。)に、小鉢やサラダ、お新香まで付いていたのは嬉しかったなぁ、と。
というわけで、正直言うとネタ的チョイスだったんですけど、そんなの全く関係なく美味しくいただきました。お陰で気持ち的に食べ始めは微妙だったのが、食べ終わる頃にはすっかりご満悦に。
ごちそうさまでした。
令和6年5月訪問
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