趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
旅の3日め。岡山でうどんをいただいた後も順調に乗り継ぎをこなし、瀬戸内海側から一気に日本海側に出て12時53分に鳥取駅着。ここで、次に乗る列車まで1時間以上あるので、この旅程を立てた時、ここでちょっと遅い昼食にしようと思っていました。
で、鳥取駅の周辺には、以前当地に来た時に立ち寄って印象の良いお店もあったのですが、今回は乗り鉄メインということで、鳥取駅に来たらからには外せないと個人的に思っている砂丘そばへ。いわゆる、駅そばなんですがね。
しかし、20数年ぶりに鳥取駅に来てみると、やはりここもホームの立ち食い店は既になく(平成24年に閉店したらしいです)、現在は改札外の、駅1階、駅ビル「シャミネ」の反対側にひっそりと、という感じでお店が。もっとも、私に先んじて入口に置いてある券売機で食券を買う人や、店内に入るとお昼のピークは過ぎていたものの先客があり、店員さんも多数いて活気がありました。
それで今回いただいたのが、天ぷらそばに玉子追加で。っていうか、かき揚げの天玉そばがいただきたかったのですが、食券買う時、何故か焦って間違、お店のお姉さんから提供された時に、それが気が付いた次第。
気を取り直してツユからいってみたところ、まず感じるのは出汁の優しさ。しっかりとした出汁感はありつつも、風味などグイグイガツンと主張しないところが逆に良いなぁ、と。それに合わせるかのような、塩気などが過度に主張しない優しい味付けもいいですね。
また色が黒い太めのソバは、茹で麺でしょうか。食感は歯触りプリっと、噛むともちっと系。
海老天は、小振りなのが2本。衣には、まだ揚げたてのカリっと感が残っていて、中のエビはプリッと。そして忘れちゃならないのが、当地で作られているアゴ(飛魚)竹輪のスライス。こちらのお店のかけそばに相当する「砂丘そば」にも入っており、その野趣のある魚が濃い味わいが、何とも。これが入っているだけで、「砂丘そばで食べたなぁ」という気になります。
こちらは、一緒にいただいた品。食券を買う時に気が付かず、店内で店員のお姉さんに現金渡して追加注文しました。
で、ネタのシメサバは軽く炙った感じで、その香ばしさはあまりありませんが、シャリには大葉とゴマが忍ばせてあり、それがアクセントにもなってこれがなかなかでした。
というわけで、どれも美味しくいただいたのですが、今回は久しぶりだったせいか気合が入りすぎて空回りした感も。なのでまたお伺いして、今度は落ち着いていただきたいです。(それまで、是非ともお店が残っていてください!)
ごちそうさまでした。
令和4年8月訪問
今回の乗り鉄旅も後半戦に入った3日目。この日は、朝6時過ぎからスタート。
前日とは打って変わって順調に乗り継ぎ、お目当ての路線を2つ乗ってから、予定通り9時52分に岡山駅へと到着。ここで乗り換え時間が26分あるので、その間に朝食をと思い、コンコース内にあるこちらのお店へ。以前は岡山駅でも、在来線ホームの立ち食いができたのですが、いまやそのお店は無くなってしまったんですね。
それでこちらのめん処吉備さんですが、実は14年前に一度お伺いしているんですよね。その時は、かき揚げの載ったうどんをいただいたので、今回は券売機で肉うどんと生卵、そして調子が良かったのでいなりの食券も購入。店員のお姉さんの素早い調理で出来たうどん他一式を手に席に座り、いざ。
で、まずは肉うどんですが、ツユからいただくと、出汁感たっぷりで、味付けもいい塩梅。以前いただいた時も思いましたが、薄口醤油主体の西日本的味わいですね。それでパっと見、大量の牛肉が載っているので、味がそれに負けると思いきや、影響を受けつつもいい感じの味加減に収まっています。
またウドンは、茹で麺か冷凍か不明ですが、若干ツルシコ食感を強化しているでしょうか。
そして具は、先述のとおり甘辛く煮た牛肉がボリューミー。ただ、それほど濃い味付けではないので、これまた先述のとおりツユに影響を与えつつも馴染む感はありますが。それとネギがたっぷりなのも嬉しいところ。生卵も良く合います。
いなりはひと手間加えられているというか、シャリに白ゴマが混ぜられており、それがアクセントに。肉うどんと一緒だと(お揚げさんが)甘い+(牛肉が)甘い味になってしつこいかなとも思ったのですが、全くそんなことはなかったです。
というわけで、どれも美味しくいただいたのですが、それに加えて印象的だったのが、店員のお姉さん。とても気持ち良い接客をされていたように感じました。ほんと、ちょっとしたことで印象が大きく変わるというか、うどんの味も更に美味しく感じました。
ごちそうさまです。
令和4年8月訪問
旅の2日目。この日、山口県と広島県は朝から強い雷雨が降り、乗る予定だったJRの宇部線や山陽本線が運転見合わせに。はじめは朝に来た宇部駅に再び戻り運転再開を待ってはいましたが、午前9時半過ぎたったでしょうか、山陽本線の運転再開が午後1時以降なるとの情報が入ったのと、このまま宇部駅で3時間以上待つなら、宇部新川駅から出ている宇部市営バスで新山口駅まで抜けてしまった方が先に進めると思い、この区間だけ動いていた宇部線で、今朝から3度目となる宇部新川駅まで。
その時点では、実は宇部市営バスが定刻通り動いているか確証は持てなかったものの、宇部新川駅から出て、駅前ロータリーにある宇部市薄バスの乗り場に向かったところ、帝国で走っていることがわかりました。
で、この時、朝の7時頃に前の記事であげたうどんを1杯食べただけだったので、わりと空腹。しかも、旅程が滅茶苦茶になって今後いつ食べられるかも不明。加えて、お目当てのバスの発車まで30分ほど時間があり、更には、駅前ロータリーに面したところに、昨日見つけてできれば食べたかったけど夜と早朝はやっていなくて食べられなかったうどん・そば屋さんがあるとくれば、もう、いくしかないでしょう!
それがこの、まるよしさん。
お店に入ると、午前10時過ぎという中途半端な時間とあってか、先客はなし。注文は口頭で告げる方式で、その前に、お店の壁に貼られたお品書きの短冊を一瞥。その中で、「名物」と書かれた肉わかめうどん・そばと迷った結果、店名を冠したまるよしうどん・そばをうどんで注文しました。
すると、お店のお姉さんから、天ぷらかかきあげか、生卵が温泉卵が訊かれたので、かき揚げと温泉卵でお願いすると、お姉さんの手慣れた調理であっという間に登場です。
それでまずはツユからいってみたところ、出汁感はそこそこあり、味付けもしっかり目。甘みと塩気のバランスも万人向けという感じでしょうか。そこに、真夏にもかかわらず、柚子の香りがしてちょっとびっくり。よく見たら皮が一片忍ばせてありましたが、この時期らしい、まだ青っぽい爽やかな香りで、これは嬉しいサプライズですね。
またウドンは、今朝も宇部駅でいただいた、「宇部丸うどん」。朝、宇部駅で見かけた幟旗に書かれた製麺所の木札が店内に置いてあったのでもしやと思っていたところ、ひと口啜れば、細くて丸みのある、プリっとした歯応えはあるけど優しい食感のウドンが、そうそうこれこれ、と。この宇部丸うどん、すっかりお気に入りとなりました。
そして具は、店名を冠する=フラッグシップということで、かき揚げ、温泉卵、甘辛く煮た牛肉、油揚げ(キツネ)、ワカメ、トロロ昆布、カマボコと豪華!ちなみにかき揚げではなく天ぷらだと、市販品(惣菜売り場ではなく麺売り場にあるような)が載るようですが、かき揚げは自家製っぽく小振りながらチクワがたっぷり入っていて良い感じ。それにしても、このあたりはチクワをよく食べるんですかね。
というわけで、美味しくいただいて、具のバラエティーにも満足させていただきました。帰り際、お店の方に「またいらしてください」と言われましたが、ほんと、ここならまた来たいですね。
ごちそうさまでした。
令和4年8月訪問
旅の2日目。宇部新川駅を朝の7時前に出発してまず向かったのが、宇部線で3駅先、山陽本線との接続駅である宇部駅。ここから改めて宇部線全線に乗ろうと思いますが、その前に腹ごしらえというか、この宇部駅に、朝5時から営業している立ち食いうどん・そば店があり、そこで朝食をいただこうという算段です。
雨が時折パラつく中、列車を降りると遠くで雷が鳴る音が聞こえました(これがこのあと、行程にとんでもない結果をもたらすのだけど、それはまた別のお話。)が、お店は改札口を出て左手、駅舎内待合室内にあるので雨に濡れずにお店へと入れます。ただ、カウンターは狭く、このご時世、3人も並ぶといっぱいいっぱいでしょうか。
もっとも、幸いなことにカウンターには空きがあったので、早速入店し、入口左にあった券売機で食券を購入。最上段、他よりも大きなボタンが「肉うどん」「肉そば」となっていたので、それがお店のイチオシでしょうか?それにしようかとも思ったのですが、個人的には生卵は入れたかったので、そのだいぶ下にあった肉玉うどんの食券を購入してお店のお姉さんに手渡しました。
そこから素早い調理を経て、ほとんど待たずに登場したその肉玉うどん。
まずはツユからいってみたところ、元々のツユの出汁感や味付けはあると思うのですが、それよりも、具の甘辛く煮た牛肉の味がかなり溶け出して、全体的に甘濃ゆい味わい。ほほう、こう来ましたか、と。
またウドンが特徴的だったというか、丸みがある細めの茹で麺で、若干柔らかめのプリっとした食感。お店の外に「宇部丸うどん」という幟旗が立っていたのですが、その単語で調べたところ、その由来がわかりました。個人的には、近年の某讃岐うどんチェーン店に代表されるような、コシ歯応え至上主義的うどんも良いけど、こういう優しい食感のうどんも大好きというか、むしろこちらのほうが好みだったりします。
そして具は、ツユの味に大きく影響するほどの、甘辛く煮た牛肉がたっぷり。ついでにネギもたっぷりなのが嬉しいですね。またこんな味付けなので、生卵が合わないわけはありません。それと、何切れか入るチクワやピンクのカマボコも良い感じ。
というわけで、美味しくいただいいたのですが、なかなかにエッジの効いた大満足の一杯でした。で、実はこのあと、もう一度いただくチャンスが有ったにもかかわらずスルーしてしまい、もう一杯食べておけばよかったと後悔したのですが、この日は悪天候で鉄道が運転見合わせとなったお陰で、幸いなことにまた宇部に来る機会ができたので、その時は是非ともまたお伺いしたいと思います。
ごちそうさまでした。
令和4年8月訪問
今を去ること十ン年前。40歳を気に人間ドックを受診しようと思い立ち、その時、たまたま持病の治療で通っていたことから宇都宮市の済生会宇都宮病院のお世話になり、以来、持病の治療先が変わっても人間ドックだけは済生会で受け続けてきた訳なのですが、はじめからからずっと続けてきた一泊ドックも、色々あって昨年から日帰りで受診するように。
それで、こちらで人間ドックを受診すると、一般の場合は初日と二日目終了後の2回の昼食を、病院内のレストランでいただける(というか受診料金に含まれている)のですが、日帰りでも終了後に昼食がいただけるのは昨年知ったこと。で、このレストランが、旨いと評判だったかつての黒磯駅の立ち食いそばや、現在では東北自動車道上河内サービスエリア(下り線)をなど運営されていて、アイスの「SACRE(サクレ)」でもお馴染みのフタバ食品さんが運営されているんですよね。
で、今年も日帰りで人間ドックを受診したので、(昨年はいただいたのが麺類じゃなかったこともあって記事にしなかったのですが、)その帰りにいただいた品を記録として。
それがこの、ざるそば使用カツ丼付。ちなみに、専用メニューはこれ以外にも和膳(刺身メイン)、生姜焼き、天丼、ヒレカツ丼、スパゲティセットと合計6種類もありますが、その中で2番目にカロリーが高かったりします。
で、そのうちまずざるそばですが、最初に一口、ソバを少量、ツユに浸けていただいてみたところ、どちらもキンキンに冷めたくなっていますね。
ソバは冷凍でしょうか。ツルツルっとした口当たりと、シコシコっとした歯応えが強化されたように感じるタイプ。それと、普段はざるそばよりも、もりそばをいってしまいがちになるのですが、上に載った刻み海苔の風味って、結構主張するんですね。でも、それがちょっと弱めのソバ自体の香りをフォローしているというか、良いアクセントになっていました。
またツユは、病院のレストランということを忘れるくらいの味の濃さがあり、味のバランスは、甘みがやや強めでしょうか。お店で仕込んでいるわけではないでしょうけど、食べやすくて良いと思います。
それと薬味のネギとワサビが、比較的沢山付いていたのが嬉しいところでした。
そして小カツ丼は、これまた病院のレストランということを忘れるくらいしっかりした濃さの味付けが、個人的にはビンゴ!こちらもやや甘みの立ったバランスが良く、それと添えられた紅ショウガも、その酸味や辛味、サッパリとした味わいが、良い仕事していました。
【人間ドック受診者専用メニュー ヒレカツ丼(ここにコーヒーが付きます)】
こちらは、昨年いただいた品。
ちなみに、今日私が入店して退店するまでのあいだ、人間ドック受信者の男性の一番人気はこの品のよう(つか、ドックの際に見覚えあった男性でこれ以外を頼んだ人がいなかった。あとカロリーも僅差でこれがナンバーワン。)
で、こちらも、病院のレストランということを忘れるくらいしっかりした濃さの、やや甘みの立ったバランスが良い感じだった記憶があります。
というわけで、去年も今年も美味しくいただいたのですが、次は、人間ドックのあとの専用メニューではなく、何かの診察のついでにお伺いしするなどして、販売されている品もいただきたいと思います。
ごちそうさまでした。
令和4年7月訪問
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