たひお備忘録

趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

栃木県宇都宮市 餃子の王将 宇都宮インターパークビレッジ店

 宇都宮のインターパークに買い物や用足しなんかでお伺いすると、ついでにどこで昼食をいただくかという楽しい悩みが加わるのですが、今回、その悩みに応えたのが、餃子の王将。冷やし中華を目当てにお伺いした前回以来、約4年ぶりの訪問となりました。
 それで今回は、午前11時頃お店に到着したところ、現在、土日は午前10時開店らしく、既に店内は満席。ただし、店頭の置かれたウェイティングリストに名前を書いて待っている人は数組ほどで、カウンター席を希望したところ殆ど待たずに案内されました。

【極王天津麺 748円】
極王天津麺 748円

 で、私が今回いただいたのが、メニューを見て気になった「極王天津麺」という品。天津麺自体、初めていただくのですが、この時は何かトロミの付いたものが無性にいただきたかったもので。ちなみに、メニューには極王がつかない普通の天津麺もありましたが、せっかくなのでハイグレードなバージョンを、ということで。

 注文から、あまり待たずに登場した、その極王天津麺。天津麺って、いただく時にどう食べればいいか迷うものですが(私だけ?)、とりあえず今回は、上のカニ玉部分と餡掛け部分を一部切り取ってどかし、下の素ラーメン部分のスープを味見すると、ベースの清湯スープには薄く塩味がついているという感じで、そこに餡掛け部分を混ぜつつ味見すると、これが何とも優しい味わい。メニューには「昆布・鰹・イワシ煮干・サバ節のだしの旨味が効いた熱々のとろみスープが麺に絡む逸品です。」とあったものの、魚系の風味は抑えめで食べやすい印象ですが、旨味はしっかりとあり物足りなさは皆無。
 また麺は、細めのストレート。ツルツルっとした啜り心地と適度な歯ごたえがありますが、あまり主張しないタイプですね。
 そしてカニ玉は、火の通し方が絶妙で、卵の風味が濃厚。塩気も適度で、餡に入ったキクラゲと多めのカニカマが嬉しいです。

【にんにくゼロ生姜餃子 297円】
にんにくゼロ生姜餃子 297円

 こちらは、一緒にいただいた品。せつかく王将に来たのだから、餃子も食べねば勿体無いということで。特に指定はしなかったものの、2度に分けて3つづつ登場しました。(2人連れだったから?それとも焼きの都合?)
 で、王将のにんにくゼロは始めていただきましたが、餡の味付けは薄めで、卓上のタレを付けて味が決まるタイプ。またショウガがギンギンに効いているというよりも、主張しつつも全体的にまとまっているようにも。王将さんって、どの品も味わい的にはインパクト重視というよりも、大人しめ=毎日でも食べられるという認識なのですが、これもそういう感じですね。

【天津飯 583円】
天津飯 583円
※ピンボケ申し訳ない

 こちらは、家人がいただいた品。餡掛けは甘酢をチョイスしていましたが、家人的には、天津飯本体よりも、付属のスープが気に入ったとのこと。
 で、例によって私も一口味見させて貰いましたが、天津飯もスープも角の取れた優しい味わいですね。

 というわけで、どれも美味しくいただきました。ごちそうさまです。

令和4年11月訪問

栃木県那須郡那須町 那須ラーメン・ステーキ丼 やま吉 那須本店

 この日は、週末のバイク散歩で那須のお山の麓を、盛りを過ぎた微妙な紅葉を眺めつつウロウロと。ジェットヘルメットに後付したバイザーの隙間から入ってくる風は、ギリギリまだ気持ちいい程度の冷たさだったのですが、そんな時は殊更ラーメンが食べたくなるという訳で(って、年中食べたくなっていますがね。)、ちょうどお昼時に通りかかった時、たまたま駐車場に空きがあったこちらのお店に初訪問。
 ちなみに、「やま吉」という名前のお店は塩原にもあり、そちらには以前お伺いしたこともあったのですが、そちらは塩原本店と付いていて、ウェブサイトを見てもこちらのお店とは独立しているというか、別のお店かのよう。(お互いのウェブサイトにお互いの記載なし。)ですが、お店の看板やお品書きに書かれたお店のウリは、どちらもステーキと、ラーメン。2つのお店の関係性はわからないものの、美味しくいただければ個人的には問題ないということで。

 入店したところ、明るくて広い店内はテーブル席が多数。ラーメン屋さんらしからぬ雰囲気ですが、以前はイタリアンレストランだったようですね。それで店員さんから、空いているお席にどうぞ、とのことだったので、2人がけのテーブル席へ。
 ステーキとラーメンがこのお店のウリだということは、店舗外側の看板からも判りますが、席に置いてあったお品書きを見てもその2つがメイン。そのうち、ラーメンの筆頭には、看板にもあるように「那須ラーメン」という地元食材を具材にふんだんに使用した品が載っていました。しかしこの時、珍しくお腹があまり空いていなかったのと、財布の中身が心許なかったので、今回はステーキも豪勢なラーメンもパスして、次の品をいただきました。

【じとじとラーメン(塩) 890円】
じとじとラーメン(塩) 890円

 それがこの、じとじとラーメン。オシャレな形状の器に入って出て来ましたが、スープ表面を覆うじとじと=豚の背脂(お品書きにも書いてあります。)が頼もしいですね。ちなみに塩味と醤油味があったので、塩味でお願い。そういえば、塩原のやま吉さんにも、同名の品がありましたね。(って、以前醤油味のをいただいていますがね。)
 で、まずはスープからいってみたところ、これが、もう!というのも、スープの素性がはっきりわかる塩味に、これだけ大量の背脂が入っているにもかかわらず、背脂は上質なものを使っているのか、はたまた適切に調理されているのか、(あるいはその両方か、)背脂独特の風味というか特有のクセ的なものは絶無で、甘さすら感じる脂の香りと、コク、そしてコッテリ感が、ベースの澄んだあっさりしたスープに、極めて良い感じにプラスされているような印象。薬味の白ネギがいらないくらい(でも有ったほうが美味しい筈。)ですね。また塩気も程よく決まっています。
 また麺は、やや太めで平打にしては厚みのある形状の縮れ麺。モチモチっとした食感が良くて、縮れがスープというか背脂をよく絡めます。
 そして具の、プリトロっとした脂と肉のチャーシューは、風味や味付けがキツくないので、塩味のスープにもマッチ。一方メンマは、口に入れるとゴマ油的な香りがして、それが奥ゆかしいアクセントに感じました。
 あと、途中から、じとじとラーメンにおすすめと書かれた、卓上のニンニク風味黒コショウを投入してみたところ、これがさすがの相性。かなりインパクトある風味なので、折角の上質な背脂風味に勿体無い感が出る気もしますが、とても良い味変だと思います。

 というわけで、たまたま立ち寄ったお店だったのですが、(失礼ながら)望外に美味しくいただき、満足いたしました。今回は比較的シンプルなラーメンだけでしたが、今度は財布に余裕がある時にお腹を空かせてお伺いし、サイドメニューのステーキ丼も付けたうえで、豪勢なラーメンをいってみたいと思います。
 ごちそうさまでした。

令和4年11月訪問

神奈川県藤沢市 江の島らぁめん 片瀬商店

 前の記事にもちょっとだけ書きましたが、今回、東京で推しのライブを観るついでの寄り道で訪れたのが、神奈川県藤沢市の江ノ島。といっても江ノ島観光ではなく、湘南モノレールと小田急江ノ島線に乗るのが目的だったのですが、他にもう一つ目的がありまして、それがこちらのお店、片瀬商店というラーメン店。
 以前ツイッターの、確か鉄道系アカウントのツイートで紹介されていたのを見て、ぜひとも食べたくなってしまったんですよね。だって、日替わりでその日仕入れた地魚を出汁に使うラーメンなんて、私の住む栃木県では不可能ですもの。

 そんなわけで、湘南モノレールで湘南江の島駅に到着後、江ノ電の江ノ島駅方面に向かって歩くこと程なくで、目的のお店に到着。建物が外装工事中で、入り口部分以外はシートに覆われていましが、シートの一部に「営業中」と大書きされていましたが、そのお陰で見つけやすかったかもしれません。
 店頭には黒板が置いてあり、そこに「本日のスープ サバとカツオとイナダ(注:ブリの幼魚)とメジマグロ」と書かれていましたが、今日は青魚たっぷりのスープがいただけるんですね。更に、「蛤ラーメン」と書かれたものなど、メニューの紹介のPOPも多数貼ってありました。
 それらを一通り眺めてから、おもむろに店内へ。内部はカウンター席のみだったでしょうか、コンパクトな印象。ピーク時は相当混雑しそうですが、午後3時過ぎという中途半端な時間帯だったので、すんなりと着席することが。そこで卓上のお品書きを見て、いただくものの最終確認。ここは元々の訪問の目的ということで、地魚出汁のラーメンにしようと思ったものの、最後の最後、塩味か醤油味かで悩んだ結果、醤油味でお願いしました。

【地魚醤油らぁめん 680円】
地魚醤油らぁめん 680円

 その後、程なくして登場した地魚醤油らぁめん。早速スープからいってみたところ、これが、もう、新鮮なフィッシュ!すごくフィッシュ!踊ろうフィッシュ。素敵にフィッシュ。お品書きにも書いてありましたが、組合せる魚が違えば味も変わるし、同じ魚の組合せでも魚の脂乗りによって味が違ってくるという、まさしく一期一会の地魚出汁は、圧倒的な「鮮魚」感を発揮しています。そこに、コッテリ感を加えるスープ表面の油や、醤油をはじめとする味付け、白ネギの薬味感が加わることによって、しっかりとしたラーメンのスープの味わいになっていますが、鮮魚の出汁にブレンドされているという煮干し出汁の存在も、そのラーメン的味わいを感じさせるのに一役買っている気がしますね。
 また、ウェーブがかった細めの麺は、シコシコっと弾むような歯応えが特徴的。スープの鮮魚感に目が行きます(というか舌が行きます)が、この麺もスープに負けない存在感を発揮しているかと。
 そして具は、柔らかいけどしっかりと肉っ!なチャーシュー1が枚と、さり気なく凝った感じのメンマとシンプル。っていうか、これだけスープが引っ張り、麺が負けじとついていくような展開では、シンプルな具のほうが合っていると思いました。

【イカの肝みそ漬けごはん(小さめ) 200円】
イカの肝みそ漬けごはん(小さめ) 200円

 こちらは、予定になかったのですが、店頭のPOPを見て、つい注文してしまった品。(塩辛とかイカゴロとか好物なんです。)
 白いご飯の上には、味噌漬けされたイカの肝が乗っていますが、味噌漬けされたことによって肝の水分が抜けて旨味と風味が凝集され、更に味噌の発酵的旨味まで加わって、ものすごく濃厚な味わい。白いご飯に生臭しょっぱいものって、ほんと合うんですよね。
 更に、ちょっと勿体無いと思いつつも、最後はラーメンのスープをかけていただけば、高級なお茶漬けのようでした。

 というわけで、どれも美味しくいただいたのですが、加えてやっぱりこんな地魚を出汁に使ったラーメン、栃木県じゃ味わうのは難しいというか、海沿いの当地ならではということで、感激。本当ならまめに通って、日によっての地魚出汁の違いも堪能したいところですが、それは無理なので、せめて当地をまた訪れた時に、お店にも再訪させていただきたいと思います。
 ごちそうさまでした。

令和4年11月訪問

栃木県矢板市 らぁ麺屋 麺処 花火 【移転前店舗(現:麺処 一心)】

 11月中旬のとある日曜日。
 この日は早朝から忙しく、夜明け前から日課の運動(元々はそんな事する人間じゃありませんが、先日受診した人間ドックで引っかかったもので……。)をして、帰宅後シャワーを浴びてバイク転がし(通勤に使っていない方のバイクも、極力週に一度は乗るようにしているもので。)に。
 で、バイクに跨って向かったのが、最近(この訪問をした頃の話です。)営業時間の変わっても、有り難いことに週末の朝営業は続けてくれている、こちらのお店。今回は、事前にお店のSNSを見ていなかったので、限定にどんなメニューが有るのかチェックしていなかったものの(もっとも、いつもいただく一番のお気に入り「金色のとりそば」は有るだろうとは思っていましたが。)、いざお店に入って限定メニューが貼られているところをチェックしたら、大好きな「金色のとりそば」の横に、これまた大好きな限定メニューの名前が有るじゃありませんか!しかもこちらの品は、「金色の…」と違っていつも有るわけではないので、カウンター席に座ったあと、店主さんにその品を追加トッピングと共にお願いしました。

【Dashi中華そば 850円 + 那須御養卵の味玉 120円 + 鶏つくね(3個) 150円 】
Dashi中華そば 850円 + 那須御養卵の味玉 120円 + 鶏つくね(3個) 150円

 それがこの、Dashi中華そば。今回は、運動の後なのでタンパク質を摂るべく、味玉とつくねも追加してしまいましたが。
 で、まずは早速、スープを一口いってみれば、これが、もう!数種類の出汁と数種類の醤油を混ぜ合わせたというそれは、口に含むと味わいがアタック鋭く立ち上がっていくというよりも、じんわりと、しかし力強くひろがり、その後、その味わいにほっこり。しかも、単一の素材が強いというよりも、複数の素材が掛け合わされた旨味が、何とも良いんですよね。そこに、適度なコッテリ感を与えてくれる表面の油や、他の品とは違う切り方の白ネギ、更に三つ葉という薬味が良く合っています。
 また麺は、こちらのお店のラーメン共通の、全粒粉を使った細麺でしょうか。麺自体、わりと香りが強いほうだとは思いますが、香りのある麺と出汁の、蕎麦的なマッチングが心地よく。また細めながら、シコっとした歯応えも良いですね。
 そして具は、標準で入る鶏チャーシュー、レアチャーシューの、どちらもしっとりした食感と程よい味付けももちろん良いのですか、ほろっとした食感のつくね、そして卵自体の味がしっかりとしていて黄身のトロトロ加減もたまらない味玉。

【お茶漬け 150円】
お茶漬け 150円

 そんなラーメンをいただいている途中から、これ絶対合うとの確信にいたり、追加注文したのがお茶漬け。確か、朝ラーメンの限定だったと思いますが、今日、朝にしかお伺いできなかったことがしたことを逆にラッキーだったと思える相性の良さ。

 というわけで、今回も美味しくいただき、大変満足させていただきました。
 ごちそうさまです。

令和4年11月訪問

栃木県那須塩原市 手打ラーメン ふくべ

 この日は、例によって家人とお昼はどこでいただこうかと思案しながら車を走らせていたところ、こちらのお店のモチモチした手打ち麺のことを思い出し、進路を国道4号へ。お店の近くの国道4号はわりと高い頻度で走っているため、前回お伺いしてからそんなに経っていないと思っていたものの、実は2年半以上(間隔が)空いてしまっていたんですね。

【チャーシューメン 900円】
チャーシューメン 900円

 それで私は、こちらにお邪魔すると毎回いただいている気がする、チャーシューメンを。
 早速スープからいってみたところ、油が結構浮いたそれは、一口目から結構ワイルド、でも強すぎない動物系の風味。そうそう、こちらのスープは、このちょっとした荒々しさが特徴的でしたっけ。逆に醤油ダレは、それほど濃くは効かされていないものの、追加で出してくれる白ネギをトングでひとつかみほど追加すれば、いい感じに味がまとまるというか。
 そして何と言っても、こちらのラーメンの白眉たる手打ち麺が、もう!表面のテクスチャはツルっとして啜るに際に麺のうねりを楽しめ、噛めばモチモチっとした弾力が、これまた何とも良い感じなんですよね。そりに量がたっぷりはいっているのも有り難いです。
 またチャーシューは、ホロっとしつつも繊維を感じる柔らかめのものがたっぷり。チャーシュー自体の味付けも、素朴な感じが悪くなく。あと、メンマは味付けあっさり目で、カイワレは薬味っぽくマッチ。あとゆで卵が懐かしくもあり、嬉しくもありという感じで。

【塩ラーメン 700円】
塩ラーメン 700円

 こちらは、家人がいただいた品。
 例によって味見させてもらったところ、何故か、私の醤油味よりも、スープそのものというか動物系の出汁の味わいがあっさりと感じられました。あと、塩気もごく控えめに感じました。

 というわけで、久しぶりにこちらの手打ち麺を堪能させていただき、満足でございます。
 ごちそうさまでした。

令和4年11月訪問

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栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラフィフのオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、モータースポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

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