趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
『大人の休日倶楽部パス』で行く4泊5日東北の旅の4日目。旅先で迎える最後の夜は、前の記事であげた居酒屋さんで大いに飲み食いしたにもかかわらず、お店を出たら宿の方ではなく、その反対側の青森駅まで。
というのも、青森駅にある駅そば屋さんを、この日のうちにどうしてもいただいておきたかったもので。(翌朝だと間に合わなかったんです。)昔はホームや待合室内にお店があったものの、今や、駅ビル1階に最近出来たここだけになってしまったようで。
ちなみにこちらのお店、煮干出汁のラーメンで有名な、当地の「長尾中華そば」が経営されているそうですね。
そのお店は、駅東口のバス乗り場に面したあたりに。「煮干し出汁そば・うどん」と書かれた看板が出ているのでわかりやすいです。それでお店の外観などイマドキの感じもしますが、お店に入ると立ち食いのカウンターがある、慣れ親しんだ立ち食いそばの雰囲気。注文は券売機による食券制で、一番大きなボタンは具無しかけそばの写真入りの「津軽そば」というもの。これはそば粉100%つなぎ無しと書かれていましたが、他のボタンを見ると、一般的な(つなぎ入りの)そばや中華そばも有る様でした。
で、お腹の容量的にタネものは厳しかったこともあり、その津軽そばの食券を購入。店員さんに手渡すと、程なくして登場しました。
それでまずはツユからいってみたところ、煮干し出汁なのに、上品ささえ感じる風味。味付けもかなりライト目というか、少なくとも大昔の駅そばや立ち食いそばのような、出汁感が無く醤油と塩気ギンギンなものとはとは正反対のチューニングですね。
また先述の通りそば粉100%のソバは、十割故か、かなり柔らかめ、かつ短く切れてしまうのがご愛嬌。ですが、上品な味わいのツユとの相性は良い感じ。
途中から七味を強めに効かせても良かったです。
というわけで、ツユもソバも、慣れ親しんだ立ち食いそばとは全く別物だけど、それはそれで美味しくいただいたのですが、帰ってからこの記事を書こうとして「津軽そば」という単語で調べたところ、そういった名前の郷土料理があるんですね。で、それが、水ではなく豆乳(呉汁)で打った蕎麦で、とても柔らかく切れやすいのが特徴とのこと。豆乳の風味は良く判りませんでしたが、とても柔らかく切れやすいのは確かだったので、この郷土料理のほうの津軽そばだったのかなぁ、と、思ったりして。
謎は解けませんが、とりあえず、ごちそうさまでした。
令和7年1月訪問
『大人の休日倶楽部パス』で行く4泊5日東北の旅も4日目。
前の記事であげた五所川原駅(前のバスターミナル)から、今度は弘南鉄道というローカル私鉄に乗るために弘前駅まで。
で、弘前駅に来て驚いたのが、駅舎の変わりよう。
結婚前、鉄道使って、一人で国内のあちこちをふらふらしていたのが四半世紀も前のことなので、その時とは駅の様子が変わっていて驚く事が多いのですが、この弘前駅もそう。何度か乗り降りしたし、ここから上りの夜行列車に乗ったりもしたので、わりと思い出深い駅だったものの、駅舎には、その時の面影がきれいさっぱり無くなっていました。
ただ嬉しいのは、駅そばが健在だったこと。もっとも以前、弘前駅では食べた記憶が無く、従ってそちらの思い出は無いものの、だったら作れば良いとばかりに、隣接する駅ビル「アプリーズ」1階、というよりも(構内図に記載が無く、隣接する駅ビルのテナント案内に記載がありましたが、駅ビル入口よりも駅側にあるため)JRの改札口からコンコースの階段を降りたところにあるお店へと。
店内はわりと広めで、注文は券売機による食券制。そのボタンにめかぶそばがあり東北を感じると同時に、にしんそばもあって、こちらは北前船からの関西の影響かな、と。
でもいただいたのは結局、個人的定番のこちらの品。券売機のボタンにも「当店人気No.1」と書いてありましたし。食券を店のお姉さんに手渡すと、あっという間に登場しました。
あいた席に持ち帰り、まずはツユからいってみたところ、出汁感はそこそこあり。味付けは、醬油の風味・旨味がトップに来て、塩気はしっかり、甘さは相当控えめな、スパルタンなチューニング。生玉子に負けないのが良い、というか、生玉子のと相性がとても良い味わいだと思いました。
また色白のソバは、茹で麺を使用。コシは強くないけど無くはない、自然な食感が、個人的には良い感じ。
そして天ぷらは、ここも揚げ玉を固めた様な、というかほぼ衣の、ツユに良く溶けるタイプ。あしらわれたオレンジの色味はニンジンでしょうか。
というわけで、美味しくいただいて、満足。弘前駅での、新たな思い出となりました。
ごちそうさまです。
令和7年1月訪問
『大人の休日倶楽部パス』で行く4泊5日東北の旅も4日目。
この日は、早朝にバスケットで有名な高校のある、秋田県の東能代駅を出発。冬の日本海やストーブ列車を堪能して、昼前に、青森県の五所川原駅に。
それで駅舎を出たら、目の前にある弘南バスのバスターミナルへ。といってもここからは路線バスに乗って進む、のではなく、この待合室にあるそば店が目当て。
公共交通機関と(立ち食い)そば・うどんの組み合わせって、鉄道の駅そば・うどんがメジャーだと思うのですが、バスターミナルとの組み合わせも、かつては結構有ったんですよね。(昨年お伺いした新潟のこことか。もっともここは、バスターミナルが改装されても残った希有な例ですが。)
しかしながら、駅そば・うどん同様に年々数を減らしている(弘前バスターミナルのお店が昨年夏で閉店していたのを知りショックだった。)のですが、この旅の計画立てる際、こちらのお店は健在なのを知り一安心。上手い具合に40分ほど乗り継ぎ時間が出来たので、お伺いすることができました。(計画立てている時は、無理にでも時間作って訪問するつもりではいましたが。)
で、バスターミナルの大きな待合室に入り見回すと、右手奥にそのお店を発見。カウンター前に5つ置いてある丸椅子は殆ど埋まっていましたが、端に1つ空いていたので、背負っていた荷物を近くの床に置き、そこに着席。
注文は懐かしい口頭で告げる方式だったので、カウンター上に掲げられた短冊に個人的に何時も頼む品があるのを確認後、それをお願いすると、ベテランとおぼしきお姉さんが、パパパっと麺を湯がいてあっという間に登場しました。
提供されたソバを見て、(写真で見たことはありましたが、改めて)ツユの色が薄いのに少し驚いたというか、五所川原は北前船の寄港地だった十三湊からまぁまぁ近いので、その影響で関西的薄口醤油メインの味付けになったんですかね?(我ながら雑な推論)
それで早速、そのツユからいってみると、出汁感はビンビン。味付けというか醤油感は見た目通りですが、塩気はしっかりめで、みりん的甘みも必要十分に効かされています。いやぁ、これは良い味わいですね。
また色白で若干細く感じたソバは、茹で麺を使用していましたが、口当たりや歯応えを変に強調していない自然な味と食感が良く。個人的に、この手のお店での茹で麺は好物ですが、中でもこれは、かなり好みの味と食感です。
また天ぷらは、あげ玉を固めたような衣がメインの、ツユに溶けるタイプ。これも関西っぽい仕様だと感じます。で、その中央部にまとまってセットされた、アミエビの香りがアクセント。
こちらは、カウンター上で見かけて、つい一緒に注文。鮭ではなくちゃんと「ます」と書かれているのが良心的ですね。
で、見た目からして手作り感があって嬉しくなるのですが、囓ると、その塩鮭ならぬ塩鱒が大きいというか、具沢山でこれまた良心的で、食べ応えバッチリ。ついでに塩加減もバッチリ。
ちなみに、おにぎりはこれがラスイチでしたが、他にも梅と昆布があるようでした。
というわけで、どれも美味しくいただき、かつスタンダートながら個性も感じられるる一杯(と一個)という感じで、大変満足。またお伺いできるかはわかりませんが、末永く、こちらのお店が続いて欲しいと思いました。
ごちそうさまです。
令和7年1月訪問
『大人の休日倶楽部パス』で行く4泊5日東北の旅3日目。
秋田内陸縦貫鉄道から、JRの奥羽本線や花輪線で朝に秋田新幹線こまちで通った盛岡駅に戻り、そこから更に、またこまちで秋田駅へ到着したのが、午後7時前。
秋田行きのこまち車中で、駅弁つまみに地酒などで良い気分になっていたのですが、〆もいっとこうと、秋田駅で30分程あった乗換時間を利用して、昨日もお伺いしたこちらのお店まで。明らかに食べ過ぎなのですが、酒飲んでると、自制心なんて簡単に吹っ飛びますな。
それで昨日の訪問により、こちらのお店で色々と気になる品が沢山見つかった中、今回は、ぎばさそばの冷たいのをチョイス。もりそばの上に、茹でて粘りが出た「ギバサ」という海藻が載り、ワサビと薬味ネギが添えられ、ツユは徳利に別添えというスタイル。こういうのはツユをダバっと掛けてしまうとしょっぱくなるので、ちょろちょろと加減して掛けた後、ワサビを付けて啜りこめば、これが、もう。
ギバサというのは秋田の方言で、一般的には「アカモク」と言うそうですが、旨味が強い海藻というのが第一印象。実際、含まれている旨味成分のアミノ酸が豊富らしいですね。また、いわゆる「磯の風味」は適度なので、食べやすいのも良い感じ。
そして冷たいソバは、ツルツル感やコシがかなり強めですが、やり過ぎ感はあまりなく。
でもって、あとはソバとギバサ、ワサビとネギとツユを混ぜ、ズルズル一気にいけば、これが、また。
というわけで、美味しくいただいいて満足したのですが、たった2回の訪問では、気になる品は食べ尽くせないというか、お伺いしたいんですが、秋田は遠いよなぁ、と。
ごちそうさまでした。
令和7年1月訪問
『大人の休日倶楽部パス』で行く4泊5日東北の旅3日目。この日は、早朝に北上駅からJR北上線の始発列車に乗って横手駅へ抜け、そこから奥羽本線と田沢湖線(秋田新幹線)で角館駅へと向かう予定でした。
しかし北上駅に来てみると、北上線は倒木が発生して始発から運転見合わせ、とのこと。
運転再開を待つとこの日の旅程がガタガタになるので、仕方なく北上線は諦めて、北上駅に停車する秋田新幹線の下り一番列車で角館駅に向かうことになったのですが、それにより思わぬ余録が。北上線に乗っていたら営業開始に間に合わなかった北上駅の待合室にある駅そば店で、朝食をいただけることになりました。ちなみにこちらというか同じ場所にあったお店は、以前、北上線に乗った時にいただいているのですが、店名がその時の「そば処はやて」から変わっていて、あと、店外に「釜石ラーメン」との幟旗も。ラーメンは昨晩いただいたので、今回はそばにしようと思いますが。
【めかぶそば 500円 + たまご 70円 + あげ玉 50円】
それで今回は、「はやて」でいただいた時の反省を生かして、めかぶそばをチョイス。そこに、あげ玉と生玉子を追加していってみることに。店舗脇の券売機で食券を買い、店員のお姉さんに手渡すと、手慣れた調理で程なくして登場しました。
で、まずはツユからいってみると、出汁感はそこそこで、醬油っ気と塩気、そして甘みも控えめな、大人しい味付け。
また色白のソバは、冷凍麺なのに、口当たりや、やや強めのは歯応えがわりと自然。
それと具のめかぶは、東北地方の駅そばならでは。今回はツユの味が大人しかったので、その分、めかぶの主張が強く感じたというか。
そして今回やらかしてしまったのが、生玉子とあげ玉。生玉子は、駅そばにしては黄身が大きく良心的だと思いましたが、大人しい味のツユが更に薄まる感が。あげ玉は、店員さんがたっぷりと入れてくれたものの、めかぶと別々に存在するというか、少なくともシナジーは生み出さなかったかなぁ、と。
というわけで、めかぶそば自体は美味しかったものの、それ以外は私のミスチョイスのせいでちと残念なところも。っていうか、そもそも、今回は釜石ラーメンを食べておくべきだったというか、お店の看板に「岩手釜石謹製 川喜ノ麺」と書かれていましたが、これって、釜石ラーメンの製麺所のことだったんですね。
今回乗り損なった北上線と合わせ、これは再訪必至かなぁ、と。
ごちそうさまでした。
令和7年1月訪問
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