たひお備忘録

趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

兵庫県尼崎市 蕎麦屋のサンジ 阪急塚口店 (阪急電鉄塚口駅 2号線ホーム)

 前の記事でも触れた、5泊(うち車中1泊)6日で行く令和7年夏・関西方面乗り鉄旅の2日目の午後。神戸市のケーブルカーを乗り終え、阪急電車の未乗路線を乗っている途中に立ち寄ったのが、塚口駅の大阪梅田方面ホーム上にあるこちらのお店。
 阪急電車の駅そばといえば、色々あって今は「若菜そば」という屋号になっていますが、ここ塚口駅においては、「蕎麦屋のサンジ」。運営会社は同じ(平野屋さん)ですが、このお店は、店内製麺の打ちたて茹でたてを売りにしているそうで。

 そんなわけなので、今回の旅で阪急電車に乗っている合間を見てお伺いしたいと思っていたのですが、上手いこと時間を作ることが。
 お店に入ると、ホーム上の比較的コンパクトな作りながら、店内は、よくあるセルフうどん店のような、っていうか、個人的によく知る宇都宮市にある某セルフそば店の同じシステムになっています。午後3時半頃という中途半端な時間ゆえ空いてはいますが、注文する際、焦らず済むのでありがたかったりして。そんなわけで、トレーに角皿と注文するそばの書かれたプレートを載せ、角皿には天ぷらを1つ載せた後、お会計。そばは、もりそばではなく、ぶっかけタイプのにしてみました。

【鬼おろしぶっかけそば 580円】
鬼おろしぶっかけそば 580円
【半熟たまご天 170円】
半熟たまご天 170円

 そんなわけで、まずは添えられたレモンを避けてから、ツユを適宜回しかけ、ワサビをちょいと付けて行ってみれば、これが、もう。
 ソバは、生麺茹でて提供するタイプのお店らしく細めですが、シャッキリした食感が良いですね。しっかり水切りされているのも好印象。また、表面には皮を挽いたような黒い粒粒も見て取れますが、蕎麦香は適度。
 そしてツユは、ぶっ掛けタイプなのに、味が濃過ぎないないのが良いですね。味加減は、醤油感、塩気、甘みが突出せず、良いバランスに感じます。
 それと鬼おろしは、つゆだくではないけどポロシャキっとした食感で、夏場にも関わらず辛味はマイルド。味よりも、どちらかというと食感をアシストするほうが大きいかな、と。それよりも、花鰹がツユの出汁香をブーストして、なんとも良い感じ。あと、レモンは途中から味変として使いましたが、当然ながらサッパリ感が増して、これも良し。
 途中から、半熟たまご天も載せていただきましたが、名前のとおり玉子は白身までトロッとした半熟で、これが、また。ソバやツユとの相性も良かったです。

 というわけで、どれも美味しくいただいて、満足いたしましたが、こういうお店が駅のホームに普通にあるんだから、都会が羨ましくなりますね。(でも、田舎のネズミだから、都会じゃ暮らせないのよ。)
 ごちそうさまです。

令和7年7月訪問

兵庫県神戸市 うどん一番 六甲道店 (うどん・たこ焼き いちばん)

 ここいくつかの記事で触れた、5泊(うち車中1泊)6日で行く令和7年夏・関西方面乗り鉄旅の2日目。この日は午前中、京都府の京都市までいったあと、午後からは兵庫県神戸市のケーブルカーと、その周辺の阪急電車を攻めることに。でもその前に昼食をと立ち寄ったのが、JR六甲道駅に隣接する商業ビル「メイン六甲」内にあるこちらのお店。阪神電車の今津駅前に昭和の頃からあるお店が、こちらにも支店を出しているようで。

 そのお店は、JRの改札口から直結の2階フロアの一角に。カウンターだけのコンパクトなつくりですが、平日のお昼時も、お客さんが途切れず入っている様子。暖簾をくぐってあいていた椅子に腰掛け、早速注文ですが、最初はうどんだけで済まそうと思っていたものの、こちらのお店はたこやきも売りだし、更にお品書きに「だし付きたこ焼き」というのがあったので、珍しいなと思ってせっかくだからそちらもお願いすることに。するとまずはたこやきが、続けてうどんが登場しました。

【えび天うどん 450円 + 玉子 50円】
えび天うどん 450円 + 玉子 50円

 で、たこ焼きはとても熱そうだったので、まずはうどんから。
 丼に顔を近づけると漂ってくる出汁の香りがなんとも食欲をそそりますが、実際口に入れてもその印象は変わらず。熱めのツユは、しっかりと出汁が効いていて、薄口醤油ベースの味付けも程よく。みりんの甘みもあからさまではないけれど、控えめに効いている感じがして、あっさりしつつも良い感じにまとまっている印象です。
 またウドンは、普通麺と細麺から選べますが、今回は普通麺にしたところ、まさしく普通なうどんで良し。茹で麺でしょうか、チュルプリっとした自然な食感が良いですね。このツユなら、細麺でも合いそうですが。
 そして海老天は、衣を太らせていないタイプ。揚げ置きですが、衣にはカリっとしたところも残っていて、ツユとの馴染みも良かったです。

【だし付きたこ焼き(素焼き・6コ) 400円】
だし付きたこ焼き(素焼き・6コ) 400円

 お品書きを見ると、こちらのたこ焼きは、通常のものとネギのせ、そしてこのだし付きの3種類あり、通常とネギのせは7種類から、だし付きは2種類から味付けが選べるそうで、ソース味と素焼きの中から素焼きを選択。見た目的には、青ネギの散らされた出し汁が付くことにより明石焼き(玉子焼き)っぽい感じです。
 それで少し冷めた頃を見計らい、まずは何も付けずに1つ口に入れると、まだ熱かった!それはともかくとして、粉の味と出汁の味が一体となった当地のたこ焼きという感じ。次に、別添の紅ショウガを振り掛けていただけば、塩気と酸味、そして辛味で味が引き締まり、これだけでも良いくらい。次に出し汁に入れていただけば、小麦粉の風味、それが香ばしく焼かれた風味と歯応えが、これは明石焼きとは別の食べものなんだな、と理解させてくれますが、これはこれで良い感じ。で、ここで思い付いたのが、ウドンに入れても美味しいんじゃ?と。早速試してみたら、たこ焼きの味的には出し汁に入れるのとさほど変わりませんが、うどんの具としても悪くない、というか、適度にトロっとした感じが、結構合うんですね。

 というわけで、どちらも美味しくいただいて満足いたしましたが、どちらも出汁がよく効いていたので、食後のマスクの中は、その香りがほわほわと漂い、しばらく余韻に浸ることが。こういう、何気ない美味しさに出会えるって、幸せだなぁ、と。
 ごちそうさまでした。

令和7年7月訪問

大阪府大阪市 うどん・そば さぬき松屋

 前の記事の串かつをいただいた帰り、歩いて宿へと向かっている途中に目に入ったのが、「うどん170」という看板。今や新世界でも観光地的な価格設定が当たり前(それが悪いこととは思いませんが)な中、(看板には値上げの跡はあるものの~調べたら15年で20円しか上げていないらしい)未だにこんな価格設定を続けてくれているお店があるんだと驚くと同時に、腹具合も多少は余裕があったので、締めの一杯にいただいていくことに。
 それで、かけうどんでも良かったのですが、つい、きつねうどんと注文。熟練の手さばきであっという間に登場。暑い中、外気温と変わらない店内の立ち食いカウンターでいただくのも、このお店なら逆に雰囲気を感じますね。

【きつねうどん 230円】
きつねうどん 230円

 で、まずはツユからいってみたところ、値段からしてリッチな出汁感や極上の味わいがあるわけではないのですが、閉店間際といった感じのコンディションながら、出汁的旨味は感じられますし、甘みをぐっと抑えた味付けも潔いというか。そこに、上に載った海苔が風味を加えているのが特徴的に感じました。
 またウドンは茹で麺でしょうか。こちらも、お値段考えたら立派というか、柔めながらちゃんと食感もあります。
 そしてお揚げさんは、こちらも甘み控えめですが、ツユよりは甘い感じ。これが有るだけで、かけうどんよりもぐっと料理っぽく感じます。

 というわけで、美味しくいただいたのですが、加えて、こういうお店が残っていることが嬉しく感じます。
 ごちそうさまでした。

令和7年7月訪問

栃木県宇都宮市 生蕎麦 いろり庵きらく 宇都宮新幹線口店 (JR宇都宮駅 新幹線改札内コンコース)

 令和7年7月上旬の火曜日。この日から、5泊(うち車中1泊)6日の日程で関西方面への鉄道を乗りに行く旅へと。
 その旅立ちが昼過ぎだったので、行きがけに宇都宮駅で昼食をいただくことにしたのですが、時間もあまりなかったので、新幹線改札内のこちらのお店でササっと済まそうかと。
 それでいろり庵きらくさんでは、去年一昨年と、夏場のキャンペーンとして冷たい季節メニューの「麺2倍」(これとかあれとか)を100円引きにしてくれていたのですが、今年はそれが(ほぼ)全品対象となった代わりに、50円引きに。物価高騰の折、やむを得ないところではありますが、季節メニューはSuicaで購入した場合、そこから更に20円引きという涙ぐましいサービスも同時にやっておられます。

【山形だし 夏野菜のネバトロそば(特盛) 820円のところSuica購入で800円】
山形だし 夏野菜のネバトロそば(特盛) 820円のところSuica購入で800円

 だからというわけではないのですが、今回は、この季節メニューを特盛で。2玉分のソバの上には、夏野菜を刻んで昆布などと合わせた山形の「だし」の他、オクラ、トロロといったねばとろ食材、そして薬味的刻み海苔と白ネギという構成です。
 で、全体を軽く混ぜてからズルズルといけば、生麺らしいシャッキリ感のある細めのソバにそれらが絡んで、これがなかなか。「だし」は量的にそれほど多くはありませんが、作り置きだと、野菜の水分由来の(個人的にあまり好ましくない)風味が出てしまいがちなので、これくらいアクセント的に入っている方が良いのかも。あと、ツユの濃さが、ぶっかけタイプなのにあまり濃くないのが良かったというか。
 気が付けば、麺2玉分が、スルスルと胃に収まっていました。

 というわけで、美味しくいただきました。ごちそうさまです。

令和7年7月訪問

茨城県桜川市 山田うどん食堂 岩瀬店

 令和7年6月最後の日曜日。この日は、早朝からバイクで茨城県方面に行った帰り道。途中で昼食をと思い、ちと遠回りになるけど食べられるお店の多そうな国道50号を経由していたのですが、どれもいまいちピンとこないというか。
 こりゃ、下館まで行って駄目なら、当てがある国道294号沿いのお店にするかと思っていたところに、案山子の看板を発見!ここなら申し分ないと、即座にバイクを駐車場に入れました。山田うどん(食堂)って、個人的には好きなチェーン店ですが、栃木県北はお店が無いし、コロナ禍のあたりで宇都宮市からもお店が無くなってしまい、食べるには県南まで行かなくてはならないんですよね。

 それで冷房の効いたお店に入り、愛想の良い店員さんの案内でカウンター席に着席したら、早速注文。卓上に置かれたPOPを見て、今日は暑いし、今年は未だ食べていなかったから、冷やし中華でもいっとこうかなと思ったのも束の間、その隣に大変魅力的なセットが書かれたPOPを発見。店員さんに尋ねると、冷たいうどんでも大丈夫とのことだった(っていうか、よく見たら書いてあった)ので、お願いすることに。

【山田セット (1,260円のところ土日祝限定)990円】
山田セット (1,260円のところ土日祝限定)990円

 それがこの、たぬきうどん、ミニパンチ、かきあげ丼がセットになった、山田セット!どれも山田うどんを代表するメニューだし、しかも土日祝日は割引価格になっているのなら、もう、(カロリーには目を瞑って)食べるしかないでしょう!!

 それでまずは、冷たいたぬきうどんからいってみたとろ、これが、もう。山田うどんのウドンって、プリっとした軽い弾力ある食感が特徴的だと思っているのですが、冷たくなっていてもそれは健在。そこに、濃口醤油がバシッと効き甘み過ぎない味濃いめの冷やし用ツユが絡み、更には天かすのクリスプ感とコクが加わって、申し分なし。ネギの他、添えられたワカメも嬉しいところです。
 次にかきあげ丼ですが、山田うどんのかきあげ丼は、玉子とじになっているところが、個人的には最高かと。かきあげにクリスプ感は無くなりますが、良い塩梅のタレがジュワっと染み、更に玉子のまろやかさが加わって、これが、また。
 そして忘れてならないのが、山田うどんではパンチと呼ばれるもつ煮。豚モツとコンニャクの他、メンマが入るのが特徴的。その風味と食感が良いんですよね。味はイマドキの基準だとアッサリ目ですが、濃さはしっかりあるのも良いですね。
 あとは、これらを幸せな三角食べでひたすらやっつけるだけですが、途中から、全てに卓上の七味を掛けても良い感じに刺激が加わります。

 というわけで、全て美味しくいただいて、大変満足いたしましたが、それと同時に、やっぱり山田うどんは良いなぁ、と。家の近所に出来るのは望めないので、栃木県南や近県をうろつく時は、またお伺いたいと、改めて思った次第です。
 ごちそうさまでした。

令和7年6月訪問

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馬 たひお (@uma_tahio)
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自己紹介:
栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラフィフのオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、モータースポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

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