趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
前の記事であげた魯肉飯を美味しくいただいたところだったのですが、台北捷運(MRT)中正紀念堂駅付近には、もう1ついただいてみたいお店が。というわけで、中正紀念堂駅至近にある先程のお店からスマートフォンの地図を頼りに歩く事10分ほど。一見、閑散とした飲食店が無さそうな通りだったのですが、とある交差点に来るとそこだけ人の気配があり、そこにお目当てのお店がありました。それにしても、どうしても落語家の有名な亭号を連想してしまう店名なのですが、個人的に乾麺の類いは大好きなので、今回の旅でお伺いしようとするお店を事前に調べていた時、ここだけは是非とも訪れたかったという。
お店に着いたのは午前9時前だったのですが、店中、いや店外に置かれたテーブルを含め結構な混雑。早速店頭で注文(壁に貼ってあるお品書きを指差ししました。)を済ませると、先客のいた4人掛けテーブルで相席となりましたが、お客さんを見ていると、地元の方はもちろん、そうでない方もいるようで。(私がお伺いした時は、日本人観光客はいないようでしたが。)
それで注文から程なくしてまず登場したのが、この乾麺(チィェンミィェン。当地ではガンミィェン?)。写真だと麺とネギしか写っていませんが、器にはタレが入っていて、混ぜてからいただきます。(もっとも、タレの色が薄いので、混ぜても見た目はさほど変わりませんが。)で、早速そのようにしていってみたところ、冷や麦より太くウドンより細いくらいの麺は、コシというよりもパツっとした歯応えがあり、それと共に小麦の味が。またタレはアッサリしているのですが、(使われている出汁に?)ほんの僅かなクセがあり、それとネギが良いアクセントになって、シンプルながらも良い感じの味わいですね。更には、卓上の烏酢(ウスターソースのような風味の黒酢。)や豆板醤的調味料を投入する事によりパンチが出て、これもまた良かったです。
乾麺をいただいていると登場したのが、フィッシュボール入りスープである魚丸湯。写真だとあまり美味しそうに写っていないのですが、実際はもっと白っぽい色合いだったかと。で、こちらも早速いただいてみたところ、スープは魚系の出汁でしょうか?ごくアッサリしていて、かつ、味付けも薄塩だけという感じで。卓上のコショウが良く合いますが、ただし、入れすぎると勿体ない感が。またフィッシュボールはフワプリっとした食感で、中には醤油ベースで良い感じに味付けされた豚挽肉が入っていました。
というわけで、どちらも美味しくいただいたのですが、特に乾麺は、シンプルながらとても印象的味わいでした。ほんと、食べ歩きでなければ、軽くもう一杯くらいいけちゃいそうだったんですけどねぇ。ごちそうさまでした。
平成30年8月訪問
※ 1元=約3.76円
※ 漢字表記について、「麵」=「麺」など、日本の新字体に置き換え可能と思われるものについては基本的に置き換えるようにしていますが、「埕」「啤」など置き換えが不可能と思われる文字については、そのまま使用しています。(このあたり、生半可な知識で判断していますので、違っていたら申し訳ない。)
旅の最終日。前の記事であげた朝食をいただいた後、今回の旅最大の目的である台湾鉄路管理局(台鉄)定期旅客営業路線全線乗車を果たし、台北駅へと戻ってきたのが午前8時過ぎ。それでこれから帰国まで、今回これまであまりできなかった食べ歩きと、土産物の調達を行う事にしたのですが、まず手始めに台北駅から台北捷運(MRT)淡水信義線に乗り2つ先の中正紀念堂駅まで。名前のとおり中正紀念堂(蒋介石の顕彰施設)の最寄り駅なのですが、それは前回訪れたので、それよりも駅に近いこちらのお店へと。何でも、当地の代表的料理のひとつ魯肉飯(ルーロウファン)の有名店だそうで。
そのお店に着いたのは午前8時半頃だったのですが、店内はほとんど空席が無く、成る程、確かに人気のお店のよう。店頭で1人、ここで食べるアピールをすると店内に行くよう言われた(ような気がした)ので空いている席に座ったのですが、さすがは日本人観光客も多数訪れる有名店だけあって、日本語のメニューが各テーブルに置いてありました。で、それを見ながらオーダーシートに記入。忙しそうに動く店員さんを捕まえそれを渡すと、程なくして注文した品が登場しました。
で、早速いただくのですが、ご飯の上に掛かった豚肉とタレの混合物は、良く煮込まれているのか脂身はおろか肉までもトロっトロの食感。味付けは醤油ベースで甘じょっぱいのですが、そこに八角の香りが強すぎずに効き、何とも良い感じです。また、塩気は、やはり当地基準というか、肉単体で食べても全然しょっぱくない程度(このあたり、塩分過多気味な栃木県人の感想ですが。)なのですが、それでもご飯が進むんですよね。それと、一緒にいただいた魯鴨蛋(ルーヤーダン)も同様の味付けで、魯肉飯と良く合います。あと、添えられた瓜の浅漬け的ものが、口をサッパリされてくれました。
というわけで、美味しくいただいたのですが、小サイズ故一瞬で食べ終わってしまったという。本当は、魯肉飯は中か大、他にも副菜やスープもいただきたかったところ。今回は他に(っていうか他のお店で)も食べたいものがあったのでこんな注文になってしまったのは残念なのですが、また台湾を訪れる機会が出来たら、是非ともまた魯肉飯もいただきたいですね。ごちそうさまでした。
平成30年8月訪問
※ 1元=約3.76円
※ 漢字表記について、「麵」=「麺」など、日本の新字体に置き換え可能と思われるものについては基本的に置き換えるようにしていますが、「埕」「啤」など置き換えが不可能と思われる文字については、そのまま使用しています。(このあたり、生半可な知識で判断していますので、違っていたら申し訳ない。)
台湾一人旅も最終日である5日目を迎え、この日は、朝にちょっとだけ台鉄に乗る予定があったのですが、その前に、最終日にしてようやく当地らしい朝食をいただこうと、午前5時過ぎに宿を出発。台北駅至近の宿から駅に背を向けてちょっとだけ歩けば、目的のお店に到着しました。それで宿、そして台北駅にも近いこちらは、出発前にあらかじめ調べておいたお店で、本当は旅行のもっと早い段階でお伺いする予定だったのですが、色々あってこの日になってしまったという。
それでまず店頭で、(宿であらかじめノートに書いておいたものを見せて)注文と会計、品物の受取を済ませてから奥の席へ。土曜日の、開店直後の午前5時過ぎという時間帯のせいか混んでいるようなことはなく、後客とも何組かという感じでした。
それでまずは、前回台湾に来た時にいただいてから是非とももう一度いただきたかった鹹豆漿(シィェンドゥジィァン)を。お酢とタレ、油條(当地の揚げパン)やネギなどの具材が入った器に温かい豆漿(豆乳)を注いで作られるのですが、お酢の作用で豆乳がフルフルと緩く固まり、タレの塩味と相まってスープをいただいているよう。また味付けも単純な塩味だけで無く、旨味的なものも感じるのですが、その旨味がタレ由来かはちょっと自信がありません。
鹹豆漿と一緒にいただいたのは、当地の朝食の定番であるという蛋餅(ダンビン)。小麦粉で作った生地を焼き、それを薄焼き玉子と共に巻いたようなもので、こちらのお店には、ハム(火腿)やベーコン(培根)もあったのですが、あえてノーマルな原味(ユェンウェイ)にしてみました。で、まずはそのままいただくと、小麦粉っ!卵焼きっ!という素朴というかシンプルな味わいなのですが、卓上の甘辛いものや辛いタレを掛ける事によって、これがなかなか乙な味わいとなりました。
というわけで、どちらも美味しくいただきました。ちなみに、鹹豆漿はお店によって味が結構違うそうで、実は今回も何軒か試そうと思ってお店も調べておいたのですが、色々あってこちらのお店だけになってしまったのは、ほんと、痛恨事でした。なので次に台湾を訪れる時こそ、台北に限らず、他の街でも食べ歩きをしたいと思いました。ごちそうさまです。
平成30年8月訪問
※ 1元=約3.76円
※ 漢字表記について、「麵」=「麺」など、日本の新字体に置き換え可能と思われるものについては基本的に置き換えるようにしていますが、「埕」「啤」など置き換えが不可能と思われる文字については、そのまま使用しています。(このあたり、生半可な知識で判断していますので、違っていたら申し訳ない。)
台湾一人旅も4日目が終わり、この日も、宿のある台北市へと戻ってきたのですが、途中色々あって予定が狂い、台北駅へと到着したのが予定よりもだいぶ遅い午後8時半過ぎとなってしまいました。で、予定が狂ったのは食べ物もそうで、(こんな時の為に)あらかじめ調べておいた夜遅くまでやっているお店は、いざ行ってみるとこの日何故か早仕舞いしていたという。
そこで一瞬、(疲れていた事もあって)もうコンビニ飯でも良いかなとも思ったのですが、そんな時目に入ったのがこちらのお店。「餛飩」という字面で「饂飩(ウドン)」を連想してしまったのですが、「クントゥン・ホゥントゥン」と言う読みで、日本で言うところの「ワンタン」だそうで。(ちなみに、日本でもよく見る「雲呑」という表記は広東語だそうですね。)と、ここまで数分で調べられるスマートフォンって凄いなと思いつつ、こちらのお店でいただく事に決定。さすがは台北駅からも近い場所にあるお店とあって、私が日本人と判ると日本語のメニューが出てきたのですが、それを見ると、ワンタン(スープ)の他、ワンタン麺(汁有り・汁無し)、汁なし麺である拌麺の類いがメインのよう。なのでその中から麺料理、そしてワンタン各1品づつを卓上のオーダーシートにチェック。それを店員さんに手渡す際、「カライ ダイジョブ?」と尋ねられたので、笑顔で「OK」と。
その後、オーダーシートに書かれていないこちらの品を注文。だって日本語のお品書きに、「冷やしビールもどうぞ!」って書いてあるものだから。っていうか、飲食店、食堂の類いで昼でも夜でも気軽にビール飲む習慣って、アジア圏では日本くらいなんですかね。それでビールそのものは、当地ではお馴染みの台湾啤酒(タイワンピージゥ)。なかでもCLASSICはかなりライトな味わいなのですが、これはこれで、当地でいただくにはピッタリだったりします。
注文した2品は10分も経たずにほぼ同時に登場しましたが、そのうち麺料理は、お店の登録商標にもなっているらしい「老虎醤」を使ったであろうこちらの品を。それでまずは見た目ですが、麺の上にはまず芝醤(ごまダレ)が掛かるというか載っかり、更にその上、ネギで隠れてはいますが、キモである老虎醤が。その老虎醤ですが、唐辛子の他、細かく刻まれた様々な食材が合わさってできているようです。で、それらを混ぜてからいただいてみると、まずはゴマのまろやかさが前面に来ますが、老虎醤の、辛味を伴った複雑な味わいもしっかりと感じられ、これが何とも良い感じです。また麺は、乾麺を茹でたものでしょうか?茹でた後、締めてコシを出しているようには感じられませんが、若干硬質でバツっと切れるような歯応えがあり、これはこれで良かったです。
次にワンタンですが、お品書きには鮮肉、菜肉(野菜入り)、蝦肉(海老入り)と3種類があり、更には汁有りとごまダレ掛けが有ったのですが、海老入りの汁有りタイプを注文。登場したの際、上に海苔っぽいものが載っていたのが予想外でしたが、早速、スープを一口いってみたところ、味付けは当地らしくごくアッサリ。で、スープの旨味というよりも、ゴマ油や海苔、ネギ、ショウガの香りが主張する感じです。そしてワンタンは、「大餛飩」だけあって、かなり大ぶりなものがゴロゴロっとたっぷり入っていて、その中は豚肉と、サイズ的には極小ですがプリッとした海老がみっちりと入っていました。で、最初はそのまま、途中から卓上のコショウを振り入れ、そして最後は卓上の激辛調味料であるところの老虎麺をワンタンに付けていただいたりと味変も堪能しました。
というわけで、どちらも美味しくいただいたのですが、予想外だったのはそのボリューム。どちらもわりとしっかりした量が有り、どちらか1品+小菜(小皿料理)くらいが丁度良かったのかな、と。(それでも、汁まできれいに完食したんですがね。)ごちそうさまでした。
平成30年8月訪問
※ 1元=約3.76円
※ 漢字表記について、「麵」=「麺」など、日本の新字体に置き換え可能と思われるものについては基本的に置き換えるようにしていますが、「埕」「啤」など置き換えが不可能と思われる文字については、そのまま使用しています。(このあたり、生半可な知識で判断していますので、違っていたら申し訳ない。)
台湾一人旅の2日目。この日の宿のある高雄市に到着して、前の記事であげた牛肉拌麺を美味しくいただいたのですが、高雄ではもう1つ食べておきたいものが。それが、当地の名物にもなっている焼肉飯(シャオロウファン)。名前のとおり、焼いた豚肉をご飯の上に載せた焼き肉丼というべ食べ物で、市内各所に提供するお店があるのですが、困った事にあまり遅い時間までやっているお店が少なく、今回は営業時間と場所から、こちらのお店をチョイス。先程のお店から歩く事約15分で到着しました。
平日の午後8時をだいぶ過ぎているせいか、店内で食事をしている人はほとんどいませんでしたが、逆にテイクアウトのお客さんがちょくちょく来店という感じの店頭。それでその人達に混じって早速注文なのですが、持参のノートに「焼肉飯」と書いて出したところ、サイズを尋ねられた(ような気がした)ので「小」と追記し、テイクアウトか訪ねられた(ような気がした)ので店内を指さしてアピール。(「内用(ネイヨン)」と言えば良いのは知っていたのですが、焦るとなかなか出てこないですね。)また、汁物も欲しいと思って、これまた持参のノートに「味噌湯」と書いて注文しました。
作っているところを見ると、茶碗によそったご飯の上に、魯肉飯(ルーロウファン)の細(こま)切れ肉とタレをちょろっとかけたあと、あらかじめ焼いてあった薄切り肉に中華包丁で「ダンダンダンダンっ!!」と切れ込みを入れてから載せ、更に付けあわせも載せるという感じでした。で、席に着き早速いただいてみたところ、まず、お肉から漂う炭火焼きつぽい香ばしい匂いが食欲をそそり、更にはその味付けも濃すぎず薄すぎず。ちなみに、魯肉飯の肉やタレがちょろっと入っていても、それには八角などいかにも当地らしいスパイシーさはほとんど無かったので、日本人でもとても食べやすいと思います。また付けあわせも、ガリ(新ショウガの甘酢漬け)と塩もみキュウリというのも以外だったのですが、どちらも良く合っていました。
それと、一緒にいただいた味噌湯(ウェイツォンタン)ですが、こちらの方がカルチャーギャップに驚きました。というのも、鰹節と煮干しの出汁(その出汁ガラが具?として入っているので判明しました。)に、具は豆腐とネギという組み合わせは、日本の味噌汁とも共通するものがあるのですが、なんと味付けに、明確な甘味(砂糖?)が効かされているという。もっとも、これはこれで悪くないというか、「こういうもの」として味わえば、全然アリじゃないでしょうか。
というわけで、焼肉飯は美味しくいただく事ができ(これなら大サイズ(60元)でも全然食べられたかもしれません。)、甘味の効いた味噌汁も面白かったです。また高雄を訪れる機会があったら、他のお店のも試してみたいですね。ごちそうさまでした。
平成30年8月訪問
※ 1元=約3.76円
※ 漢字表記について、「麵」=「麺」など、日本の新字体に置き換え可能と思われるものについては基本的に置き換えるようにしていますが、「埕」「啤」など置き換えが不可能と思われる文字については、そのまま使用しています。(このあたり、生半可な知識で判断していますので、違っていたら申し訳ない。)
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