趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
昨年7月に福島競馬場の開成山特別で平地競走再挑戦の走りを見て以来、東京競馬場の南武特別、そしてファン投票によって出走できた有馬記念まで追いかけた稀代の名ジャンパー、オジュウチョウサン号ですが、今年は障害レースに復帰し、3月9日に阪神競馬場で行われた阪神スプリングジャンプ(J・GⅡ)で圧倒的人気を背負いながら勝利。その次走は春の大一番である中山グランドジャンプ(J・GⅠ)に出走することになりました。
で、そのオジュウチョウサン号ですが、平成29年から平成31年度にかけて、この中山グランドジャンプを3連覇中。平地競走を含めたJRAの重賞競争において、これまで4連覇を成し遂げた競走馬はおらず、大記録が懸かる一戦を、幸運にも生で観戦することができました。
※ 他の競馬場や、過去に中山競馬場を訪れた時の記録については、こちらのカテゴリに一覧がございますので、よろしければ。
もともと4月は年度切り替えやら何やらで週末まで予定が入っていたうえ、1開催に1日は必ず行くと決めている福島競馬もあったのですが、前走は阪神だったため(っていうか、時間もお金も捻出できなかった。)見られなかったオジュウチョウサン後を観るために、中山グランドジャンプが行われる4月13日の土曜日をなんとか空けることに成功。あとは、指定席があればと発売開始日の発売開始時刻にJRAのネット予約サイトにアクセスするも混雑により繋がらず、繋がった時には車椅子席を除き完売だったという。で、その後も暇さえあればJRAのネット予約サイトにアクセスしていたのですが、一週間前の4月6日。福島競馬場のネット予約指定席引換所で引換を待つ間にアクセスしたら、なんとV-Seatに空席が!昨年9月に中山競馬場指定席の名称化変更されて以降、席種名称と実際の席が頭の中で一致していなかったのですが(並んでいる窓口の順番も迫ってきていたので)その場で速攻申込み。後で調べたところ、4階の元A指定席だったところのようですね。
【氏家駅に停車中の熱海行き普通列車】
【京成上野駅に停車中の京成高砂行き普通列車】
【京成高砂駅に停車中の京成佐倉行き快速列車】
それで迎えた当日早朝。自宅最寄り駅からではなく、そこからちょっとばかり南にある氏家駅始発の、上野東京ライン5時21分発熱海行き普通列車に乗車。上野駅で降り、京成上野駅まで徒歩移動。そして京成上野駅からは、7時46分発の京成高砂行き普通列車に乗り、終点の京成高砂駅で京成佐倉行き快速列車に乗り換えて東中山駅まで。ちなみに、京成上野駅で列車を1本遅らせれば乗換なしに東中山駅に来られるのですが、ちょっとでも到着を早くしたかったもので。(宇都宮から新幹線乗ればもうちょっと早く着けるのですが、そこまでは……。)ですが、京成線内人身事故の影響で2分遅れて東中山駅に到着。
東中山駅からは、京成バスの中山競馬場直通バスに乗車。乗り込んで程なく、8時35分にバスは発車。乗ったタイミングの所為もあるのでしょうが、車内はかなり混んでいました。(有馬記念の時以上というのは言い過ぎか。どもそれくらい混んでいるように感じました。)また道中も交通量が多かったように感じたのですが、9分程で競馬場へと到着しました。
あとは、既に開いていた中央門から入場。ちなみにそのあたりの飾り付けは、明日行われる皐月賞のものになっていました。
中央門から入場してすぐのセンタープラザでは、ラジオNIKKEI「踏み切ってジャンプぅ~!」Tシャツ販売とオジュウチョウサングッズ特設ワゴン販売が行われていました。で、オジュウチョウサングッズについては昨年暮れの有馬記念の際、しこたま買い込んでしまったのでパス。ラジオNIKKEI「踏み切ってジャンプぅ~!」Tシャツは、購入者先着順で元ネタである山本直也アナウンサー(ちなみに本日の実況も担当されます。)のサインが貰えるようだったのですが、既に大勢の人が並んでいたのでパス。(Tシャツは、サイン関係なく欲しいのですが、着るシチュエーションが……。)
この訪問で今年の来場ポイントが5になったので、景品のクリアファイルをゲット。マニアの間ではあまり評判の宜しくない「ラッタッタ」のCMですが、個人的には出演者の皆様が嫌いじゃない方達ということもあってCMも嫌いじゃないというか、開門待ちしている間に木村カエラさんの「ラッタッタ」(HOLIDAYS)が流れてくると、気分的に盛り上がるくらいなんですよね。
4月1日に亡くなった、牝馬ながら平成19年(2007年)の第74回東京優駿(日本ダービー)に勝利するなどGⅠ通算7勝をあげJRA顕彰馬にもなったウオッカ号の献花台と記帳台が、地下1階に設けられていました。で、先週の福島競馬場では朝イチで飲んじゃって記帳できなかったため(酔って書くものでもないし。)、シラフのうちに記帳。ほんと、惜しい名馬をなくしてしまいましたねぇ。
今回の席は4階のV-Seat最前列である、い-28-B。最前列と言ってもフロアは3階と繋がっているので、席の前は3階席最後列の通路という場所。もっともこの日は、指定席があるただけ有り難いです。
で、メインの中山グランドジャンプまでは、飲み食いで席を離れた以外は自席で勝負しエネルギーを温存。若い頃と違って、今回のように忙しい合間に遊び来ると、気持ちだけで動き回れなくなっているんですよね……。
それで満を持して、中山グランドジャンプの前に行われる第10レースの出走馬が周回している頃にパドックに行ったところ、既に大勢の人たちが周りを取り囲んでいました。で、第10レースの出走各馬が馬場入りしても状況はさほど変わらず、逆に人が増えているような。それにしても、フェスでメインアクトの登場を待っているような心境でございます。
【パドックに入場してきた(5)オジュウチョウサン号(牡8)】
【石神深一騎手を背に周回する(5)オジュウチョウサン号】
その後も人垣は増え続けたのですが、オジュウチョウサン号もこの盛り上がりに一役買っているのは間違いないところかと。で、午後3時5分過ぎ、そのメインアクトたるオジュウチョウサン号がパドックに入場。堂々たる周回で、素人目にも馬体がピカピカ輝いているように見えます。やがて停止命令がかかって騎手が騎乗。ちなみに鞍上の石神深一騎手は、このレースでJ・GⅠ7連勝が懸かっていたのですが、馬を引く厩務員の方と何やら談笑していて、とても自信を持ってこのレースに臨んでいることが見て取れました。
【(1)ニホンピロバロン号(牡9・白浜雄造騎手)】
【(2)ミヤジタイガ号(牡9・西谷誠騎手)】
【(3)シンキングダンサー号(牡6・金子光希騎手)】
【(4)マイネルプロンプト号(せん7・森一馬騎手)】
【(6)ラピッドシップ号(牡5・北沢伸也騎手)】
【(7)トーアツキヒカリ号(せん5・五十嵐雄祐騎手)】
【(8)ルペールノエル号(牡5・高田潤騎手)】
【(9)シゲルボスザル号(牡5・植野貴也騎手)】
【(10)タイセイドリーム号(牡9・平沢健治騎手)】
【(11)ヤマニンシルフ号(牡6・小坂忠士騎手)】
さすがはJ・GⅠレースとあって、もちろん、他の出走各馬も、どれも良く見えましたね。ちなみに単勝オッズは、(5)オジュウチョウサン号が1.1倍と圧倒的な支持を受け、9.0倍の2番人気は昨年暮れの中山大障害(J・GⅠ)を勝った(1)ニホンピロバロン号。9.6倍の3番人気が同じ中山大障害の2着馬で、前走の阪神スプリングジャンプでは勝ったオジュウチョウサンとは0.4秒差の2着と健闘した(10)タイセイドリーム号。以下、16.6倍の4番人気が(4)マイネルプロンプト号、38.8倍の5番人気が(2)ミヤジタイガ号と続きます。
で、個人的予想は(5)オジュウチョウサン号が不動の本命◎。対抗○に(10)タイセイドリーム号、単穴▲(4)マイネルプロンプト号、連下△に(1)ニホンピロバロン号、(3)シンキングダンサー号などを。それで馬券は◎1着固定で○と▲への馬単を厚めに。三連単は◎1着固定で、2着○▲、3着印各馬とその2,3着を入れ替えた三連単フォーメーションで勝負することに。(オジュウチョウサン号から買うには、どうしても買い目を絞らないと。)
【最初のコーナリング】
【大竹柵障害を飛越する(2)ミヤジタイガ号と(5)オジュウチョウサン号】
【最終コーナー】
【最終障害を飛越する(5)オジュウチョウサン号と(3)シンキングダンサー号】
レースは自席ではなくコースサイドでと思ったものの、パドックで写真を撮っていたため良い場所は諦めていたのですが、最終障害の付近で、ちょっとズレてスペースを作ってくれた方のお陰で良い場所を確保することが出来ました。で、発走時刻が近づくと、個人的にJRAで一番好きなJ・GⅠのファンファーレが流れ、いよいよ第21回中山グランドジャンプがスタート。まずは(2)ミヤジタイガ号が先手を奪い、(5)オジュウチョウサン号、(4)マイネルプロンプト号、(1)ニホンピロバロン号あたりがその後ろに付けるという展開。というか、それらの馬が、日本で一番長いレース(4250m)の道中、入れ替わり立ち替わり(5)オジュウチョウサン号にプレッシャーを掛けているように見えます。しかし、それらのプレッシャーを撥ねのけつつ、(5)オジュウチョウサン号が先頭で最終コーナーへ。その直後には、道中先頭グループの後方に付けていた(3)シンキングダンサー号が迫ります。そして最終障害。先に飛んだ(5)オジュウチョウサン号が低い飛越だったのでちょっと焦ったのですが、無事クリアしてそのまま先頭でゴール。挑みかかる敵を全て退けての勝利は、まさしく、障害レース界の絶対王者に相応しい走りでしたね。
と、冷静に見ていた風に書きましたが、実際は、オジュウチョウサン号が目の前を跳んで走っているだけで滅茶苦茶有り難いと思えたというか、感極まってしまい、目ではファインダー越しにレースを追ってシャッターを切りつつも、半泣きで「オジュウ、オジュウ~」とうわごとのように呟いていたという。そして、ゴールした時にはダダ泣き。これまで競馬を見ていて感動というか感激した場面はいくつかあったのですが、こんな風になったのは初めてでした。
【口取り】
【優勝レイを掛けられたオジュウチョウサン号】
【表彰式】
レースの余韻も冷めやらぬまま、表彰式へ。勝ったオジュウチョウサン号はもちろん、石神騎手、和田調教師、長沼厩務員、そして長山オーナーや生産された坂東牧場をはじめとしてこの競走馬にかかわる全ての方々に感謝したいと思いました。
これまで、お隣の下辰さんは何度かお伺いしてますが、お寿司やさんたるこちらのお店は初めてのお伺いとなります。
で、とりあえず時間も早かったのでおめざの玉子焼きと、景気づけに生ビールを。で、卵焼きはしっかり砂糖が効いた甘めの味付けが良いですね。
で、玉子焼きとビールだけで済ませようとも思ったのですが、折角なのでお寿司も。まだ馬券もロクに当たっていなかったのに見栄張って上寿司(ちなみに寿司は940円)にしてしまったという。で、考えてみたら回らないお寿司って久しぶりだったのですが、やっぱり違うモノですねぇ。もっとも、「ネタの仕事が」などと語れる程経験が無いので、「しっかりワサビ効いてる~。鉄火巻き美味し~、中トロ美味し~、いくら美味し~。」程度の感想しかでないのですが。それと、味噌汁は油揚げとワカメでした。
スタンド2階にあるこちらのお店ですが、この日は、翌日行われる皐月賞にちなんだカクテルが売られていました。
その皐月賞オリジナルカクテルですが、ベースはイギリスのリキュール、PIMM'S No.1で、それ自体、ロンドンジンに柑橘エキスやハーブ、スパイスを加えたもの。個人的にはコーラっぽい味わいに感じた(すみません、バカ舌で。)のですが、ほんと、爽やかで飲みやすかったですね。
ど・みそさんは、東京都内で複数店舗を展開している有名ラーメン店なのですが、現在、都内以外に唯一お店があるのがここ、中山競馬場だったりします。で、午後に入って多少は空いた頃にお伺いしたつもりだったのですが、それでも結構な行列が出来ていました。
そんな中、何故か一番人気という特味噌こってり(チャーシューとゆで卵入り)ではなく、こちらの品をいってみることに。で、作るところを見ていたら、スープにたっぷりの背脂が入ってコッテリしてそうな感じだったのですが、一口目の印象はスパイシー。もちろん、背脂のコッテリ感や味噌感もあるけど、それよりもスパイスを感じます。また味付けは濃いめで、そのスープが浅草開花楼(こちらも、有名な製麺所です)製のムチモチガシっとし食感の太縮れ麺に絡み、これが、もう。また具は、茹でモヤシとコーンがサッパリ感を付与。ニラは飾り程度。そして半熟の味玉ですが、味付け自体は良いものの、スープが強いので印象としては埋もれ気味。(プレーンなゆで卵の方が合うかもしれません)
中山競馬場内各所でサワー類は売られているのですが、ここが場内で一番リーズナブルですかね。個人的に好きなライムサワーをラーメンのデザート感覚でいただいたのですが、その他にも、レモン、グレープフルーツ、カシス、青りんご、巨峰、カルピスと、ちょっとしたチェーン居酒屋並に種類が揃っていました。
この日は、中山競馬全12レースと、他場は福島競馬が前日の予想で勝負になりそうな平場戦いくつかと第9レース以降、阪神競馬が第9レース以降と、結構なレースで勝負。で、結果は先週の福島よりも多少上向いたものの、回収率は6割程度と苦戦。もっともこの日は、そんなことはどうでも良くなるくらいの体験が出来たと思いました。
この日の最後に行われた中山競馬の最終レースを外したため、確定を待たずに退場したのですが、そのお陰か、東中山駅直通バスの乗り場には行列はなく、待たずにバスに乗ることが出来ました。そしてバスは16時37分に発車したのですが、駅までの県道が渋滞しているため、所要時間は約20分と、徒歩とさほど変わらなかったという。
東中山駅からは、17時3分発の京成上野行き普通列車に乗車。来る時も京成線内のダイヤは乱れていたのですが、夕方もまた人身事故の影響でダイヤが乱れ、都営地下鉄直通の快速列車は運休のアナウンスが。また普通列車は定刻運転とのことだったのですが、東中山駅を約3分遅れで発車し、約2分遅れで京成上野駅に到着しました。
上野駅からは、18時29分発のJR宇都宮線の下り快速ラビット号で栃木へ。グリーン車で今日の余韻に浸りつつ飲む酒は旨かったのですが、それよりも、今日、あのレースを見られた幸運に、改めて感謝したくなりました。
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