たひお備忘録

趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

福岡県福岡市 元祖 長浜屋

 先日所用がてらの旅行で大分県中津市まで行ってきた時にいただいた麺類関係の記事の第2弾(ちなみに第1弾はこちら。)は、目的地が大分にもかかわらず、何故か博多の長浜ラーメン。っていうか、今回のメインの用事は日曜日の午後、大分という感じなのですが、その前日は諸々の都合により福岡県を中心に色々巡ろうと思っていたもので。

 それで、(帰りの便を考えての)北九州空港からレンタカーでまずは博多へ。長浜の魚市場近くの有料駐車場にクルマを停めて向かったのが、長浜ラーメンといえば真っ先に名前が挙がるであろうこちら。ちなみに今回いただく長浜ラーメンというのは、博多の一般的な豚骨ラーメンと微妙な違いがあるらしく、元々長浜の魚河岸で働く人々のために特化したもので、スープは豚骨白湯なれど濃厚系ではなくあっさりとした味で、更に、いただく際は卓上に置かれるタレで味の濃さを各々調整する事と、麺の固さ指定の用語も「カタ」とか「ヤワ」は長浜以外の博多ラーメンと共通ですが、カタより更に固くしたい場合は「バリカタ」「ハリガネ」「コナオトシ」(って言っても通じないお店もあるそうですが。)ではなくて「ナマ」と言うような特徴があるそうです。

 それでまず、お店に入る前に、外に置かれた券売機で食券を購入。ちなみに、ラーメンは1種類しかないので迷いようがないのですが。あと、替玉や替肉(各100円)は、券売機で食券を買わなくても店内で現金精算OKとの事。そして入店すると、速攻で店員さんに人数と麺の固さを訊かれるのですが、ここでまごつくと(一瞬ぽかんとして若い女性の店員さんの目つきが変わったような気が。)観光客だとモロバレかも。ちなみに朝の9時過ぎという時刻にもかかわらずに続々と入ってくる常連とおぼしき方々は、店に入るなり人数分の指を立てながら「ナマ」とか「ヤワ」とか訊かれる前に言っていました。あとは、相席前提の大きなテーブルに座って卓上をチェック。薬味はコショウの他、紅ショウガと白ゴマが。他にはラーメンのタレが入った蓋のない小さい薬缶と、茶碗に注いだところ(ぬるい)お茶が入っていた蓋付きの大きな薬缶がありました。

ラーメン 400円
ラーメン 400円
 で、そんなこんなしているうちに到着したラーメン。豚骨のみを炊きあげて取るというスープは、見た目的には白濁し、液体油もそれなりに浮いているのですが、豚の風味はそれほどディープでなく、サラッとした舌触りのアッサリ目というか。強火で短時間加熱して取るという感じかなぁ、などと思ったのですが、このあたりは前述の特徴どうりというか。ちなみにコッテリさせたい向きには、入店時に「ベタ」と言えば液体油が増量されるそうです。また味付けはこれまた特徴どおり薄目で、卓上のタレを追加投入して調整しました。そして麺は、加水率の低いストレートタイプ。太さは冷や麦くらいと十分に細いのですが、個人的にこれまでいただいた事のある豚骨ラーメンの中にはこれより細いお店も有ったかもしれません。また、麺の固さは「普通」でお願いしたのですが、芯まで茹で上がった感じはあるものの、低加水麺独特のボリっとした食感も残っていました。あと量的には結構あったというか、替玉しなくても個人的には問題ないくらいなのですが、周りのお客さんは次々に「ナマタマ」(=堅さ「ナマ」の替え玉の意)とか言って注文していました。それから具は、ごく薄く切られたチャーシュー(肉)が、薄切りながらもなかなかのお味。他には青ネギのみとシンプル・イズ・ベストといったかんじでしょうか。あと、回りの常連さんとおぼしき方々の食べ方を見ていたところ、紅ショウガを最初から投入する人は少数派のようでした。(紅ショウガについては、元々は最後に口直しでいただく物なんて話も聞いた覚えもあります。)

 というわけで、注文の仕方や食べ方を含め、これぞ長浜ラーメンという物を初めていただいた気がするのですが、確かに、長浜ラーメンが元々というか現代でも、魚河岸で忙しく働く人々が仕事の合間にササッといただく物であるということは実感できたというか。(それで私がお店に入った時の店員さんのリアクションも解る気がします。)なので、次はもっとスマートにいただいてみたいですね。ごちそうさまでした。

平成24年9月訪問

栃木県宇都宮市 大王飯店

 確か1年くらい前、こちらのカルビラーメンが某栃ナビのラーメン特集に載った時以来ちょっと気になっていたのですが、昨今、個人的に辛いラーメンが妙に食べたくなっている事もあり、この日の昼時に宇都宮で仕事があったついでにお伺いする事に。

 で、お店に着いてから気が付いたのですが、こちらの店名の大王って、パチンコ大王の事だったんですね。ですが店内は、パチンコ屋の客というより、仕事中のリーマンやガテン系の方々で占められていました。

カルビラーメン 900円
カルビラーメン 900円
 というわけでそんな中いただくのは決まっているのですが、券売機で食券を買う際、隣の(大辛)と書かれたテグタンラーメンともちょっと迷ったりして。ちなみに、カウンターで隣に座ったオッサン達など、店内のお客さんの半分近くはカルビラーメンを注文していたようです。で、食券を出し、出されたお茶のバニラっぽい風味に驚いたのもつかの間、かなり素早いタイミングでラーメンが登場しました。それでまずは赤々としたスープからいただいてみると、確かに辛いですが、味付けに使用されるという発酵味噌のコクや具の野菜類の旨味も感じられます。そして何より、個人的に一番感じたのは、かなりの味付の濃さというか。しかも、甘みはさほど効かされておらず、かなりの"剛"の味。ちなみにこういう場合はお酢を入れると味の濃さがマイルドになるのですが、こういった辛いメニューの場合、辛味もマイルドになってしまうのが悩ましいところで。また麺は、中くらいの太さの縮れ麺。わりと硬質な食感です。あと具は、ホロトロに煮込まれた甘辛い牛肉がゴロッと。ほかは、カルビラーメンの定番的な具というか、ニラや白菜、人参、キクラゲなどの野菜と溶き卵でした。

 そんなわけで、今回も辛いラーメンを堪能させていただいたのですが、ラーメン自体の味がとても濃かったので、カウンターで隣に座ったオッサン達のように半ライスとともにいただくのが良かったかもしれません。また、辛さ的には(食後の体調を含めて)まだ余裕があったので、今度は半ライスとともに、辛さ3倍というテグタンラーメンをいってみたいですね。ごちそうさまでした。

平成24年9月訪問

栃木県那須塩原市 ラーメン ねぎっこ 那須塩原店

 前日まで暖かさとうって変わってこの日は用事のお陰で冷たい雨が降り続く中、その雨に打たれておりました。その用事が終わった後、着替えて帰宅したのですが、服は買えても身体は芯まで冷え切ってしまっていたのと、寒いからエネルギー使ったのかものすごい空腹とが重なり、自宅近くまで戻ってきたもののもう限界ということで、自宅前を素通りしてクルマでさほど離れていないこちらへとお伺いしました。

火の国野菜ラーメン 800円
火の国野菜ラーメン 800円
 で、そんな状態でいただいたのは、こちらの看板メニューである野菜ラーメン(醤油味)に、特製の辛し味噌とマー油でアレンジを効かせた、「店長おすすめ」というこちらに。見た目だと、赤くて黒くて結構凄そうな感じがするのですが、こちらの豚骨白湯+炒め野菜のベースはかなり強力で、見た目ほど辛くもなく(個人的な感覚だとチョイ辛~ピリ辛程度。)、マー油も強めですがむしろ良いアクセントという感じ。更に刺激が欲しい向きには、卓上のおろしニンニクや、別料金で特製辛し味噌を追加しても良いかもしれません。あと、低加水の中太ストレート麺が、以前の物よりソリッドな食感になっているように感じましたが、気のせいですかね?ともあれ、芯まで冷え切った身体にはとてもありがたい一杯だったというか、食べ終わる頃には汗も出てきて、本当に生き返りました。

 ごちそうさまです。

平成24年9月訪問

栃木県宇都宮市 山岡家 宇都宮長岡店

【810食法】(ハッピャクジュウ・ショクホウ、ヤジュウ・-、ハチイチマル・-)
山岡家というラーメン店において、特製味噌ネギラーメン(オリジナルは中盛全部普通)と半ライスを注文し、特味噌ネギにはニンニク1杯、半ライスには豆板醤少々を混ぜ、脂を吸った海苔とネギの一部を半ライスに移植していただく食べ方。2005年5月に、2chラーメン板の『★★★ラーメン山岡屋!!最強伝説 Part2★★★』スレッドで、レス番号810氏が紹介したのでその名が付く。なお、そこからライスに混ぜる豆板醤をニンニクに置き換える【ニンニク810食法】、ライスに混ぜるのを豆板醤2杯+ニンニク1杯+スープをレンゲ1杯分とした【新810食法】などのバリエーションが誕生した。

 と、なんで冒頭にこんな事を書いたかというと、今回珍しく同行者のリクエストでお伺いした山岡家で、久しぶりに810をキメてきました。

特製味噌ネギラーメン(脂普通・味普通・麺普通) 790円 + 半ライス 110円
特製味噌ネギラーメン(脂普通・味普通・麺普通) 790円 + 半ライス 110円
 特味噌ネギ、うめーっ!ライス、うめーっ!810チョーイイネ!サイコー!で、最後は少し残した半ライスに残った汁を掛け(これがまたたまらんのよ)、更には、それでも残った汁は飲み干してしまい…。

 でも、後悔はしていない。やっぱり、旨い物は旨いのよ。ごちそうさまでした。

平成24年9月訪問

栃木県矢板市 ドライブイン 太陽

 私が子供時代を過ごした1970年代。(個人的にとても身近にあった)国道4号などの幹線国道沿いには、数多くのドライブインがありました。それが時代の流れか、だんだんと数を減らしていき、今じゃ逆に、どちらかというと珍しい存在になっている気が。で、こちらの太陽さん。個人的には、昔からいつも大小のクルマが駐車場に停まっている印象があるのですが、ラーメンが旨いという話を聞いたので、今回お伺いしてみることに。

みそラーメン 650円
みそラーメン 650円
 で、旨いという話は多分醤油ラーメンの事だとは思ったのですが、いただいたのはこちら。実は、お店に入るまではそれをいただく気でいたのですが、お店に入った瞬間、個人的に、「こういう所のならば、子供の頃にいただいた昔懐かしいタイプの味噌ラーメンがいただけるのは」と思い、食券を買う際急遽変更したというか。それからあまり待たずに登場したそのみそラーメン。見た目は、麺の上にヤサイがこんもりと盛られ、更にはチャーシューが載らない、思ったとおりの昔懐かしいビジュアル。まずはスープからいただくと、ベースのスープと野菜(と調味料)の旨味、そしてあっさりした味噌の味。炒めた野菜っぽい味は感じられなかったので、炒めずにスープと一緒に煮込んで作るタイプですかね。麺は、捻れの入った中くらいの太さの平打ち麺。結構ツルシコの食感です。そして具は、前述のとおり野菜の他、タンパク質としては薄切り豚肉が。ちなみに、チャーシューもメンマも入っていないのですが、個人的には、トラディショナルな味噌ラーメンには、それらはどちらかというと不要かもしれません。

ラーメン 500円
ラーメン 500円
 こちらは、同行者がいただいた物を例によって。スープのだしは、ガラなどの動物系+煮干し(+調味料)でしょうか?そこに濃いめの醤油味が効いて、こちらも懐かしい感じの味。麺は、みそラーメンと共通でしょうか。具は、白ネギの薬味の他、チャーシュー、メンマ、ナルト、ホウレン草、そしてゆで卵と、こちらも懐かしい構成です。

 というわけで、どちらもノスタルジック感あふれる一杯で満足したというか、こんな懐かしいラーメンに出会えたことが嬉しかったですね。(これなら今後は、ドライブインもターゲットに入れてラー活動したほうが、個人的には幸せになれるような気がしてきました。)あと、こちらは早朝からやっているので、今度は朝ラーなんかもしてみたいですね。
ごちそうさまでした。(平成25年12月追記:現在は早朝の営業はやめてしまったようです。)

平成24年9月訪問

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栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラフィフのオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、モータースポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

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