趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
旅行2日目。この日の行程をつつがなく終え、宿のある八戸に到着。ちなみに八戸の中心部というか繁華街は、JRの東北新幹線と青い森鉄道が乗り入れている八戸駅ではなく、八戸線の本八戸駅からのほうが近いのですが、翌日の乗り継ぎを考え、今回は八戸駅直結のホテルに泊まることに。
それで八戸駅に到着したのが午後8時1分と遅めの時間。更に翌朝は午前6時過ぎに八戸駅を発つ予定ゆえ、夕食にあまり時間をかけたくないという事情があり予定を組む段階で駅至近の食事処を探していたところ見つけたのが、灯台下暗しというか、泊まるホテル内にお店を構えているこちら。改札口を出てお店に向かうと、店内は時間帯のわりには混んでいました。
で、まずはとりあえず、ではなく、乾いた喉を湿らせるべく積極的に生ビールから。一日の最後に飲むビールの旨さのなんたるかと思うのですが、もっとも、昼間飲んでも美味しいですよね。
生ビールと同時に登場したのが、こちらのしめさば。しめさばは個人的好物なもので、つい、という感じで。で、早速いただけば、サバの身質はやわらかめで、過剰じゃない脂乗りと、適度なシメ加減が良いですね。
しめさばをちょっとだけいただいたところで、酒は日本酒にチェンジ。地酒がいろいろと取り揃えられていたのですが、その中から冷酒の、三戸町で作られている「如空(じょくう)」という銘柄をチョイスしました。で、キリっとした飲み口に、辛口のしっかりした味わいが、しめさばと悪くないマッチングでしたね。
冷酒と共にしめさばを堪能していると、その後ちょうどいいタイミングで登場したのが、お店の名前にも冠されているいかめしに、当地の郷土料理であるせんべい汁がセットになったこの定食。で、まずはせんべい汁からいってみたところ、あっさりとした出汁に、味付けは塩味でしょうか?そこに鶏肉と根菜類、そしてメインとも言うべき南部せんべいが入っていました。それでこの南部せんべいが、最初はしなっこわくて香ばしさを感じるけど、だんだんとツユが染みてトロトロになる、味と食感の変化がじつに良かったですね。そしていかめしは、厚いイカの身は柔らかく、ご飯も柔らかめという食感。甘味が適度に効いた醤油味で、イカの旨味がご飯に良く染みていて、さすがに店名に冠するだけの品という感じでした。あと、付属の小鉢はひじきの煮たものだったのですが、薄味のおかげか、ひじき自体の風味が印象的。ひじきって、何の気なしに色んな所でいただいていますが、これだけ海藻を意識したのは初めてかもしれません。
というわけで、どれも美味しくいただいたのですが、特にせんべい汁は、初めていただいたにもかかわらず、どこか懐かしい味わいがとても気に入りました。ごちそうさまです。
令和2年7月訪問
旅行2日目の昼食は、盛岡駅もしくはその周辺でと相成ったのですが、そんなところで発見したのがこちらの回転寿司店。
実は昨晩、お伺いしようと思っていた三陸の海の幸がいただける居酒屋が満席で諦めたという事情があり、替わりにどこかで海の幸をいただこうと思っていたところで、しかも店頭に出されていた「今日の蔵出し」7月24日(金)というPOPには三陸産の魚が色々書かれていたし、更に調べたところ、岩手県を中心に東北地方に店舗展開されている、ローカルなチェーン店=私の好物ということがわかったので、即座に入店することに。何組か、席待ちの先客がいたのですが、1人であることを告げると、程なくしてカウンター席に案内していただけました。
そこで、目についた品を一通り注文。ちなみに注文方法は、卓上のオーダーシートに記入して店員さんに渡す方式となっていました。(個人的にこの方法、まとめて注文できるのでありがたいです。)
三陸と言って真っ先に思い浮かぶ食材が、個人的にはホヤだったりするのですが、口に入れるとわかる、ホヤの身の新鮮さ。最初はしても甘く感じますが、口の中からの去り際にホヤが持つ磯の風味が主張し、とても乙な味わいです。
「無添加」と謳われた生うにですが、見た目からしてズルいですね。そして口に入れると、甘味とコクがエクセレント。言うことありません。
シコっとした食感の、しっかりした身質が良いですね。さすがは魚の王様というか。醤油はもちろん、レモン+塩でも良かったです。
名前のとおり、身からは鮮度の良さを感じるのですが、同時にトロけるような食感も。また味的にも、カツオならではの旨味の濃さもありつつ、サッパリ感もという。
「今月の一皿」とあったので、月を通してのおすすめということでしょうか。で、これがイワシ真っ向勝負という感じで、これまた新鮮さを感じるイワシそのものがグイっと主張。ですが、ありがちなしつこさは皆無というのが、また良いですね。
湯葉なのでまろやかクリーミーなんですが、同時にあっさりしているというか、植物性の旨味を感じる味わいです。
【いわて食財 前沢牛 雲丹肉炙り(赤身肉) 520円(税別)】
こちらも、「今月の一皿」で、流行りのサーフアンドターフですね。それでいただく前から約束されたエクセレントさですが、実際にいただいてみても、もう。それにしても、生雲丹を牛肉のソース代わりにするって罰当たりな組み合わせ、どこから出てきたんですかね。
というわけで、どれも美味くいただいたのですが、欲望の赴くままに注文したら、ちと散財し過ぎてしまったという。それでも、美味しい海の幸と地元食材をいただけて、満足いたしました。ごちそうさまです。
令和2年7月訪問
宇都宮の花の季さんといえば、このブログの過去記事の数でも分かるとおり、個人的にお伺いする機会の多いお店なのですが、フォローしている店員さんのSNSアカウントから、朝食営業開始のお知らせが。しかもラーメンではないということにとても興味をそそられ、営業初日の朝6時半(開店時刻) にお店まで。
営業初日ということで、女将さんと店員さん一同に迎えられて少々気恥ずかしく、「花の季」ではなく「朝の季」と書かれた暖簾をくぐって入店。以前ラーメンをいただいたテラス席に案内していただき、早速メニューの説明があったのですが、朝食は「発酵と旬」をテーマにされているようで、特製炭火焼きチャーシュー定食、焼き鮭定食、日光サーモンの押し寿司定食の3種類(どれも1200円)をラインナップ。その中から、今回は焼き鮭定食をお願いしたところ、10分ほどお時間をいただきますとのこと。ちなみにご飯の大盛りは無料でおかわりは自由とのことだったので、最初から大盛りでお願いしてしまいました。
この日は梅雨時にもかかわらず雨が降っていなかったので、朝の清々しさを味わいながら待つこと少々で件の朝食が登場。早速味噌汁から箸をつけることにしたのですが、これが、もう。お椀を目の前に置かれたときから出汁の香り、味噌の香りが食欲をそそっていたのですが、口に入れると味加減がばっちり。具は油揚げに加えて、朝採りの茄子と青菜がとてもフレッシュかつ、それを活かしたちょっと浅めの火の通し加減が良いですね。
次に鮭をいただけば、皮目や表面は香ばしく、身はふっくらとした焼き加減。塩気は強くなく、鮭自体の味でご飯を食べたくなるタイプ。なので続けざまにご飯を口に入れると、これもまた。季節的に採れてから時間が経っているはずのお米ですが、それでもお米自体が美味しくて、炊き加減もお見事。更に浅漬けのお新香も、醤油をかけるのが勿体無い出来で、箸休めの小鉢は、ホウレン草と湯葉のお浸しだったのですが、これも出汁が効いていたのと、野菜の味がちゃんとして良かったです。
で、ご飯のおかわりまでしてしまい、満足してお腹をさすっていたら登場したのが、お茶と、練りたてというわらび餅。これもた適度な甘さが心地良く、食後の満足感を相当に高めてくれました。
というわけで、大変美味しくいただき満足させていただいたのですが、ベタながらほんと、「日本人に生まれてよかったぁ」としみじみ思う味わいでした。全国チェーンの牛丼屋に行けば、これの何分の一かで朝食が食べられ、それはそれで個人的に嫌いじゃなかったりするのですが、それとは比べ物にならないちゃんとした朝事は、人を元気にしてくれるというか、一日を健やかに生きるパワーを、間違いなくくれますね。(死んだじいちゃんも、「朝に一番良いものを食え」と言っていましたし。)土日の営業日に毎週通うことは、私の状況では無理なのですが、それでも朝からちゃんとしたい時は、またお世話になりたいと思います。ごちそうさまでした。
令和2年6月訪問
前の記事であげた冷たいラーメンをいただいたら、今回のドライブもあとは下道(一般道)メインで栃木へと戻るだけとなったのですが、その途中に一休みするのに立ち寄ったのが、先程の会津坂下町同様、喜多方市と会津若松市に挟まれた湯川村にある、『道の駅あいづ 湯川・会津坂下』。
それにしても道の駅って、曜日、時間帯問わずに賑わっているのですが、ここもそんな感じで、平日の午後にもかかわらず駐車場も空きスペースは少なく、クルマを降りて用を足した後、消毒してメインの建物に入ると「密」まではいかないけど結構な賑わい。そこでジェラートのお店を見つけたので、だいぶ久しぶりとなった、道の駅などのジェラート・アイスクリーム・ソフトクリームネタを。個人的に甘いものはあまり食べないのですが、このアイスクリームの類って、ついつい食べたくなってしまうんですよね。
ショーケースの中を見ると、地元の農産物を使用したという美味しそうなジェラートが14種類も。今回は1人にもかかわらず、それでも2種類は食べたかったからカップダブルにしたのですが、相当悩んでチョイスしたのがこの2品。
まずは今回の、失礼ながらネタ枠として選んだ喜多方産というアスパラガス。もっともネタと言っても、台湾にはアスパラガスの甘いジュースもある(私が敬愛してやまない、乗り鉄における心の師匠たるかの宮脇俊三先生も気に入っておられた。)わけだから、そんなにおかしくはないとは思うのですが。で、早速一口いってみると、これが!ベースとなるサッパリ感もありつつコクのあるジェラートに、グリーンアスパラガスのフレッシュな青い風味が加わって、私の味覚だと、正直なところ諸手を挙げて無条件で「美味しい」と言い切れるわけではないのですが、いただくうちに不思議と癖になるクセがある味わいというか。これは良い牛乳と良い製法によるジェラートの懐の広さに加えて、アスパラガスもしっかりした物が使われていると思った次第です。
そして今回の保険枠として選んだのが、会津坂下産のさくらんぼ。ヨーグルトまで加わって盤石とも言える体制ですが、このヨーグルトが効いているというか、風味の比較的穏やかな日本のさくらんぼに、良い感じでアクセントを加えているという塩梅。これは(ヨーグルトが大丈夫だったら)手放しでオススメできる味ですね。
というわけで、どちらも美味しくいただいて満足したのですが、この道の駅に良くあるジェラテリアというかアイスクリーム屋さんって、地元の思わぬ農産物を思わぬ形で食べさせてくれるので、今後も機会があれば積極的にいただいてみたいと思います。ごちそうさまでした。
令和2年6月訪問
週末に入っても、どこか出かけるのがはばかられる空気感になってきた昨今(このお店にお伺いした時点での話です。)ですが、まだ県内の移動は制限されていないということで、この日は久しぶりに、大田原市のこちらのお店まで。こんな時だからこそ、美味しいものを外でいただいてストレス発散したいんですよね。
【NGカレー(ライス大盛) 1050円】
【ラッシー 150円(ランチタイムサービス価格)】
それで今回は、お店の名前を冠したこちらのカレーを、「辛さをこよなく愛する方に」という6番の辛さで。それでこちらのお店のカレーって、ルーというかソースが割とペースト状になっているのですが、このNGカレーはそれが際立っていて、ソースポットに盛られた時点で表面が平らではなく、そこにレードルを入れてもモッタリとした抵抗感があり、更にライスの上に掛けてもソースが広がらないというか形状を保つというか。ですがこの、具のひき肉も渾然一体となって全てが粘度の高いペースト状になったソースは、まさに、旨味の塊。味のベースはタマネギだと思うのですが、そこにスパイスと具材の旨味がみっちりと詰まっていて、たまらないものが。ちなみに辛さは6番でも、(辛いものが割と好きな個人的感覚だと)十分に味わえる辛さ。っていうか、ほんと、ナチュラルな旨味が濃いので、辛さを辛くしても受け止めてしまう余裕があるというか。で、甘すぎないラッシーで口をさっぱりさせつついただいてもグッド。ちにみにそのラッシー。ランチタイムだと、通常価格よりもお得にいただけるのが有り難いです。
【エッグカレー 850円】
【紅茶(アイス) 150円(ランチタイムサービス価格)】
こちらは、同行の相方がいただいた品。辛さは「辛さに味を求める方に」という3ばんにしていましたが、相方によると「辛さも丁度良くて美味しい」とのこと。この辛さに対しては個人的な感じ方の差が大きいので。
というわけで、今回もお店ならではのカレーを大変美味しくいただき、満足させていただきました。ごちそうさまです。
令和2年4月訪問
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