趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
バイクに乗るようになって、更には自分のバイクを手に入れると行きたくなるのはツーリングということで、この日から、一泊二日で千葉方面に。
その途中の目的地に九十九里浜があったのですが、九十九里浜といえばイワシが有名。当地には、イワシ料理で有名な食堂も複数あるものの、今回は休憩で立ち寄った「海の駅九十九里」という観光施設内で、何かしらの鰯料理をいただくことに。
ちにみにこの海の駅九十九里。館内には、「いわし資料館」も併設されているのですが、今回は時間の都合でスルーしてしまったのは、あとから考えると痛恨事でした。
施設は1階が直売所といわし資料館、2階がフードコートになっていて、フードコートには3つのお店が入っているものの、この日はそのうち1つがお休み。なので残りの2つのお店のお品書きを見比べた結果、奥にあったこちらのお店で、いかにもな「いわし三昧」という品の食券を購入。秋なのに暑かったこの日、館内は冷房が効いていたのですが、換気の良さを求めてベランダにあるテラスでいただくことにしました。
で、店頭で手渡された時、ご飯のイワシ料理の入った器がわりと大きな桶になっていたので、これいっぱいにご飯入っていたらとビビったのですが、席に持ち帰ってよく見たところ、奥1/4は大根のツマで一安心。(このくらいなら食べられるっちゃ食べられるけど、この数時間後に次の食事が控えていたもので。)それでしゃもじが付いていたので、おかずを種類ごとに、ご飯とともに茶碗によそいつついただいてみました。
それでまずは、なんとなく蒲焼から。一度揚げたものにタレを絡めてあるのでしょうか。イワシの身は柔らかくて、タレの甘辛い味付けもいい塩梅だったのですが、冷めていたのがちょっとだけ残念。
次にいただいた天ぷらは、揚げたてで衣がサクサク、イワシの身はフワっフワ。ただ、衣に包まれたイワシの魚魚した風味がストレートに来るので、その風味が駄目な人はつらいかも。(今じゃ平気で食べていますが、私も子供の頃は、それが苦手なクチでした。)
お次はインターバルで、しらすに醤油をちょろりとかけて。これは間違いないです。
お次は刺身。個人的に、あまり好きではなかったイワシという魚の美味しさに気付かせてくれたきっかけの料理のひとつが刺身だったのですが、トロトロっとした口当たりの身の味わいと脂の甘味が、もう。
そして最後にいただいたのが、当地の郷土料理でもあるなめろう。で、結果的に、これを最後に持ってきて良かったというか、身と一緒に叩かれた味噌と薬味がイワシの魚魚した風味を個性に昇華させ、これが、また。さすがに、当地に昔から伝わる青魚(など)の調理法。イワシをより美味しくいただけますね。
というわけで、数々の鰯料理に満足したのですが、ちょいと心残りだったのが、個人的にイワシの二番目に好きな食べ方である塩焼き(ちなみにイワシの一番好きな食べ方は、申し訳ないけど味付け缶詰だったりする。)と、当地の名物料理であるイワシのごま漬けがいただけなかったこと。このあたりは、再訪時の楽しみにとっておくことにしますかね。
ごちそうさまでした。
令和3年9月訪問
宇都宮市民のみならず県央エリアに在住の人なら昔からお馴染みの、宇都宮のオリオン通りにある昭和40年(1965年、私が生まれる前!)創業の老舗カレー店でといえば、カレーショップフジさん。で、カレー好きの相方にも一度食べさせておこうと、この日、宇都宮での用足しの後でお伺いしました。
お店に入ったのは開店からちょっと後くらいでしたが、既に常連さんっぽい人が何人か、静かにカレーと向き合って居るという状態。それでも、私たちが入った頃は席に余裕があったものの、その後、リーマンっぽい人が続々と来店。この時は、皆さん、カツカレーもしくはその大盛りを注文されているようでしたね。
ですがそんな中、私がいただいたのが、ビーフカレー。関東地方というか、栃木県でも、カレーと言えばポークの方が一般的だとおもっているのですが、その所為もあってか実は、こちらでビーフカレーをいただくのって、これが初めてだったりします。
で、まずはルーをスプーンで軽く一口いこうとしたところ、感触的にはかなりのモッタリ感。それを口に入れれば、「牛」の風味や旨味、個人的には「牛感」と表現したくなるようなものがグググっときて、それと同時に豊かなスパイス感も迫ってきますが、それから一拍おいて辛味が。もっとも、辛さ自体は、お店のメインのポークカレーよりは辛いそうですが、辛いものがわりと好きで、ココイチでは3辛あたりを良く食す私的な感覚では、ちょい辛からピリ辛くらいでしょうか。ただ、辛味の元は唐辛子ですので、いただいていると口の中に辛さが蓄積する感覚は当然ありますが。
次に、ルーをライスに乗せていってみれば、これが!当然ながらこのためにルーは作られているのであって、単体では重めのルーが、ライス一緒になることによって、より味がわかるというか。
それと具の牛肉ですが、ホロホロとしたところやトロとしたところなど食感と味のバラエティーがあり、肉や筋の部分など色々な部位が使われているような。とても良く煮込まれていて、ルーと一体になっています。
あと、付属のサラダは、サラダで大切な3C(クール、クリーン、クリスプ)がちゃんとしていて、たっぷり目にかかったドレッシングが嬉しいです。
こちらは、相方がいただいた品。
先述のとおり、今回お伺いした目的は相方に食べさせることだったのですが、そのカレー好きな相方も「美味しい。さすが専門店。」と太鼓判を押しておりました。
というわけで、どちらも美味しくいただいて、相方ともども満足したのですが、いつまでもこの味が、宇都宮の街なかでいただけると良いなぁ、と。
ごちそうさまでした。
令和3年9月訪問
栃木の田舎で生まれ育った御年五十ん歳の私にとって、ドジョウというのは夏場のスタミナ食というか、実家は農家ではなかったのですが、夏になると時々、知り合いの農家さんなどから貰ったり、近所のスーパーで買った、生きたドジョウがお勝手の片隅に置かれたプラスチックの樽に入れられていて、それが然る後(泥抜き後?)、調理されて食卓に出てくるという感じでした。
で、それがわりと普通の事だと思っていたのですが、当地ローカルというか、我が家ローカルだと知ったのは大人になってから。その頃には、スーパーでドジョウを売っているのを見かけることもなく。
ちなみに、(実家の)食卓に上がる回数が一番多かったのが、ナスと共に煮た味噌汁で、次がささがきゴボウと共に割下で煮て卵とじにした柳川鍋。(っていうか、ほぼその2択。)他に、川魚料理の店などでも唐揚げなども食べた記憶がありますが、どれも田舎料理の域を出ないものだったような。
そんなわけなので、東京の、ドジョウを「どぜう」と書くようなお店に憧れがあったというか、一度いただいてみたいと思っていたものの、なかなか機会が無く、この歳になって今回ようやく。2月の某土曜日に、相方と浅草周辺に行く機会があったので、浅草駅からわりと近いところにある、超有名店であるこちらのお店でいただくことにしました。
ちょうど開店時刻の頃にお店に着いたところ、既に何組かがお店に入るところ。
その後に続いて入店したところ、さすがは(良い意味で)有名店といった感じの接客で迎えられ、1階の「入れ込み座敷」へと案内してもらうことに。この、いかにも江戸情緒な広々とした座敷でいただくことも、こちらのお店にお伺いした目的の一つだったりします。
そこで、まずは以下の品々をお願い。
【どぜうなべ 1850円(税抜)】
【さきなべ 1900円(税抜)】
【薬味のネギと、ささがきごぼう 450円(税抜)、ご飯 350円(税抜)】
【ふり袖 たれ口 しぼりたて新酒 1300円(税抜)】
程なくすると、ドジョウが丸のまま入ったどぜうなべと、骨を取った状態で開きになって入っているさきなべは、浅い鉄鍋に割下と共炭でクツクツと煮立っている状態で登場。あとは、追加投入分の割下と薬味のネギがたっぷりと付く他、別料金で追加したささがきごぼう、主に相方がいただくためのご飯と私の日本酒が続々と運ばれてきます。
で、様子を見て割下を継ぎ足しながら、ゴボウを鍋に適宜投入しつつ、頃合いを見てネギを載せ、そこに七味(「なないろ」と読む)や山椒を振りかけていただきます。
それでまずはどぜうなべですが、ドジョウはとても立派なサイズで本来なら骨が硬い(実家では身を歯でしごいて食べていた)のですが、下拵えとして味噌で骨が柔らかくなるまで煮込まれ、苦も無く丸ごといただける柔らかさ。丸のままだからドジョウの味が濃厚だし、内臓?のほろ苦さが良いアクセントになっていますね。そこに出汁の効いた割下と、ネギのピリッとした香りと辛味が相まって、これが、もう。また、追加したゴボウもベストマッチ。七味や山椒との相性も言わずもがなです。
またさきなべは、ドジョウの身のみを使っているため、どぜうなべよりも上品な味わい。ドジョウを食べるのがほとんど初めてという相方は、こちらの方が食べやすいとのことでした。
そしてこれらの鍋をつつきつついただく酒が、また。味の濃いドジョウと日本酒の味が口の中で味が調和して、後口がスっと。なので鍋、酒、鍋、酒とエンドレスにいけそうです。ちなみに今回は、こちらのお店のレギュラーメニューである日本酒、ふり袖たれ口の新酒があったのでお願いしたのですが、新酒のフレッシュ感がことさら良いですね。それとこの日は2月にしては暖かい日だったので、キンと冷えた冷酒有り難かったです。
そんなこんなで鍋をあらかた食べ終わる頃、どじょう汁を追加注文。相方が食べてもまだ1杯分以上残っていたご飯のお供にしようかと。
で、このどぜう汁。汁の口当たりはトロっとしていて、江戸甘味噌がメインという味付けは、濃厚というかこっくりというか。そして丸のまま入るドジョウは、どぜうなべ同様の柔らかさ。これだけで、ご飯のおかずになる汁でした。
自宅でかつて食べていたドジョウの味噌汁は、歯でドジョウの身をしごき取りながら食べていたし、味付けも甘味がないサラっとしたものだったので、それとは全く別物(それはそれで美味しいし好きだったんですがね。)ですが、これはこれで良いですね。
というわけで、どれも美味しくいただいたのはもちろん、憧れだった「どぜう」をようやく味わうことが出来て感無量だったのですが、お昼時だったのと、この後の予定があったので、最低限のオーダーでササっと済ませてしまったのが少々心残り。
なのでまた是非とも機会を作って、今度はもっとゆっくり「どぜう」を味わいたいと思います。
ごちそうさまでした。
令和3年2月訪問
この日はカレーな気分だったので、「お昼は真岡まで行かない?」と相方を誘ったところ、相方も「食べたい」ということになり、一路、国道4号や国道408号、清原中央通りなどを使って南下。
途中、LRTの工事が行われているところを通りましたが、残念ながら先日、開業の1年延期が発表になりましたね。
そんなことはさておき、お店には、お昼の12時半過ぎに到着したところ、生憎駐車場が満車。なので近くをぐるっとまわってお伺いしてを2度ほど繰り返したところ、午後1時頃になってようやく駐車場に空きができたので、早速クルマを停めることができました。
【ビーフカレー(大盛) 880円 + Aセット 150円(ランチタイムサービス価格)】
それで前回こちらのお店にお伺いした時は、お店の看板とも言えるマトンを使ったピリピリカレーを、4段階ある辛さのうち下から2番めの「アダルト」でいただいたのですが、今回はビーフの大盛り、そして辛さは一番辛い「マーダー」に挑戦することに。ついでにサラダとコーヒーが付くAセットでお願いしました。
で、注文から程なくして登場した「マーダー」ですが、見た目から危険な感じはあまり感じられません。ですがちょっとは警戒しつつ、ルーをライスに載せていってみたところ、これが!
唐辛子っぽい辛味がズバーンと口中を刺激しますが、辛いものがわりと好きな自分的には、ギリギリ味わっていただけるレベルの辛さ。もっとも、味見した相方は悶絶していましたが。
そしてその辛さと共に味わうルーは、小麦粉は使わず、タマネギをたっぷり使って甘さと旨味を出しているそうですが、おかげでコクがあるけど味わいが軽く、かつ、辛さにキレがあるというか、ほんと、後味が良いですね。
またメインの具である牛肉は、良く煮込まれてトロトロかつ、肉の食感も残す仕上がりが、また。
それと、添えられた自家製のピクルスがやっぱり絶妙というか、甘酸っぱさが合いますし、ルーと一緒に口にいれれば、辛味にマイルドにする効果も。
あと何気に、セットにしたサラダのドレッシングが美味しいんですよね。
【ポークカレー 780円 + Bセット 230円(ランチタイムサービス価格)】
こちらは、相方が辛さ「アダルト」、サラダとラッシーがセットとなるBセットでいただいた品。
私よりもこちらの訪問回数が多い相方も、ポークは初めてだったようですが、「ポークも美味しい」と言いつつ完食。
例にってルーを味見させてもらつたところ、マーダーを食べた後では、(辛さレベルが下から2番めの)アダルトが大変甘く感じるというか。
というわけで、大汗をかきつつも、とても美味しくいただいたのですが、次はピリピリのハードか、いや、チキンやポークも捨てがたいなぁと、早くも次にお伺いする時のことを考えてしまうという。
ごちそうさまでした。
令和3年2月訪問
前の記事で書いたとおり8番らーめんで、ラーメンその他とビールで満足したにもかかわらず、食後、今宵の宿である金沢駅直結のホテルの部屋で暫く休んでいたら、もうちょっと飲みたいような気がしてきたというか。
それでちょっと調べたところ、これまた駅直結の金沢百番街あんとの中に、先ほどいただいた8番らーめんの株式会社ハチバンが運営されている和食屋さんの駅ビル入店バージョンがあるという。(ちなみに金沢駅の他、富山駅、福井駅に出店されている模様。)なので、ちょっくら飲みにお伺いしてみようかと。
午後8時の少し前にお伺いしたところ、幸いなことに、待ち無しで窓際のテーブル席にご案内。店内は時間帯にもよるのでしょうが、この時はわりと落ち着いた雰囲気で、一人静かに飲むには良さそうです。
で、早速お酒なのですが、ビールは先程まで飲んでいたので、今回は最初から日本酒を。冷酒な気分だったのでお品書きを見たところ、こちらのお店で一般的な冷酒は、なんと青竹に入ってくる模様。
というわけで、その青竹冷酒なのですが、銘柄は石川県白山市の「萬歳楽(まんざいらく)」。普通酒でしょうか?それでも口当たりに角がなく、冷やしていることもあって飲みやすい印象。量的にも300mlと、1本でわりと満足できますね。
そしてつまみは、旅行者には有り難い金沢というか石川名物の3種盛り。左から、河豚の子糠漬け、甘海老の醤油麹漬け、金時草の酢の物です。
それでまず、河豚の子糠漬けですが、能登の方の名物で、確か、作れるところが限られている品かと。で、味的には塩気がガツンと強く、ひと欠片でどんだけお銚子が進むことやら。その背後には、魚卵や糠の風味が感じられます。そこに、炙ってあるので香ばしさが加わり、添えられた大根おろしで後口さっぱり。お茶漬けにしたら最高でしょうね。
次に甘海老は、プリっと感も若干残っていますが、基本的にはねっとりとした食感で、旨味もねっとり優しく。そこに醤油麹のおかげか、くどくない甘味も加わって、そんな中、茎わさびでしょうか?のシャッキリした食感がアクセントになっていました。
最後に金時草(きんじそう)ですが、これは加賀野菜のひとつ。この野菜、意識していただいたのは初めてですが、独特の風味とぬめりと、茹で加減が良いのか適度な歯応えもあって、これがなかなかでございました。
珍味類だけではということで、もう一品、本日のおすすめ的なものの中からいただいたのがこちらの品。旬の鰤を、漁師料理のなめろうにしてしまうとは、なんと贅沢な!
登場時、店員さんから「ブリを薬味と一緒に海苔に包んで食べてください」との説明がありましたが、最初はブリだけをちょっとだけいってみたところ、弾力があって新鮮さを感じるブリの身に纏っているのは、甘味が効いた白味噌ベースのもの。これだけでも十分いけるくらいですね。
ですがやっぱり、言われたとおりいただいてみると、味はもちろん、パリパリの海苔、シャキシャキの薬味、シコっとしたブリという食感のバリエーションも楽しめ、更には、そのひと手間が楽しいです。
というわけで、どれも美味しくいただきました。
ごちそうさまです。
令和3年2月訪問
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