たひお備忘録

趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

栃木県那須塩原市 幸楽苑 西那須野店

 8月も最後の週末を迎え、この夏もわりといただいてきた冷やし中華がそろそろメニューから消えだす頃となりました。
 で、多分今年最後にいただく冷やし中華がチェーン店というのもアレな気もしますが、この日は色々あって(っていうか、それでお互い精神的に参っていて面倒なことは考えたくなくなっていたというか……。)、家人と共にこちらのお店までお伺いした際、幸楽苑さんの今年の冷やし中華メニュー2品のうち、個人的には未食だった方をいただくことに。

【ごま油香る彩り野菜と蒸し鶏のさっぱり冷やし中華 690円】
ごま油香る彩り野菜と蒸し鶏のさっぱり冷やし中華 690円

 それがこの、ごま油香る彩り野菜と蒸し鶏のさっぱり冷やし中華(って、品名長っ!)。見た目的には、器の一面をベビーリーフと千切りの大根・人参が覆い、更にその上にほぐした蒸し鶏が載っていて、「サラダじゃん」となったのですが、その下には、当たり前ですがちゃんと麺、そしてタレが隠れておりました。
 で、まずは、タレに浸かった麺だけを引っ張り出して啜ろうとしたところ、香ばしく食欲をそそるゴマ油のフレッシュな香りが。このあたり、品名どおり、更には終売間近でも一定のクオリティが保たれた品をいただけるのは流石チェーン店だと妙なところで感心したのですが、実際にいただいてみても、味のまとめ方というか、先述のゴマ油の香りと共に、醤油をベースにお酢が尖らない程度に効かされ、更には「さっぱり冷やし中華」だけあって甘みも控えめに感じられる、万人向けでありつつも個性を出された味付けに、更に感心したというか。また麺も、冷たく締められているのに弾力がちゃんとしてるのも良いですね。
 次に、全体を軽く混ぜていってみれば、野菜のシャキフワ感、鶏肉の強い旨味が加わって、これが。加えて、野菜でボリューミーになって、幸楽苑さんのノーマルな冷やし中華をいただいた時よりも確実に食べ応えもありました。
 あと味変は、芥子こそ付いていないものの、卓上のラー油使っても合いますし、更には甘くて辛い「幸楽苑の素」も悪くないかと。

【餃子極 280円】
餃子極 280円

 こちらは、一緒にいただいた品。
 相変わらず、どのお店も絶妙な焼き加減で出してくる幸楽苑さんのクオリティには感心しきりなのですが、今日のは何故か、餃子から菓子っぽい匂いが。焼きのせいではないと思うので、「更に美味しくなりました」が発動したか、はたまた体調のせいかは判然としなかったものの、タレに醤油入れたら気にならなくなったので問題はなかったかと。

【つけ麺(小盛) 490円】
つけ麺(小盛) 490円

 こちらは、家人がいただいた品。
 で、例によって味見させてもらったところ、醤油ベースのさらっとしたつけ汁は、しょっぱくて酸っぱくて辛いという、何とも懐かしいタイプのつけ麺といった味わい。家人も「懐かしいつけ麺が食べたくなったら幸楽苑に来ればよいのか」と。

 というわけで、多分今年最後の冷やし中華ほかを美味しくいただいたのですが、それと共に今回感心したのが、配膳のロボット。幸楽苑はわりかし一人だしカウンターでいただくことが多いので、今回初めて配膳してもらったのですが「気を付けて器を取ってね」「お土産も買ってね」「SNSにも投稿してね」と要求は多いものの、与えられた任務を文句も言わず愚直に繰り返す姿が、「サービィ(ロボットの名称)君、頑張ってんなぁ。」と、この時は妙に心打たれたというか。(こんなことろからも、やっぱり精神的に、参っていたんだなぁ、と。)
 ごちそうさまでした。

令和4年8月訪問

静岡県浜松市 自笑亭 浜松駅構内そば・うどん店 (JR浜松駅 改札内)

 前の記事であげたように、8月下旬のとある金曜日、青春18きっぷを使った日帰り旅をしてきたのですが、浜松駅で乗り換えの際、ちょっと早い夕食として立ち寄ったのが、改札内、中2階のコンコースにあるこちらのお店。なかなかに珍しい屋号ですが、元々は安政年間創業の料理屋・仕出し屋で、また長らくの間、浜松駅の駅弁販売と立ち食いそば・うどん店の営業をなされています。

 高架駅であるJR浜松駅の在来線ホームから階下のコンコースに降り、新幹線の乗換口に向かったところにそのお店はあり、新幹線の改札内からもお店に入れる模様。
 注文は食券制で、店外に券売機が置かれていましたが、夕方ということもあってか、肉そばなど一部✕マークが点灯。もっとも、今回はこちらで(多分。少なくとも写真が残っている2007年以降では)初めていただくため、個人的定番のアレをいくべく、食券を2枚購入。
 入店してカウンターに取り付き、店員さんに手渡すと、元気な声で品名がコールされました。

【天ぷらそば 430円 + 生卵 60円】
天ぷらそば 430円 + 生卵 60円

 それから程なくして登場した、天ぷらそば+生卵。パっと見、濃口醤油が効いてるっぽい色の黒いツユに、薬味が青ネギという組み合わせは、ものすごく静岡みがあるというか。
 で、まずはそのツユからいってみると、温度が結構高めでびっくり。そしてその温度で立ち上ってくる、ちょっと引っかかりのあるというか、言い方悪いですがお上品ではない節っぽい香りが、逆に手作り感というか、既成品じゃない風味に感じます。また味付けは、見た目どおり濃口醤油が効き、甘み控えめで個人的には好みですね。
 また、四角い断面の黒っぽいソバは、多分茹で麺だと思いますが、太めでモチっとした食べ応え。個人的に茹で麺好きということもあってこれはアリですね。
 それと具のかき揚げは、タネがタマネギとニンジン、そして青ネギも見えますが、衣がかなり多めのモチモチっとした食感。ツユには馴染まないというか、柔らかいけど殆ど溶けません。あと、口に入れると小海老っぽい風味を感じた様な気がして断面を探したものの見当たらず。ツユの魚風味をそれと勘違いしたんですかね。(最近、味覚や嗅覚がお馬鹿になってしまい困ってます。)

 というわけで、なかなかに特徴的な一杯でしたが、個人的には美味しくいただきました。ただ、次に乗る列車の席取りが気になって、熱いの我慢して、更には温度を下げるため序盤から卵を割ってしまったのは勿体なかったなぁ、と。今後、鉄道で浜松に来ることがあるかはわかりませんが、もしその機会があったなら、今度はゆっくりいただきたいと思います。
 ごちそうさまでした。

令和4年8月訪問

東京都新宿区 そばいち 新宿 (JR新宿駅 南改札内)

 (令和4年)8月下旬のとある金曜日。使い切る予定だった青春18きっぷが、諸々の事情によって1日分余ってしまい、その消費も兼ねてこの日は休みを取って日帰り旅に。栃木県を出発して以降、通過予定の都県を順に並べると、茨城県、埼玉県、東京都、神奈川県、山梨県、長野県、静岡県、愛知県、静岡県、神奈川県、東京都、埼玉県、茨城県と、まぁ、訳のわからない行程となるのですが、計画の際、その度の最初の食事ポイントとして選んだのが新宿駅。南改札内に元々はNREがオープンさせたけど合併によりJR東日本フーズを経て今はJR東日本クロスステーションという会社の経営となった「そばいち」という、いわゆる駅そばのお店があると知った(とこの時は思い込んでいた)ので。

 宇都宮駅から東北本線(宇都宮線)上りの初電かつ始発列車に乗って、赤羽駅から赤羽線(埼京線)で新宿駅まで。駅でこれから使うきっぷなどを用意してからお店に向かうと、時刻は午前6時30分と、まさしく今開店したところですが、既に私の前で、お店の外に置かれた券売機で食券を買っている人が何人も。その人たちに続いて食券を買い、入り口のところでお店の方に渡すと、ほぼ待たずに登場。店内はテーブル席と立ち食いのカウンターがあったものの、既にテーブル席は誰かしら座っている状態だったので、立ち食いのカウンター席でいざ。

【かき揚げ天玉そば 570円】
かき揚げ天玉そば 570円 
 それで今回は、お店にお伺いするのは 初めてだった(とこの時は思い込んでいた)ので、個人的定番にしてお店を知るための一品、天玉そばを。
 まずはツユからいってみたところ、出汁感ビンビンというわけではなくさりとて全くないというわけではなく、色的には濃口所有の効いた味付けも味覚と味の濃さ2つの意味で若干な甘めかな、と。もっとも、これは個人的好み(関東圏のこの手のお店はとにかく醤油臭くてしょっぱいものが好き)を加味しているからで、一般的には全く問題ないというか、とても万人向けな味付けだと思います。
 またソバは細めで、茹で麺のモニっとした食感とは違う、シャッキリ感というか粉的ソリッド感のある生そばっぽい歯触り。蕎麦の実の香りも感じられます。
 それと具のかき揚げは、イマドキの面積よりも厚みにボリュームを持たせたタイプで、外側はカリっとしたクリスプ感があり、ツユとの馴染みが良いもの。タネは玉ネギ、ニンジンの他色味として青菜など。

【いなり寿司 140円】
いなり寿司140円

 こちらは、一緒にいただいた品。
 食券を出した途端、お店の方が窓口的ところの脇に積まれたこれを1つ取ってトレーに置いたときは正直びっくりしましたこちらのそばいちと同じくJR東日本クロスステーションがやっている駅ナカのコンビニ、ニューデイズで売られているものでしょうか。(と思ってニューデイズのウェブサイトを見ても製品情報には無かったけど、過去には似たような品があったっぽいです。)
 味的にも、イマドキのこういう品ですから、コンビニ飯に慣れていれば普通にいただけるというか、むしろ悪くないとは思います。けど、個人的には……。(まぁ、新宿駅の駅そばで情緒を求めるなって話なんですがね。)

 というわけで、美味しくいただき、ブログの記事は「美味しいけどエッジは効いていない。だからこそこういう場所では良いのかなぁ。」なんて調子で書こうと思っていたところ、書く時に念のため当ブログの過去記事を検索したら、令和2年(JR東日本フーズ時代)にここでかき揚げ天玉そばをいただいていて、けっこう好意的な感想書いてるじゃないですか!たった2年前のことを覚えていないのもどうかと思うんですが、まぁ、歳のせい、ですかね。
 ごちそうさまでした。

令和4年8月訪問

栃木県那須塩原市 麺 みの作 本店

 とある平日の午前中。この日は用足しで休暇を取ったものの、予定がいろいろと狂って朝から何も食べずにもう昼前、という状況。国道4号をクルマで走りながら、あまり遠出もしたくないのでそろそろお昼食べるお店を決めてしまおうかと家人と話していたところ、こちらのお店が。しかも、お店に近い方の駐車場も1台だけ空きがあったので、すぐさまそこにクルマをいれました。

 入店すると、2人がけのテーブル席が空いていたので着席。それで今回の注文は何にしようかなと、卓上のPOPやお品書きを見て悩むこと少々。駐車場に大量に立っていた幟旗でアピールしていた胡麻味噌つけ麺が気になったものの、卓上のPOPに「今月の賄い鉄板焼き飯 一口食べたら止まらない」などと書かれていた黒肉あぶら鉄板焼き飯もたいそう気になるし、でもつけ麺は1.5玉だから両方食べると明らかに食べ過ぎだし、最後まで美味しく完食できるかわからないしと、色々な思いが頭をよぎったものの、最後は「えーい!」と欲望に忠実に従い両方頼んでしまいました。(それと家人のラーメンも。)

【胡麻味噌つけ麺 880円】
胡麻味噌つけ麺 880円

 そんなわけで、まずは胡麻味噌つけ麺から。
 まずは、中太の縮れ麺を、白ネギと生ニラの散らされたつけ汁に浸けようとすると、トププっともったりした抵抗感。物理的な濃度という意味では相当濃いようですが、つけ汁が飛び散らないように気を付けつつ口に入れれば、これは!
 つけ汁の味は、名前のとおり胡麻味噌味ですが、どちらかが勝つのではなく、良いバランスで調和。ベースは豚骨スープも入っているのでしょうか?ゴマや味噌以外のこってりした旨味もあって、味の濃さも濃すぎず。ほんと、つけ麺のつけ汁として、いい塩梅です。
 また麺は、こちらのお店のラーメンに使うものと一緒でしょうか。若干モシャっとしたドライ感はあるものの、シコっとした弾力もあり、麺自体の味もしっかり。それと縮れているのでつけ汁がよく絡みます。
 具は、ホロトロっとしたバラチャーシューと、柔らかいメンマ、そして海苔が思いの外たっぷり付いてきたのが嬉しいところ。つけ麺の具としても、もちろん合いますが、後述する鉄板焼き飯をいただく際にも重宝。
 あと、POPに書かれていた黒酢での味変も、様子見しつつ加えれば、味にいい感じの引っかかりができて、これも。最後はスープ割りもできますが、頼んで出てきたのは白濁した豚骨スープ。元々のつけ汁にコッテリ感があるので、最後までその方向で押されるという感じですね。
 そんなわけで、個人的に、味噌味のつけ麺で、「これは」と唸った回数は少ないのですが、今回は十分唸らせてもらいました。また味見した(というかさせた)家人も、「次はこれをいただく」と。

【黒肉あぶら鉄板焼き飯セット 363円】
黒肉あぶら鉄板焼き飯セット 363円

 こちらのお店(というかラーメン天華グループ)ではお馴染みの鉄板焼き飯ですが、これは初めてお目にかかるタイプ。口に入れれば、背脂と刻みニンニク、ネギとタレが合わさった香りが口の中に広がり、その匂いだけで、もう。タレの味加減も申し分なく、ジャンクな味わいがたまりませんね。
 ですが、やはり背脂がかなりコッテリというか、食べてる途中、器の底には、熱で液体となった豚の脂がうっすら溜まります。
 あと今回、変に焦って混ぜるタイモングが遅くなってしまったものの、逆にそれが功を奏したというか、ハード目のおこげが加わったことにより、カリカリパリパリした食感の部分が増え、油っこさを中和まで行きませんが、それと良く合いました。

【きれこく味噌麺 713円 + バター 88円】
きれこく味噌麺 713円 + バター 88円

 こちらは、家人がいただいた品。
 きれこくの「きれ」の部分をバタートッピングで積極的に殺していくスタイルですが、味的には鉄板というか、「美味しい」と言いつついただいていました。

 というわけで、どれも美味しくいただいて、質的にも量的にも大変満足。で、この日は、このところ日課にしている朝のウォーキングに加え、帰宅後も歩いたものの(それでも戴いた分のカロリーは消費しきれていないけど)、その甲斐ある無茶食いになったかなぁ、と。
 ごちそうさまでした。

令和4年8月訪問

栃木県さくら市 中華そば みやこ家

 この記事が公開されるのは11月3日の予定ですが、中の人の日付では8月下旬のこと。先月(7月)お伺いした、さくら市のみやこ家で冷し中華をいただいた際に気になったけど次回以降に回したシビレ冷やし中華という品があったのですが、今回はそれをいただくべく、改めてお伺いしました。

 平日のお昼時でしたが、この日は駐車場から空いていて一安心。すんなりクルマを停め、店内に入り、1つおきに空いていたカウンター席に案内されたものの、あとから続々とお客さんが入ってきて、程なくして待っている人も出ましたが。
 で、席に着いたらすぐに当該メニューを注文。選べる味付けは醤油ではなくごまだれにしてみました。また、POPの「シビレ冷し中華あります!」のところにはには「S・M・L 選んでください」と書かれていたので、多分、シビレの強さのことだと思い、とりあえずLでお願い。身体のサイズのことだったら5Lくらいじゃないと足らないのですが。

【シビレ冷し中華(L) ごまだれ 980円】
シビレ冷し中華(L) ごまだれ 980円

 注文から、それほど待たずに登場したシビレ冷やし中華のL。パっと見、シビレ要素が見当たらないなと思ってしまったのですが、てっぺんのネギをどけたところ、茶色っぽいスパイスが麺の上にたっぷりと掛かっていました。
 スパイスの量的にそのままじゃヤバいかもと思い、まずはスパイスと、麺とごまだれをよく混ぜてからいってみたところ、これが!!最初は適度な濃度と若干甘みの立ったバランスの良い味付けのごまだれに隠れていますが、程なくして口に強烈な辛味が。しかも山椒的シビレる辛さよりも、唐辛子的シャープな辛味が強く感じます。また、単純に辛いだけではなく、その奥には複雑なスパイシーさもあって、これは良いですね。ただ、辛いものは好きな方とは言え、最近、歳のせいかいわゆる激辛なものが厳しくなってきた自分には、数口いただく頃には汗だくでヒーコラ言っていましたが。(それでも、ひと口、またひと口と食べ進ませる魅力はあります。)
 また麺は、前回同様スクエアな断面で縮れの入った太めのもの。前回も感じたのですが、こちらはつけ麺が主力商品だけあって、茹でてから冷たく締めた麺の扱いが上手というか、太くても弾力ある噛みごたえはお見事。(お店によっては、冷たい麺にすると妙に硬質な歯応えになるところがあるんですよね。)もっとも今回は、麺に辛いスパイスがしっかりと付いているので、あまり味わっていると口の中に辛みが蓄積してきますが。
 それと具も、前回同様、細切りのハムとキュウリ、スライスしたトマト、錦糸卵、刻み海苔、笹切りのネギ、そしてワカメに中華クラゲ。ちなみに今回のワカメはしっかりと戻っていました。

 というわけで、さすがはLだけあって辛かったものの、美味しくいただいて満足でございます。ただ、美味しかったとは言っても、辛さは味わえるギリギリくらいだったので、次はMにしてしっかりと味わってみたくもありました。
 ごちそうさまです。

令和4年7月訪問

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馬 たひお (@uma_tahio)
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栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラフィフのオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、モータースポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

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