たひお備忘録

趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

山形県新庄市 かもん

 この日は、新幹線イヤー2022のキャンペーン(by JR東日本)を利用して山形県の新庄まで来ていました。で、元々、当地では腹具合が許す限り食べ歩きをしようと思っていたので、前の記事であげた食堂の後に向かったのが、新庄駅の駅舎内に入っているこちらのかもんというお店。事前に調べた情報では、当地産の鴨料理と蕎麦がいただけるということで。個人的に、鴨肉って(毎年大晦日は鴨鍋にして、そのツユで年越しそばをいただいている程)好きなんですよね。

 それで駅舎内とはいえ改札口や待合室からは直接行けないので、一度出てから建物の端のほうにあったお店に入り、あいていた衝立付きのカウンター席に着席。そこでお品書きを見たところ、事前にネットで調べた時に出てきた鴨料理的な品は書かれておらず(そのかわりにネット通販と持ち帰りメニューの案内)、店主さんと思しき方にお伺いしたところ、今は鴨団子汁そばとざるそばの2品(とドリンク類)のみ提供されているとのこと。
 そこで一瞬、やってしまったかもと思ってしまいましが、その2品の中から看板メニューという鴨団子汁そばをお願い。その後、店主さんと思しき方が厨房に消え、それから程なくして注文した品が登場しましたが、その際、生の鴨肉はつゆが熱いうちにそこに入れ、レアになったら食べてくださいとのことでした。

【鴨団子汁そば 1,100円】
鴨団子汁そば 1,100円

 で、結論から言うと、これが大ヒット!!
 まず熱々のツユは、鴨の滋味がたっぷり。ネギの三つ葉の薬味も程よくアクセントを加え、濃口醤油とミリンを合わせた返しの味加減も適度。そして中には、これまた滋味深い鴨肉の肉団子が入っています。
 またソバは、ツルっとした口当たりやシコっとした歯応えが良く、蕎麦の香りもわりと感じられます。それにしても、蕎麦と鴨、更にはネギと三つ葉の香りって、なんでこんなに相性が良いんですかね。
 そして何と言っても、最初にツユに投入した鴨肉が、もう!!ツユの熱で火が通ったそれは、柔らかくとってもジューシーで、肉の旨味もたっぷりと味わえます。これなら注文の際、400円の鴨肉おかわりを頼んでおくのだった!と即座に後悔。
 最後は、残ったツユに蕎麦湯を加えでフィニッシュ。お昼をいただくのは2軒目でお腹も相当苦しくなっていましたが、それでもやめられない、後を引く味わいでした。

 というわけで、やってしまったかもなんて一瞬思ってしまい本当に申し訳なかったというか、大変美味しくいただき、とても満足させていただきました。
 今後、個人的にまた新庄駅を訪れる機会もあるかと思いますが、その際はまたこちらにもお伺いして、鴨肉と蕎麦を堪能したいです。
 ごちそうさまでした。

令和4年10月訪問

山形県新庄市 急行食堂

 前の記事でも少し書きましたが、この日は、新幹線イヤー2022のキャンペーンを利用しての日帰り旅。で、まず向かった先が、山形新幹線の終点、新庄駅。ここでお昼をいただくことになっていました

 そこで最初にお伺いしたお店は、その昔、お店の存在を知って以来気になっていたこちらのお店。だって店名が「急行食堂」ですよ!奥羽本線と陸羽西線、陸羽東線が交わる(そしてその後山形新幹線も加わる)古くからの鉄道の要衝、新庄らしい店名じゃないですか。更には、前回新庄を訪れた時にいただいた当地名物のとりもつラーメンが、ここでもいただけると知ったので。

 そんなわけで、駅からほど近いお店まで。昔、私が物心ついた昭和の頃、ある程度の規模の駅の近くには、いわゆる駅前旅館や駅前食堂があって、それが街の雰囲気を作っていた部分もあったのですか、令和になった今では残っているお店もわずか。そんな雰囲気が残る、個人的には懐かしい感じがする店内には、壁に隙間なくポスターやメニュー表、推しメニューの短冊、「急行食堂」と書かれた一枚板、昔の列車が車両側面に付けていた「急行」という種別板や車両の妻面についていた「日本国有鉄道」という銘板など、ほぼ隙間なく貼られていました。
 またその中のメニュー表は、筆頭と思われる箇所には牛丼が書かれ、以下丼ものがいくつかそしてチャーハンときて、その次がラーメン類。これが店主さんのアイデアを次々商品化したような充実ぶりで続き、その後、焼きそば、酒類、そして、大盛りは100円増しという注意書きで〆。それ以外にも、短冊のみに書かれた品がいくつかあったような。ちなみに、いただこうと思っていた鳥もつラーメンだけでも、ノーマル、塩味、そして冷やしまであり、10月にもかかわらず暑かったこの日の気分的には冷やしかなと一瞬思ったものの、結局ノーマルな鳥もつラーメンを注文。店主さんが厨房に消えてから少し待ってから登場しました。

【鳥もつラーメン 650円】
鳥もつラーメン 650円

 それでまずは見た目ですが、一般的なラーメン丼とはちがう器(メニューにそば・うどんの類は無いんですが。)に入っていて、ラーメン自体はスープと麺、そしてその上に鶏もつとネギというシンプルさが潔いですね。
 で、早速スープからいってみたところ、動物系とも魚系ともつかないあっさりとしたベースに、軽く酸味を感じる醤油ベースの、どこか蕎麦つゆっぽくも感じられる味付け。(メニューにそば・うどんの類は無いんですが。)
 また麺は、太めの縮れ麺で、わりと軟めの食感。このゆるっとした感じ、嫌いじゃないです。
 そして具の鳥もつは、キンカン、ハツ、レバなど一通り入っているのが満足感あり。あっさりとした醤油味でさらっと煮たような味と食感でした。

 というわけで、昔の駅前食堂っぽい雰囲気を堪能しつつ、当地名物のとりもつラーメンをいただくことができました。
 ごちそうさまです。

令和4年10月訪問

栃木県宇都宮 生蕎麦 いろり庵きらく 宇都宮店 (JR宇都宮駅 東西自由通路内)

 いきなりですが、今年は、鉄道開業150年の記念の年。1872年(明治5年)10月14日、新橋駅-横浜駅に日本で初めて鉄道が開業した日から150年だそうで。更に、JR東日本では、東北・上越・山形・秋田・北陸の5新幹線が開業からそれぞれ40(盛岡駅-青森駅間は20)・40・30・25・25周年を迎えるということで、新幹線イヤー2022と題して各種イベントやキャンペーンが行われていたりします。
 で、10月1日の土曜日。この日は、新幹線イヤー2022の割引きっぷというかチケットレス乗車サービスを使って、ちょいと日帰り旅に出ることにしました。

 ですが、新幹線に乗る前にとりあえず朝飯をということで、宇都宮駅の自由通路にあるこちらのお店に。っていうか、予定では、新幹線コンコース内のお店でいただこうと思っていたのですが、昨今の社会情勢により、土日はお安みになっていんですね。
 それでお店に入る前、店頭に置かれた券売機で食券を購入するのですが、その時目にとまったのが、「鉄道開業150年」記念メニューのこちらの品。朝からヘヴィだとは思いつつも、この手の限定メニューにはめっぽう弱いので、気が付くと食券を購入していました。

【まんぷくそば 790円】
まんぷくそば 790円

 それがこの、まんぷくそば。
 ソバ(ウドンも可)の上には、かき揚げ、ちくわ天、(肉そば・うどんの)豚肉が載り、更にPOPの写真だと載っていた半熟卵は実際にはきれいに載らないためか別の容器で提供という、何とも力押しなひと品。ちなみに、トッピング単品を追加していくよりも合計で150円お得だそう。
 それでまずはツユからいってみたところ、出汁感そこそこでやや甘みの効いたバランスの、極めて万人向けな、最近のいろり庵きらく的味わい。もっともこの品は、天ぷらが2品、更に豚肉まで入っているので、その分のコッテリ感や風味・旨味などがプラスされていますが。
 またソバは、以前と比べ大幅に進化した生タイプだったと思いますが、蕎麦の香りもちゃんとあって、明らかに茹で麺とは違う味わい。個人的には茹で麺も大好きなのですが、これはこれでグレード高いと思いますね。
 それと具は、前述のとおりですが、かき揚げは登場時にまだサクっと感が残り、ツユとはよく馴染むタイプ。種はタマネギがメインの一般的なものです。それとちくわ天は、青海苔というかアオサの風味が結構強く香りますね。更に豚肉は、ちょいとばかり煮込んだ風味がしましたが、七味をかけると気にならない程度。
 あと途中から、半熟卵を割って味変。蕎麦に生卵や半熟卵が入っている場合、丸呑みする方もおられますが、個人的には途中で崩してソバや具材に絡めていただくスタイルで。ちなみに、ツユもよっぽどのことがなければ飲み干します。(その分、水も多く飲みますが。)

 というわけで美味しくいただいたのですが、マジでボリューミーだったというか、齢50を過ぎてフルサイズの揚げ物2品は胃にキタというか。
 ごちそうさまです。

令和4年10月訪問

栃木県鹿沼市 ラーメンショップ 運転免許センター北口店

 最近、平日はおとなしく自宅で朝食を摂っていたものの、この日はどうしても朝ラーをキメたくなって、高速道路まで使って南下し、鹿沼市にあるラーメンショップ運転免許センター北口店まで。
 午前8時頃、朝の混雑が一段落ついた頃にお店に着いたのですが、入店してちょっと驚いたのが、厨房、というかいわゆるラーメンを作るポジションには、マスターではなく若い男性の姿が。マスターはというと、注文取りやネギの仕込みをなさっていて、調理には一切手を出していなかったようで、個人的には、ここでマスター以外が作るラーメンをいただくのは、初めてかもしれません。(ちなみに、サイドメニューの玉丼は、マスター以外の人が作った物をいただいたことがありますが。)それにしてもその男性、湯切りのアクションがマスターそっくりでした。

【ネギチャーシューメン 1,050円】
ネギチャーシューメン 1,050円
【半ライス 110円】
半ライス 110円

 それで今回いただいたのは、ネギチャーシューメンと半ライス。
 最初の一口は、あえてネギを混ぜずにスープをいってみたところ、まろやかな口当たりのそれは、以前よりもだいぶ脂っ気というか表面に浮く固形脂が減りあっさりした印象。これが作り手によるものなのか、お店の方向性がこうなったのか、はたまた今回たまたまだったのかはわかりませんが、個人的には朝にいただくには丁度いい具合かなぁ、と。そして次に、タレなど和えたネギをよく混ぜてからいただけば、これが、もう。ゴマ油の香りが食欲をそそり、スープの味もビシっと決まりますね。
 また麺は、たおやかだけど今日のは歯応えもある茹で加減が良い感じ。
 それと具は、スープで少しシナっとしたネギは勿論、今回ネギチャーシューにしたので、柔らかくも肉の食感も感じられるチャーシューがたっぷり。うち一部はそのまま、一部はライスと共に、そして一部は麺と共に堪能します。
 そして途中から、卓上のおろしニンニク、豆板醤で味変。あと今回は、具のすぐ溶ける海苔をあえてそのままスープに溶かして味変に使ったところ、それはそれで面白い味になったというか、醤油味なのまた試してみてもいいかな、と。
 更にライスは、チャーシューのほか、サービスのたくあんでモリモリいただきました。

 というわけで、美味しくいただいて満足いたしました。また作り手が変わっても、味の方向性は変わっておらず一安心。これからもマスター共々、美味しいラーメンをお願いします。
 ごちそうさまでした。

令和4年9月訪問

栃木県宇都宮市 手打ちラーメン まるめしあん

 9月下旬のとある日曜日。恒例となった週末のバイク転がしを兼ねての朝ラーは、宇都宮市鐺山町にあるまるめしあんさんまで。だいぶ前、矢板市から移転してきたのは知っていましたが、ようやくお伺いすることができました。

 お店には、午前9時を少し回った頃に到着。駐車場は殆ど埋まっていましたが、空いていた区画にバイクを停め入店すると、店主さんが厨房にお一人で、近くの席に座っていた常連さんと思しき方が色々話しかけているという状態。また、直接は見えませんが、小部屋に別れた店内の各所には、結構な組数のお客さんがいらしていたような。
 それでこのお店のシステムですが、注文は厨房の店主さんに直接声をかけ、空いている席に座って待つという感じ。しかしながら、厨房近くの壁面には「撮影禁止」と注意書きが添えられたものすごい数のお品書きがあり、中には「ものすごく時間がかかる」「できない場合がある」(このあたりうろ覚えなので違うかも)などとネガティブな注釈が付いているものも。その膨大な数に一体どれをいただけば良いのか見失っていたところ、店主さんが声をかけてくださり、これらは限定メニューだそうで、レギュラーメニューはテーブルのところにありますよ、と。それを見ると、今のまるめしあんさんは「牛骨、牛テール、牛筋等を三日三晩炊き込んだスープ!」という牛白湯がメインのラーメンになっているんですね。味付けも正油塩味噌旨辛など色々あり、タンメンといったバリエーションも。そんな中から今回は、レギュラーメニューのおしながき筆頭に書かれていた、牛骨ラーメンの正油味を店主さんにお願い。注文を受けた順番に作られているため少しだけ待ったものの、程なくして店主さん手ずから席まで運んでくださいました。

【牛骨ラーメン 正油 780円】
牛骨ラーメン 正油 780円

 それでその、正油味の牛骨ラーメン。
 まずは白濁したスープからいってみたところ、牛独特の風味と旨味が口の中に広がって、これが!鶏や豚に比べると旨味が薄い牛という素材を、手をかけることによって風味は嫌味にならない程度に抑えつつというか個性の範疇に収め、濃厚な味わいを持つスープに昇華させているのが、私のような素人にも感じられます。そこに、白ネギやタマネギ、カイワレといった生の刺激ある薬味的具材が加わって味を引き締めていますね。
 また麺は、全粒粉を使用したものでしょうか。細くてプリプリっとした食感が、濃厚な味わいのスープと合っています。
 そしてメインの具は、チャーシュー2枚にとローストビーフ1枚という豪華さ。軽くソース的なものがかけられていますが、どちらもしっとりジューシーな食感で、きちんと調理された肉の味を堪能できる仕上がり。それと個人的にヒットだったのがレンコン。パリパリした食感とあっさりとした味わいが、実に良く合っていましたが、これをあしらいというか付け合せに持ってくる店主さんは、やっぱり只者ではないな、と。

 というわけで、美味しくいただいて満足いたしました。宇都宮もこのあたりまで南になると、カジュアルな気持ちでフラっと来ることはなかなか厳しいですが、それでもまたお伺いして、他の品もいただいてみたいと思います。ごちそうさまでした。

令和4年9月訪問

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馬 たひお (@uma_tahio)
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自己紹介:
栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラフィフのオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、モータースポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

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