趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
5月も下旬ともなると、朝でも暖かくなると思いきや、ラフにバイクに乗るにはちょうとばかり寒かったりします。でも、しっかりとウインドブレーカーを着込んで乗っていると、昇ってきた太陽に体を温められ、そろそろ脱ごうかと思いつつ走っていた時に到着したのが大田原市の美原公園に隣接するこちらのお店。
そんな時だったので、店内の「冷やしおおのはじめました」という貼り紙を見たら、注文するのはそれ一択になりました。
その冷やしおおの。パっと見、氷が数個浮かんでいる以外は、ゆずをあしらった塩ラーメンというビジュアル。浮いている油は植物性のものですかね。
で、早速スープからいってみると、旨味と共に、これが味の心柱というべきまろやかだけど濃いめの塩気がガツンと。出汁は、食べ逃した昨年のバージョンだと鯛煮干しと昆布でしたが、今年はどうなんですかね。荒々しいところがない、でもちょっとだけ魚っぽいビターな風味もあるような味わいなのですが。(結局確信がもてない。)そこに、柚の香りがうまい具合に合っています。
また麺は、スクエアな断面の太めの縮れ麺。密度感を感じるいうか、元々がモチモチしていたものを冷やしたので硬度が増したような歯応え。冷たい麺だと、つい、ツルツルと飲み込んでしまいますが、これはしっかりと噛んで味わったほうが良い気が。
そして具は、ユズの他、笹切りのネギがシャキシャキ感とマイルドな刺激のアクセント。チャーシューの代わりに生ハムが乗り、メンマはシャクっと柔らかくプレーンな味わいの穂先メンマです。
というわけで美味しくいただいたのですが、これからもっと暑くなると更に美味しく感じる一杯(今回も結局のところ、塩気が強いと感じたスープが、後をひくというか結局は全部飲んでしまいました……。)じゃないでしょうか。
ごちそうさまでした。
令和4年5月訪問
色々あって午後からの出勤だったこの日。せっかくなので、その道すがら、ラーメンでも決めてから出勤しようとした時に思い浮かんだのが、その混み具合故最近なかなか足が向かなくなってしまっているこちらのお店。開店直後だったら食べてもこの日の仕事に間に合うと、喜び勇んで家を出たものの、お店に着いた午前11時をちょっとだけ過ぎた時だったので、バイクは停められたものの店頭には入店待ちの人が5,6人という状態でした。
それでも、時間的にはまだ大丈夫だったので暫く待つのを覚悟していたところ、カウンターに空きができ、先に待っていたお客さんも皆グループ客だったこともあり快く譲ってくれたので、思いの外早く入店できることに。
カウンターに座り早速注文を告げたのですが、久しぶりだったのであるものを追加するのを忘れてしまったという。
注文から調理開始まで早かったので、あまり待たずに登場した今回のラーメンは、裏メニュー(でも皆わりと普通に注文していますが)となる塩ワンタンメン。ここに那須御養卵の塩ゆで卵を追加するのが、個人的にこちらのお店での最強の組合わせだと思っていますが、その塩ゆで卵を忘れてしまったんですよね。
ですが気を取り直して、まずはスープからいってみると、出汁の風味と旨味が濃いですね。出汁は鶏がメインだと思いますが、それ以外にもキャッチーな旨味もあるような。これは塩ラーメンだけに入るワカメのお陰でしょうか?味付けの塩気はバッチリ丁度良く、そこにゴマの香ばしさがほんとに良いアクセントになって、これが、もう!
そんなスープも旨いのですが、やっぱりこちらのお店の本命は手打ちの麺。表面のポコポコ感が啜る時に心地良く、白河系ではトップクラス(私調べ)のシコっとした歯応えが、また!
更にワンタンは、白河らしい極薄タイプ。タネは鶏肉とネギでしょうか。単体では皮のツルピョロっとした食感を楽しみ、次は麺と一緒に口に入れ2つの食感の違いを味わうという贅沢な楽しみ方が、このメニューならではかと。
あと忘れちゃいけないのチャーシューは、ミシっと噛みごたえのあるタイプで、味加減バッチリ、スモーキーで実に良い仕上がり。モヤシや、先述のワカメも合ってますね。
というわけで、大変美味しくいただきとても満足したのですが、こちらのお店の塩味は、塩ラーメンの個人的好みのトップの一角に、必ず入る味だと再認識した次第でごさいます。
ごちそうさまでした。
令和4年5月訪問
5月下旬のとある土日にかけて、新潟県にソロキャンプに行ったはずが、行きがけに2軒食べ歩いたことにより、なぜかラーメン食べ歩きの様相を呈している今回のツーリング。それでも当初はその2店舗だけ食べて帰ろうという予定だったものの、キャンプ地が長岡市ということもあり、「せっかく長岡市に泊まっているのだから、帰りに新潟5大ラーメンの1つである長岡生姜醤油ラーメンを食べていかないと」と、急遽予定を変更することに。それでどうせなら、超有名店の本店格のお店にお伺いしてみようと、こちらのお店をロックオンした次第。
どうでもいい話ですが、これで新潟市のあっさり醤油ラーメン(こことかこことか)と濃厚味噌ラーメン(こことか)、燕市と三条市の煮干し背脂ラーメン(こことかこことか)、前の記事であげた三条市のカレーラーメンと、新潟5大ラーメンと呼ばれるラーメンの5種類全てを、当地で食べたことになるんですよね。
そんな訳で、キャンプ場からナビアプリの指示に従い、長岡市内の中心部へ。ちなみに今回のキャンプ場は、長岡市と言っても平成の大合併で編入された日本海に面する旧和島村にあったので、出発してから約1時間かかりましたが。
キャンプの撤収に手間取ったこともあり、JR宮内駅のロータリーに面したお店裏手の駐車場に到着したのは開店時刻の午前11時を20分近く過ぎたところ。駐車場は空きがあり「これは待たずに入れるかな」と淡い期待を抱きつつバイクを停めお店の方へと向かったところ、現実は甘くなかったようで、既に10人ほどの行列ができていました。もっとも回転は早く、また前に並んでいた2人組が譲ってくれたこともあり、待ち始めてから10分少々で入店することが。
お店に入ると、とても長細い店内はカウンター席のみ。そのカウンターが、ものすごく歴史を感じるコンクリート製というのがたまらないというか、このお店の雰囲気を味わえただけで、ここまで来た甲斐がありました。
そこの空いたところに座り、待っている間に店頭の券売機で購入した食券をカウンター上に。メニューはラーメンとチャーシュー麺の2種類(の並盛り(麺量約175g)と大盛り(麺量約250g))のみで、あとトッピングと酒類という感じ。ただ、自家製麺のトッピングが50円と100円があるなど、見ただけでは一部不明なところも。そんなこともあっつて、一番ベーシックな青島ラーメンの並盛りにしました。
着席して食券を置いてから、2ロット目で完成した私の青島ラーメン。丼を目の前に置かれただけで、食欲をそそるショウガの香りが漂ってきます。
それでまずはスープからいってみたところ、出汁は豚骨+香味野菜+たっぷりの生姜とのことですが、その旨味に、醤油の風味と若干甘みのある味付けが濃い目がバシっと。そこに液体脂のコクと甘みも加わって、昔ながらとの味わいというか、初めてなのにどこか懐かしさも感じる味わいです。
またノーマルの麺は、中くらいの太さでしょうか。やや硬質な口当たりに、噛むと弾力というよりも歯応えを感じます。スープの味付けが濃いので、このしっかりとした食感の麺がピタリと合ってますね。
そして具のチャーシューは、軟らかいけど肉はミシっと、脂身はプリっと噛み応えもあるタイプ。醤油が効いた昔ながらの味わいです。ホウレン草は生のものをアルデンテの茹で加減で。フレッシュ感が良いですね。メンマは、あっさりしているけど発酵風味もしっかり。あと海苔とナルトが、このラーメンには必須というか、とても良く合っていました。
というわけで美味しくいただいたのですが、歴史を感じる店内でいただく歴史を感じる一杯は、単純な味だけにとどまらない魅力があったというか。
ごちそうさまでした。
令和4年5月訪問
私がラーメンに興味を持った頃か、マスコミに各地のご当地ラーメンが取り上げられだした頃だったかは忘れましたが、私の認識では新潟には4つの有名なラーメンがあり、新潟市のあっさり醤油ラーメンと濃厚味噌ラーメン、燕市と三条市の煮干し背脂ラーメン、長岡市の生姜醤油ラーメンが4大ラーメンと呼ばれていたような。
それがいつの間にか、三条市のカレーラーメンを加えた5大ラーメンとなっていたことを知った時は軽く驚いたのですが、せっかく新たな名物に認められたのなら食べてみたくなるのが食いしん坊の性(サガ)というもので、今回、ちょうど三条市を通るルートだったから、昼食に立ち寄っていくことに。
それで色々と調べだしたところ、カレーラーメンにもカレーそば・うどん同様、スープ自体がカレーになっているものや、ラーメンにカレーを後がけしたしたものなど様々で、近年町おこしとして増えたのか、提供されているお店も多数。これじゃあどこでいただこうか決まらないとカレーラーメン自体をスルーしそうにもなったのですが、思い直して、カレーラーメンを提供するお店では最も歴史があると言われる大黒亭さんへ。ちなみに三条市内に大黒亭さんは本店、松屋小路店、そして居島店の3店舗があり、どちらもでもルート的に大差なかったのですが、今回は居島店さんに決定。ナビアプリの案内で進んだところ、昭和の頃からの歴史を感じる街なかに、そのお店はありました。
店頭にバイクを停め、早速入店。外観からして最近リニューアルされたようで、とてもきれいな店内はテーブル席のみで、結構コンパクト。で、ラッキーにもそのうち1つが空いていたのでそこに案内され(その後、入店待ちも出来ていました)、お品書きを見たところ、決してカレーラーメンだけではないというか、懐かしいラーメン屋さんというラインナップ。こちらで出されている、当地の昔からある中華そばも気になったものの、初志貫徹でカレー中華をお願い。程なくして登場しました。
見た目的には、カレー色のスープに白っぽい具材が見え隠れするだけという、失礼ながら地味なビジュアルですが、鼻孔をくすぐるカレーの香りが何とも食欲をそそります。
早速スープからいってみたころ、焼干しと昆布を使った出汁に塩と小麦粉、数種類のスパイスを使った自家製のルーを加えて作るというそれは、口当たりがサラッとしたポタージュ様。味わいは、辛さ的には万人向けですがしっかりスパイシーで、カレーそば・うどんとも、カレーライスとも違う、まさしくラーメン向けのチューニングのようです。そんなわけで、カレーなのでライスは合うでしょうけど、店内に貼ってあった地元情報誌では、焼きそばのハーフサイズと組み合わせる食べ方が紹介されていましたが、確かに合いそうですね。
また麺は細めで、自家製麺だそうですが、加水率低めな食感。ゆえに最初は中心部に歯応えがあるというか、しなっこわいところもありますがスープと良く絡み、そのうちに馴染んでくる感が。ただ、最後まで弾力はあったような気がします。
それと具は、ミシっとした食感のトラディショナルなチャーシューと、タマネギというシンプルさ。それにしても、チャーシューってカレーと合うんですね。あとタマネギか季節柄か新タマネギで甘みが強くみずみずしかったのも良かったです。
というわけで、お目当ての品を美味しくいただいて大変満足したのですが、このお店自体、先述のとおりカレー中華の他にもっと食べたい品々ばかり。更にはカレーラーメン自体も、ネットで調べたところ、大黒亭さん3店舗それぞれに作り方は一緒だけど味が違う(本店は煮干し風味が強いなんて話もありました。)などバリエーションがとても豊富ということもあり、なのでいつの日かまた当地を訪れ、いろいろと食べ歩きなんてやってみたいものですね。
ごちそうさまでした。
令和4年5月訪問
5月下旬のとある土曜日。かねてから計画していた、新潟県へのキャンプツーリングを敢行することに。
で、キャンプ場のまでの道程を調べた時、高速道路不使用という条件で出てきたのが、塩原から旧藤原町を経由して会津若松に出た後、国道49号を経由して新潟に入るというルート。これだと、会津若松市内をまた朝と言っても差し支えない時間帯に通過することになるので、ここで朝食を済ませることにしました。じつは福島県の会津地方は朝ラー文化が根づいている土地で、有名な喜多方はもちろん、会津若松市内でも朝からラーメンをいただけるお店がいくつかあったりするんですよね。
そんな中から今回は、鶴ケ城(会津若松城)からも程近いところにあるこちらのお店を。お店の存在自体はだいぶ前から知って=お伺いしようとしていたのですが、なかなかタイミングが合わず、ようやく今回、念願が叶いそうです。
そんな訳で、自宅を午前6時過ぎに出発し、ナビアプリの指示に従ってのんびり(ただし最初は寒くて気持ち的にそれどころではありませんでしたが。)走ること暫し。会津若松の市街地に入って暫く走り、午前9時前にはお店に到着することが出来ました。
バイクを駐車場に停めお店に入ると、店内は満席でないものの先客が何組か。正面にあった券売機で一番ベーシックな品と思われる支那そばの食券を購入すると、店員さんがカウンターへとご案内。それにしてもこちらはちょっとばかり面白いお店の造りというか、券売機とカウンターのある私がいる狭い部屋の隣に、テーブルが並ぶ広めの部屋という感じです。
それで待つこと少しで登場した支那そば。まず見た目ですが、オーソドックスな醤油ラーメンという感じがするものの、スープにはわずかに濁りがあり、魚粉のような粒粒も見て取れます。
で、まずはスープからいってみたところ、見た目どおり、出汁というかエキス分が濃く、したがって旨味も濃いですね。動物系、メインは豚骨でしょうか?しっかりと出汁が出ていて、そこに煮干しっぽい魚風味も。味付けは、醤油ベースですが、その醤油っ気があまり濃くないのが良いですね。してそれらを、薬味の白ネギがしっかりとまとめてというか、ネギの持つ葷の風味が味引き締めています。
また麺は、太い平打ち縮れタイプ。チュルっとした口当たりですが、歯応えはモチッとしており、そのお陰で麺食っている感というか食べ応えがありますね。
そして具のチャーシューはバラ肉でしょうか。肉はミシっ、脂身はプリっとした食感で醤油が香る、トラディショナルなタイプというのがこのラーメンにマッチして、じつに良いですね。
というわけで、以前から食べたかった一杯を美味しくいただき、満足いたしました。
ごちそうさまです。
令和4年5月訪問
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