趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
個人的に縁のある群馬県は、小麦粉を使った料理で有名なもの(パスタとか煮ぼうととか)が多く、なかでもうどんは、はじめて法事の引出物に貰った時にはびっくりしたというか、ほんと、当地ではうどんをよく食べるんだなぁ、と。またひもかわ等うどんの中でも有名なものがありますが、その中でも伊香保温泉の水沢うどんは広く知られているんじゃないでしょうか。
ですがその水沢うどん。個人的に、最後にいただいたのが、今からかれこれ30年近く前。当時所属していた団体の旅行の際に貸切バスで乗り付け、大箱のうどん店で食べた際、正直期待していなかったにもかかわらず、美味しくてびっくりした記憶が。
それで今回、前の記事に書いたように、群馬県方面にキャンプツーリングに向かう際、キャンプ場のへの道すがら、経路に近いところに伊香保温泉があったので、ついでに久々にいただいていこうかと。
そんなわけで、午前11時をちょっと回ったあたりで、水沢観音近くのうどん屋さんが集まっているエリアに到着。今回、お店は、以前お伺いした時の朧げな記憶を頼りに、前回お伺いした可能性が一番高いのではと思ったこちらのお店に。平日の金曜日にもかかわらず、駐車場の空きが少ないですね。
そこにバイクを停め、立派な玄関から入店。下足箱に靴を入れると店員さんが声をかけてくださり、その案内で大広間に。その雰囲気に、やっぱりここって前回お伺いしたところかもと思いつつも、前回は畳に座布団敷いて座った記憶があるのですが、今はバリアフリーのおかげか多数テーブルが並ぶ中の一つにご案内。いただくものは事前にお店のウェブサイトを見て決めていたので、その店員さんに早速注文しました。
そこから、あまり待たずに登場したのが、大盛りざるうどんに舞茸天ぷら2ヶ付いた「竹」と、数量限定という「ごま汁」。
で、まずは、三角形のザルに盛られたウドンを1本、何も付けずに啜ってみたところ、これが。太さはそれほど太くなく、表面のテクスチャはかなりのツルツル感があり、歯を入れるとシコシコとした歯応えがあるけど決して不自然ではなく。注文後、ウドンをイチから茹でるには短い時間で提供されましたが、茹で置き感ゼロのフレッシュな食感です。またウドンそのものの味も、しっかりとグルテンを感じ、塩気は控えめなのも好印象。
そして次に、標準のツユに浸けていってみたところ、適度に冷えたそれは出汁感がかなりあるのが特徴的で、濃口醤油ベースで甘みが強くは効かされていないキリッとした味付け。薬味として晒しネギと摺りゴマのほかワサビが付いていますが、それも含めてさっぱりいただきたい向きにはナイスなチューニングかと。
更に今度は、別注文のごま汁に浸けていってみたところ、これも、また。摺りゴマの粒粒間はあるものの口当たりはサラっとした印象か強く、ゴマのきかせ方も適度。それにしても、このゴマの、過剰にならない自然な香ばしさやコクが良いですね。ちなみにこちらは薬味に、晒しネギの他、おろしショウガが付いていますが、これとの相性も良い感じです。
あと、水沢うどんといったら付き物の舞茸の天ぷらは、表面サクっとクリスピーで、先端部の薄いところは香ばしく、芯に近い方はホクホクジューシー。衣に薄く塩味が付いているのでそのまま召し上がれますとのことでしたが、その塩加減が丁度良く、そのままいただけば香ばしさを堪能でき、またうどんつゆを付けてもしょっぱくなり過ぎない塩梅が良かったです。
というわけで、以前いただいた時の記憶の味とは正直同じかはわからなかったのですが、だいぶ久しぶりの水沢うどんを、美味しく堪能させていたただき、満足でございます。
ごちそうさまでした。
令和4年6月訪問
6月のとある金曜日のこの日、休みを取ってのキャンプツーリングで群馬県方面に向かう際、経路検索して出てきたのが、日光市から国道122号群馬県みどり市へと抜けるルート。これだと、ちょっとだけこちらに寄り道して午前8時の開店直後にお伺いすれば、キャンプ場のチェックイン時刻がちょうど良さげだったので、こちらのPAで朝食をいただいていこうて計画しておりました。
で、迎えた当日。朝寝坊したお陰で現地への到着時刻が遅れそうだったものの、腹が減っては何とやらというわけで、トイレを済ませたあと、計画通りこちらのPAで生そばの朝食をいただくことに。
それでこの日は、梅雨の合間の蒸し暑い陽気だったので、冷たいそばのなかから、つけとろろそばを。 食券をカウンターに出してから少々待ち、出来たそばを持って屋外の席に移動。
席に付いたら、早速、ソバをツユに浸け啜ってみたところ、季節柄もあってか蕎麦香がビンビンに感じられるというタイプではありませんが、生蕎麦の茹でたてだけあって、ツルッとした口当たりとシコっとした歯応え、そしてスっと落ちていく喉越しが、何とも良い感じですね。
またツユは、かなり味というか塩気と醤油っ気が濃く、ソバをどっぷり浸すとかなりしょっぱくなってしまいます。で、ここで悩ましいのが、ツユの中のトロロの存在。トロロをたっぷり絡めたいけどしょっぱくなってしまう、このジレンマが何とももどかしかったです。
というわけで、もどかしくも美味しくいただいたのですが、(何も高級店の店舗内でたべるんじゃないんだから、)しょっぱければお冷やで薄めればいいと思いついたのは食べ終わる頃。なので今度いただく時は、ぜひそうして、より味わいたいと思います。
ごちそうさまでした。
令和4年6月訪問
(この記事の公開は8月ですが、この記事のお店を訪れた当時は)梅雨入りしたら急に寒くなり、ちょっと前まで着ていた春秋冬のジャケットやらパンツやらを引っ張り出して着ている今日此の頃の私ではありますが、そんな時はことさら温かいラーメンが恋しくなり、高根沢町のこちらのお店まで。店頭の駐車場がいっぱいで、バイクを向かい側の砂利敷きの駐車場に停めましたが、こういう時、クルマ用の区画に停めちゃって良いのか、バイクの免許を取って1年以上経った今でも悩んでしまいます。
【背脂煮干ラーメン 800円 + 味玉 100円 + 温野菜 50円】
それでこちらにきていただくのが、すっかりこの組み合わせが個人的定番化している、背脂煮干ラーメン+味玉+温野菜。丼が目の前に置かれると、煮干しと醤油の香りが何とも言えませんね。
で、早速スープからいってみると、眼の前に置かれたときよりも強く香る煮干しに、効いているけど角は落としてあってまろやかな醤油と若干甘みを感じる味付け、背脂の甘い香りとコッテリ感が相まって、これが、もう。
また麺は、端のほうがピロピロ、中心部がモチモチの幅広な平打麺ですが、これがまた。っていうか、このスープにはこの麺じゃないとという、個人的にはベストパートナーだと思います。
そして具は、ホロトロっとした厚めのバラチャーシューが2枚と、しっかりとしてるけど濃すぎない味のメンマ、よく合う海苔といった標準で付く面々も良いのですが、追加した温野菜はスープの味の強さの和らげでさっぱりさせてくれますし、スープと同じく若干甘みを感じる味玉も黄身の固まり加減味の染み加減ともに申し分なく。
今日は最後、お酢を投入してさっぱり感もプラスし、気が付くスープまで完飲していました。
というわけで、今回も美味しくいただいて満足しました。
ごちそうさまです。
令和4年6月訪問
恒例になりつつある週末のバイク散歩ですが、この日は、梅雨の雨が止んだ隙きを突いて、曇天の下を那須烏山市まで。普段見慣れた那須や高原とは違う八溝の山々を見ただけで、自宅からそんなに離れていない(宇都宮行くのとたいして変わらない)のに、ちょっと遠いところまで来た気になるのが不思議ですね。
それはさておき、今回、那須烏山市まで来たのは、JR烏山線の烏山駅前にあるこちらのお店にお伺いするため。というのも先日、首都圏在住のTwitterの相互フォローの方が、ここまで食べに来てたツイートを見て、お店の存在を知ったという……。
お店の前にバイクを停め、暖簾がかかった扉から入店したところ、細長い店内は、右手に立ち食いのカウンター、左手にテーブル席がいくつかという感じ。注文はどうやって思ったら、入って左手の方に券売機がありました。(最初気づかずにスルーしてしまった。)
で、何をいいただこうかとそのボタンを見たところ、レンタサイクル(500円)、電動レンタサイクル(700円)にはちょっと驚いたものの、メニューは一般的なこの手のお店の標準的なもの。ですが、そばのほうがうどんよりも30円高くなっています。(西日本だとたまにそういうお店はありますが、関東では珍しい。)更に壁を見ると「八溝蕎麦はじめます」との貼り紙が。今年から、使用しているソバが替わったようですね。
それでいただいたのが、個人的定番のこちらの組み合わせ。っていうか、よく見たら天ぷら月見そば(520円)というボタンもあったのですが、天ぷらそばのボタンを押してから気がついたという。
出来上がりを受け取ったら、あいていたテーブル席に持っていってまずはツユを一口いってみると、フレッシュ感はさほどない関東的濃口醤油が効いた味わいですが、出汁感も適度にあり、醤油の効かせ方もちょっと上品なような。塩気と甘みのバランスも良いですね。
また、注目のソバは、密度感のある歯触りにシャッキリとした歯切れがあり、さらには蕎麦の香りもしっかりとあり、まるで生そばのよう。立ち食いそば的お店でいただけるものでは、相当レベルが高いというか。
そして天ぷらは、当地らしい玉ねぎと桜エビ的小エビがメインのかき揚げ。表面カリっ、中は一部ポソっとしていましたが、ツユとの馴染みは比較的良かったです。
あと、こちらのお店で特筆すべきは、一味と共に卓上に置かれためんつゆ。個人的に好きなかき揚げの天玉蕎麦って、その2つのタネのお陰でツユが薄く感じてしまう時があるんですよね。それを解消できる、魔法のアイテムじゃないですか。こちらのお店では必要性が薄そうでしたが、最後に投入して、濃い味も堪能させてもらいました。
というわけで、美味しくいただき満足いたしました。しかもこちらのお店、朝8時から開店しているそうで、これは朝ラーにならぬ朝そばができるというのも魅力ですね。(どこかにいく途中に立ち寄るのも良さそう。)
ごちそうさまでした。
令和4年6月訪問
このところ県道30号矢板那須線づいているというか、特に矢板市のこの道沿いにあるお店の訪問頻度が高まっている今日此の頃の私ではありますが、この日も、矢板市のこの道沿いにあるこちらのお店まで。以前からお店の前をを通るたびに「もつやき」と書かれた看板が気になっていたものの、もつ焼き=じゃりン子チエに出てくるホルモン焼きのようなものを連想したせいもあって、お酒がメインのお店だと勝手に思っていました。
ですが、じつは食堂のようなメニュー構成で、看板に書かれたもつやきも、定食やラーメンとのセットもあると聞き、話を振ったところ実は私も気になっていたという家人と共にお伺いすることに。
土曜日の開店からさほど時間過ぎていない頃にお伺いしたところ、駐車場にはクルマが何台か。「もつ焼」と書かれた暖簾をくぐってお店に入ると、既に常連さんと思しき方が何人か。空いていたテーブル席に案内され、お品書きをみたところ、メニューの左側一番上にもつ焼定食があり、右側一番上にもつ焼丼が。それ以下は定食、丼物、焼きそば、炒飯に、あとラーメン類が各種。話を聞いたラーメンとのセットはなかった(平日限定?)ものの、ラーメンは一般的な醤油、塩、味噌の他にタンメンやカレーラーメン、更に壁には期間限定らしい冷やし中華や冷やしざる中華のPOPも貼ってありました。
そんな中から、このブログ的にはラーメン類をいくべきかとも思いましたが、やっぱりはじめてのお伺いなので、このお店の一押しっぽいもつ焼定食をいただくことに。注文後、厨房の方からなにか炒めるような音が聞こえてきたら、程なくして登場しました。
で、早速、鉄板の上に盛られたモツ炒めっぽいものからいってみたところ、これが、もう!モツは、豚のハツと白モツを使っているとのことですが、ハツはシコっとした歯応えがあり、白モツはクニゅっ柔らかく、どちらもさっくり噛み切れるという食感。更に、その風味も、いわゆるモツっぽいものではなく、フレッシュ感や下処理の丁寧さを感じさせるもの。そこに玉ネギとピーマンが味と食感にアクセント加え、極めて良い塩梅の醤油ベース甘辛いタレがそれら全てをまとめるという。これは、ご飯がいくらでも欲しくなりますね。(ビールも旨いかも。)更に、卓上の七味をかけても良い感じでした。
あとは、冷奴とサラダ、お新香と味噌汁という組み合わせでしたが、サラダやお新香はしっかり冷やされていましたし、油揚げの味噌汁も良い感じのお味でした。
こちらは、家人がいただいた品。ちなみに家人は、私と違って、モツ全般を積極的に食べる人ではない(たまにモツ煮やモツ鍋を食べるくらい)のですが、そんな人でも「美味しい」ときれいに完食。てっきり、量が多いせいもあって、いつものおすそ分けが回ってくるかと期待していたのですが。
というわけで、とても美味しくいただいたのですが、そのもつ焼の味に、もっと早くにお伺いしておけばと後悔しきり。なので、これからは、ちょくちょくお伺いさせていただきたいと思います。
ごちそうさまでした。
令和4年6月訪問
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