趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
前の記事であげたように、8月下旬のとある金曜日、青春18きっぷを使った日帰り旅をしてきたのですが、浜松駅で乗り換えの際、ちょっと早い夕食として立ち寄ったのが、改札内、中2階のコンコースにあるこちらのお店。なかなかに珍しい屋号ですが、元々は安政年間創業の料理屋・仕出し屋で、また長らくの間、浜松駅の駅弁販売と立ち食いそば・うどん店の営業をなされています。
高架駅であるJR浜松駅の在来線ホームから階下のコンコースに降り、新幹線の乗換口に向かったところにそのお店はあり、新幹線の改札内からもお店に入れる模様。
注文は食券制で、店外に券売機が置かれていましたが、夕方ということもあってか、肉そばなど一部✕マークが点灯。もっとも、今回はこちらで(多分。少なくとも写真が残っている2007年以降では)初めていただくため、個人的定番のアレをいくべく、食券を2枚購入。
入店してカウンターに取り付き、店員さんに手渡すと、元気な声で品名がコールされました。
それから程なくして登場した、天ぷらそば+生卵。パっと見、濃口醤油が効いてるっぽい色の黒いツユに、薬味が青ネギという組み合わせは、ものすごく静岡みがあるというか。
で、まずはそのツユからいってみると、温度が結構高めでびっくり。そしてその温度で立ち上ってくる、ちょっと引っかかりのあるというか、言い方悪いですがお上品ではない節っぽい香りが、逆に手作り感というか、既成品じゃない風味に感じます。また味付けは、見た目どおり濃口醤油が効き、甘み控えめで個人的には好みですね。
また、四角い断面の黒っぽいソバは、多分茹で麺だと思いますが、太めでモチっとした食べ応え。個人的に茹で麺好きということもあってこれはアリですね。
それと具のかき揚げは、タネがタマネギとニンジン、そして青ネギも見えますが、衣がかなり多めのモチモチっとした食感。ツユには馴染まないというか、柔らかいけど殆ど溶けません。あと、口に入れると小海老っぽい風味を感じた様な気がして断面を探したものの見当たらず。ツユの魚風味をそれと勘違いしたんですかね。(最近、味覚や嗅覚がお馬鹿になってしまい困ってます。)
というわけで、なかなかに特徴的な一杯でしたが、個人的には美味しくいただきました。ただ、次に乗る列車の席取りが気になって、熱いの我慢して、更には温度を下げるため序盤から卵を割ってしまったのは勿体なかったなぁ、と。今後、鉄道で浜松に来ることがあるかはわかりませんが、もしその機会があったなら、今度はゆっくりいただきたいと思います。
ごちそうさまでした。
令和4年8月訪問
(令和4年)8月下旬のとある金曜日。使い切る予定だった青春18きっぷが、諸々の事情によって1日分余ってしまい、その消費も兼ねてこの日は休みを取って日帰り旅に。栃木県を出発して以降、通過予定の都県を順に並べると、茨城県、埼玉県、東京都、神奈川県、山梨県、長野県、静岡県、愛知県、静岡県、神奈川県、東京都、埼玉県、茨城県と、まぁ、訳のわからない行程となるのですが、計画の際、その度の最初の食事ポイントとして選んだのが新宿駅。南改札内に元々はNREがオープンさせたけど合併によりJR東日本フーズを経て今はJR東日本クロスステーションという会社の経営となった「そばいち」という、いわゆる駅そばのお店があると知った(とこの時は思い込んでいた)ので。
宇都宮駅から東北本線(宇都宮線)上りの初電かつ始発列車に乗って、赤羽駅から赤羽線(埼京線)で新宿駅まで。駅でこれから使うきっぷなどを用意してからお店に向かうと、時刻は午前6時30分と、まさしく今開店したところですが、既に私の前で、お店の外に置かれた券売機で食券を買っている人が何人も。その人たちに続いて食券を買い、入り口のところでお店の方に渡すと、ほぼ待たずに登場。店内はテーブル席と立ち食いのカウンターがあったものの、既にテーブル席は誰かしら座っている状態だったので、立ち食いのカウンター席でいざ。
【かき揚げ天玉そば 570円】
それで今回は、お店にお伺いするのは 初めてだった(とこの時は思い込んでいた)ので、個人的定番にしてお店を知るための一品、天玉そばを。
まずはツユからいってみたところ、出汁感ビンビンというわけではなくさりとて全くないというわけではなく、色的には濃口所有の効いた味付けも味覚と味の濃さ2つの意味で若干な甘めかな、と。もっとも、これは個人的好み(関東圏のこの手のお店はとにかく醤油臭くてしょっぱいものが好き)を加味しているからで、一般的には全く問題ないというか、とても万人向けな味付けだと思います。
またソバは細めで、茹で麺のモニっとした食感とは違う、シャッキリ感というか粉的ソリッド感のある生そばっぽい歯触り。蕎麦の実の香りも感じられます。
それと具のかき揚げは、イマドキの面積よりも厚みにボリュームを持たせたタイプで、外側はカリっとしたクリスプ感があり、ツユとの馴染みが良いもの。タネは玉ネギ、ニンジンの他色味として青菜など。
こちらは、一緒にいただいた品。
食券を出した途端、お店の方が窓口的ところの脇に積まれたこれを1つ取ってトレーに置いたときは正直びっくりしましたこちらのそばいちと同じくJR東日本クロスステーションがやっている駅ナカのコンビニ、ニューデイズで売られているものでしょうか。(と思ってニューデイズのウェブサイトを見ても製品情報には無かったけど、過去には似たような品があったっぽいです。)
味的にも、イマドキのこういう品ですから、コンビニ飯に慣れていれば普通にいただけるというか、むしろ悪くないとは思います。けど、個人的には……。(まぁ、新宿駅の駅そばで情緒を求めるなって話なんですがね。)
というわけで、美味しくいただき、ブログの記事は「美味しいけどエッジは効いていない。だからこそこういう場所では良いのかなぁ。」なんて調子で書こうと思っていたところ、書く時に念のため当ブログの過去記事を検索したら、令和2年(JR東日本フーズ時代)にここでかき揚げ天玉そばをいただいていて、けっこう好意的な感想書いてるじゃないですか!たった2年前のことを覚えていないのもどうかと思うんですが、まぁ、歳のせい、ですかね。
ごちそうさまでした。
令和4年8月訪問
とある平日の午前中。この日は用足しで休暇を取ったものの、予定がいろいろと狂って朝から何も食べずにもう昼前、という状況。国道4号をクルマで走りながら、あまり遠出もしたくないのでそろそろお昼食べるお店を決めてしまおうかと家人と話していたところ、こちらのお店が。しかも、お店に近い方の駐車場も1台だけ空きがあったので、すぐさまそこにクルマをいれました。
入店すると、2人がけのテーブル席が空いていたので着席。それで今回の注文は何にしようかなと、卓上のPOPやお品書きを見て悩むこと少々。駐車場に大量に立っていた幟旗でアピールしていた胡麻味噌つけ麺が気になったものの、卓上のPOPに「今月の賄い鉄板焼き飯 一口食べたら止まらない」などと書かれていた黒肉あぶら鉄板焼き飯もたいそう気になるし、でもつけ麺は1.5玉だから両方食べると明らかに食べ過ぎだし、最後まで美味しく完食できるかわからないしと、色々な思いが頭をよぎったものの、最後は「えーい!」と欲望に忠実に従い両方頼んでしまいました。(それと家人のラーメンも。)
そんなわけで、まずは胡麻味噌つけ麺から。
まずは、中太の縮れ麺を、白ネギと生ニラの散らされたつけ汁に浸けようとすると、トププっともったりした抵抗感。物理的な濃度という意味では相当濃いようですが、つけ汁が飛び散らないように気を付けつつ口に入れれば、これは!
つけ汁の味は、名前のとおり胡麻味噌味ですが、どちらかが勝つのではなく、良いバランスで調和。ベースは豚骨スープも入っているのでしょうか?ゴマや味噌以外のこってりした旨味もあって、味の濃さも濃すぎず。ほんと、つけ麺のつけ汁として、いい塩梅です。
また麺は、こちらのお店のラーメンに使うものと一緒でしょうか。若干モシャっとしたドライ感はあるものの、シコっとした弾力もあり、麺自体の味もしっかり。それと縮れているのでつけ汁がよく絡みます。
具は、ホロトロっとしたバラチャーシューと、柔らかいメンマ、そして海苔が思いの外たっぷり付いてきたのが嬉しいところ。つけ麺の具としても、もちろん合いますが、後述する鉄板焼き飯をいただく際にも重宝。
あと、POPに書かれていた黒酢での味変も、様子見しつつ加えれば、味にいい感じの引っかかりができて、これも。最後はスープ割りもできますが、頼んで出てきたのは白濁した豚骨スープ。元々のつけ汁にコッテリ感があるので、最後までその方向で押されるという感じですね。
そんなわけで、個人的に、味噌味のつけ麺で、「これは」と唸った回数は少ないのですが、今回は十分唸らせてもらいました。また味見した(というかさせた)家人も、「次はこれをいただく」と。
こちらのお店(というかラーメン天華グループ)ではお馴染みの鉄板焼き飯ですが、これは初めてお目にかかるタイプ。口に入れれば、背脂と刻みニンニク、ネギとタレが合わさった香りが口の中に広がり、その匂いだけで、もう。タレの味加減も申し分なく、ジャンクな味わいがたまりませんね。
ですが、やはり背脂がかなりコッテリというか、食べてる途中、器の底には、熱で液体となった豚の脂がうっすら溜まります。
あと今回、変に焦って混ぜるタイモングが遅くなってしまったものの、逆にそれが功を奏したというか、ハード目のおこげが加わったことにより、カリカリパリパリした食感の部分が増え、油っこさを中和まで行きませんが、それと良く合いました。
こちらは、家人がいただいた品。
きれこくの「きれ」の部分をバタートッピングで積極的に殺していくスタイルですが、味的には鉄板というか、「美味しい」と言いつついただいていました。
というわけで、どれも美味しくいただいて、質的にも量的にも大変満足。で、この日は、このところ日課にしている朝のウォーキングに加え、帰宅後も歩いたものの(それでも戴いた分のカロリーは消費しきれていないけど)、その甲斐ある無茶食いになったかなぁ、と。
ごちそうさまでした。
令和4年8月訪問
この記事が公開されるのは11月3日の予定ですが、中の人の日付では8月下旬のこと。先月(7月)お伺いした、さくら市のみやこ家で冷し中華をいただいた際に気になったけど次回以降に回したシビレ冷やし中華という品があったのですが、今回はそれをいただくべく、改めてお伺いしました。
平日のお昼時でしたが、この日は駐車場から空いていて一安心。すんなりクルマを停め、店内に入り、1つおきに空いていたカウンター席に案内されたものの、あとから続々とお客さんが入ってきて、程なくして待っている人も出ましたが。
で、席に着いたらすぐに当該メニューを注文。選べる味付けは醤油ではなくごまだれにしてみました。また、POPの「シビレ冷し中華あります!」のところにはには「S・M・L 選んでください」と書かれていたので、多分、シビレの強さのことだと思い、とりあえずLでお願い。身体のサイズのことだったら5Lくらいじゃないと足らないのですが。
注文から、それほど待たずに登場したシビレ冷やし中華のL。パっと見、シビレ要素が見当たらないなと思ってしまったのですが、てっぺんのネギをどけたところ、茶色っぽいスパイスが麺の上にたっぷりと掛かっていました。
スパイスの量的にそのままじゃヤバいかもと思い、まずはスパイスと、麺とごまだれをよく混ぜてからいってみたところ、これが!!最初は適度な濃度と若干甘みの立ったバランスの良い味付けのごまだれに隠れていますが、程なくして口に強烈な辛味が。しかも山椒的シビレる辛さよりも、唐辛子的シャープな辛味が強く感じます。また、単純に辛いだけではなく、その奥には複雑なスパイシーさもあって、これは良いですね。ただ、辛いものは好きな方とは言え、最近、歳のせいかいわゆる激辛なものが厳しくなってきた自分には、数口いただく頃には汗だくでヒーコラ言っていましたが。(それでも、ひと口、またひと口と食べ進ませる魅力はあります。)
また麺は、前回同様スクエアな断面で縮れの入った太めのもの。前回も感じたのですが、こちらはつけ麺が主力商品だけあって、茹でてから冷たく締めた麺の扱いが上手というか、太くても弾力ある噛みごたえはお見事。(お店によっては、冷たい麺にすると妙に硬質な歯応えになるところがあるんですよね。)もっとも今回は、麺に辛いスパイスがしっかりと付いているので、あまり味わっていると口の中に辛みが蓄積してきますが。
それと具も、前回同様、細切りのハムとキュウリ、スライスしたトマト、錦糸卵、刻み海苔、笹切りのネギ、そしてワカメに中華クラゲ。ちなみに今回のワカメはしっかりと戻っていました。
というわけで、さすがはLだけあって辛かったものの、美味しくいただいて満足でございます。ただ、美味しかったとは言っても、辛さは味わえるギリギリくらいだったので、次はMにしてしっかりと味わってみたくもありました。
ごちそうさまです。
令和4年7月訪問
鶴田店亡き後、隣にバイク用品店もあることから個人的には「山」(山岡家の個人的愛称)のファーストチョイスとなりつつあるこちらのお店。この日も、そのバイク用品店で買うものがあったので、ついでに家人と共にお伺いしました。
【辛味噌ネギラーメン(大辛) 930円 + 味付玉子 120円】
【半ライス 130円】
それで今回は、山岡家での個人的定番のひとつ、辛味噌ネギを激辛では無く大辛(このところの体調を鑑みて、激辛は家人からストップが掛かった。)、味玉トッピング+半ライスで。注文時、味の濃さ等は全部普通でお願いしました。
で、登場したら早速スープからいってみたところ、大辛ならではの適度な辛味。前回、家人がいただいた中辛を味見した時、中辛にしては辛目かなと思ったのですが、大辛は丁度良く感じました。もっとも、個人的には標準が激辛で、そんな人が適度と思うのだから、ひょっとしたら辛目かもしれませんが。(これは是非体調を整えて、激辛に挑戦しないとなぁ。)そしてそれと共に、結構なしょっぱみが。前回、リニューアル後に初めてお伺いした時もひょっとしたらと思った(でも確証が無かったので、記事には書かなかった)のですが、ここは味普通で頼むと、個人的な感覚ではちと濃いかも。これはこれで嫌いじゃないものの、次は味薄めで頼んでみようと思います。(ただ、味薄めにすると極端に薄くするお店もあったので、難しいところなんですが。)
他は、慣れ親しんだ辛味噌ネギと同じというか、まず卓上のおろしニンニクをレンゲにとってスープで溶き、それを全体的に振り掛けたあとで諸々いただきますが、あまり欲張って口に入れない方が美味しく感じる太ストレート麺、甘みのあるコロチャー、そして何より、ラーメンにも半ライスにも合うネギ、あと黄身の固まり具合や味加減など申し分ない追加の味玉など。
ちなみに半ライスは、最初ネギを載せ海苔、そしてそこに味玉やコロチャーを巻いたりしつつ、最後は汁かけ飯でフィニッシュしました。
こちらは、家人がいただいた品。
で、写真を撮らせて貰ったときに気が付いたのですが、特味噌なのに、スープが赤いというか、表面に結構な密度で唐辛子が浮いているのが見て取れました。
特味噌自体、唐辛子が入っているのは承知していましたが、いただいた家人によると、「特味噌なのに辛い、そして味が濃い。」とのこと。個人的には、辛さ、味の濃さ共に強くても、それはそれでお店や作り手の個性だし、先述のとおり嫌いじゃ無いんですが、バッチリ好みの味に持って行くという意味では、やっぱり味薄めコールを試さないといけないかもしれませんね。
というわけで、美味しくいただいたのですが、次回に向けて、宿題が出来た今回ではありました。
ごちそうさまです。
令和4年8月訪問
このブログの管理人
【ご注意】 このブログに記載された情報は訪問当時のもので、現在のものとは異なる場合があります。あしからずご了承ください。
ツイッター
カテゴリー
ブログ内検索
最新記事
カレンダー
アーカイブ
忍者ツールズアクセス解析