趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
この日は、仕事の関係もあって、久しぶりにさくら市のこちらのお店で昼食を。でもそれは僥倖というか、実はちょっと前から、こちらのお店の或る品がいただきたかったんですよね。
それがこの、ラーメン。ついつい大盛りにしてしまいましたが、こちらのお店で(素の)ラーメンをいただく時って、何故かそうしてしまうというか。
で、早速なみなみと注がれたスープからいってみれば、出汁と旨味と表面の油と、ビシッと効いたでも濃過ぎない醤油ダレが相まって、これが、もう。シンプルで奇をてらわない、トラディショナルな食堂のラーメンといった味わいが、何とも良いですね。こういうスープは薬味の白ネギが合うのは勿論、コショウやお酢といった味変アイテムとも良く合います。
また麺は、細い縮れ麺で、スープとの相性も最高レベル。
そして具は、柔らかいチャーシューの他、メンマ、ナルト、海苔にホウレン草。
そんなラーメンを一通りいただきながら、「そうそう!これが食べたかった!!」と。
齢50を過ぎた私が子供の頃の、ラーメンの原体験の一つが、スープは醤油味、麺は細縮れ麺で、具がチャーシュー、メンマ、ナルト、海苔、ホウレン草、そして薬味に白ネギというというもので、それが今でもたまに、無性に食べたくなるんですよね。で、そんな時、こちらのお店のラーメンは、まさしくぴったりというか、今回も、そんな一杯を美味しくいただけて、とても満足いたしました。
ごちそうさまです。
令和5年6月訪問
先日、とある知り合いから、「ここの昆布水つけ麺美味しいよ!」と教えて貰ったのがこちらのお店。教えて貰ったからには早々にお伺いしなきゃという義務感に駆られた訳ではないのですが、日曜日のこの日、ちょうどつけ麺が食べたい気分だったので、家人と共にお伺いすることに。
それで名前で検索して実際にお伺いしてみると、以前何度かいただいたことがある(このブログでの訪問記その1、その2。)カレー屋さんと同じ建物というか、ここって確か「三銃士」という洋風居酒屋さんでは。暫く前から昼の時間帯だけ、ラーメン屋さんとして営業されていたのを、寡聞にて知らなかったという。
駐車場にクルマを止め階段を上り、美味しそうな(いや実際美味しい)カレーの匂いを振り切ってお店に入ると、店内は土足禁止というか、靴を脱いで入店するスタイル。
店内はラーメン屋さんというよりも居酒屋さんの雰囲気で、若い店員さん達の醸す雰囲気も、ピリッとした空気感のラーメン屋さんとは対極的な、かなりカジュアルなものでした。
そんな中、開店してすぐの時間帯にもかかわらず、何組かの先客が、既に注文を済ませ注文の品を待っていたり、またつけ麺やラーメンを啜っています。
それで今回私がいただいたのが、知り合いにお勧めされさ昆布水つけ麺。
まず盛り付けからして「映え」を意識しているというか、美しく巻かれた麺の上には、外周には店名にもなっている水菜を茹でたものでしょうか、中央には2種類のチャーシューが載り、その間のレモンスライスに、あしらわれたラディッシュや三つ葉。大ぶりな器に入ったつけ汁や、その表面に散らした正方形に切ったネギ。更には、薬味や味変用の塩、おろしショウガ、おろしワサビが添えられ、ほんと、どれもお洒落な感じですね。
で、まずは店員さんのお勧めに従って、昆布水に浸かった麺をそのままいってみたところ、わりと細めにもかかわらず、麺自体にしっかりと味と香りがあり、締められた故の硬質な歯応えが良い感じで、そこに昆布水の旨味が加わって、これがなかなか。更に、麺を匙の上に取り、少量の塩を掛けていただけば、塩で味がぐんと立ち上がって更にわかりやすくなるというか。
次に、麺をつけ汁に浸けてからいただけば、これが、もう。ベースは澄んでいるけど濃厚な鶏出汁でしょうか?そこに表面の鶏油と思しき油がコッテリ感と鶏の香りを更にプラス。そこに、コクのある若干甘みを加えた醤油味がバシっと効き、白ネギのアクセントが全体を引き締めています。麺とつけ汁との相性は、言わずもがなですね。
また具は、イマドキの流行でもある、低温調理されたチャーシューと鶏肉が、どちらもしっとりジューシー。
味変は、ショウガとワサビは、麺と一緒にちょいとつまんでいただくと、それぞれを足した時の味わいがよくわかって良い感じ。レモンスライスは途中からつけ汁に投入して箸で絞りましたが、これも相性良いですね。
最後は、残ったつけ汁に残った昆布水を投入しますが、微妙にぬるくなる温度を別とすれば、これまた良い味わいです。
元の麺を食べ終わった時、腹具合に若干の余裕があったものだから、つい、追加注文してしまったのが、この和え玉。麺の下には、油と醤油ダレ、上にはチャーシューのフレークとネギと魚の節という感じでしょうか。
で、登場したらすぐに全体を混ぜていただけば、暖かい麺に、油のコッテリ感、タレのしょっぱさ、具材からの風味と旨味が加わって、これが、また。
つけ汁に浸けてしまうと、更にしょっぱくなるのと温度が下がることもあり、個人的には、このまま全部いただいてしまう方がモア・ベターに感じました。
こちらは、家人がいただいた品。
「濃厚」と付いているので、勝手に鶏白湯を想像していたら清湯スープのラーメンが出てきてびっくりしたものの、例によって味見させて貰ったら、これが本当に、「鶏」を濃厚に感じて二度びっくり。
それと醤油ベースの味付けが、濃い醤油にコクの有る甘みが若干加わっているつけ麺のつけ汁とは明確に違う、濃いけどすっきり感のあるものになっているのにも感心したというか。更に、レモンも味変も、とてもキマっています。
これは丸々一杯、いただいてみたいですね。
というわけで、どれも美味しくいただいて、満足いたしました。
家人も気に入ったようで、二人で是非またお伺いしたいところなのですが、その時は、今回家人がいただいた濃厚鶏そばもいってみたいですし、今回(いただいている間に)他のお客さんの頼む率の高かった、昆布水つけ麺の塩味で悩むことになりそうです。
ごちそうさまでした。
令和5年6月訪問
前の記事でもちょっとだけ書きましたが、今回、上京して暫くぶりに浅草に行くことに。で、そう決まった時、家人から、お昼は天ぷら屋さんで食べたいと、こちらのお店指定でリクエストがありました。
(このブログでたまに描く姿とは裏腹に、じつは)食べることにあまり頓着しない家人がリクエストするなんて珍しい=これは是非尊重したいところですし、私的にも、浅草で天麩羅、もしくは天丼という観光コースは、かれこれ40数年前の子供の頃にやって以来かつ、個人的にはベタなことするの大好きなので即決。たいへん都合が良いことに、今回、指定席取った列車が浅草駅ヘ到着するのも、お店が開店する約30分前ですし。
そんなわけで、東武鉄道の浅草駅から、修学旅行の学生や外国からの観光客など、すっかりコロナ禍前の賑わいを取り戻したように見える(要は激混みで歩くのにも苦労する)仲見世などを抜けてお店の前へ。既に中国か台湾の方と思しき2人組が開店待ちしているようでしたが、その隣に並ぶというか、出されていた縁台に腰掛けて待っていると、午前11時に暖簾が出されるまでには結構な行列が出来ていました。
その後すぐに店内の、壁際の4人掛け卓にご案内。そしてあっという間に1階の広間は満席になり、ワイワイガヤガヤ雑然とした雰囲気がありますが、それが観光地っぽくて良いですね。
そんな中、私が注文したのが、天麩羅定食。お伺いする前、お店のウェブサイトに載っているお品書きを見て、後述する家人がいただいた天丼を私もと思っていたのですが、小鉢やらお吸い物やら色々といただいてみたくなったので。もっとも本来なら、小粋な一品料理で一献傾け、しかる後に〆でご飯ものといった、年相応ないただき方をしてみたいんですがね。(ただ、この混雑の中、それをやるのは憚られるしなぁ。)
注文後、卓上の急須に入ったお茶を啜っていると、それほど待たずに、まずは酢の物の小鉢、と大根おろしが登場。その後ほどなくして全てが揃ったので、いざ。
それで、まずは何と言ってもメインの天麩羅ですが、薄衣が花開くようなタイプではなく、若干厚めの衣を付けて高温でカリっと香ばしく揚げたタイプ。油はごま油でしょうか?カリっとした食感を含めた衣の香ばしさでタネの癖(といってもこちらのお店はあからさまな癖があるようなタネは使っていないですが。)をカバーするような、どこか懐かしい味わいが、もう。タネは海老、鱚、椎茸、獅子唐。そしてかき揚げは、海老と小柱のみ(+衣。三つ葉などの野菜類は含まず。)というのも、スパルタンで良いですね。更に、タネの火の通し加減もさすがという感じで、海老のプリプリ感、鱚のホクホク感、椎茸のジューシーさ、獅子唐の噛み切れる柔らかさなど、申し分有りません。
またそれに合わせる天つゆも、醤油がしっかりと効いた甘辛いタイプで、たっぷりの大根おろしと合わせると、これが、また。私のような田舎者には、色の濃い天麩羅と合わせて「これが江戸の天麩羅ってヤツかぁ。」と、感慨深いものがあります。
それと小鉢の酢の物は、塩もみした胡瓜に蓴菜と海老があしらわれ、天盛りには針生姜という組み合わせで、ちょっと甘めの味加減が逆に良い感じ。汁物は、味噌汁ではなく吸い物というのがわかっている感があってこれまた良い感じ。椀種は、卵焼きと蒲鉾、椎茸、更にこちらにも海老、そして三つ葉です。あとお新香は、市販品っぽい紅生姜と糖絞りの沢庵はご愛敬として、自家製っぽい浅漬けの味加減までバッチリ。そしてご飯も、炊き加減が良かったです。
こちらは、先述のとおり家人がいただいた品。
色の黒いタレが目を引きますが、例によって少々味見させて貰ったところ、見た目通どおり甘じょっぱい味が濃厚で、これがご飯をぐいぐいと食べさせるというか。
それとうちの家人は、貝類がものすごく苦手にもかかわらず、小柱の入ったかき揚げも結構な量を食べていたのには驚きました。(僅かな残りは私が美味しくいただきましたが。)
というわけで、浅草の老舗の天麩羅、美味しくいただいて、大変満足。ほんと、ベタなお上りさんコースも、実際にやってみると悪くないというか、今回のような楽しい体験が味わえて、やっぱり良いもんだなぁと再認識した次第でごいます。
ごちそうさまでした。
令和5年6月訪問
(令和5年)6月に入ったばかりの土曜日。この日、クルマで一度群馬に行ってから、東武鉄道で東京の浅草へ向かうという、一風変わったルートで家人と用足し兼日帰り旅をした時のこと。
朝食は、途中のコンビニで適当にと思っていたものの、この前日からこの未明にかけ、台風2号の影響で関東地方が大雨に見舞われたこともあり、通行止めを嫌って、予定していた日光を経由して国道122号で南下するルートではなく、国道4号で南下してから北関東道で西進するルートで行くことに。なんでわざわざルートのことを書いたかというと、我が家からこのルートで向かう場合、さくら市の市街地を過ぎるとコンビニが無くなり、そのまま北関東道の宇都宮上三川インターチェンジに入ってしまうんですよね。(以前は宇都宮市下岡本町にセブンイレブンがあったげけど、閉店してつい先日お伺いした、更に続けてお伺いしたゆで太郎に。)おまけに、高速に乗って最初のパーキングエリアである壬生は早朝から食堂が開いていないし、次の出流原は自販機しかないしで、午前7時から飲食売店が開いているここでようやく朝食にありつけたということで。
上下共用のパーキングエリアなので、建物内の飲食スペースはそれなりの広さ。注文は食券制ですが、イマドキのタッチするLCDタイプではなく、ボタンがズラっと並んだ今やちょっと懐かしいタイプというのが良いですね。(商品選択の際に階層を降りなくても良いので、個人的にはこちらの方が目的の品を見つけやすいと思います。LCDの場合、選択の際に商品写真も表示されるので、それはそれでわかりやすいのですが。)
それで私がかき揚げそば、家人がむじなそばの食券を購入。私の方には生卵を追加して個人的定番の天玉そばにしようと思ったものの、残念ながら券売機の「生卵 100円」のボタンは×表示。無いものは仕方ありません。
食券提出からあまり待たずに、提出時に持たされた呼び出しのブザーが鳴り、受け取り口へ。あらかじめ上に載せられたネギが、青ネギなんですね。(北関東のこのあたり、白ネギが一般的だと思うのですが、太田市は青ネギが一般的なんですかね。)
席に戻っていざ、ツユからいってみると、出汁感は市販品的そこそこな加減ながら、甘さやや控えめに感じる味付けは、バッチリ濃いめ。この濃さなら、生卵が絶対に合う筈なので、販売していなかったことが悔やまれます。
また色がやや黒めのソバは、多分冷凍だと思いますが、ツルツルやシコシコが過剰といったあからさまな冷凍的食感はなく、香りもちゃんと感じられます。
そしてかき揚げは、芝エビサイズの小海老が幾つかビルトイン。カリッとハードめな揚げ上がりですが、つゆとの馴染みは良かったです。
こちらは、先述のとおり家人がいただいた品。ちなみにこちらのパーキングエリア。お揚げさんのみ載ったきつねそば(うどん)が無く、「山菜きつね」か、この揚げ玉が入った「むじな」になってしまうと、家人的にはちょっと不満の様子でした。(山菜の水煮は苦手だし、揚げ玉で油っこくなってしまうのもちょっと、との由。)
個人的には、わりとレアな「むじな」という品がパーキングエリアで食べられるのが面白いと思ったのですが。また実際に味見させて貰いましたが、通常の狐よりもコクと香ばしさが増して良い感じだと。
というわけで、どれも美味しくいただいたのですが、そういえば、この日のお昼は、浅草で天麩羅を食べる予定でしたっけ?!(でも、ここはここで美味しく食べられたのでヨシ!)
ごちそうさまでした。
令和5年6月訪問
平日のお昼など、あわよくばと思ってお店の前の国道293号をクルマで通ってみても、駐車場がいっぱいだったり、店舗入り口に相当数の入店待ち客がいたりしてそのままスルーせざるを得ないなど、時間が限られた状況ではお伺いするのもなかなか難しいこちらのお店ではありますが、この日のお昼時、国道293号を走るもハナっから諦めて別のお店に向かおうと思っていたところ、なんと、駐車場に1台分だけ空きが!!さらにお店の中も空席があるという、何とも幸運なチャンス!!だったらそのチャンス、掴むしかないでしょう。
【塩ワンタンメン 950円 + 那須御用卵塩ゆでたまご 100円】
それでいただいたのは、こちらのお店で一番好きな品である、塩ワンタンメン+塩ゆでたまご。ですが、登場したそれを見てちょっと驚いたというか、スープとその表面に浮く油が(写真だとわかりづらいですが)これまで何度かいただいたものよりも更に、いかにも鶏っぽい美しい黄金色に輝いているではありませんか!
はやる気持ちを抑えて、まずはそのスープを一口いってみたところ、これが、もう!!鶏の風味と旨味が十二分に引き出されたベースに、高級バターを思わせる芳醇な香りとコクのある鶏の油が合わさって、まさしくこれは、「鶏・全・開」!!それを塩がビシっと引き締めて、ゴマが香ばしさを、ネギが葷の風味を加えるとこで完成した、ほんと、極上の味わい。
また麺は、個人的に白河系のラーメンではトップクラスだと思っている手打ち麺ですが、今回も、適度なツルっと感、噛んだ時のヌクっとした弾力、そしてモチモチ感を兼ね備えた、これまた極上の味わい。
なので、麺とスープだけでももう満足なのですが、具も抜かりなし。チャーシューはスモーキーな風味としっかりとした肉の味と食感がまらなく、極薄皮のワンタンは、単体でいただいてもヨシ、麺と一緒に口に入れて食感の対比を味わうのもヨシ。また、今回の「鶏・全・快」なスープには、殊の外モヤシが合いますし、更にそこに、わかめのアクセントもまた。あと追加した塩ゆでたまごも、しっとりとした黄身と、まさしく塩梅な塩加減が、これも。
というわけで、今回もとても美味しくいただき、大変満足させていただきました。
すんなりお店に入れたことや、超大当たりというべき一杯に出会えたこんな幸運、今後、もう無いかもしれないなぁと、この記事を書いていて、逆に怖くなってきたりして。
ごちそうさまです。
令和4年6月訪問
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