たひお備忘録

趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

東京都葛飾区 三松 青砥店 (京成電鉄青砥駅 1・2番線ホーム)

 (令和5年)7月になったばかりの土曜日。梅雨空の下、乗り鉄のため首都圏に。
 それでこのブログをご覧になってくださっている方はお察しでしょうが、当然乗り鉄のついでに駅そばもしっかりと堪能しようと、計画段階からあれこれ情報収集していた際に、発見したのがこちらのお店。その手のマニアには知られた存在の、東京都下で直営店も経営されている食品会社(製麺所)が、このご時世の中、2021年2月に出店されたとのこと。
 知ったからにはお伺いすべく、京成上野駅から乗った特急で約10分の青砥駅で下車。青砥駅は上下線が立体構造になっていて、列車を降りたのち、下り線の発着する3階から上り線が発着する2階へと移動。ホームの成田空港寄りに、そのお店はありました。

 店頭には、ラーメンやそば・うどん類、更にはご飯ものとのセットメニューの写真が貼ってありましたが、店内カウンター上のお品書きを見たところ、注文は口頭で告げる際、そば・うどん、もしくはラーメンに、豊富なトッピング類やご飯ものを組み合わせて注文できるもよう。ただ今回、事前の調査の結果、いただくものは決まっていたので、店頭の写真でも紹介されていたその品を、カウンター内の男性店員に告げました。

【しいたけそば 490円】
しいたけそば 490円

 それがこの、しいたけそば。注文ほ受けると熟練の手さばきであっという間に完成。そばの上には椎茸が4つ載っているという、この手のお店ではあまり見ないビジュアルですね。
 で、まずはツユからいってみたところ、これが。色が黒い見た目どおり濃口醤油が効いていますが、しっかりと出汁感もあり、あまり甘くない味付けもたいへん好み。
 またソバは茹で麺でしょうか。しかしながら、歯応えというか密度感のある食感で、蕎麦の香りも感じられます。このあたりは、製麺所直営だけあって、抜かりないですね。
 そして具の椎茸が、また!甘み強めの甘辛味に煮含められていて、シコっとした歯応えを噛み切ると、椎茸の持つ旨味や風味と共にそれがジュワっとジューシー。ソバやツユとの相性もとても良く、またこの甘辛味が食べ進むにつれツユと馴染んでいくのも良い感じです。
 あと、カウンター上の薬味類も、通常の七味の他、種ごと砕いた唐辛子もあって、そのフルーティーな風味が椎茸とマッチ。他のそば・うどん類にも試してみたくなりました。

 というわけで、美味しくいただいて大変満足だったのですが、他にもPOPで「昔ながらの製法」とPRされていたうどんも大変気になりますし、人気というラーメンも食べてみたいしで、また京成電鉄に乗る機会を無理にでも作って、是非とも食べにお伺いしたいですね。
 ごちそうさまです。

令和5年7月訪問

栃木県宇都宮市 らーめん たけみや

 ここ暫く前から、妙に塩ラーメンが食べたいというか、自宅で作るサッポロ一番塩ラーメン(個人的に、袋麺では一番好き。)だけでは我慢できなくなってきた今日この頃。
 そんなわけなので、日曜日の朝からバイクに跨がって南下して、午前7時開店のこちらのお店まで。
 着いたのは開店の5分ほど前だったものの、既に数人が開店待ちしている状態。程なくして店主さんが暖簾を出したら、その人達の後に続いて入店します。で、着席後、順番で店主さんが注文を尋ねた際、お目当ての塩ラーメンはもちろん、サイドメニューも一緒に頼むと、「暫くお待たせしますが」と店主さん。朝はお一人で営業されているのはわかっている(=数人待ちの時点で察していた)ので、そのまま待つこと20分と少々。お目当ての塩ラーメンとご対面です。

【しお 肉わんたん 930円 + 手打麺変更 50円 + 味玉 100円】
しお 肉わんたん 930円 + 手打麺変更 50円 + 味玉 100円

 今日の塩ラーメンは、肉わんたんに味玉追加、手打麺変更という豪華バージョン。早速スープからいってみると、やっぱり、ここの塩ラーメンは、今の私の中では一番かも。
 鶏メイン?の旨味がしっかり出ているベースは、あっさりしているけど滋味深く。塩気も丁度良く、そこに生タマネギ、ネギといった薬味が味を引き締めています。
 また麺は今回、前述のとおり手打ち麺ですが、ピロピロとした口当たりと、スープを抱き込む若干ゆるっとした食感が、また良いですね。標準のコシの強めなストレート麺も大好きですが、こちらの麺は、また新たな世界を味わわせてくれます。
 そして具は、何と言ってもペロンと大ぶりな肉わんたんが。比較的しっかりした皮に、これまたしっかりと味の付いた肉餡が、また。(サイドメニューまで頼んだ自分が悪いのですが)ボリュームが増えてお腹がきつくなるのはわかっているのものの、このワンタン、メニューにあればついつい食べたくなってしまいます。更に、ホロトロの煮豚系、スモーキーな焼豚系といった2種類のチャーシューは勿論、おとなしいけどしっかりアクセントとなるメンマ、追加した黄身がトロトロの味玉も申し分ありません。

【牛脂の和え玉 300円】
牛脂の和え玉 300円

 一緒に注文したサイドメニューは、こちら。前回訪問時は、これを単品にしたような品をいただきましたが、またサイドメニューに戻っていたので、前々回訪問時以来の注文となります。
 で、登場したら、まずはよく混ぜてからいただけば、これも、また。
 こちらのお店の標準のストレート麺(量は確か100g)に、醤油ベースの味付けがなされた牛脂と、サイコロ様のスモーキーなモモチャーシュー、そして青ネギという組み合わせですが、この味の決め手となるコクと甘みのある牛脂がやっぱり良いですね。
 味付けはかなり濃いめですが、逆にこれを薄くすると味がぼやけるかもしれません。
 あと、和え玉ということで、残しておいた塩ラーメンのスープとも合わせてみましたが、悪くはないものの単体でいただいた方が、個人的には断然好み。っていうか、先述のとおり前回いただいた、この和え玉を単品メニューにした観測気球こと「牛脂のまぜそば」も強く印象に残っているので、それもいつかまたいただきたいですね。

 というわけで、お目当てだった塩ラーメンは勿論、牛脂の和え玉も美味しくいただいて、大変満足いたしました。
 ごちそうさまです。

令和5年6月訪問

埼玉県秩父郡長瀞町 ながとろ蕎麦(ちちてつ長瀞駅そば店)

 6月下旬の週末。東京、埼玉、群馬とまわって主に東武鉄道を乗り鉄してきた時のこと。
 東武鉄道はざっくり分けて、浅草駅をターミナルとする伊勢崎線系統と、池袋駅をターミナルとする東上線系統とに分かれますが、その2つと、羽生駅、そして寄居駅で接続しているのが、秩父鉄道という私鉄。それで今回、東上線で寄居駅まで北上したあと、伊勢崎線に乗るためには熊谷・羽生方面の列車に乗るべきなのですが、以前、とあるお店の存在を知ったので、お伺いすべく寄居駅から反対方向の影森・三峰口方面の列車に乗って、長瀞(ながとろ)駅まで。
 秩父鉄道は、かなりローカルなところを走る私鉄にも関わらず、元々、寄居駅に立ち食いの駅そば店があったらしく、それが2015年に長瀞駅に移転。そして2020年にリニューアルされたとうことで、今回の旅の途中、時間を作ってお伺いしてみようかと。

 長瀞駅に列車が到着すると、線路を挟んだ反対側のホームに隣接してそのお店はあり、店内から列車の到着を眺めている人も。
 お店に入るには、一度、長瀞駅の駅舎を出て左手(駅舎に向かって右手)に向かいますが、リニューアルのせいか、お店の内外は洒落たカフェのようですね。
 そば類を含む食べ物類は、入り口左手奥に券売機の券売機で食券を買うスタイルで、券売機の上には写真入りのPOPが多数掲げられているのが親切。ですが、逆にどれをいただこうか、その写真を見て悩むこと悩むこと。

【舟ざる特製肉そば 730円】
舟ざる特製肉そば 730円

 それで悩んだ末に、暑かったその日の気温などを考慮していただくことに決めたのが、POPに「名物!」と書かれた、舟ざる特製肉そば。器が船になっているのは、長瀞ライン下りをオマージュしたんですかね。(ちなみに、これまたPOPに「名物!」と書かれた暖かい特製肉そばは、通常の丼に入っているようでしたが。)
 食券を渡したあと、駅構内に正対したカウンター席に座って待つこと少しで完成したので、席に持ち帰っていただきます。

 で、まずは、蕎麦殻まで挽き込んだのでしょうか?表面に黒いつ粒々の見えるソバをそのまま数本つまんでいただけば、口当たりや噛み応えなど食感はわりとソフトめ。蕎麦の香りは感じられますが、「ざる」らしく、刻み海苔の香りもかなり主張します。
 そして次に、ツユの味見をしようと器に口を付けたところ、これが熱々!思わずびっくりして少々こぼしてしまったのですが、気を取り直して今度は蕎麦を浸けていってみると、かけツユよりはちょっと濃いめの塩梅でしょうか?。味自体は万人ですが、入っている豚肉が生姜焼きサイズの大判です。

 と言うわけで、美味しくいいただいたのですが、時間もあまりなかったので、ゆっくりと味わうことができず残念。秩父名物の味噌ポテトや、季節限定のところてん、更には地ビールなども売っていたので、時間があれば、ほんとゆっくりしたかったなぁ、と。
 ごちそうさまでした。

令和5年6月訪問

福島県伊達郡国見町 東北自動車道 国見SA(上り線)フードコート Kunimi Kitchen

 前の記事でも少し触れましたが、6月半ばの週末に、宮城県柴田郡村田町にあるスポーツランドSUGOでレース観戦した帰り道。ちょっと早めに夕食を済ませてしまおうと立ち寄ったのが、上り線の国見サービスエリア。
 ここも、昨日行きに立ち寄った下り線同様、最近リニューアルされたらしく、以前お伺いした時とは全く違うとてもモダンなイマドキのサービスエリアになっていて、供食エリアはフードコート方式。もっとも、こちらは下り線のように、提供品目ごと複数の屋号が入る形式では無く、フードコート全体が「Kunimi Kitchen(クニミ・キッチン)」という屋号になっていましたが。

 それで、この日は暑い中でレース観戦をしてきたので、個人的には冷たい麺類が食べたいなと思っていたところ、入り口のところに置かれたPOPにて、ピッタリの品を発見したので、いただくことに。
 ちなみに、注文は食券制というか、券売機で食券を買うと厨房には自動的に注文が入るシステム。ただし、出来た時の呼び出しは食券番号をアナウンスされるのみ(ディスプレイによる番号表示は無し)なので、聞き逃さないよう、スピーカーからの声がよく聞こえる席に座って待機していたところ、暫く待ってから、定食コーナーへとアナウンスがありました。

【牛たん入り盛岡冷麺 1,300円】
牛たん入り盛岡冷麺 1,300円

 それがこの、牛たん入り盛岡冷麺。手渡された時、添えられた小玉スイカの大きさに少々驚きつつ、席に持ち帰っていただきますが、そのスイカ以外にもカラフルな盛り付けというか、麺の上にはスライスした玉ネギとパプリカ、そして糸唐辛子があしらわれ、麺の周りには、焼きたての牛タンの他、茹で卵、アスパラガス、キュウリ、トマト、更には茹で海老まで。またキムチは別皿で、レモンも添えられていますが、お酢はフードコート内の共用調味料スペースに置いてありました。
 で、早速スープからいってみたところ、かなりの味の濃さ。量からして少なめだとは思ったのですが、その量に相応しいスープと言うよりもタレといった塩梅です。また味的には、旨味の元は不明ながら物足りなさは無く、逆に水キムチ的発酵風味はスープ自体からは感じられない、食べやすい仕上がりになっているかと。
 また麺は、盛岡冷麺っぽい太めで、デンプンを添加したようなふわっとしつつも強いコシのある食感のもの。
 それと具は、焼きたての筈の牛タンが急速に冷めてしまい、味は良いものの食感が固くなってちょっと勿体ない感が。盛岡では、軟らかく煮た牛肉を具とすることがままあるので、個人的には正直、そちらの方が嬉しいかも。
 途中から、キムチ、レモン、そしてお酢を入れて味変し、最後は良い味のスープが勿体なかったので、お冷やで薄めて飲んでしまいました。(この日は炎天下でたくさん汗かいたから、多少はね。)

【旨カレーライス 950円】
旨カレーライス 950円

 こちらは、同行の家人がいただいた品。厨房で注文が重なったのか、食券番号の呼び出しまで結構掛かったような。
 で、こういうところでは無難なチョイスですが、一口貰ったところ、味もきわめて無難でした。

 というわけで、食べ物自体はどれも美味しくいただいたのですが、個人的な好みからすると、イマドキのサービスエリアには、もっとエモさが欲しいというか……。どこも小綺麗で、食べ物含め扱っている品物も小洒落てはいるのですが、引っ掛かるものが少なく感じるのは、私が昭和的カオスが好きな、年寄りだからかなぁ、なんて。まぁ、贅沢というか、ワガママ言っている自覚はあるんですがね。
 ごちそうさまでした。

令和5年6月訪問

福島県伊達郡国見町 東北自動車道 国見SA(下り線)フードコート 麺屋 喜多方

 (令和5年)の6月半ばの週末。2020年10月以来久しぶりに、宮城県柴田郡村田町にあるスポーツランドSUGOまでレース観戦に向かうことになったのですが、その途中、私の朝食をいただくために立ち寄ったのが、東北自動車道の国見サービスエリア。
 どうでも良い話ですが、今を去ること30ン年前。初めてスポーツランドSUGOに来た時に立ち寄って朝食をいただいたのもこのサービスエリアで、前日に色々あって体調が最悪なのに胃が空っぽという状況のなか、何か消化の良いものをと思い店頭の食品サンプルの中から見つけて決めた「すっぽん雑炊」を頼んだら同行者に笑われたっけ。で、その時とは建物が全く違うというか、最近リニューアルされたのか、見た目からしてイマドキのサービスエリアになっているようです。
 クルマを降り建物に入っても、内部はやはりイマドキのサービスエリアで、昔のようなレストランは無く、替わりに色んなお店の入った(ただし、訪れた時には時間の関係で、4店舗中2店舗のみ営業中。)フードコートが。注文は券売機で食券を買う方式ですが、メニューのボタンを見ても、当然の如くすっぽん雑炊はなかったので、こういう時に一番食べる確率が高い、天玉そば(こちらでは、かき揚げ天そば+温泉玉子)にしようかと。品名が「福島かき揚げ天そば」ってなっていましたが、地元食材を使用しているんですかね。ちなみにお値段は、イマドキの価格に。(こればっかりは仕方が無いですね。)
 食券提出から少し待って、引き換えで渡されたベルが鳴ってバイブレーターが振動しました。

【福島のかき揚げ天そば 900円 + 温泉玉子 100円】
福島のかき揚げ天そば 900円 + 温泉玉子 100円

 席に持ち帰り、まずはツユからいってみたところ、出汁感はそこそこなれど、一時のというかちょっと前に多くあったSA・PAのそば・うどん(ちなみに、その頃に上り線の国見SAでいただいた時の記事。)のような塩気的もの足りなさは無く、ちゃんとソバや具のかき揚げを食べられる濃さ。東日本なので基本的に濃口醤油が前面に出ていますが、甘みと塩気のバランスは万人向けで、尖ったところが全くないチューニングです。
 またソバは、茹で時間から冷凍だとは思うのですが、これまた一時のというかちょっと前に多くあった、口当たりや歯応えが妙に強化されたようなものではなく、香りもそこそこ有って食感も自然なもの。
 そしてかき揚げは、市販品(ここで注文ごとに揚げていないという意)だと思うのですが、タネは一般的な玉ねぎメインで、これもまた一時のというかちょっと前に多くあった、ぼそぼそしていたり、ガリガリと妙にハードな揚げ具合のものではなく、最初は若干の固さはありつつもも、ツユとの馴染みも悪くなく。
 それと、大根おろしが少量載せられているのが効いているというか、その風味が合っていますし、幾分のサッパリ感が嬉しいです。

 というわけで、全体的な味の方もイマドキでそつが無く、美味しくいただいたのですが、多少バランスが崩れたとしても、エッジというか、もうちょっとばかりの個性も欲しいというのは、ワガママですかね。
 ごちそうさまでした。

令和5年6月訪問

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馬 たひお (@uma_tahio)
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栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラフィフのオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、モータースポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

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