趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
前の記事に続く、さくら市ネタ。っていうか、その翌日、また喜連川に行く用事があったものだから、今度は久しぶりにこちらのお店でもいただきたいな、と。
平日にもかかわらず、開店10分前には店舗横の駐車場はいっぱい。そして何組かの先客が、駐車場に置かれている入店待ちのベンチに座っていました。
そこに加わって、お品書きを見ながら待つこと少し。注文を訊かれた直後に開店となり、店内へ。
カウンターに案内され、そこで待つことまた少しで、今注文した品々が登場しました。
それで今回いただくのが、味玉二代目中華そば。
早速スープからいってみたところ、「二代目」鶏白湯は、やっぱり旨いですね。いただく度に思います(そして書きます)が、鶏の風味や旨味がただ濃いだけではなく、ほんとスムースというかジェントルというか。そこに、濃いめの醤油ダレがビシッと効き、薬味の白ネギとカイワレが味を引き締めて。細部は変わっているのでしょうけど、初めていただいた時から変わらぬインパクトがあります。
そこに合わせるのは、細めのややウェーブ掛かった麺。加水率低めな、最初はボリっとした歯応えが楽しめ、その後はスープと馴染んでいく感。
そして具は、チャーシューが2切れ。厚みは薄めながら存在感があります。それと色の濃いメンマですが、味付けは適度で柔らかい食感が良いですね。青菜は青梗菜で、全体的に味が濃い中ホッとします。あと味玉は、黄身がゼリー状のタイプで、味がしっかり染みて。
更に途中から、卓上のコショウ、刻みニンニク、辛子高菜を適時投入して味変を。どれもよく合うんですよね。
こちらは、一緒にいただいた品。
ご飯、チャーシュー、甘辛のタレ、ネギと海苔、そしてマヨネーズという、勝利を約束された組み合わせ。見た目も美しく、混ぜてしまうのが勿体なかったです。
あと添えられた白菜のお新香が、手作り感あって何とも良かったというか。
それにしても、昨日いただいたお店やその姉妹店の出店で、さくら市喜連川地区のラーメンが一気にモダンかつハイレベルになった感がありますが、こちらのお店もまだまだ負けていないというか、やっぱり美味しかったなぁ、と。
ごちそうさまです。
令和3年2月訪問
栃木県さくら市は、氏家町と喜連川町が平成17年(2005年)に新設合併して誕生した市で、その東西を国道293号が横断しています。で、その国道293号の、旧両町の境は弥五郎坂(やごろざか)という坂になっているのですが、その坂の途中にあるのが、こちらのお店。
ガル○ンに出てきた戦車の実物大模型や、明治から大正時代にかけて氏家駅と喜連川のまちなかを結んでいた喜連川人車鉄道の復元車両か置いてある、ちょっとカオスな一角にあって、かつては宇都宮市、現在さくら市に店を構える行列店の姉妹店としてオープン。その行列店共々、いつかお伺いしたいとは思っていたというか、じつは何度かお伺いしようと思って国道293号にクルマを走らせたものの、そういう時に限って駐車場がいっぱいで諦めていたんですよね。
ですがこの日。お昼時にたまたま前を通ったら、ラッキーなことに戦車の横が丁度空いていたものだから、そこにクルマをイン!お店に入ると右手に食券の券売機があったので、レギュラーメニューから1品、その横のホワイトボードにかかれていた限定メニュー?から1品づつ選んで食券を購入。それを店員さんに渡し、空いていた席に落ち着くと、あまり待たずにその品々が登場しました。
それで今回いただいたレギュラーメニューが、醤油味の味玉鴨出汁中華そば。
まずはスープからいってみたところ、これが、もう。品名からわかるように鴨出汁がベースですが、青湯なのにしっかりと鴨の風味がしてきますね。また表面の油は鴨のものでしょうか?量的に多めですが決して下品ではなく、適度な風味とコッテリ感をプラス。味付けの醤油は強めに効かされていますが、むしろこれくらいが味の芯を通すキャラクターになっていると思いました。あと、九条ネギ?の薬味が味に締まりを与え、何とも完成度高いですね。
そして麺は、細めの初めボリっと、後は適度な歯応えとなる、密度感のある中細ストレート。スープと良く合っています。
それと具は、最近すっかりお馴染みとなった低温調理のしっとりしたチャーシューに、ロゼ具合が心憎い鴨肉は、どちらもいい塩梅。メンマは穂先メンマで、プレーンな味付けがこの中で絶妙の息抜きに。更に味玉は黄身がトロトロのタイプですが、ただ調味料に浸けただけではない、程良く引っかかりのある風味の元は何だったのでしょうか。
先述の中華そばを食べ終わる頃に作成をお願いした本日の限定メニューが、鴨とゴルゴンゾーラの和え玉。そういえば、初めて和え玉をいただいたのって、確かバードメンだったなぁ、と。
で、登場したら熱々のうちに麺の下の油とタレ、上の鴨肉とゴルゴンゾーラチーズをよく混ぜていただけば、これが、また!
ゴルゴンゾーラの独特な匂いはアクセント程度に落ち着き、チーズのコクと鴨?油のコッテリ感、ちょっとしょっぱみのあるタレが麺に絡みます。更にそこにブラックペッパーが効かされて、鴨肉が所々顔を出し歯応えや肉の味をプラス。
これも完成度高いですねぇ。
というわけで、どちらも美味しくいただいたのですが、イマドキは素材の持つ風味というかクセを前面に出すラーメンが多い中、今回いただいた2品は、それを出しすぎない美学を感じました。
今後はお昼時に、国道293号を走る頻度を増やさないと駄目ですね。
ごちそうさまでした。
令和3年2月訪問
2月半ばにしては暖かかったこの日、先週末に引き続き、用足し兼週末のバイク転がし兼昼食で、ちと南の方へ。それで先週は、走っている途中に味噌ラーメンが食べたくなったのですが、この日はどうしても蕎麦が食べたくなり、それもあまり畏まらないところが良いなと思ったので、こちらのお店に決定。家人もお気に入りのお店なので、一人で来るのは気が引けるのですが、まぁ、やむを得ないということで。
【かけそば(並) 540円】
【温泉玉子 100円 と 野菜かき揚げ 150円】
それで今回は、かけそばに温泉たまごと野菜かき揚げを追加して。っていうか、以前いただいた温玉そばの存在をすっかり忘れ、10円割高な買い方をしてしまいました(温玉そばだと並で630円)が、温玉が別の器で貰えるため、サイドメニューにも展開しやすいな、と。
レジのところでそばを受け取り、あいてる席に座ったら、早速かき揚げと温玉をソバに載せていただきます。って、会計した時は温玉の半分を後述するサイドメニューに載せようと思っていたのに、勢い余って丸々1つ載せてしまったのは失敗しましたが。
で、気を取り直してツユからいけば、出汁感が適度にある、濃口は効いているけど塩気はちょうどいい味わいが、何とも。甘みが必要以上に効かされていないところも、個人的好みに合っています。
またソバは、茹でたてを一度締めて温めたもので、かけにすると正直ちょっと勿体ない感もあるのですが、シャッキリとした歯応えもそれなりに残っていて、香りも良いですね。
そして野菜かき揚げは、タマネギがメイン。衣はサクッと、タネはしっかり火が通った絶妙な揚げ具合。これをツユに浸しつつしただけば、かき揚げはもちろん、油でコッテリ感が加わるツユも至福の味わい。もちろん温玉もバッチリ合います。
こちらは、一緒にいただいた品。って明らかに食べ過ぎですが、このとは自分の欲望を抑えることが出来なかったもので……。
で、こ飯の上には、衣サックリクリスピー、中のお肉はプリプリジューシーで、味加減もバッチリなからあげが2個。これだけで満足なのですが、多めに添えられた晒しネギ、そしてマヨネーズがちょうどいい味変になって、また。
というわけで、どれも美味しくいただいて満足なのですが、やっぱり食後はお腹がキツキツになってしまったという。(でも、それが幸せってヤツですね。)
ごちそうさまでした。
令和5年2月訪問
ラーメンとあらば、わりと見境なく食べている私ですが、時折、ジャンクじゃないラーメンが無性に食べたくなる時があります。で、このことを家人に言うと、「ジャンクじゃないラーメンってあるの?」と返されたのですが、言い換えれば「上品な」ラーメン、とでも申しましょうか。
スープは淡麗系、というよりも、素材がガツンと主張するのではなく、じんわりと風味や旨味が感じられ、油はどちらかというと少なめ。麺や具はそんなスープに合わせて、という感じで。
で、この日も朝からそんな感じだったので、頭の中に幾つか浮かんだそういうラーメンを出してくれるお店の中から、場所や時間等も勘案して今回お伺いすることにしたのが、那須塩原市にあるこちらのお店。ちょっと早めにお店に着いたため、開店まで暫く待つことになったのですが、その間に店内を覗くと、前回お伺いしてから数ヶ月の間に、食券の自動券売機を導入されたんですね。
やがて開店時刻になると、その券売機で家人共々、本日いただく品々の食券を購入して着席。店員さんに食券を渡すと、出てくるのを待つ間に、出汁に使った鶏ガラ?の肉をほぐしたものを出してくれましたが、これに遭遇するとラッキーというか、肉には旨味がまだ十分残っていて、掛かっているタレの塩梅や添えられた刻みネギと相まって立派な一皿だし、待つ時間もあっという間に感じられますね。
【海と鶏の塩らぁめん 880円 + 御養卵の味玉 150円】
【半ライス 150円】
それで今回私がいただくのは、海と鶏の塩らぁめんに、御養卵の味玉、そして半ライスを追加して。
まずはスープからいってみたところ、これが、もう!どのような作り方をされているのかは判りませんが、鶏の出汁と魚介の出汁が喧嘩せず良い感じに合わさって。表面の油は多めに見えますが、コッテリ感というよりも味にふくらみを与える感じだし、そこに加わる塩気も適度。この日まさに食べたかった、じんわりと香りじんわりと旨いスープですね!そこに、薬味的生の白ネギが味を引き締めて、何とも良い感じです。
それに合わせる麺は、中細のストレートタイプ。密度感のある歯応えというか、細めのわりにしっかりした食べごたえが有るというか。また麺自体の香りは抑えめで、スープの風味を堪能でき、ほんと、このスープにはベストマッチです。
それと具ですが、鶏と豚、2種類のチャーシューは、どちらもしっとりとした仕上がり。メンマは繊維質を感じるコリッとした食感がアクセント。追加の味玉は、白身のプリンとした歯応えや柔か過ぎない黄身の固まり加減が絶妙。で、どれも共通するのは具材そのものの存在を適度に主張しつつ、でも目立ち過ぎず、味付けがラーメンの味の邪魔をしないことなんですよね。
あと今回とても感心したのが、アオサとばら海苔的海藻の存在。以前、海と鶏の…をいただいた時は確か載っていませんでしたが、この風味がスープと良く合うのはもちろん、いつの間にかバラけて混ざってしまうことがないというか、味わうには麺と一緒につまもうとするなど積極的に行動する必要があるというか、ようは食べ手の意志でその加減を適度に加減できるのがとても良かったです。
そして最後は、つい飲み干しそうになるところを頑張って残したスープに、半ライスを投入。これ一度やってみたかったんですよね。店主さんによっては嫌がる方もいらっしゃるとは思うのですが。で、やってみたらこれも、また。控えめに言って最高でした。
こちらは、家人がいただいた品。
例によって少々味見させてもらったのですが、この角は取りつつもしっかり感じる醤油感が、こラーメンの個性ですね。それが以前いただいた時よりも強く思えたのは、味のチューニングを変えたためか、それとも体調のせいか、はたまた気のせいか。(多分一番最後の理由だろうなぁ。)
あと、私のいただいた海と鶏の…とは違う、プリっとした弾力のある麺も良いですね。
というわけで、今回もどれもとても美味しくいただいたというか、食べたかった味が食べられて大変滿足いたしました。
ごちそうさまです。
令和5年2月訪問
私がお店を探す際にたまに使う、某グー○ル先生に、雑にキーワード入れて出てきた検索結果というかお店のリストを流し見してその中から決めるという(わりと当たり前な)方法ですが、たまに、自分が全く知らなかっただけで、実は地元で有名なお店が引っかかることがあります。
まさに今回がそんな感じで、家人が運転するクルマの助手席に座り、家人の言った「カレーうどん」と入力。出てきた色々なお店を眺めている時に発見したのが、こちらのお店。お伺いした時の楽しみが減るので、付随する情報はあまり詳しく読まないものの、それでも伝わってくる、ワンアンドオンリー感に惹かれ、そのまま経路案内に移行してお伺いすることにしました。
お店の場所的には、クルマやバイクで何度か走った通ったことがある、最近広くなった道からちょっとだけ入ったところに。この近くの国道461号はよく通るものの、そこからちょっと北にあるため今まで死角になっていたようで。
駐車場はお店の前のスペース(結構傾斜がきつい)だけかと思いきや、横にも広めのがあったのでそこにクルマを入れ、いざ店内に。すると、女将さん?の若々しくて大変愛想が良い声に迎えられました。
ラッキーなことに1つ空いていたテーブル席へといざなわれ、まずは卓上のお品書きを見たところ、とりうどんとカレーうどんの写真が大きいですね。あとは、とりうどんに天ぷら類を追加したものや、その他うどん類が色々と、夏季限定でそばも出されているようで。あと、焼きそば類と、半焼きそば+カレースープや、半焼きそば+とりスープといったメニュー構成も独特。そんな中から、私がとり海老天うどん、家人がカレーうどんをいただくことにしました。
注文から、それほど待たずに登場した注文の品々。
早速、とり海老天うどんのツユからいってみたところ、それなりに効いた濃口醤油と共に、一般的な蕎麦出汁感よりも鶏肉から出た風味・旨味が前面に来る、個人的には懐かしい味。(祖母が作るそばやうどん~たいていは、冷やし・ひたしスタイルでしたが、ツユには必ずと言っていいほど鶏肉が入っていたので。)そこに、鶏肉と一緒に煮たと思われるネギからの味も加わって、更に甘さ控えめなのが当地っぽく、これらが構成する味わいが、何とも素朴で良いですねぇ。
ですが、うどんを啜ろうと箸でつまんだところ、その手応えに!!!とびっくり。というのも、一般的なものの何倍でしょうか?極太という表現では足らない太さのウドンが、ツユの中から現れました。当然茹で置きでしょう(っていうか、これだけの大きさの小麦粉の固まりを茹でるには、一体どれくらいの時間がかかるのやら。)けど、モチモチっとした噛み応えが心地良く、更にウドンがツユを吸うことによって、ウドン自体の味も良くなるという感じで。当然のことながら、これだけの太さだと啜れませんが、食べ応えが相当あり、いただいている時によく噛まされることによって満腹感も加速していきます。
そして具は、なんと言っても鶏肉ですが、大ぶりにカットされたモモ肉の他、出汁兼用でしようか?噛みごたえ歯応えのある部位のスライスもたっぷりと。鶏肉と一緒に煮たであろうネギも良いです。あと海老天は小振りながら2尾も、更にナスの天ぷらまで載っていましたが、海老のプリプリ感がまた。更にワカメが、海っぽい風味を補強しています。
あと薬味としては卓上に唐辛子がありましたが、個人的には、これまた卓上に置いてあるコショウがヒット!実は以前、別の店ですがコショウが合ううどんをいただいたことがあり、味の系統的に似たところがあった(そこもツユの一般的出汁感が控えめで麺が極太だった。)ので、試してみたらバッチリでした。
こちらは先述のとおり家人がいただいた品。
例によって味見させて貰いましたが、たっぷり入る鶏肉などから、ベースはとりうどんと共通でしょうか?それを、カレー南蛮ツユに仕立てたような印象ですが、スパイス感そして辛さがしっかり効いていて、何とも後を引く味わい。
これは日を改めて、丸々一杯いただかないと駄目ですね。
というわけで、どちらも美味しくいただいたのですが、いただいたうどんそのものと、お店の雰囲気(女将さんの接客や、厨房から伝わってくる大将たちの職人然とした感じ、あと、壁に貼ってあったお笑い関係のポスターなども。)が相まって、かなりの非日常感。ですが、近所の方々が頻繁に持ち帰りの焼きそばを注文したり取りに来たり、店内で食事している他のお客さんも特にリアクション無く極太のウドンを齧っていたりと、これが地元では当たり前というところに、大げさですが、大田原の懐の深さも感じたりして。
とにかく、一度お伺いしただけじゃ、こちらのお店の魅力は全部味わえないことは間違いないので、「もっと早くこのお店のことを知っていれば!」と言っていた家人共々、必ずまたお伺いしたいと思います。
ごちそうさまでした。
令和5年2月訪問
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