たひお備忘録

趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

栃木県大田原市 札幌ラーメン どさん子 大田原店

 トラディショナルなというか、私が子供の頃(1970年代)、一大ブームとなった時の味噌ラーメンが食べたくなるとお伺いしているこちらのお店ですが、実は、味噌ラーメンだけではなく、他のメニューも、私が子供の頃のいわゆる「ラーメン屋」さんの味わいが楽しめるんですよね。
 で、(令和5年)4月のとある日曜日。家人が「お店のチャーハンが食べたい」ということで探していた、この日のランチ候補に挙がった際、そんな懐かしいメニューをいただこうという目論見で、それに乗った次第。

【五目そば 800円】
五目そば 800円

 そんな今回の私のお目当てだったメニューが、この五目そば。私が小さな子供の頃、祖母と出掛けると、普段はラーメンなど外で食べない祖母が、珍しく(しかも何度か)食べていたことを覚えています。
 もっとも、そんな記憶の品と同じような品が出てくるかはわからなかった(「スタミナそば・うどん」ではないですが、お店によってバリエーションが相当ある)ものの、出てきた品を見てひと安心。(そうそう、こういうのが食べたかったんですよ。)
 で、早速スープからいってみると、これが、もう。塩味のそれは、あっさりとした、ですが旨味など必要十分なベースに、様々な具材の味が馴染み、そこにごま油が適度に香って、記憶にある五目そばの味わいと一致。ほんと、もう、たまりませんね。(そうそう、こういうのが食べたかったんですよ。)
 また麺は、他のラーメン類と共通でしょうか。わりと加水率高めっぽい、ポニョっとした噛み心地の中くらいの太さのもので、塩味のスープで際立つかん水の香りも懐かしく。(そうそう、こういうのが食べたかったんですよ。)
 そして具は、ミシっとしてるけど柔らかさもある厚めの焼豚が2枚に、白菜、椎茸、人参と某塩ラーメンのCMを思い出す野菜類、更にタケノコ、ピーマン、メンマに茹で卵、そしてナルトと、9種類も載っています。記憶にある五目そばは、肉が片栗粉コーティングされた豚肉だったり、キクラゲが入っていたり、ちょっと高級になると海産物がナルトではなくイカだったりエビだったり(しかも片栗粉コーティング済み)するものの、色々載ってるって、単純に嬉しいものです。(これはこれでヨシ!)

【しそ餃子 400円】
しそ餃子 400円

 こちらは、一緒にいただいた品。
 やっぱりここの餃子は旨いというか、焼き目がサクっとした皮に、しっかりと味が付いた餡が、また。
 以前いただいた時の記憶と比較して、餡の味が濃かったりニンニクの風味が強い気もしたのですが、そのあたりは体調でも感じ方も変わりますし。で、今回は味が濃いめに感じたこともあり、醤油は使わずお酢を付けるだけでバッチリでした。

【チャーハン 650円】
チャーハン 650円

 こちらは、先述のとおり家人がいただいた品。
 例によって少々味見させて貰い久しぶりにいただきました(次は半チャーハン食べようと毎回のように思うものの、次に来た時は毎回のように餃子を頼んでしまっているので……。)が、やっぱりここのチャーハンは実に自分好みというか、シンプルながら味が決まっていて、具のプレスハムが泣かせます。

 というわけで、ほぼ目論見通りだった五目そばをいただけたのはもちろん、今回もどの品も美味しくいただき、大満足でございます。
 次にお伺いした時は、今回のように懐かしのメニューや、今回触れなかった豊富な定食類にするのか、結局味噌バターラーメンと餃子にするかはわかりませんが、こちらのお店は「これまで何を食べても外したことない」と家人共々思っておりますので、今後も色々といただけたら良いなぁ、と。
 ごちそうさまでした。

令和5年4月訪問

栃木県大田原市 手打ちうどん・そば専門店 すゞや食堂

 ふとどこかのお店に行きたくなった時でも、それが人気店のお昼のピーク時間など、長く待つことが前提となると腰が引ける私と家人ですが、ゴールデンウイークの初日のだったこの日は、何故だかそれでもいいやとばかりに、平日休日問わず開店直後には満席になってしまう大田原高校前のこちらのお店まで。
 で、お店には正午を少し回った頃に到着しましたが、空きスペースもわずかだった駐車場にクルマを停め、お店に入ると、店内はテーブル席が満席で、座敷も相席できそうなところは2卓のみ。しかも、店内の半分くらいのお客さんが、注文した品を待っているという状況でした。
 これは長丁場になると覚悟を決め、座敷の卓の1つに相席させてもらってから、とりあえずカウンターまで行き注文を。その際もお店の方に「お待たせしてしまいますが」と言われたものの、この日はそこで諦めるという選択肢は無かったので、そこから待つこと45分あまり。だいたい予想していた時間で、注文した品々が登場しました。

【ひたし天ぷら(そば) 750円 + 中盛り 250円 + 玉子 50円】
ひたし天ぷら(そば) 750円 + 中盛り 250円 + 玉子 50円

 それで私が今回いただいたのが、ひたし天ぷらの中盛りに生玉子という組み合わせ。
 ソバは若干太め若干短めで野趣溢れるもの。挽きぐるみ蕎麦粉を使った色の黒い、いわゆる分類上の「田舎そば」とは違うというか、むしろ色白なのですが、これぞリアルご当地田舎そば。
 ツユの器にくっ付いたわさびをソバの小山に移したのち、ソバをツユにザバと浸けたのちズズズっと豪快に啜り込めば、茹でたて締めたての適度にウエッティーな適度に冷えたソバに、甘みが少なく濃口醤油がガっと効いた温かいツユが絡んで、これが、もう。そばなのに脳ミソにガツンとくる味というか、おちょぼ口で上品に食べていたのでは、このソバの良さはわからないと思います。
 あとは、ソバにワサビを付けたり、ツユに七味に振り入れたり、シナっ一部カリっとしてツユにはよく馴染むけど決して溶けないかき揚げを囓ったり、卵黄を割ってそばやかき揚げに絡めたり、合間にホウレン草を挟んだりと、色々楽しみながら食べ進めば、あっという間に小山になっていったソバが消えて無くなってしまいます。

【カレー(ひたし・そば) 970円】
カレー(ひたし・そば) 970円

 こちらは、家人がいただいた品。
 初めてこちらのカレーそばをひたしでいただいて以来、すっかりハマっているというか、このお陰で、混んでいるお店が苦手な家人を、こちらのお店に来させる理由になっているというか。
 ただ、普通盛りだとソバの量が多いようで、残りは私が美味しくいただきますが、色が透明だけどしっかりとカレー的スパイス感のあるツユは、ほんと、こちらならではですね。

 というわけで、今回もどれも美味しくいただいたのですが、以前は大盛り+家人の残りを普通にいただけた私の胃も、最近では中盛り+家人の残りでベルトを緩めたいほどパンパンになってしまうのが悲しいところ。(「加齢」ってヤツで、こればっかりは仕方が無いんですけどね。)
 ごちそうさまでした。

令和5年4月訪問

栃木県大田原市 麺屋 幸乃鶏

 (令和5年)4月下旬の日曜日。この日も、家人とランチ(っていうか、どこでラーメンもしくはそば・うどんを食べるか)の相談をしていた時、今回は私が食べたくなってお伺いすることにしたのが、大田原市役所前のこちらのお店。
 開店15分前に到着すると、駐車場には既に開店待ちと思しきクルマが停まっていて、そろそろ頃合いかと並び始めると、その後も開店までにクルマが何台か。更に開店後も続々とお客さんが増え、気が付くと店内はかなり賑やかに。

 それでこちらのお店。限定やサイドメニューを含め、品数が大変多いんですよね。で、鶏白湯が食べたいというくらいでお伺いしちゃったものだから、メニューを決めるのにちょっと迷い、更にサイドメニューもどうしようかと迷っているうちに注文が遅くなったもの、入店から20分程でお願いした品々が登場しました。

【旨辛鶏そば(大辛) 913円】
旨辛鶏そば(大辛) 913円

 それで結局私がいただいたのが、初来店以来気になっていた旨辛鶏そばを、辛さが5段階、少ない方から「旨辛」「中辛」「大辛」「激辛」「痛辛」のうち、中辛と迷って大辛で。
 早速スープからいってみたところ、ベースとなる濃いけど濃すぎないスムースな鶏白湯に、唐辛子のヒリつく辛みがしっかりと主張します。ちなみに、この辛みの元は、かつてとがらし生産日本一だった頃の大田原市で作られ、そして今も作られている「栃木三鷹(とちぎさんたか)」という品種で、辛みの強さも特徴の一つだそう。それにしても、辛いものわりと好きを自称しながら実はこのところあまり辛いものをいただいていなかったので、大辛だと味わっていただける限界近い辛さに感じますね。(旨辛か中辛で十分だったかも。)
 それと麺は、中くらいの太さのもので、ムニっとした噛み心地。鶏白湯との相性を考慮しかのような食感というか、良く合っていると思います。
 そして具は、しっとりとした鶏チャーシューが白眉。加えて細めのメンマは柔らかく、良い塩梅。更に、具と言うよりも薬味ですが、鶏白湯と相性の良いタマネギ、白ネギ、青ネギに、中央の赤いのは辛みの元でしょうか?今回のは大辛にしてしまったので、スープ自体が既に辛くて正直変化はあまり感じなり無かったものの、中辛や旨辛だと、良い味変になったかもしれません。

【さんたからあげ3個+ライスセット 440円】
さんたからあげ3個+ライスセット 440円

 こちらは、一緒にいただいた品。
 名前のとおり、栃木三鷹が使われていますが、辛みはピリ辛程度で、サクサクの衣、ジューシーな鶏肉、適度に掛かった甘酸っぱいタレの中で、ほんと、良いアクセントになっています。

【完熟チリトマトそば(ちょい辛) 880円】
完熟チリトマトそば(ちょい辛) 880円

 こちらは、家人がいただいた品。
 実は家人がこちらのお店に来るのを快諾したのが、この品を見つけたかららしいのですが、実際いただいてみても「また食べたい」と満足だった様子。
 もちろん私も味見させて貰いましたが、麺からして私がいただいたのとは違うプリッとした食感で、もはやトマトソースと言うべきスープも秀逸。これは丸々一杯味わってみたいです。

 というわけで、どれも美味しくいただいたのですが、同時にどれもまた食べたくなる味わいで。なのでまた、お伺いしないと駄目ですね。
 ごちそうさまでした。

令和5年4月訪問

栃木県塩谷郡高根沢町 麺処 いろ葉

 このところ、平日の時間に余裕がない状況でお伺いしていたこちらのお店。そんなわけだから、つけ麺系のメニューよりも、調理及び完食に要する時間が若干短く感じる(個人の感想です)ラーメン系のメニューをいただくことが多いこちらのお店ですが、この日は平日ではあったものの、いつもと逆に時間に余裕がある状況。
 ならばいただくのは、一番のお気に入りといってても過言ではない背脂煮干つけ麺一択!!更に、味玉と温野菜もつけちゃう!と思っていたものの、券売機で買った食券を店員さんに手渡した時、つけ麺では無くラーメンの食券だったことに気が付きました。(「こ
れ、このところだいたいいただいている組み合わせじゃん……。なので無意識のうちに間違ってしまったのかしらん。」)金額は同じなのでその場で訂正しても良かったかもしれないのですが、この日は4月半ばにしては寒かったこともあり、そのままラーメンでお願いしました。

【背脂煮干ラーメン 850円 + 味玉 100円 + 温野菜 50円】
背脂煮干ラーメン 850円 + 味玉 100円 + 温野菜 50円

 食券提出からあまり待たずに登場したら、早速まずはスープからいってみれば、これが、やっぱりもう。前回この品をいただいた時と全く同じ感想になるのですが、煮干しの風味と旨味、背脂のコクとコッテリ感、若干濃いめだけど角が取れた醤油と僅かに効かされた甘みが織りなす味付けに、生タマネギの薬味が味をピシっと引き締めて、申し分なし。それがスープ割りせずともしっかり味わえるので、やっぱりラーメンにして良かったなぁ、と。
 また、個人的に大好きなピロツルモチっとした食感の幅広麺が、また。つけ麺に比べれば歯応えこそ減りますが、スープに浸かっている間にその味が染みることによって、更に旨くなるのがたまりません。これもやっぱりラーメンにして良かったなぁ、と。
 そして具は、厚めに切られたホロトロ食感バラチャーシューは、若干甘みがある軟らかいメンマに、相性抜群の海苔といったデフォルトで入る品々の他、固まり具合も丁度良くしっかりと味が入った味玉に、全体的に強めの味わいの中での息抜きとなり、大盛りやご飯ものを追加するより罪悪感を減らしてくれる温野菜と、どれも良い感じ。これらは、つけ麺でも同様かと思いきや、チャーシューがスープに浸かって柔らかくなり味わいを増す分ラーメンの方がやっぱり良いかな、と。

 というわけで、間違ってラーメンにしてしまったものの、結局のところ今回も美味しくいただいて、大満足でした。(でもやっぱり、つけ麺も食べたいので、次にお伺いした時には、是非。)
 ごちそうさまでした。

令和5年4月訪問

栃木県大田原市 中華そば おおの 【移転前店舗】

 (令和5年)4月のとある日曜日の朝。早くに目が覚めてしまい、空腹を抱えて悶々としていたのですが、そろそろ太陽が昇って気温も上がってきたと思い、もそもそと着替えてからバイクを転がしつつ向かったのが、週末は朝早くから営業している(開店は何と4時!)こちらのお店。

 それでお店に入り、丁度あいていた真ん中のカウンター席に座ってメニューを一瞥。家を出た時は、こちらのお店で一番のお気に入りである「牛みそそば」にしようと思っていたのですが、お品書きを見たところで方針変更。初めてとなるみそたんたんめんをいただいてみることに。温かいのと冷たいのから選べるところ、お店までの道中思った以上に寒かったこともあり、温かい方で、更には味玉追加でお願いしました。

【みそたんたんめん(温) 800円 + 味玉 100円】
みそたんたんめん(温) 800円 + 味玉 100円

 店主さんが厨房に消えて程なく、みそたんたんめんが登場。で、スープが黒いという見た目でまず驚いたというか、黒ゴマを使っているんですかね。それと、ジャパニーズ坦々麺のアイコンとなっているピリ辛の挽き肉もありませんし、海苔があしらわれているのも珍しいかと。
 それでまずは、その黒いスープからいってみたところ、「成る程こうきますか!!」と。というのも、最近よくある、ゴマの濃厚なコクが表に出た味を想像していたところに、あっさりとした味わいのスープがきたものだから。ですが正直戸惑いはあったものの、よく味わってみると、動物系?出汁の旨味と風味が抑えられた味噌の味わいと共に、黒ゴマならではのちょっと引っ掛かりがありつつも半歩引いたようなサラっとしたコクと香ばしさが絡んで、これが、もう。また、辛みは表面に少しだけ掛かったラー油のみで、個人的には穏やかというかちょい辛程度に感じるレベルというのも、やりすぎない絶妙なさじ加減というか。よくよく考えてみれば、こちらのお店の中華そばは、スープの素材の旨味が声高に主張しないけどちゃんとあるというか、逆にこちらから積極的に味わいに行かないと、その秘めた真価がわからない方向性でしたね。それが「たんたんめん」と聞いた(見た)だけでIQが下がってしまい先述のような想像をしてしまった私が間抜けでした。
 また麺は、他のメニューと共通でしょうか?やや平べったい形状の、食べ始めに硬質な歯応えのあるもの。この麺は、このようなあっさりとしたスープでこそ真価が発揮できるような気がします。
 そして具は、シャキシャキの笹ネギが味わいに変化を与え、プレーンな穂先メンマは箸休めにぴったり。それとダイスカットされたチャーシューは煮豚では無くて焼豚でしょうか?香ばしい表面と、噛んだ時の肉々しさがたまりません。あと、追加の味玉は、黄身がトロっと、白身もトロっと柔らかめで、味付けはしっかり。

 というわけで、美味しくいただいたのですが、名前にたんたんめん(担々麺)と付いていたものの、ただいてみると実にオリジナリティ溢れる一杯だったというか。
 ごちそうさまです。

令和5年4月訪問

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栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラフィフのオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、モータースポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

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