たひお備忘録

趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

栃木県大田原市 札幌ラーメン どさん子 大田原店

 この日というからこの前の週末から、家人から「味噌ラーメンが食べたい」というリクエストを受けていたにもかかわらず、お伺いしたお店には味噌ラーメンがなかったりして果たせず、しからばこちらのお店なら間違いがなかろうということでお伺い。

【みそバターラーメン 800円】
みそバターラーメン 800円

 それで私は、定番のみそバターラーメンを。
 登場して早速、バターが乗っていない側のスープからいただくと、サラっとしたベースの出汁に、炒めた野菜と豚ひき肉の風味と旨味、そしてニンニクが効いた適度にパンチのある味噌ダレが合わさって、ほんと、個人的にはこれが味噌ラーメンのスタンダードと言うべき味わい。以前の記事にも書きましたが、1970年代~1980年代にかけて、どさん子、どさん娘、どさん子大将というFC店があちこちにできると共に味噌ラーメンがブームとなった頃、当時小学生の私に、ラーメンにバターを入れると美味しいということを教えてくれた罪深い味を今も味わえるのが、ほんと、有り難いというか。
 て、ついつい昔の話になってしまいましたが、スープ以外も、ツルポニョシコっとした中太縮れ麺に、絶妙な火の通し加減の野菜(モヤシとキャベツ)、入っていると嬉しいコーン、柔らかく優しい味のメンマ、こちらのお店のオリジナリティを主張する茎わかめなど、安心していただけるメンバーが揃っており、ほんと、何度いただいても良いですね。

【しそ餃子 350円】
しそ餃子 350円

 こちらは、一緒にいただいた品。っていうか、こちらのお店の隠れた(隠れてないか)逸品だと思っているのが3種類ある餃子類で、その中から一番いただいた回数が多いのが、このしそ餃子だったりします。
 で、今回のも焼き目がサクっとして他はモチっとした皮に、適度にジューシーさがある肉肉しい餡。そこにシソの風味が加われば、もう、無敵ですね。

【みそバターチーズラーメン 850円】
みそバターチーズラーメン 850円

 こちらは、家人がいただいた品。
 私のいただいたみそバターラーメンにシュレッドチーズを追加したしたような感じで、家人に感想を聞いたところ、「美味しいけどかなりこってりしている。チーズとバター、両方入れるしつこくなりすぎるかも。次はチーズだけにする。(意訳)」とのこと。しかし壁のメニュー短冊には、みそチーズラーメンが無いんですよね。言えばやってくださるのでしょうか。

 というわけで、今回も、どれも美味しくいただき満足いたしました。やっぱりここの懐かしい味噌(バター)ラーメンは、間違いがないですね。
 ごちそうさまでした。

令和4年10月訪問

栃木県塩谷郡高根沢町 麺処 いろ葉

 新年あけましておめでとうございます。
 旧年中は当ブログに多大なるご厚情をいただき、誠にありがとうございます。
 本年も代わり映えしない内容ですが、ぼちぼち更新させていただく予定ですので、お付き合いいただければ幸いに存じます。

 と、年頭の挨拶をしたところで、ふと食べたくなる味というかお店というのが誰しもあると思うのですが、個人的には、高根沢町にあるこちらのお店もそのひとつ。
 もっとも、食べたくなったとしても、時間や距離の都合も合って必ずしも食べられるとは限らないのですが、この日は平日にもかかわらず、昼休みに抜け出せばいただけそうだったので、必ずいただく!との決意のもと、クルマを烏山街道へ。実際には、時間の関係で混み具合によっては諦めなくてはならなかったのですが、素直に駐車場にも停められ、先客はいるものの諦めるほどではない混み具合だったので、入店して食券を購入。いただくは、このところ何度かリピートしている背脂煮干し+味玉+温野菜という組み合わせです。

【背脂煮干ラーメン 800円 + 味玉 100円 + 温野菜 50円】
背脂煮干ラーメン 800円 + 味玉 100円 + 温野菜 50円

 カウンター席に着き待つこと少々で、注文した品が登場。丼から漂う醤油と煮干しの香りに食欲をそそられます。
 で、早速スープからいってみると、これが、やっぱりもう。煮干しの風味と旨味、背脂のコクと甘みとコッテリ感、若干濃いめだけど角が取れた醤油と控えめに効かされた甘みが織りなす味付けに、生タマネギの薬味が味をピシっと引き締めています。ほんと、これらのハーモニーにまずうっとりしますね。
 ですが、このラーメンのハイライトはやっぱり麺じゃないでしょうか。ピロ(外縁部)ツル(口当たり)モチっ(噛み心地)とした食感の幅広麺は、スープが若干染みることによって更に旨くなるというか。とにかく、個人的にめっちゃ好みな麺なんです。
 そして具の、厚めに切られたホロトロ食感のバラチャーシューは、控えめな味付けが逆にこのラーメンと合ってます。これまた若干甘みがある軟らかいメンマも良い感じ。更に追加した温野菜は、スープの味の濃さを適度に柔らげると共に罪悪感を軽減し、味玉はこれも若干甘みがある味付けそして黄身の固まり具合が絶妙です。

 というわけで、今回もやっぱり美味しくいただいて、とても満足いたしました。
 ごちそうさまです。

令和4年10月訪問

栃木県日光市 日光のけっこう漬け本舗 森友バイバス店

 何時だったか忘れましたが、以前、人づてに、「今市にあるたまり漬けのお店で出している蕎麦が美味い。」との話を聞いたことがありました。
 それ以来気になってはいたものの、具体的な店名が出てこなかったこともあって、なんとなく探してまで食べにお伺いすることはなかったのですが、(令和4年)10月下旬の日曜日。バイク転がしの理由に調べたところ、日光のけっこう漬け本舗さんで蕎麦を出されているのがわかりました。ちなみに、たまり漬けとけっこう漬けは違う食べ物らしいのですが、そのあたりは人づてに聞く際、混同されたものと推察。ちょっと気温が低いけど気持ちいい秋晴れの下、国道461号などを走って東へと向かい、旧今市市へ。それでけっこう漬け本舗で蕎麦を出されているのは今市インター店と森友バイパス店の2店舗あったのですが、今回は、森友バイパス店の方にお伺いすることにしました。

 お店には、店内のお食事処が始まる午前10時30分頃到着。店舗横には、かつて国鉄で使われていた貨車移動機(構内入換用の機械扱いの(車籍のない)機関車)とその横には国鉄0系新幹線電車の鼻先が、店舗裏には東武鉄道で使われていたED4010形電気機関車(4011号機)が鎮座と、私のような鉄道マニア的にはちょっと小躍りしたくなる状況。更にお店に入ると、東武鉄道1720系DRC(デラックスロマンスカー)で使用さされていた「けごん」「きぬ」といったヘッドマークや、国鉄日光線や東北本線で使われていたサボ(列車種別や列車名、行き先などが書かれた板。車両側面に取り付けて使用。)、更には駅に貼ってあった掲示物などが飾られて、これがもう、パラダイス!(その後ほどなくして後客が何組か来店したため、その前に写真を撮らせてもらえばよかったと後悔。)
 と、思わず取り乱してしまいましたが、肝心なのは蕎麦の味。お品書きを一瞥すると、活〆あなご天もりそば(1,750円)が目を引きましたが、ここはひとつ冷静に、ベーシックなもりそばをお願いしました。(まぁ、お財布の中身が少なかったこともあるんですがね。)

【もりそば 700円】
サービスのけっこう漬けとお茶
もりそば 700円

 注文からすぐ、まずはけっこう漬け?とお茶が登場。けっこう漬けはお茶請けにも良いですが、個人的にはお米が欲しくなりましたね。
 それからちょっとだけ待ってから登場した、もりそば。見た目はベーシックですが、早速ソバを1、2本箸でつまみ、何も付けずに啜ってみれば、これが、もう!蕎麦の香りはもちろん、適度にツルッとした口当たりと、シャッキリした歯応えが、何とも良いですね。
 更に、今度はツユに浸けていってみれば、これが、また!ツユ自体、出汁がしっかり効き、味付けも個人的には若干甘みのたったバランスかと思ったのですが、ソバもそれに負けてないというか、浸けることによって双方の味が引き立ちます。
 あとはワサビや晒しネギを適宜加えながら、気が付いたら完食。最後の蕎麦湯までしっかりと堪能させていただきました。

 実はいただく前、こちらのお店が聞いていたお店と同じかわからなかったですし、鉄道マニア的には嬉しい数々の鉄道グッズはおいといて、大箱で駐車場は観光バス用のスペースがしっかり確保してあるなど、昭和の頃の観光客向けのお店(=味的にどうなの?)というイメージを持ってしまっていたのですが、申し訳ありません。大変美味しくいただきました。
 これなら、観光客じゃなくてもまたお伺いしたいですし、ソバを提供されているもう1つの店舗である今市インター店にも是非お伺いしてみたいですね。(こちらと一部メニューが違うようですし。)
 大変けっこうでございました。ごちそうさまです。

令和4年10月訪問


追伸

 当ブログの本年(令和4年)中の更新は、この記事が最後になります。今年もご覧いただき、ありがとうございました。
 実は当ブログを食べ歩き系とそれ以外に分割しようと思っているのですが、作業時間が取れず停滞中。出来れば、来年(令和5年)には何とかしたいと思っているのですが。
 何にせよ、来年もお付き合いいただければ幸いに存じます。
 それでは良いお年を。

栃木県那須郡那須町 麺匠 華久

 当方、栃木県の北の方に住んではいるものの、那須町という場所には生活圏から外れているためほとんどご縁がなく、従って当ブログでも那須町のお店は少なめだったりするのですが、先日、某ブログでこちらのお店が紹介されていたのを見て食べたくなり、10月下旬のとある土曜日、国道4号を北上。お店には、午前11時半過ぎに到着したところ、福島方の駐車場は満車だったものの、栃木方の駐車場はわずかに空きがあったのはラッキーでした。
 クルマを停め、早速入店したところ、玄関のところに券売機があるのに同行の家人が気付き、そこで食券を。その際、店員さんがメニューの説明をしてくれました。
 そのメニュー、大きく分けて鶏白湯系、清湯の醤油系、清湯の煮干し系、そしてスタッフおすすめという背脂入りネギラーメンの「ねぎ坊主」という4種類あり、まず家人に何を食べるか尋ねると、即答で清湯の醤油系だったので、とりあえず食券を購入。次に私の品を決める段になって結構悩み、この時の個人的食べたさでいえば、背脂入りネギラーメン、そして煮干し系だったものの、初訪問ということもあり、券売機画面の筆頭に表示されている鶏白湯系をチョイス。サイドメニューも購入して、早速店員さんに。空いていたテーブル席に座って待つこと少々で、注文した品々が登場しました。

【濃厚とりそば(白) 780円 + 味玉(那須御養卵) 100円】
濃厚とりそば(白) 780円 + 味玉(那須御養卵) 100円

 それでまずは、私がいただいた濃厚鶏そば。ちなみ、白、黒、赤とあり、上にかかっている油の種類が違うそうですが、そのうち、香味油の白を選択。店員さんによると、他は確か、黒が焦がしニンニク、赤が唐辛子だったかと。
 で、早速スープからいってみたところ、濃厚だけど上品さを保っている鶏白湯ですねぇ。塩気は気持ち濃い目でしょうか、それが味にビシっと芯を通しているような。あと香味油の風味はさり気なくアシストという感じで。これが、いかにもパンチがありそうな焦がしニンニクや唐辛子ならまた違った印象になるんでしょうね。薬味に白ネギのほか紫タマネギを使うのも今風ですが、鶏白湯との相性はバッチリです。
 また麺は、かなり細めのストレートタイプ。濃厚なスープに細麺を合わせるのって、昨今の流行りな気もしますが、麺にはツルシコ感もあって良いマッチングかと。
 そして具は、しっとりした低温調理の鶏チャーシューも良いのですが、個人的に感じ入ったのが、焼き目の付いたベビーコーンとプチトマト。意外性十分にもかかわらず、ベビーコーンのポリポリした食感も良いですし、どちらも鶏白湯スープと良く合っています。
 あと追加した味玉は、白身がぷるんと柔らかく黄身がトロトロの固まり具合。味付けは軽めで、那須御養卵の濃厚な味わいがよくわかりました。
 更に、箸休めでしょうか?卵サラダが付いていたのも意外性が。味自体丁度いい塩梅で、個人的にはパンも欲しくなってしまったという。

【ネギおかか丼 300円】
ネギおかか丼 300円

 こちらは、一緒にいただいた品。
 ご飯の上に、ネギとおかかを和えた物が載り、マヨネーズが添えられていました。
 で、組み合わせ的には間違いないと思うのですが、個人的に、ネギを刻んでから時間が経つと出てくる風味がちょっと苦手なので、最初は以外に苦戦。それと、丼ものにマヨネーズが添えられているのもどちらかと言えば苦手なのですが、今回は逆にマヨネーズの香りで気になるネギの匂いがある程度マスクされ、なるほど、最初から混ぜて食べればよかったのか、と。

【醤油らぁめん半熟御養卵付き 700円】
醤油らぁめん半熟御養卵付き 700円

 こちらは、先述のとおり家人がいただいた品。
 例によって少々味見させてもらいましたが、私がいただいた濃厚な鶏白湯とは対象的なも鶏っ!水っ!という感じの、余計なものが入らないスッキリとした青湯スープが印象的。鶏白湯とはまた違った鶏の風味が堪能できます。
 それと、麺も多加水っぽい縮れ麺に替えてあるなど、こちらも凝った一杯ですね。

 というわけで、美味しくいただいたのですが、今日いただかなかった2種類のラーメンも気になるところ。なので近いうちにまたお伺いしたいと思います。
 ごちそうさまでした。

令和4年10月訪問

栃木県矢板市 らぁ麺屋 麺処 花火 【移転前店舗(現:麺処 一心)】

 このところ、仕事のある平日は真面目に自宅で朝食を摂る日々が続いていたものの、訳あってこの日は朝から外食のチャンス到来。更に木曜日とあっては、矢板市の花火さんで、あの朝限定メニューをいくしかないでしょう!

【金色のとりそば 850円】
金色のとりそば 850円
【お茶漬け 150円 ※写真なし】

 それでお店に入ってカウンター席に座り、レジ横の限定メニューが貼ってあるところだけを確認して注文。ですが、待つ間にお品書きをよく見たところ、以前あった朝専用メニューは無くなっていて、そこに書かれていたお茶漬けもメニュー落ちしていたんですよね。確認せずに注文したにもかかわらず、快く作ってくださって、ほんと申し訳なかったです。

 気を取り直して、まずはスープからいただいてこると、やっぱりこの金色のスープは美味いです。以前も書きましたが、黄金色の澄んだスープからは鶏の良いところだけ抽出したかのような風味と旨味が。特に風味は濃すぎたら品が無くなるところを、絶妙な匙加減で、満足できるけど上品な濃さにしているような。それは味付けにしてもそうで、むやみに濃くせず、青ネギ、白ネギ、紫タマネギ、更には味変用のスダチといった薬味類も上手く使って、全体的な味を構成しているような。
 また麺は、お馴染みの全粒粉を使った細麺ですが、その強めの香りがキャラクターとして主張していて、シコっとした食感もまた良い感じ。
 そして具は、低温調理された鶏と豚、2種類のチャーシューは、しっとりジューシー。ホロっとした食感のつくねも良いですね。コリっとした食感のメンマも良い感じで、どの具も味付けが抑えめというか、ラーメン本体を邪魔しない塩梅になっているのが心憎いです。
 で、最後は残ったスープをお茶漬けの器に注ぎ入れてズルズルと。やっぱりこの金色スープ、お茶漬けとベストマッチ!ですねぇ。尚、お茶漬け終了に伴い、次回からは白米にかけていただくことにします。

 というわけで、今回もとても美味しくいただき、大変満足いたしました。
 ごちそうさまです。

令和4年10月訪問

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馬 たひお (@uma_tahio)
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栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラフィフのオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、モータースポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

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