たひお備忘録

趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

栃木県宇都宮市 麺屋 一喜

 7月終わりの平日のお昼時。色々あって、宇都宮市の北の方を南北に通る田原街道のあたりまで。で、その時、以前、ネットで調べて気になっていたお店が近くにあることを思い出しました。
 昼食も未だだったので、折角だからお伺いしようと思ったものの、調べた時に人気のお店ということも知っていたので、素直に入店できるか、入れなかったら諦めて別のお店になどと思いつつお店にクルマを向けると、駐車場から丁度1台出てくるところではありませんか。店外には行列も無かったので、そのまま駐車場にクルマを入れ、入店。
 店内はわりと広く、先客多数。たまたま席が空いており、すんなりと着席できたものの、先客が皆注文した品を待っているという感じだったのですが、それでも注文から15分少々で、私が注文したが到着しました。

【一喜風中華そば 850円】
一喜風中華そば 850円

 それで今回いただいたのが、メニューの筆頭に書いてあるように見えた、この、一喜風中華そば。お店の名前を冠した品は、例えば具だくさんだったり餡かけだったり味付けが変わっていたりと、何かスペシャルなフィーチャーがありがちですが、この品は王道というか、どストレートに中華そば的醤油ラーメンというのが写真入りのお品書きから見て取れたものの、実際に出されると丼の大きさに軽く驚いたというか、普通のお店なら大盛りサイズではありませんか!
 で、まずは澄んだ、そして油の適度に浮いたスープからいってみると、鶏ガラと豚骨という動物系、特にこの時たまたまかもしれませんがなかでもゲンコツっぽい香りがハッキリとわかる素材をメイン、これらを濁らせずにしっかりと炊き出した風味と旨味が。そこに、味付け・風味付けの主役である醤油が適度に(当地標準よりはややマイルドに)効かされていて、更に油のコッテリ感もこれまた適度。そこに、白ネギの葷の風味が味を引き締めていて、何とも後を引く味わいになっています。
 また麺は、メニューの表記では「中太」となっていますがこのお店では細め(他に太麺もあるけど、この品は中太限定。個人的感覚だと中くらいか中細くらいか。)のウェーブがかったものですが、加水率がそれほど高くないと思われる、食べ始めが比較的硬質でソリッドな食感。もっとも、そういう麺は食べてるうちに極端に柔らかくなったりすることがあるのですが、こちらのは最後まで節度ある食感をキープ。
 それと具は、中華そばの王道である、チャーシュー、メンマ、ナルト、ホウレン草、そして海苔。中でもチャーシューは、ペロンと柔らかくも懐かしい風味と味わいで、それとプレーンな味付けのメンマが印象に残りました。

 というわけで、今回はシンプルだけど量のたっぷりあるラーメンを、最後まで美味しくいただいたのですが、今度は餡かけ系やチャーハンなど、店主さんの技がわかりやすく堪能できそうなメニューを、是非ともいってみたくなりました。
 ごちそうさまです。

令和5年7月訪問

栃木県宇都宮市 ラーメン 山岡家 宇都宮テクノポリスセンター店

 この日、自分でも想定外なことが起きたというか、まさか週末に2日続けてバイクがらみで宇都宮に行く用事が出来るとは。で、この日は、前日とは違うお店に用があったので、そのついでにお店の隣にあるこちらのお店、っていうか個人的呼称「山」で、昼食もいただいていくことに。
 それで「山」といえば、ここ暫く特味噌ネギか辛味噌ネギしか食べていなかったのですが、この日も一仕事していた朝っぱらからたいそう暑く、気持ち的にラーメンよりもつけ麺を求めていたので、たいそう久しぶりに、辛味噌つけ麺をば。(このブログで調べたら16年ぶりだった。更に「山」でつけ麺自体8年ぶりだった。)ちなみに前回は酢抜き、唐辛子追加と我が儘なオーダーをしてしまい更にはネギと半ライスまで付けてしまいましたが、今回は味玉の食券を追加したくらいで「全部普通で」とお願いしました。

【辛味噌つけ麺 910円 + 味付玉子 140円】
辛味噌つけ麺 910円 + 味付玉子 140円

 食券提出からちょっと待って登場したら、早速麺をつけ汁に浸けてズルズルと。
 で、まずは麺ですが、山岡家標準の太ストレート麺だとは思いますが、つけ麺でいただくと、固さ「普通」で頼んでもわりと柔らかめの食感。もっとも、茹で(ちなみに、ラーメンだと茹で時間7分のところつけ麺だと9分らしい。実際、私と同時にオーダーが通ったラーメンを注文したお客さんよりも2、3分後に出てきた。)過ぎてクタクタというよりも、しっかり芯まで火が通り、ピロピロしつつもコシがある、個人的には大変好みの茹で加減でしたが。
 またつけ汁は、最初に感じたのが唐辛子の果実的フルーティーな香り。っていうか、個人的に最近、唐辛子の香りに以前よりも解像度が上がっている自覚があり、それが果実っぽく感じてしまう今日この頃なんです。あとは、味噌の発酵風味や、豚骨スメルなどなど、山岡家ではお馴染みの香り達。味付けはお酢が効いてますが、塩気というか味の濃さもかなり濃く、次は味「薄め」でいいかなと思えるほど。もっとも、割りスープ(というか、お店標準の白湯豚骨だと思いますが。)が最初から付いていますので、適宜割って味わえば良いのですが、全量投入後でも麺を食べた後のスープ割りの際にもっと薄めたかった感も。それと辛味は、最近辛いもの耐性が落ちてきていることもあってか、ピリ辛よりもちょっと辛めの誠に丁度良い具合だと感じました。(昔は標準だと物足りなかったので、唐辛子を別に持ってきて貰ったんですがね。)
 そして具は、「山」のネギ系のラーメンではお馴染みの角切りチャーシューがつけ汁の中にはいっていますが、これも甘辛い味が濃く染みて。あとは、ラーメン類と共通の海苔、そしてホウレン草も。追加の味玉は黄身の固まり加減、味加減とも程良く。
 それで麺を食べ終わった後の、つけ汁のスープ割りは先述のとおりもうちょっと薄めたかったのですが、同時にお米も欲しかったというか、半ライス追加してぶっ込んだ方が幸せになれたかもしれません。(悩んだ結果、この日はお腹の容量的に諦めてしまいましたが。)

 というわけで、美味しくいただいたものの、いつもの特味噌ネギや辛味噌ネギとは違う難しさというか、その品に慣れていない故に、十分にポテンシャルを引き出せなかった感も。
 なので次に辛味噌つけ麺をいただく時は、味薄めや組み合わせるトッピング、サイドメニューなど色々と試してみたいと思います。
 ごちそうさまでした。

令和5年7月訪問

栃木県宇都宮市 元祖手打ちつけ麺 江戸一

 梅雨が明けたら、連日のように軽く30 度越えの気温が続いているわけですが、こう暑い日が続くと、暑い盛りの時間帯、いわゆる昼食にいただきたくなるものも、どこか冷たいものになってしまいがち。
 そんなわけでこの日も、つけ麺を求めてこちらのお店まで。バイクがらみの用事で宇都宮に行ったのですが、その際、用務先とこちらのお店とがわりと近いことに気が付き、約4年ぶり(ちなみに前回の訪問記)の訪問となりました。

 お店には、開店時刻の少し前に、お店の前にある駐車場に到着。ちょうど店舗入口の目の前の枠で待っていたところ、店主さんからその枠はこちらのお店の指定スペースでは無いことを教えていただいたので、バイクを移動。
 やがて開店時刻となり、入店してカウンターに着席。お品書きを見ると、つけ麺の種類が色々あって目移りしますが、今回は、以前いただいた品の中からもう一度食べたかったこちらの品を、約10年ぶり(ちなみに前回いただいた時の記録)にお願いしました。

【醤油つけめん(こってり・大盛) 800円】
醤油つけめん(こってり・大盛) 800円

 それがこの、(醤油)こってりの大盛り。登場したら、箸で麺を適当に取り、つけ汁にザブンと潜らせていただけば、これが、もう。
 まずは手打ちを謳う麺ですが、茹でてから冷たく締められたそれは、太さは中くらいでやや平べったく微妙に捻れた形状。口に入れると適度に固いというか、口当たりのツルッとした感触や、噛んだ時に弾力のある歯応えは感じさせつつも、重さもある食感ですね。
 またつけ汁は、濁らせずに炊いた出汁が動物系だけではない素材感と思ったものの自信なし。それよりも醤油っ気が効いた甘みや酸味の殆どないスパルタンな味付けが特徴的で、そこに背脂でコクをプラス。更に、これは10年前にいただいた時の記憶に無い(けど、それよりも前、このブログを始める前にいただいた時の記憶には、勘違いかもしれないけど有る)つけ汁にたっぷり入るワカメが風味がグルタミン酸的旨味をプラスして。加えて海苔もその方向の風味を補強し、ネギが全体を引き締めているような。
 それと具は、つけ汁の中に、プリっと柔らかいけど肉々しいチャーシュー、そしてコリコリとした食感で発酵風味のしっかり有るメンマが。
 で、最初はそのままズルズルといただきますが、途中から麺にお酢を掛けて酸味をプラスすると、これも、また。

 というわけで、だいぶ久しぶりで、多分に勘違いですが前回いただいた時の記憶とは微妙に違ったりするものの今回も美味しくいただいて、大変満足いたしました。
 また今後は、バイクがらみで近くのお店を利用することが増えそうなので、必然的にこちらのお店にお伺いする機会も増えそうです。
 ごちそうさまでした。

令和5年7月訪問

栃木県大田原市 つけめん&鶏そば Ramen みず菜

 この日は同行者達と、大田原市内で昼食という状況になったものの、うち1人が案内しようとした某店がお休み。で、私に店案内のお鉢が回った来た時にひらめいたのが、先日お伺いしたこちらのお店。
 幸いなことに、フラれたお店からさほど遠くないところにあったし、ここなら、あまり親しくない人に紹介しても大丈夫というか、見た目も味も、ツッコミどころがないものが食べられると思ったもので。

 お店に着いて、靴を脱いで入店すれば、平日のお昼前という時間帯で、店内はサラッと席が埋まっている感じ。これはちょっと待つかなと思ったものの、道沿い窓側の席が空いていたので、すぐに座ることが。
 早速注文ですが、こちらのお店初訪問の同行者達には通常の昆布水つけ麺や濃厚鶏そばを勧めつつ、自分はと言うと、卓上にPOPが置いてあった、夏季限定というこちらの品をお願いしました。

【旨辛!昆布水つけ麺 950円】
旨辛!昆布水つけ麺 950円
【追い飯 120円 ※写真撮り忘れ】

 それがこの、旨辛!昆布水つけ麺。前回いただいた通常の昆布水つけ麺と比べると、パっと見、麺用の塩は付くものの薬味のショウガとワサビが無く、昆布水に浸かった麺の上にはパプリカかカイエンペッパーがあしらわれ、またPOPによれば、つけ汁には辣油と花椒が効かせてあるとのこと。
 で、まずは麺だけ少し取り、塩でいってみれば、全粒粉を使用したつけ麺にしては細めの麺は、麺自体の味と香りが、やっぱり良い感じ。また食感は、弾力一辺倒ではなく、弾力もありつつ硬質な密度感のある歯応えというか。
 次に、つけ汁に浸してから啜れば、これが、もう。ベースはこちらのラーメン、つけ麺に共通の、澄んでいるけど風味と旨味が濃い鶏出汁だと思うのですが、そこに効かされた辣油からは唐辛子と共に、香ばしくフレッシュなごま油の香りも感じられて、更に花椒の華やかな香りと痺れ、他、醤油や白ネギ、あとつけ汁に入った豚バラなどなど、味を構成する各々が個性は出しつつも一体となってまとまっているというか。ちなみに辛さは、辛いものが比較的(いや、最近はほんのちょっとくらいか)好きな私基準だとピリ辛程度というか、決して辛さが売りではなく、辛さは味のアクセントの一つという感じでした。
 あとは、具として麺に載せられている低温調理の豚と鶏のチャーシューはしっとりジューシーですし、途中から麺の器に入っていたレモンスライス(結構厚め)をつけ汁に入れ箸で絞れば、この爽やかな風味と酸味が更に食欲をそそります。
 そして麺を食べ終わった後は、POPに書かれていた追い飯を追加注文。つけ汁のにドボンしてしまうとつゆだく過ぎると思い、つけ汁を適宜掛けていただけば、このつけ汁、お米ともバッチリ合います。更に残ったつけ汁は、昆布水で伸ばしていただけば、これも、また。

 というわけで、今回も美味しくいただいて、大変満足いたしました。
 それで次こそは、前回お伺いした時に気になった昆布水つけ麺の塩味か、家人が食べていたのを味見させて貰った濃厚鶏そばをいこうと思うのですが、今回の訪問で期間限定メニューも大変いけてることが判ったので、限定があれば、そっちにしちゃうかもしれませんね。
 ごちそうさまでした。

令和5年7月訪問

栃木県宇都宮市 釜揚げうどん 笙家

 梅雨も明けて夏本番を迎え、相変わらず暑い日が続いていますが、そんな中、平日のこの日のランチは、久しぶりにこちらのお店まで。
 というのも、この日は冷たくてしょつぱいツユが妙に飲みたくなり、加えてお昼にお店に来られる状況だったもので。ただ暑い中、お店まで移動するのも、一苦労だったのですが。
 お店に入ると、この日は妙に混んでいて、入店から注文までちょっと待つことに。その時、私の前のお客さんが、うどんを茹でている釜を見ながら(タイミングによっては待たされる)釜揚げうどんがすぐ出ることを確認して注文していたのを見て、私も一瞬「釜揚げも良いかも」と心が揺らぎましたが、初志貫徹で冷たいかけを大盛で注文。他、食べたいものを好き勝手に皿に取っていたら、結構なお値段となってしまいました。

【かけ(冷・大盛) 539円】
かけ(冷・大盛) 539円

 とりあえずあいている席に移動後、まずは冷たいかけうどんから。
 お目当てのツユからいってみれば、今日のは出汁感も味付けも結構ライト目というか、特に塩気は、個人的にはもうちょっと欲しいというか。もっともこの日、だいぶ汗をかいていたので、普段よりもしょっぱいものを身体が求めていたのかもしれませんが。
 またウドンは、ツルっツルのシっコシコ。しっかり茹であげたうえで、しっかり冷たく締めた食感が良いですね。

【おいなり 132円 と いんげん天 154円 と 鶏天 176円】
おいなり 132円 と いんげん天 154円 と 鶏天 176円

 これらは先述のとおり、好き放題(といっても3品ですが)に追加したサイドメニュー。
 おいなりは、某○亀さんのベッタベタに甘いのも実は嫌いじゃないのですが、こちらのは甘みが程よく、味付け的はとても好み。実はもう1つくらいは食べたかったのですが、取った時に1つしか残っていなかったので仕方ないです。
 それといんげん天は、季節ものでしょうか。噛むと口に広がる独特の青臭さが、夏の味わい。衣はサクっとしていて、中はキュキュッとした噛み心地が残る揚げ具合も良かったです。
 最後に鶏天は、ラッキーなことに揚げたて熱々。当然、衣のサクサク感もMAX近かったのですが、それよりも中のお肉の熱々故のジューシーさが印象的でした。

 というわけで、美味しくいただきました。
 ごちそうさまです。

令和5年7月訪問

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馬 たひお (@uma_tahio)
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自己紹介:
栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラフィフのオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、モータースポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

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