たひお備忘録

趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

広島県尾道市 しみず食堂

 今回所用で広島県福山市にお伺いしたのですが、広島空港から福山に向かう途中、尾道に立ち寄ってラーメンをば。ただ、尾道に着くのが午前9時過ぎの予定で、その後、福山でもラーメンをいただこうかな、などと思っていたので、出発前にネットで調べたところ、こちらのお店が朝9時からやっているということでお伺いしました。

 そのお店は尾道駅にも程近い海沿いにあり、周囲は再開発されて遊歩道や公衆トイレなど整備されており、その一角の小綺麗な建物の一部がお店になっているようでした。以前このあたりは雁木のある船着き場に木造の建物が密集する風情のあるところだったそうで、是非その時にお伺いしたかったな、なんて、お気楽な観光気分で訪れた私は思ってしまいますが、とりえずお店の道路挟んだ向かい側の有料駐車場にクルマを停め、いざお店へ。店内はかなり狭く、朝の10時前にもかかわらず地元の方とおぼしき年かさの男性数名が、思い思いの肴で一杯やっているようでした。

 店内のショーケースには煮魚など、地魚を使った料理が並べられ(こちらのお店は、地魚料理でも有名だそうです。)たいへん興味をそそられたのですが、目的のラーメンを注文。何故か大盛りにしてしまいましたが、それでも600円というのは、ものすごく安いのではないでしょうか。(ちなみに同行者のいただいた並盛りは450円です。)注文を済ませると、曇り空で少々寒かったのですが店外海側のテラス席に移動。この、海の向こうに向島の造船所が見える席は、かつて、この向島の造船所に原寸大ロケセットを組んで撮影の行われた映画『男たちの大和/YAMATO』に出演した反町隆史と中村獅童が来店した時に座った席だそうで、そこでラーメンをいただくことにしました。(実は私と相方で、2006年の春先にそのロケセットを見に来たこともあったりして。)

尾道ラーメン(大) 600円
尾道ラーメン(大) 600円
 ほどなく登場したそのラーメンですが、見た目は、油がほとんど浮いていない、そしてモヤシが載っている濃いめの醤油色のラーメンという感じ。まず、スープからいただいてみると、ガラと野菜ベースのオーソドックス(だけど旨味は充分効いてます。)なスープに、見た目ほど塩気が濃くない醤油味が丁度いいです。麺は、縮れのついた黄色く細めの麺で、茹で加減は若干固めで、どこか懐かしい食感。具は、これまた懐かしい感じのチャーシューとメンマに、茹でモヤシとネギが載ってます。というわけで、一般的に有名なタイプの尾道ラーメン(揚げた背脂が浮き、スープは出汁にガラの他小魚を使い油も味も濃いめの醤油味で、平打ち麺使用。)とは違う、ごくごくオーソドックスなガラスープのラーメンだったのですが、これこそが、昔から地元の方に愛されている『支那そば』の味かなぁ、なんて思ったりして。(出汁の小魚については1990年代に土産物用の尾道ラーメンで一般的になったという話もありますし。)

尾道ラーメン(並) 450円
尾道ラーメン(並) 450円
 同行者は並サイズを。「美味しい」と申しておりました。

 あと、店内の雰囲気やお店の方々もとても感じが良くて、美味しいラーメンの味共々、堪能させていただきました。ごちそうさまです。

平成20年11月訪問

埼玉県蓮田市 埼玉県東北自動車道 蓮田SA(上り線) スナックコーナー 麺処すいれん

 個人的には東北道随一の巨大SAじゃないかと思っている、蓮田SAです。東京方面に行く際、かなりの高確率で寄ったりするんですが、今回も羽田空港に向かう途中に寄ってみました。っていうか、朝の4時半過ぎに東京方面に向かって走っていてお腹が空いたので、24時間営業のこちらに寄らせてもらったというのが正しいのですが。

蓮田うどん 420円
蓮田うどん 420円
 で、そんな早朝にいただいたのは、こちらのSAの名を冠した『蓮田うどん』。どういう物か判らずに注文したところ、提供された物は、うどんの上に、蓮根と竹輪の磯部揚げが載っていました。早速いただいてみると、つゆは関東風なのにそれほど醤油がガンガン来ないです。(もっとも、濃口醤油がメインで使われているあたり関西風とも違いますが。)なので、具の磯部揚げに使われている青海苔の香りがけっこう出ている様な気が。それと、こちらのそば・うどんにはレンゲが付いているんですね。おかげで結構食べやすいというか。もっとも、最後には丼を持ってつゆを飲んでしまうんですが…。

 ごちそうさまでした。

平成20年11月訪問

栃木県宇都宮市 ラーメン 山岡家 宇都宮長岡店

 このところすっかり『山』づいてますが、また行ってしまいました。ちょっと風邪っぽかったので、「引きはじめには、早めの『山』」かな、なんて…。で、栄養つける為に、久しぶりの辛味噌ネギにのり・ネギ増し、そしてライスにシャキシャキ水餃子といろいろと食券を買っていたら、合計1480円也。まぁ、風邪が吹き飛べば安いものか…。

辛味噌ネギラーメン(大辛・脂普通・味普通・麺普通) 790円 + のり 100円 + ネギ増 150円 + ライス 160円 + シャキシャキ水餃子 280円
辛味噌ネギラーメン(大辛・脂普通・味普通・麺普通) 790円 + のり 100円 + ネギ増 150円 + ライス 160円 + シャキシャキ水餃子 280円
 で、今日の辛味噌、辛さ以外は全て普通でお願いしたのですが、脂が凄く(5mmくらいの層でした。)て、味も濃いストロングなテイスト!例の匂いもビンビンに効いてて、「これぞ『山』」という感じでした。山ってチェーン店なんですが、店によって、また、同じ店でも作り手によってこのへんの加減が微妙に違う所が面白かったりするんですが、今日のはかなり手強かったかと。その手強いのをニンドバ(注1)にして、増したネギとのりをライスと共に喰らい、最後は汁かけ飯にしてかっ込めば、風邪なんてどっかに行っちまうぜぃ。またシャキシャキ水餃子は、汁に味付けするここいらへんのいただき方を試しましたが、ちょっと残念な結果に…。 浸かっているスープから立ち上る例の匂い(今日のはいつもよりちょっと強めかと。)と、投入した酢とラー油が戦っちゃってる感じがしました。素直に別皿の調味料を付けていただいた方が、自分的には好みの味だったなぁ、と。

 それにしても、これだけ同時にいただくと、確かに風邪は吹っ飛びますが、お腹が…。ごちそうさまでした。

平成20年11月訪問

ニンドバ(注1) 卓上のニンニクを常識より大量に投入すること。

栃木県矢板市 米沢ラーメン 鈴木屋

 矢板市の米沢ラーメンのお店、鈴木屋さんです。昨年の年末以来の訪問ですね。それでその時は塩そばをいただいたのですが、今回は醤油味の特製中華をば。

特製中華 700円
特製中華 700円
 まずはスープからいただくと、煮干しの香るあっさりとした味。以前中華そばをいただいた時はもっと煮干しが控えめだったような気がしたのですが、今回のは、煮干しが結構前面に来ていたような感じです。また麺は、熟成感のある細縮れ麺。そして具は、チャーシュー、メンマ、ワカメ、海苔、ゆで卵などですが、中でものチャーシューは柔らかい食感とあっさりした味付けで、表面がバーナーで炙ってあるので若干の香ばしさも感じます。ちなみに、米沢ラーメンというのは、あっさり系の醤油味のスープ(ダシは野菜、鶏ガラ、煮干しなど)に、細縮れ麺の組み合わせが一般的らしいのですが、こちらの醤油味のラーメンは、まさに、そんな感じだと思いますねぇ。あっさりしてるけど、じわっと染み渡るような味です。

 というわけで、米沢ラーメンを堪能しました。ごちそうさまです。

平成20年11月訪問

静岡県袋井市 あじ助 袋井店

 今回、所用で静岡県磐田市まで行ったのですが、その用事が終わった後、お隣の袋井市へ。当然目的はラーメンなのですが、最初に伺ったお店は夜の部臨休だったらしく、しからばこちらへとお伺いしました。となみにこちらも、昔から地元で愛されているお店とのことです。

 そのお店は、大きな通りに面した年季の入った建物の一階に入っていて、一見、余所者だとちょっと入りづらい雰囲気だったのですが、勇気を出して入店すると、午後4時という中途半端な時間にもかかわらず、先客が5~6人ほど。座敷に座り、壁に掛けられたお品書きから、とりあえず基本らしい中華そばと、スペシャルな感じのするさむらい麺をお願いしました。ちなみに、先程お伺いした磐田市のいこい同様、ラーメンを作っているのは女性の方。こちらのほうは、女性がラーメンを作るお店が多いんでしょうかね?

さむらい麺 1,050円
さむらい麺 1,050円
 程なくして登場したのですが、唐辛子系の赤が、見た目のインパクト充分。それでまず、スープからいただくと、コッテリとした豚骨の味と、見た目通りの辛さ。その辛さは、ただ唐辛子や豆板醤を入れただけの辛さではなく、何か発酵した旨味のようなものも感じましたが、箸を入れてみると、表面を覆うチャーシューの下には、キムチが入っていました。このキムチが、量も結構入っていることもあり、全体的に効いていますねぇ。また麺は、若干柔らかい食感の、縮れのついた中太麺。そして具は、前述のキムチの他、チャーシューとメンマ、そしてゆで卵が一個分と海苔など。チャーシューは@状で、食感はプリプリのサクサク、味は結構コッテリとした感じです。メンマは見た目ほど味は濃くなく、柔らかめ。そしてゆで卵が、味が濃いめでコッテリしたラーメンの中で、丁度良い箸休めになっているような気が。それから、このラーメンをいただいている時、無性にライスが欲しくなってしまいました。腹具合もあって断念したのですが、残った汁にライスぶち込んだら、たまらないでしょうねぇ。

中華そば 580円
中華そば 580円
 こちらは、豚骨系の濁ったスープに脂も結構強そうですが、味的には、スタンダードな豚骨醤油というか。確かに豚骨がコッテリとしているのですが、いただいてみると見た目ほどヘヴィではなく、結構軽い感じが。豚の匂いもキツく無くて、結構ジェントルなスープなのではないでしょうか?

 というわけで、コッテリと豚骨系を堪能したのですが、勇気を出して入ってみて良かったというか、満足させていただきました。ごちそうさまです。

平成20年11月訪問

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栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラフィフのオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、モータースポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

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