趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
昨年末、シン・ノジジとなって復活を遂げた旧粗炊き中華そばのじじさんで、個人的に一番好きだったメニューと言えば、週末の朝営業の際に限定で出されていた、貝出汁中華そば。
シン・ノジジとなって復活した際にも、嬉しいことにメニュー落ちしなかったものの、前回お伺いした時はタッチの差で売り切れとなりいただけず。なのでこの日、必ずいただくぞという決意を胸に、まだ寒い朝の国道4号をバイクで南下しました。
決意のわりにはお店への到着が、開店時刻から20分も過ぎた頃となってしまったのですが、お店に入ると濃厚の貝出汁の香りが漂い、券売機も売り切れランプは点灯しておらず。
あとは、貝出汁中華そば、煮玉子OPTION、半替え玉の食券を購入し、カウンターに着席。タイミングが良かったのか、食券提出から5分と掛からずに登場しました。
【貝出汁中華そば 750円 + 煮玉子OPTION 100円】
【1UP 半替え玉 70円】
それで久々の貝出汁中華そば。相変わらず、目の前に丼が来ただけで濃厚な二枚貝の風味が鼻腔を刺激しますが、まずはスープを一口いけば、舌をギューっっと捕まれるような、コハク酸の濃厚な旨味が!!そう、この二枚貝(レシピが以前と変わっていなければアサリ+ホンビノス貝)の圧倒的味わいがたまりませんね。また味付けも良い塩梅で、青ネギのアクセントもぴったりです。
そのスープに合わせるのは、パツンと歯切れの良い細めのストレート麺。もちろんスープとの相性もバッチリ。
また具のアサリは、ふっくらとした食感が良いですね。それと追加の煮玉子は、黄身がトロトロ白身も柔らかく、しっかりとした醤油ベースの味付けがこの中では良い引っ掛かりに。
そして麺を食べ終わる頃、半替え玉の食券をすかさず提出。以前はこのタイミングで、卓上に置いてあった粉わさびで味変したものの、復活してからは無くなってしまったので、残しておいた具のアサリと共に、麺と、残ったスープを味わい尽くします。
というわけで、久々の貝出汁中華そばでしたが、大変美味しくいただきました。
あとは、朝営業でご飯メニューも復活してくれれば申し分ない(この貝出汁スープ、ご飯にもめっちゃ合うので。)のですが、このラーメンだけでもまた朝に食べにお伺いします。あと、昼営業時にも最近は計画的中華そば(限定メニュー)として出されているようなので、そちらも是非いただきたいなぁ、と。
ごちそうさまでした。
令和5年4月訪問
年度替わりのこの日。青春18きっぷが1日分残っていたので、それを使って福島方面に。
それでその途中にいただいたのが、JRと福島交通、そして阿武隈急行福島駅の東口にある駅ビル、S-PAL福島の1階に入ったこちらのお店。店名の「丸松(まるまつ)」と聞くと、リーズナブルな和食系のファミレスを想像したのですが、同じ会社でやっていたんですね。
午前10時の開店と同時にお店に入ると、その後も続けてお客さんが。結構盛況な様子です。
席に案内されると、早速注文となるのですが、このお店はいわゆる駅そばとは違うと思いつつも、駅そばでの個人的定番、天玉そばをオーダー。それとこの日は朝食抜きでは大変お腹が空いていたこともあり、季節限定っぽい釜あげ桜えびごはんも一緒に。
すると、それほど待たずに登場しました。
で、まずは天玉そばから。
ツユからは出汁の香りが良い感じに漂ってきていたのですが、一口啜れば、香りどおりの出汁感と、しっかり目の味付けが良いですね。東日本的味わいながら、濃口醤油がそれほど濃くないのが万人向けというか、ファミレス的味の方向性かな、などと思ってみたりして。
またソバは、蕎麦の香りがちゃんと感じられ、食感はシャッキリしっかり。温かいツユに浸かっていてもこれだから、冷たいソバだとどうなるか興味あります。
そして2尾入る海老天は、ツユに浸かっているものの揚げたてのよう。エビの身もプリッとしています。また、玉子は生玉子では無く温泉玉子ですが、その方がツユに影響は無いですね。(でも、生玉子を崩した時の味変も捨てがたいのですが。)
こちらは、炊き込みご飯の上に、釜揚げの桜海老と白ごま、あしらいの三つ葉が載っています。
で、ご飯の味加減が丁度良いというか、そばやうどんと一緒にいただくにはぴったり。甘みのある桜海老のピンク色で、何とも春らしい気分になりますね。
というわけで。どれも美味しくいただきましたが、これでまた、以前いただいた西口の駅ビルにあるお店や新幹線改札内のお店と合わせ、福島駅でそばをいただく選択肢というか、嬉しい悩みがまたひとつ増えましたね。
ごちそうさまです。
令和5年4月訪問
個人的になかなかお伺いし難いというか普段の生活では行く用事がない芳賀町にあるけどお店には行きたい芳(かぐわ)さん。この日も、用事があって仕事を中抜けした際、ついでに通勤に使っているバイク(原付二種)で農道を爆走して芳賀町まで。お昼頃にはお店にお伺いすることが出来ました。それにしても、この日は3月も終わりに近い頃なのに季節が逆戻りしたかのような肌寒さで、到着した頃には、身体がかなり冷えていたという。
それでお伺いする前は、前々回が醤油味、前回が塩味の中華そばをいただいたので、今回はつけ麺そばか混ぜそばをなんて思っていたのですが、先述のような状態だったので、鰹中華そばにしようと決めかけた時に、期間限定メニューと思われる中華そばを発見。それと和え玉の食券を購入すると、カウンター席に案内され、食券提出から程なくして注文した中華そばが登場しました。
それがこの、牛骨貝出汁中華そば。牛骨出汁の影響か、スープは貝出汁中華そばよりも白濁していてように感じ、油も多めでしょうか。
で、そのスープからいってみたところ、貝の風味・旨味に加えて、牛骨出汁由来っぽいミルキーな風味と、しっかり重めの動物系旨味、油のコッテリ感が加わっていて、これが、もう!貝出汁中華は貝+鶏のダブルスープですが、こちらは貝+牛骨のダブルスープでしょうか?あと牛骨は、豚骨や鶏ガラに比べ旨味が薄いという認識だったのですが、これは牛骨をふんだんに使用しているのか、しっかりとした牛の旨味というか存在感もありますね。
また麺は、醤油味と同じ(と思う)全粒粉配合の細麺ですが、その香りもこのスープに合いますね。食感は、シコシコっとした歯応えと、ビニョンと伸びるコシの強さが感じられ、そちらの相性も良い感じ。
そして具のチャーシューは、前回前々回とあまり意識しなかったものの、今回のは生姜風味が立っていたというか、それがアクセントとなって。あと鶏チャーシューはしっとり系。味付けは、どちらも薄すぎず濃すぎず丁度良く。それとこのラーメンならではの具が、茹でモヤシ。貝出汁中華より味わいが重くなったスープには、ぴったりなチョイスですね。あと追加の味玉は、白身がプリンプリンで黄身がホクっとしつつも中心はトロっと感のある絶妙な火の通り加減。もちろん味加減もバッチリです。
中華そばの麺を食べ終わるタイミングで、予め食券を買って渡しておいた和え玉をお願い。こちらの和え玉は初めていただきますが、麺が、醤油味や今回の牛骨貝出汁と同じく全粒粉配合細麺なんですね。
で、まずはよく混ぜてそれだけでいってみれば、中華そば同様しっかりとした食感の麺に、貝油のコクと香りや、良い塩梅のタレが丁度良く絡み、加えてダイスカットされたチャーシューのショウガ風味がほのかに効き、更に薬味のネギや青みのホウレン草と相まって、これが、また。
その後、残しておいた牛骨貝出汁スープに浸けていただいてみたところ、これはこれでグッドなものの、個人的には混ぜたのをそのままいった方がより好みでした。(単品で完成されているっす。)
そんなわけなので、勿体ないことにスープが少々余ってしまったのですが、そんな時、脳内に「貝ご飯も食べちゃえよ」という悪魔の囁きが。店員さんに確認したら、現金でも大丈夫ということだったので、100円玉を出してお願いしました。
で、まずは貝の乗ったところからいただけば、やっぱり秀逸というか、貝の味付け風味付けが絶妙。それを一通り味わったところで、本命の、スープ投入!牛骨貝出汁スープも、白いご飯と良く合いますね。
というわけで、今回も色々いただいたのですが、どれも大変美味しく、満足でございます。
ごちそうさまでした。
令和5年3月訪問
長野県にある松本駅は、新宿から中央東線を走ってくる特急あずさ、名古屋から中央西線を走ってくる特急しなのが乗り入れるので、中央本線の駅というイメージがありますが、前の記事で駅そばをいただいた塩尻駅から松本駅を経て長野駅までが、篠ノ井線という別の路線になっているんですよね。
と、どうでもいい話で始まりましたが、塩尻駅からそれほど離れていない松本駅にも駅そばがあるとというか、一度は無くなってしまったものの別の業者さんが復活させたという話を聞き、これは是非ともいただいておかないとというわけで。
ちなみに、令和2年に閉店したお店は大糸線とアルピコ交通上高地線の列車が発着する6・7番線ホームにあったそうですが、令和3年に開店したお店は篠ノ井線の列車が発着する0・1番線ホームとなっています。
また、店名の榑木川(くれきがわ)とは、松本のシンボルである梓川のいにしえの名称で、上流で伐採された木材、それを「榑木」と言うそうですが、松本城やその城下町の建設のために梓川を使って頻繁に運んだため、榑木川と呼ばれるようになったとか。
例によって今回の記事も脱線しまくりですが、さすがは開店からまだ約2年だけあって、内外ともお店はきれい。券売機もイマドキのもので、タッチパネルのディスプレイに、商品写真が表示されています。それにしても、先程立ち寄った塩尻駅同様こちらのお店もメニューが豊富で、天ぷらはかき揚げと海老天の2種類あるし、それ以外もコロッケ、カレー、きつね、月見(生玉子)、山菜、きのこ、鴨肉、とろろ、鹿肉きのこ、安曇野産葉わさび、野沢菜わさび昆布と、先程立ち寄った塩尻駅と同じような名前のものもあるし、ないものもあったり。
で、迷った時は個人的定番ということで、2食連続ながら、かき揚げ玉子そばの食券を購入。程なくして登場しました。
早速ツユからいってみると、結構しっかりとした出汁感をベースに、濃口醤油の立った東日本的味付けながら、甘みも若干効かせてあり、良いバランスの味わい。
またソバですが、こちらのお店のことを事前に調べたうえ、期待と共にお伺いしてみて、一見すると冷凍っぽい麺を湯がきだしたところを見て正直「えっ?!」と思ったのですが、大変申し訳ありませんでした。一口啜れば、そんな懸念を吹き飛ばすというか、八割そばだけあって香りがとても良く、食感も自然。これまでこの手のお店でいただいた中では、出色の出来かと。
そしてかき揚げは、先程塩尻駅でいただいたものと、とても良く似ているように感じましたが、故に野菜中心のタネにツユには溶けないけど馴染みの良い衣が、また。生玉子との相性も、ツユの味と相まって素晴らしいです。
というわけで、とても美味しくいただき、満足させてもらいました。ここも塩尻駅同様、簡単に来られる場所じゃありませんが、是非また再訪したいですね。
ごちそうさまです。
令和5年3月訪問
JRの中央本線は、東京駅と名古屋駅を結ぶ(細かい話ですが、国土交通省監修『鉄道要覧』に基づけば、そのうち東京-神田間は東北本線、代々木-新宿間は中央本線ではなく山手線に含まれる)路線ですが、その途中の長野県にあるのが塩尻駅。
この駅を境に、東側が中央東線、西側が中央西線と呼ばれることがあったり、国鉄からJRに移行後は、東側がJR東日本、西側がJR東海に移管されたりと、昔から要衝となっていました。
で、そんな駅に駅そばが現在も残っているのは、(近年、地方の駅そばが次々と閉店していってる状況を考えれば)大げさに言えば奇跡以外の何物でもないのですが、更にここは、日本一狭い駅そば店としても有名だったりします。
というのも、跨線橋の改札口横に店舗を作ったものの、その後のバリアフリー化で跨線橋にエレベーターが設置された際、それにより店舗面積が削られてしまい、2人も入ればいっぱいに。しかも現在は、感染症対策のため1人限定になったしまつたそう。
もっとも、お店は改札外(待合室)側にもカウンターがあり、そこは以前のままだそうで、改札内がいっぱいの場合、改札外に回って食べられるみたいです。
そんなわけだから、まずは日本一狭いほうの改札内のお店に入れるかが心配だったものの、列車が塩尻駅に着き、ドキドキしながら跨線橋の階段を上がったところ、ラッキーなことに先客はなし。それにしても、入口からして想像以上の狭さというか、例えば私のように太ましい体型の場合、小型のリュックやデイパックを背負っている程度でも、お店に入るのに一苦労かもしれません。(バッグをおろせばいいんですが。)
そんな狭い店舗ですが、ちゃんと食券の券売機が置いてあり、更にはメニューも一般的な駅そばにあるものの他、鹿肉、山賊(揚げ。ハーフサイズもあり。)、鴨、安曇野葉わさび、野沢菜わさび昆布、とろろなど、さすがは信州、さすがは蕎麦処というラインナップ。更には、これだけ麺の種類が違うのか、かけそば360円に対して700円のもりそばも。なので何をいただこうか迷ったのですが、迷った時は個人的定番にしている天玉、ここではかき揚げ玉子の食券を購入。「そばでお願いします」と提出しました。
その後、店員のお姉さん2人による熟達したコンビプレイで、あっと言う間に完成。
早速ツユからいってみたところ、出汁感がわりとあり、濃口醤油が立った東日本的味わいながら、味のサービスが良いというか、わかりやすく甘みも若干立っているような。
またソバは、やや幅広で、口当たりはツルっと。冷凍麺だと思うのですが、不自然なコシはなく、逆にほんの少しだけ柔らかめの自然な食感だと感じました。
そしてかき揚げはタネがタマネギなど野菜メイン。ふわっとした食感で溶けたりはしませんが、ツユとの馴染み事態はとても良い感じ。途中から生玉子を崩し黄身と絡めると最高です。
というわけで、美味しくいただいたのはもちろん、日本一狭いところで食べられて感無量というか、大変満足いたしました。
なかなか来られる場所じゃないけど、またいつか塩尻駅に来て、1杯いただきたいですね。(今度は待合室の方でも可。)
ごちそうさまでした。
令和5年3月訪問
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