趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
500系と言えば個人的に一番好きな新幹線車両で、デビューして程ない頃(確か、1998か1999年だったと思う)に岡山から東京まで乗った(確か、のぞみ24号だったかと)ことがあるのですが、その時、姫路までの僅かな区間とはいえ体験した300km/h運転に、ものすごく感動した覚えがあります。
その500系が、来年3月のダイヤ改正で、東京-博多間ののぞみ号から引退してしまうとのこと。引退前に是非もう一度、できれば今度は東京-博多の全区間に乗ってみたいと思っていたのですが、丁度、(平成21年)8月23日(日)に博多で私用があったので、JR東海ツアーズで販売しているのぞみ号利用のパックツアーを利用し、乗ってみることにしました。
これまでの記事にも書いたとおり、今回使用で博多まで来たのですが、そついでのラーメン食べ歩き3軒目は、これも有名なお店らしい一蘭の、天神にある支店に。実は、宿のある天神周辺のラーメン店を探している時、たまたま24時間営業で朝ラーのできるお店ということで発見したので、お伺いしてみることにしました。
月曜の朝8時過ぎ、ビジネスマンでごった返す大きな明治通りという通りから細い通りに入り、さらに細くて朝なのに薄暗い路地に入ると、奥の方に、明かりの付いた券売機が目に入りました。そこでラーメンの食券を購入し入店したのですが、何て言うか、店内は独特の造りというか、店の奥に向かって幾つか細い区画があり、その一つに声のみで案内されると、さらに驚いたことに、そこにあるカウンターには一人一人のスペースが衝立で仕切られるられていました。後で知ったのですが、これが、特許まで取っているこちらのお店の特徴その1の、「世界初『味集中カウンター』(特許第4267981号)」とのこと。
そこの、空いてる区画に、これまた声のみで案内されると食券提出となり、そこで初めて店員さんを拝見したのですが、また驚いたのは、カウンター上に置かれた用紙に、味の好み等を記入して欲しいとのこと。これが、こちらのお店の特徴その2である、「元祖『オーダーシステム』」。ちなみに、割り箸が入っている袋には追加注文が可能な物が書かれ、現金を添えて店員さんに見せれば、食券を買わずに(そして、声を立てずに)替え玉などの注文も可能となっています。
味の好みは、とりあえずこんな感じでとりあえず、初めてなので用紙に書かれたお勧めに従い記入し、再びボタンで店員さんを呼び出すと、その用紙を回収し、ラーメンが作成開始された模様。目の前にかけられた暖簾を眺めているうちにラーメンが登場しましたが、ラーメンが配膳された後は、目の前の暖簾が更に下まで降ろされ、前と左右が囲われた空間になりました。
天然とんこつラーメン 690円
替玉 160円
で、そこでいただくことになるラーメンですが、見た目は、中央に秘伝のたれがちょこんと載せられている以外は、わりと普通の博多のラーメンといった感じなのですが、よく見ると、デフォルトというか、初めての方へのお勧めだと、油が結構浮いているのに気が付きました。まず、目の前の暖簾に書かれたとおり、中央の秘伝のたれを混ぜないでスープを一口いただくと、見た目どおり口当たりも結構コッテリめで、豚骨のクセはあまり感じませんが、オーダー用紙で「基本」の量をお願いしたニンニクの風味と相まって、わりとジャンクっぽい気取らない味に感じました。麺は、こちらでは一般的な低加水の細ストレート麺。麺の固さ「基本」だと、ほんとうに普通の口当たりですね。そして途中から秘伝のたれを混ぜると、唐辛子だけではない深みのある刺激が加わって、また違った味わいに。これなら、秘伝のたれの量は、「基本」でも良かったかもしれません。ちなみに、カウンター上には、博多のラーメン店では一般的(と勝手に思っている)ゴマや紅ショウガ、辛子高菜などの薬味類や、タレなどの調味料類は一切置いていませんので、途中から味を変える手段は、(ニンニクやオスカランの酸味というのを追加オーダーしない限り)この秘伝のたれを溶かすのみ、となります。そして、一杯目が食べ終わるちょっと前、店員さん呼び出しボタンを押し、箸袋の「替玉、固め」のところに丸を付け、現金と共に店員さんに。追加の替玉は箸袋で今回は箸袋で注文しましたが、本来、というか、券売機であらかじめ替玉(or半替玉)の食券を購入しておけば「替え玉プレート」というものと交換してくれ、それをボタンの上にかざすことにより声を出さずに替え玉の注文ができる「元祖『替玉システム』」(こちらのお店の特徴その3)というものがあるそうで。それで程なくして替玉が登場。前述のとおりカウンター上にタレはないのですが、麺の入った丼に適量が入っているようです。その替え玉を投入しいただけば、「固め」の麺は、当然のことながら歯応えが増し、より、博多のラーメンらしく。個人的には、こちらでは「固め」の方が好きかもしれません。
というわけで、朝ラーと共に『味集中カウンター』や『オーダーシステム』といった面白い物を堪能させていただいてお店を後にしたのですが、静かな店内から通りに出たところ、とたんに襲いかかる喧噪と暑さ、そして歩道は、相変わらず職場に向かう人々でいっぱいでした。世間はこれから仕事だというのに、こっちは朝ラーを満喫だなんて、なんていうか、とってもいいもんですねぇ。ごちそうさまでした。
平成21年8月訪問
一風堂と言えば、今や全国に支店を展開しているので、その気があればどこぞの支店でもいただけるのですが、是非一度お伺いしてみたかったのが大名本店。今年3回目の博多訪問にて、ようやく実現しました。
お店の方は、天神の繁華街?のちょっと奥まったところにあって、この辺りは不案内なものだから少々迷って到着。店内に入れば、さすがに午後11時過ぎに訪問したとあって混雑こそしていませんが、店内は活気が感じられ、そんな中、きちっとした感じの店員さんに席に案内され席へ。そしてお冷や代わりのお茶が出されましたが、そのお茶が何とルイボスティーでした。
そしてちょっと落ち着いたところで、お品書きを見て注文となりますが、本店限定メニューらしい本店かさね味と、ベーシックな白丸元味、そして、“手づくり”ひとくち餃子と 明太子ごはん、おまけに普段ラーメン屋さんではいただかない生ビールまでお願いしてしまいました。ちなみに、これらは同行者の分と合わせ二人前ですので。
本店かさね味 800円
まずは、私がメインでいただいた、本店かさね味。鶏と豚骨、他にも様々な食材が使われていると思われるスープは、口当たりがとてもまろやか。癖が無く、それでいて適度に重く、満足感のあるスープですね。それに組み合わせる麺は、中くらいの太さのストレート麺。一般的な博多の豚骨ラーメンに使われる極細の低加水麺とは全くの別物ですが、これがまたスープと良く合っているかと。確か、固さは普通で頼んだのですが、ハリのある瑞々しい食感に感じました。そして、上に散らされた揚げネギの味と香りが、口に入るたびにチラっと感じられ、とてもよいアクセントになっていると思いました。
白丸元味 700円
つぎに、同行者がメインですが、私も結構な量をへずってしまった白丸元味。最初にいただいた時、割と豚独特の風味を感じたのには少し驚きました。ただ、豚の嫌な部分は当然感じられず、上手に独特の風味を生かして、豚骨ラーメンらしい味を作っているように感じました。また麺は、博多らしい極細麺。ゆで加減は普通で頼みましたが、噛み切る時ボソッと切れる感じではなく、プチッとした噛み応えが。それと、いただいていると、香油でしょうか?ちょっと香ばしい風味が微妙に漂う感じがします。なんていうか、ベーシックですがとても洗練された豚骨ラーメンという感じですね。
明太子ごはん 390円
“手づくり”ひとくち餃子 550円
そして、サイドメニューの明太子ごはんとひとくち餃子。明太子ごはんは、明太子自体に何か一手間加えてあるのか、お酒の様な風味を感じられました。また、結構マヨネーズが効いているのですが、具のレタスの食感と、先述の明太子の風味が絡み合って、ただの明太子ごはんではありませんね。餃子は、薄い皮がパリパリして、中の餡はジューシー。名前どおり一口サイズなので、パクッといただくとその両方の食感が一気に楽しめます。これはビールが進みますねぇ。そして、お皿の端に添えられた柚胡椒を付けるとまた違った味わいがして面白いです。
生ビール 550円
あと、生ビールは別に感想とかいいですかね?ですがジョッキはピカピカで、そのお陰か結構美味しくいただけたんですが。
というわけで、いろいろといただいたのですが、いただいたどれもが、きちんと作り込まれたというか、プロデュースされた美味しさに感じましたが、それは、店員さんの接客や、お冷や代わりのルイボスティー、それに、お店の造りにいたるまで同様に感じ、何ていうか、さすが有名なお店の本店は違うなぁ、と感心いたしました。ごちそうさまです。
平成21年8月訪問
こちらのお店は、地元では昔からラーメン本に必ず登場するような有名店且つ行列が絶えない人気店らしく、また、昨年九州のテレビ局で放送されたラーメンのランキング番組で、見事1位に輝いたとか。個人的には、今年に入って、今回を含め3回ほど福岡に来ているのですが、1回目に来た直後に存在を知り、2回目は時間が無くて断念し、3回目にしてようやくの訪問となりました。それにしても、1回目に来た時は、こちらのお店の存在を知らずに、お店の最寄り駅がある鉄道に喜々として乗っていたんだから間抜けというかなんというか…。
そのお店は、1回目に来た時に乗った西鉄貝塚線の名島駅を降り、地図を頼りに歩いて5分ちょっと。パッと見は、昔ながらのラーメン店という外観なんですが、さすがに人気のお店だけあって、お店に入ると、お伺いしたのが午後3時という中途半端な時間にもかかわらず、席が9割方埋まっていました。
空いてる席に案内され、目の前の壁に貼ってあるお品書きを見ると、ラーメンの他に餃子やおでんもあり、ちょっと興味をそそられたのですが、とりあえずはラーメンを、麺の固さ普通でお願いしました。
ラーメン 480円
替玉 100円
で、程なく登場したラーメン。見た目は、小さめの丼に具は青ネギとチャーシュー1枚という、いかにも博多の豚骨ラーメンという感じ。早速、汁からいただいてみたところ、エキス分というか豚骨の味が薄すぎず濃すぎず、個人的には丁度良い濃度。油は控えめというか豚骨独特の香りも若干感じるので、豚骨ラーメンをいただいている気にさせてくれますが、全体的はとてもスムースに体に入っていく感じというか、尖ったところがなく、これなら、いくらでもいけそうな気がしてしまいます。固さ普通で頼んだ麺は、茹で具合も程良く、スープとの絡みも良く。一般的な博多の麺よりは、若干太い気がしましたが、気のせいでしょうか?チャーシューは、このあたりで多いぴらっとした感じの物。変に凝っていないところが逆に良いですね。それで最初の一杯は、途中からゴマを投入したくらいでいただき、麺が食べ終わる直前に、替え玉を「カタ1つ」と注文。(隣のテーブルで子供がそう言っているのを聞いて真似しました。)すぐに茹で上がり丼へと投入してくれますが、固めだと、当然歯応えと共に、麺から感じる生っぽい『粉』の味がアップ。卓上のタレを若干追加して調整後、これも卓上にある紅ショウガやニンニク、カウンターにある取り放題の辛子高菜など、味の濃い薬味系を投入して味の変化を楽しみつつ一気に完食しました。
それにしても、さすがに長年愛されているお店は違うというか、豚骨ラーメンにあまり馴染みのない自分がいただいても、毎日でもいけちゃうような安心感というか、ホッとするような感覚がありますね。(マニアとかラオタとか呼ばれる方々の中には、物足りないと感じる人もいるかと思いますが。)大変満足させていただき、ありがとうごさいました。そして、ごちそうさまです。
平成21年8月訪問
今回、私用で福岡に行き、天神というところに泊まることになったのですが、「宿周辺で食事を取れるところを」と某グルメ系サイトなどで調べていたところ、こちらのお店を発見。福岡というと、ラーメン以外の麺類では博多の柔らかいうどんが頭に浮かびますが、その博多でそばを格安で提供するお店、しかもかなりの高評価ということで興味を惹かれ、今回お伺いすることにしてみました。
そのお店は、地下鉄の天神駅から10分ほど歩いたところに。一見すると、ちょっとお高いお店というか、かけそばが一杯290円からいただけるお店には見えません。お店に入ると、午後2時頃というお昼のピークを過ぎた時間帯にもかかわらず、席は7~8割方埋まっていました。丁度空いたカウンターというか長テーブルに座り、お品書きを見たところ、まず、そばは冷たい蕎麦と温かい蕎麦に分かれていて、冷たい蕎麦は具材でバリエーション、さらに夏季限定の冷かけそばがあって、温かい蕎麦は『しろ味』『くろ味』2種類のつゆ+トッピングという構成でした。で、冷たいそばもいただいてみたかったのですが、今回お伺いした2人とも、ここに来るまでに冷房で少々やられ気味だったせいもあり、今回は暖かいそばを、それぞれのつゆでいただいてみることに。注文して程なくすると、2品の蕎麦が同時に登場しました。
しろ味 290円
まずいただいたのは、しろ味。こちらは、かけでいただいたのですが、まず、いただこうと丼に顔を近づけるとおだしの香りがふわっと漂い、次につゆをすすれば、なんとも良いおだしの味と、良い塩梅の塩気が。そして蕎麦を啜れば、ちゃんとした蕎麦の味と香りと歯応えがして、とても驚き。特に、つゆの塩気については絶妙というか、あとほんの少し薄ければ物足りなく感じるギリギリのところで止め、あくまで蕎麦の味の引き立て役に徹している感じがしました。
くろ味 340円 + きつね 100円
そして途中からは、あまり品は良くないのですが同行者と丼を交換してくろ味を。こちらは、おあげが入ったきつね蕎麦でいただきましたが、つゆは濃い口醤油が効いていて、確かに関東風。こちらも美味しいのですが、つゆも主張して蕎麦はイーブンな感じがしました。また、おあげは上品な味で煮含められています。
というわけで、しろ味くろ味両方をいただいてみたのですが、どちらも美味しくいただきました。それにしても、ものすごいコストパフォーマンスというか、これだけの蕎麦がこのお値段でいただけるなんて、恐ろしく感動的なお店ですねぇ。また、サイドメニューの他、おつまみ類、それにお酒も充実していて、今度お伺いした時は、それらをちょこっとやっつけた後、シメにざるとか大根おろしなど、今回いただかなかった冷たい蕎麦などをいってみたいです。ごちそうさまでした。
平成21年8月訪問
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