趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
福岡・熊本方面に団体旅行で行ったついでの食べ歩き6軒目にして最後を飾るのは、熊本ラーメンの超有名店であるこちらへ。
お店は、熊本市電の二本木口電停から橋を渡って徒歩5分くらいのところにあるのですが、熊本駅からでも徒歩10分くらいで着けるかと思います。(ちなみに私は、熊本市電田崎橋電停から歩いたのですが、10分くらいで着きました。)
お伺いしたのは月曜日の午後1時30分頃だったのですが、店内はカウンターに空席がちょっとあるくらい。さすがに有名店だけあって混んでますね。そして話に聞いていたとおり、店内のスタッフはほとんどが女性(厨房に若い男性が2人いました)で、厨房内では女将さんがまだまだ元気に働いていらっしゃいました。(この女将さんって、私が生まれた頃から店を切り盛りしてるんですよね。)
ラーメン 590円
で、空いてたカウンター席に座り、ラーメンをいただいたのですが、やっぱり美味しかった!スープは、濃すぎず薄すぎず、ダシもタレもなんともいい塩梅。またダシには豚の頭を使用するとのことですが、それにもかかわらず、嫌なくどさが全くないですね。それと麺は、中くらいの太さの、コシのあるストレート麺。あと具のチャーシューは肉の味と歯応えの楽しめるタイプで、他に、キクラゲの千切り、青ネギ、海苔。そしてこれらが、熊本ラーメンの特徴であるニンニク風味(ちなみに、こちらのお店ははマー油というより、微細な揚げニンニクを使用していました。)によって、何とも絶妙にまとまっていました。
というわけで、大変満足させていただいたのですが、昨日お伺いしたふくちゃんラーメンでも感じたように、長きにわたって繁盛し続けているお店の味って、過不足がなく、調和がとれているなぁ、なんて思ったりして。それでいて、ちゃんとオリジナリティーも感じさせるって、やっぱり凄いことなんですね。
ごちそうさまでした。
平成22年1月訪問
そんなわけで、二日にわたって福岡・熊本方面を食べ歩いたわけですが、これだけ立て続けにいただきまくると、さすがに体調が…。自業自得ではあるのですが、昔と較べると、もう、無茶食いできない身体になってしまったんだなぁ、と。
熊本県中部のローカルフードに太平燕(タイピーエン)という物があると知ったのは、今からそれほど前の事ではありませんでした。ちなみに太平燕とは、元々は中国福建省の州都である福州市(と、そこから海を隔てた台湾)の郷土料理で、アヒルのゆで卵(太平)と豚肉を叩き潰してサツマイモでん粉といっしょに練り込んだワンタン(扁肉燕。燕と略す)を使ったスープ料理とのことらしく、それが明治時代に華僑によって持ち込まれた際、日本で入手しづらいアヒルの卵の代わりにニワトリの揚げ卵(虎皮蛋)を、扁肉燕の代わりに春雨を用いた料理に変化したそうです。また、熊本には、発祥とされるお店が3軒(中華園、会楽園、紅蘭亭)あるそうですが、本当のところはどこが元祖なのかはわからないそうです。
と、前置きが大変長くなりましたが、福岡・熊本方面に団体旅行で行ったついでの食べ歩き5軒目は、その太平燕の元祖とされるお店の中から、熊本市電の通町筋電停を下車し、アーケード街を歩って5分とかからないところにあるこちらにお伺いしました。
そのお店はビルになっていて、太平燕をいただく為には二階のレストラン(一階もレストランですが定食やデリ急須で出されるお茶カが中心です)なのだそうですが、そこに上がると、チャイナドレスの綺麗なおねーさんが席に案内してくれ、本日のお勧めなどを教えてくれました。でも、今回はいただくのは太平燕と決まっているのでその旨お願いすると、今度は立派な急須に入った中国茶が。ちょっと恐縮気味にそれをいただいていると、程なくして太平燕が登場しました。
太平燕(タイピーエン) 750円
で、その太平燕ですが、ぱっと見は、長崎のチャンポンのよう。まずは、白濁したスープからいただくと、あっさりとしていますが、そこに具材の旨味が溶け込んだ、コクのある味。ちなみに出汁は、鶏ガラと豚骨で取るのだそうです。具は、細切りにされた豚肉やキクラゲ、野菜類(キャベツやニラ、タマネギなど)の他、金針菜や沢山の小海老、繊細な包丁が入れられたイカなど。そして、これが無くては始まらないという揚げ卵(虎皮蛋)が、絶妙の取り合わせ。具の下には緑豆春雨が入っていますが、緑豆独特の歯応えが良く、わりとボリュームもあって大食いで無ければこれで十分食事になる量ですね。
というわけで、初めての太平燕を堪能させていただいたのですが、とても美味しくて、これなら、もっとメジャーになってもいいような気がしました。是非、またいただいてみたいですね。ごちそうさまでした。
平成22年1月訪問
福岡・熊本方面に団体旅行で行ったついでの食べ歩き4軒目にして2日目の一発目は、博多駅の在来線ホームにあるこちらで朝ラーを。ちなみに博多駅の在来線ホームには、1・2番線ホームと5・6番線ホームがラーメン、3・4番線ホームがうどんの立ち食いスタンドが営業しています。
ラーメン 500円
というわけでそのラーメン。スープは、豚骨独特のクセや香りがないというか、インスタントチックに感じる味。っていうか、麺や、具のチャーシューも含め既製品だとは思う(違っていたら誠に申し訳ない)のですが、薬味類は入れ放題だし、お味の方も結構いけてました。
でも、そんな事はどうでもいいんですよね。駅のホームでラーメンをいただける事が重要なのであって、旅行者的には、行き交う列車を見ながらいただくラーメンに、否応なしに旅情をかき立てられてしまいます。ごちそうさまでした。
平成22年1月訪問
福岡・熊本方面に団体旅行で行ったついでの食べ歩き3軒目は、中州というか、那珂川沿いに並ぶ屋台の中にあるこちら。
実は、今回の旅行で、個人的には中州の屋台は行く予定が無く、特に行くべき店とか調べていなかったのですが、有名なもつ鍋屋さんでの宴会の後、同行者の1人が「どうしても屋台でラーメンが食べたいっ!!」ということになり、とりあえず目に付いたこちらでいただくことに。そういえば、行ったのがオフシーズンの日曜日だったせいか、はたまた、不景気の影響か、前回(10年ちょっと前)来た時に較べ、気のせいか屋台の数が少なかったような気がしました。
ラーメン 600円
と、前置きが長くなりましたが、そのラーメン。お味の方ですが、スープは、豚骨っ!ラードっ!!という感じで、あっさりというよりは結構インパクトがあったような。麺は、当地らしい細麺という感じ。ちなみにこの日、替玉は不可でした。(もっとも、出来たとしても食べられませんでしたが)
というわけで、酔っぱらいの舌でも、「豚骨ラーメン喰った!」という気になりました。ごちそうさまです。
平成22年1月訪問
というわけで、福岡・熊本方面に団体旅行で行ったついでの食べ歩き1日目が終了。自分でやっといて何ですが、初日から明らかに『食い過ぎ』です。40を目前にして、何やっているんでしょうかね、オレ…。
福岡・熊本方面に団体旅行で行ったついでの食べ歩き2軒目は、福岡市地下鉄七隈線賀茂駅1番出口下車徒歩6分のところにあるこちらへ。
お店にお伺いしたのは日曜日の午後2時過ぎだったんですが、流石に超有名店だけあって、その時間帯でも店外には10人近くの待ち客が。(写真だと駐車中のクルマの陰に隠れてしまっていますが。)ただ、お客さんの回転は速く、列の最後尾について15分程で席に着くことができました。そしていただいたのは、お品書きを見て気になったワンタンメン。白河系以外のラーメン店だとあまり見かけないメニューですが、ここ博多だと、置いてあるお店がわりと多いような気がします。
ワンタンメン 750円
というわけで、そのワンタンメン。まずは丼から溢れる程なみなみと注がれたスープからいただくと、口当たりはマイルドでとても飲みやすいんですが、豚の風味はちゃんと感じられる、何ともいい塩梅のスープ。また麺は、長浜ラーメンとは違う中細麺で、何でも、これが博多ラーメン本来の麺だそう(※後述)。標準の茹で加減でも結構歯応えとコシがあります。(それでも、固めで頼むお客さんが多いように感じましたが。)そして具は、皮は極薄でしっかりとした餡が入ったワンタンの他、チャーシューは歯応えがあるタイプ。それと卓上には調味料類の他、薬味の白ごま、紅ショウガ、クラッシャー付き生ニンニク、ニラキムチ、揚げニンニクチップが置かれ、そのどれを入れてもバッチリ合いますね。(中でも、個人的にはマイルドな味付けのニラキムチが印象的でした。)
ところで、個人的には、行列の出来る老舗のラーメン店って、特徴がありつつも良い意味で中庸な味を出すところが多いような気がするのですが、こちらもまさにそんな印象を受けました。とってもバランスの良い味が、何とも美味しかったです。ごちそうさまでした。
平成22年1月訪問
『博多ラーメン』と『長浜ラーメン』って、別物らしいですね。調べてみると、その大きな違いはスープの味の濃さと麺の太さだそうで、当地で食べられていたラーメンが、市場で働く人向けに、味は濃く(肉体労働には塩分?)麺は極細に(短時間で食べるため茹で時間が短くなるよう?)変化していったのが長浜ラーメンとのこと。また、替玉も長浜の特徴だそうです。もっとも、個人的には、その区分は曖昧というか、両者がリユニオンした結果が、現在の当地のラーメンなんじゃないかな、なんて思ってたりして。それに、茹で時間が短くなるよう麺が極細になっていったのって、何も時間に追われる市場関係者のせいじゃなく、ものすごくせっかちな当地の人の気質の所為、だと思うのですが。
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