趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
前述の『手打ちうどん たけ川』に続いて、今回『吉田のうどん』をいただく2軒目は、富士吉田の市街地を抜けたところにあるこちら。週のうち3日、しかも昼時のみ営業って、かなりハードルが高いお店だと思うのですが、お伺いしたのが午後1時半頃だったにもかかわらず、駐車場は一杯で更に路駐も数台。たまたま出る車があったので駐車場に停める事が出来たのですが、お店に入ると、店内は地元の人と観光客っぽいお客さんが入り交じって、ほとんどの席が埋まっていました。で、とりあえず席に着いた後、当地では一般的であるという卓上の注文用紙に記入してからカウンターに持って行くという方法で、かけの小と夏季限定という冷やしお願い。また、お冷やはセルフですが、他にもお茶や、サービスのお新香も用意してありました。
かけ(小) 400円
サービスのお新香
卓上のすりだねと青唐辛子
そのお新香をいただきつつ待っていたら程なくく登場した2品ですが、まずはかけから。その見た目は、澄んだ醤油味のつゆに、麺の上にはかけうどんの筈なのに茹でキャベツと揚げ玉、そして肉などが載っています。(具については事前に調べた時に知っていたのですが、実際に見ると結構たっぷり載っていたので驚きました。) 早速つゆを一口啜ると、何とも良い節系の香り。吉田のうどんでは一般的ではないと思われる鰹?だしなんですが、そこに揚げ玉のコクやショウガを効かせた馬肉の風味が加わって、上品な中にもパンチがあるような。ちなみに揚げ玉は市販品ではなく、具を入れてわざわざ作られた物のようで、サクッとして風味も良いですね。そしてうどんは、こちらのお店もかなりの密度感がある、太くて硬い噛み応えのある麺。噛みしめると小麦っ!という感じの味で、また、先程いただいたたけ川よりも更に固く感じました。また、途中から卓上に置かれた薬味を投入したのですが、こちらのお店はこれが凝っているというか、吉田では一般的なすりだねの他に、青唐辛子を輪切りにして漬け込んだ物がありました。で、両方とも試してみたのですが、青唐辛子の方はキレのある辛みと香りが清々しく、また、すりだねはトロっとしていて甘味があり、味噌やゴマ、唐辛子の味と香りがマイルドで美味。どちらもうどんを更に美味しくしてくれます。
冷やし 600円
それと、冷やしの方は、黒ゴマが浮いた冷たいつゆに、当然ながら冷たいうどんと、具はかけと共通の茹でキャベツ・揚げ玉・馬肉に加えてゆで卵と塩ワカメが載り、更にはチューブのワサビが添えられていました。で、そのうどんが凄かったというか、冷たく締められたことで更に硬度を増し<箸でつまんで水平にしても両端が容易には垂れ下がらないほど!口に入れると、あごが疲れる位の噛み応えなのですが、硬いと言っても一度しっかりと茹でられているので、噛みしめるほどに小麦の味を堪能できます。また、添えられたチューブのワサビがとても合っているというか、うどんに少量付けていただくと、新たなうどんの味を発見できた気が。(って大げさですかね。)ちなみにこれ、本ワサビのおろしたてだと逆に合わないかもしれません。
というわけで、2軒目も美味しくいただいたのですが、2軒とも良く噛んでいただいたお陰か、お腹がかなり窮屈に。でも、土地の名物でお腹一杯に出来るなんて、何とも幸せだなぁ、なんて思いました。ごちそうさまです。
平成22年7月訪問
というわけで今回、2軒のお店で吉田のうどんを堪能させていただいたのですが、まだまだ奥が深そうというか、事前にチェックしたお店で行けなかったところも多いことですし、また機会があれば是非お伺いしたいなぁ、と思いました。なお、吉田のうどんについては、以下のウェブサイトに詳しく載っていますので、興味のある方は参考にしていただければ。
山梨県の富士吉田市周辺には、『吉田のうどん』と呼ばれるローカルな食べ物があり、是非一度いただいてみたいと思っていたところなんですが、先日、所用で甲府に行く途中に、ちょっと寄り道していただくことができました。
して、その1軒目は、中央自動車道河口湖ICに程近いこちら。お店の場所は富士吉田市ではなくお隣の富士河口湖町にあるのですが、スタンダードな吉田のうどんがいただけるとのことです。
お店には午後1時ちょっと前に到着したところ、待ち客はいないものの店内はほとんどのテーブルにお客さんが居る状態。店員さんに案内された席に座り、早速、肉うどんと肉つけうどんのそれぞれ(中)をお願いすると、混んでいるにもかかわらずさほど待たずに登場。こちらは、商品と引き替えで代金を渡すシステムなんですね。
肉うどん(中) 400円
薬味の『すりだね』
そんなわけでお目当ての吉田のうどんとご対面となったのですが、まずは、肉うどんから。そのつゆは、吉田のうどんでは多く見られるという味噌と醤油の合わせ味。個人的にはあまり馴染みのない味に感じますが、群馬県出身の相方に言わせると「普通にある」との事。また、だしは煮干しや干し椎茸を使う事が多いそうなのですが、旨味は感じるけど風味的にはあまり前に出てきておらず、どちらかというと味噌と醤油の風味の方が強く感じる素朴な味です。また具は、これまた吉田のうどんらしく、茹でキャベツが載り、肉うどんの肉は馬肉を甘辛く煮た物。そして、最大の特徴かもしれないうどんですが、これが何とも豪快。基本的には極太麺ですが、手切りらしく太さは不揃い。で、ツルツルっと啜るのはまず不可能なので、一口一口噛みしめながら食べ進むことになるのですが、ムチっと歯に纏わり付くような食感で、まさしく小麦の塊をいただいているような感覚。また、注文してから出て来る時間からして茹で置きだと思う(っていうか、これだけの太さのうどんを茹でるのって、一体どれくらいかかるのでしょうか?)のですが歯応えはかなりのもので、更に、不揃いな太さによる食感の違いも感じることができますね。それと途中から、これも吉田のうどんの特徴の一つである辛い薬味『すりだね』や、卓上に置かれた揚げ玉を投入してみると、特にすりだねは、唐辛子やゴマなどの風味がうどんと絶妙にマッチ。辛みが加わって味が締まると共に、つゆ自体の味がグンとグレードアップする気がします。
肉つけうどん(中) 400円
それから、肉つけうどんのほうですが、見た目からすると、肉うどんのつゆと麺が別々になり、さらにうどんが冷たくなった物のよう。まず、うどんを箸で掴んでつゆに入れようとすると、まさに激ロングといった感じの長さに驚きました。肉うどんだと自然と噛み切ってしまって気づかなかったのですが、これ、1本で口いっぱいになりますね。また、締められたうどんは歯応えが増しまくりで、うどん自体を堪能するのならこちらでしょうか。
というわけで、初めての吉田のうどんだったのですが、両方とも美味しくいただきました。それにしても、こういった、地元で愛されている物をいただくって、何ともいいものがありますね。ごちそうさまです。
平成22年7月訪問
以上、1軒目でかなり満足というか満腹だったのですが、せっかくなので、もう1軒、別のお店に行ってみようかと思います。
先日、仕事から帰ると、珍しく相方が「辛味噌ラーメンが食べたい」などと仰ったので、こちらで平日夜限定のを提供しているのを思い出し急遽お伺い。夏の間は閉店時間が延びたおかげで、無事ありつくことができました。
辛味噌ラーメン、花の季流 800円
して、その辛味噌ラーメンなんですが、これがまた。まずスープは、結構な量の唐辛子が入っているというか、唐辛子の風味が強く感じられるのに、それに負けないくらい味噌の風味も感じられます。個人的に辛味噌ラーメンは結構好きで、色々と食べているつもりなんですが、ここまで味噌が唐辛子に負けていないのは初めてというか。他にも何やらスパイシーな風味や濃厚な旨みが感じられ、とても美味しいスープになっていますね。そして麺を啜ろうとほじくり出してみると、なんと緑色。こちらで緑色の麺といえば、今年の春~初夏バージョンのつけ麺がそうだったのですが、後で店員さんに聞いたところ、その時と同様、ほうれん草を練り込んであるとのことです。また、茹で加減は若干固めに感じましたが、ツルッとしているけどソリッドな食感と、麺自体のしっかりとした味が、濃厚なスープに負けていません。それと具は、ネギやモヤシ、ニラなどたっぷりの野菜と、これまたたっぷりの挽肉が嬉しいです。
マンゴープリン 380円
そして汗をかきかきラーメンをいただいた後は、デザートのマンゴープリンを。いただいたのは初めてなんですが、これもまた。口に入れるとトロフルっとした食感で、鼻腔に抜けるフレッシュなマンゴーの香りが堪りません。また、お味の方も優しく適度な甘味と酸味が美味しく、こちらのコッテリしているメニューにとても良く合うんじゃないでしょうか。(当然、辛味噌ラーメンとの相性はバッチリかと。)
というわけで、どちらも大変美味しくいただき、ものすごく満足させていただきました。なんて言うか、良い夕食になったなぁ。ごちそうさまでした。
平成22年7月訪問
こちらは、栃木市に昨年オープンし、開店早々行列の出来るお店になっているとのこと。当然、某ラーメン本に載ったのを見た時から気になっていたのですが、今回、所用で栃木市に来た際、併せてお伺いすることができました。
日曜日の開店15分前くらいにお店に到着したところ、先客はなし。ただしすぐにクルマが1台2台とやってきて、開店までに10人近くの行列ができました。ちなみに、その行列の方法ですが、こちらは店頭に置いてあるリストに名前を書いて待つ方式のようです。また、その行列に並んでいる時に注文を訊かれたので、とりあえずこちらのイチオシという濃厚つけ麺とオススメの茹で餃子、同行者の中華そばに、本日のデザートの杏仁豆腐までお願い。やがて開店時間となり、先述のリストの順に、店内に案内されました。
茹で餃子 330円
で、待つ事暫しで最初に登場したのは茹で餃子。かわいらしい包み方餃子には、薄茶色のタレがかかっています。早速いただいてみると、モチっとした皮に包まれた優しい味の餡に、酸味の効いたコクのあるタレが、何ともいい感じ。ちなみに、ニンニクの風味は感じなかったので、これから予定のある時でも大丈夫ですね。
濃厚つけ麺 750円
割りスープ
その茹で餃子をいただき終わる頃、メインの濃厚つけ麺が登場。早速、スクエアな断面の極太麺を何も付けずに啜ってみると、ツルっとした啜り心地ですが、歯応えはかなりハードというか、弾力がものすごいです。次に、スープ割りの割りスープそれをつけ汁に浸けて啜ってみると、このつけ汁のガツンと来る魚と濃厚な豚骨の風味が、個人的にはワイルドに感じる一歩手前のハードさで、また、塩気も結構効いた攻撃的な味という印象。ですが、途中から添えられたレモンを麺に搾りかけてみたところ、その香りと酸味で幾分柔らかい印象に変わりました。そして更に、麺をいただいた後にお願いした割りスープは、あっさりとした魚の出し汁に柚子が浮いていて、最後は(元が濃いのでそれとの比較ですが)だいぶ穏やかな印象となり、食べ始めから終わりまで、味の印象が上手に演出されているような感じを受けました。
中華そば 630円
また、味見させてもらった中華そばは、ベースのスープはあっさりとしていますが、魚の風味と塩気はこちらもしっかりと効かされていて、歯応えのある細麺と好相性。
きまぐれデザート(ふるふる杏仁豆腐) 150円
そして最後は、デザートの杏仁豆腐で締め。味の強いつけ麺の後には、ふるふるの食感と優しい甘さが心地よいですね。
というわけで、いろいろと堪能させていただいたのですが、何ていうか、どれも考えられた作り込みというか、さすがはオープンして程なく行列の出来るお店だなぁ、と思いました。ごちそうさまです。
平成22年7月訪問
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