趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
平日のこの日。仕事の都合もあって、昼食はさくら市でとなったのですが、今回は久しぶりに、こちらのお店まで。
店内はテーブル席が3卓しかありませんが、良いタイミングだったのか、相席せずに座ることが出来ました。(別に相席になんつても問題ないんですがね。)
それでマダムが持ってくてくれたメニューから、今回はタンメンをオーダー。厨房からは、マスターが鍋を振る熟練の手さばきが、音だけで伝わってきます。
それから程なくして登場したタンメン。
早速スープからいってみると、これが、もう。ベースは、トラディショナルな中華屋さんのあっさりした清湯スープですが、そこに炒めた野菜と豚肉の旨味や油のコッテリ感がいい具合に加わって、塩気も丁度良く。
また麺は、やや太めの縮れ麺で、ツルッとした表面とモチモチとした噛み応えが、また。
そして具の野菜と豚肉は、細めにカットされているのがこちらのマスターの流儀でしょうか。彩りも良く、好物のきくらげが載っているのも嬉しいところ。また当然、火の通し加減は完璧です。
更には、ランチタイムに付くおにぎりも、とても良いサービスですね。(だってお米食べると、満足感が違いますもの。)
というわけで、美味しくいただいて満足いたしました。
実はなかなかお伺いする機会が作れないお店なのですが、今後も可能な限りお伺いして、マスターの熟練の業を堪能したいですね。
ごちそうさまでした。
令和5年1月訪問
北海道汽車旅の帰途。北海道新幹線から直通するはやぶさは、那須塩原駅に停車しないので、盛岡駅でやまびこに乗り換えるのですが、接続時間が30分近くあったので、一度改札口を出て夕食を。
といっても、あまりゆっくりもしていられないのと、新函館北斗駅を発車以来(お酒を)飲んでいたのでちょっとしょっぱい汁が欲しくなる頃合いということもあり、構内にある駅そばのお店に行こうかと。
で、盛岡駅には確か、2階コンコースに内に「はやて」というお店と、駅ビルフェザン盛岡1階に「にはち」というお店があった筈だと探していたものの、はやての場所がパっと思い出せず、しからばわかりやすい駅ビル1階の方へ。ですが、いつの間にかお店の名前が変わっていたのでこちらも最初気づかなかったという。それで帰ってから調べたところ、かつての「にはち」はNREが運営していましたが、こちらは違うよう(NREの事業を継承したJR東日本クロスステーションのウェブサイトには記載が無かった。)ですね。(ちなみに「はやて」はJR東日本東北総合サービスが運営。)
それはさておき、注文は食券方式のようだったので、それを買おうと店内にあったイマドキの券売機にお金を入れたところ、店名のとおりそばしか扱っていない(うどんは無い)ものの、すごい品数でどれをいただこうか大いに悩むことに。その中から今回は、かつて東北地方の駅そばの定番であった(というか、東北地方でしか見かけたことがなかった)めかぶそばを見つけたので、それを購入。更にその食券を店員さんに渡したあと、「食券買うから温泉たまごも追加してください!」と。ちなみに、こちらのお店のレギュラーメニュー。店外のお品書きを写真に撮りあとで確認したところ、せいろ、かけ、かき揚げ、かき揚げ温玉、紅生姜かき揚げ、イカ天、エビ天、ちくわ天、たぬき、きつね、とろろ、むじな、三陸(海藻入り)、わかめ、めかぶ、磯のり、おろし、きのこ、きのこおろし、梅わかめ、月見、温玉、おろし納豆、温玉納豆、コロッレ、鶏から揚げと、そばだけで26品もありました。(他に季節のそばや、ご飯物、朝食メニューも!)
最初の食券提出からすぐに出来たので、出来た時には温泉たまごの食券が間に合わなかった、そのめかぶそば。
めかぶ自体には味が付いていなかった(少なくとも、しょっぱみは感じなかった)ので、軽く混ぜいてってみたところ、ツユの醤油とみりん、出汁の味にめかぶの磯の香りとトロミが加わって、何とも良いですね。欲を言えば、もう少しばかりツユの味が濃いほうが好みなのですが、めかぶで薄まっていることもありこればっかりは仕方なし。
次にソバを啜れば、わりと歯ごたえのあるソバに、これまためかぶの香りとトロミが絡んで、これもまた。逆に言えば、ツユやソバ自体の味がよく判らなくなっちゃうのですが、これはこれで良いものということで。
そして途中から温泉たまごを崩して、まろやかさをプラス。
というわけで、美味しくいただいたのですが、個人的に昔、東北地方に汽車旅に来た時は、当時どこにでもあった(という印象の)伯養軒の駅そばで、めかぶそば食べまくったことを思い出したりして。そんな思い出の味に再び出会えたような気がして、満足でございます。
ごちそうさまでした。
令和5年1月訪問
5日間にわたった北海道汽車旅も、北海道での予定を概ね終えて、あとは札幌駅から特急北斗で新函館北斗駅まで行き、そこから北海道新幹線で帰るだけとなりました。で、札幌駅で、最後に北海道の食べ物をと思い選んだのが、前回渡道した令和元年9月にも一度お伺いしているこちらのお店です。
それでこちらのお店は、開店当初からとても人気のお店で、平日でも昼食や夕食時にはたいへん混雑することでも知られていますが、前回は午前10時50分頃に店頭の自動受付機で受付をして、入店したのは約1時間後。ですが今回は、午前11時45分頃受付し入店したのは午後1時頃、待ち時間約1時間15分という具合。時間が正午に近づいた分、前回よりも時間がかかったのかもしれませんが、帰りの列車の札幌発が13時27分だったので、お店に入った時は時間的にギリギリ。なので、入店時に手渡された「本日のおすすめ」のお品書きから、目に付いた品、そしてどうしても食べたい1皿をババババっと注文用紙に書き、あとはレーンを回っているなかから適当につまむことになりました。(って、前回もそんな食べ方だったなぁ。)
そんなわけで、注文した品4皿からまず。
最初は、本日のおすすめからこの一皿。「寒」と付くだけあって、冬季限定の1皿だそう。
実はブリって、かつては大好物とも言えるネタだったのですが、一時(いっとき)食べ過ぎたこともあって、最近ではまず注文しなネタだし、正直、「別に寒ブリだろうとそんなに違いはないでしょ」と思いつつ注文したのですが、ごめんなさい。いきなり濃厚な旨味とこってり感はあるけどキレのいい脂にやられました。降参です。(でも、正直言うと、ここのブリなら違うかなぁという期待も、ちょっとだけありました。)
これもおすすめからで、実は前回もいただきました。コマイ(氷下魚)はタラの仲間で、その卵を醤油漬けにしたものですね。
それで食感はともかくとして、味わい的には醤油が程良く効いているためタラコ感はないのですが、トロっとした食感と卵自体の持つ旨味も感じられ、やっぱり旨いですね。
今回の旅の途中、食べようとしても食べられなかったのが、つぶ貝。(初日の居酒屋で、目の前で焼きつぶが売り切れた……。)それがおすすめの中にあったので、飛びつくように注文した次第。
でもじつは、つぶ貝と言えば焼き、そして刺し身でしか食べたことがなく、寿司ネタとしては初めて。っていうか、あんなコリコリしている生のつぶ貝だから、口の中でシャリと離れすぎるんじゃと思った私が馬鹿でした。適度な薄さに切られたツブは、適度な磯の香りと巻き貝ならではの旨味がシャリと一体になって、かつ適度な歯応えも楽しめ、要するに寿司ネタとしても旨いんですね。
こちらはおすすめにはなかったものの、食べたかったので注文。ちなみに前回も食べてます。好物なので。
それで、甘みのある身は適度に締まり、これが、もう。何も言うことはございません。
【いかにら軍艦 143円】
【切り落とし軍艦 198円】
【生サーモン 297円】
これらは、レーンを回っているものからいただいた品。グランドメニューに無い品や、おすすめにも載っていない少量入荷品がレーンを回ることもあり馬鹿にできないのですが、これらも、レギュラーメニューには載っていませんでした。
で、とにかく急いで食べたので、チョイスが不十分(鮭が2皿。好きだけども……。)だったものの、どれも美味。
中でも、一番安い、いかにら軍艦が個人的にヒットで、生ニラのシャキシャキ感と辛みが、濃厚なイカ(とタレ?)の味とマッチ。これは出来たてをいただきたかったなぁ。
というわけで、どれも美味しくいただいたものの、列車の時間が気になり入店から10分少々で退店すること。本当に勿体無いことをしたなぁ、と。(だって、時間がなくて揚げたてだったカニのふんどしの天ぷらが食べられなかったし、今まさに旬の鱈(白子軍艦や昆布締め)も食べてないんですよ!!)
前回訪問時の教訓が全く生かされず、自分の阿呆さ加減(時間の読みもそうだし、無理な計画を立ててしまったことも。)が嫌になりますが、また札幌に来た時は、今度こそ時間を気にしないでゆっくりいただきたいと思います。
ごちそうさまでした。
令和5年1月訪問
北海道汽車旅もいよいよ最終日。この日は、札幌駅近くの宿から地下鉄で1つ先の大通駅まで行き、そこからほど近い西一丁目停留場から、平成27年(2015年)の都心線開業によって環状運転が始まった札幌市電に乗ってから、札幌駅まで戻るという行程。
それで大通駅から西一丁目停留場へと向かう途中というか、停留場に近い10番出入口の地上へ出る階段のところに、立ち食いそば・うどん店があるのを発見。元々の予定にはなかったお店ですが、せっかくなので市電を乗り終わったあと、改めて朝食がてらお伺いすることに。
そんなわけで約1時間後、改めて10番出入口となっている日之出ビルへと入りお店へと。
そのお店は狭いながらも活気があり、店員のお姉さんも見たところ3人も。さすがは大都会札幌。これだけ人件費をかけられる売上があるということでしょうか。
お品書きは、320円のかけそば・うどんの他、370円がちくわ、わかめ、月見。420円が天ぷら、470円が天玉というラインナップ。なのでこの中からいただくは、個人的定番の天玉そばで一択でしょう。お姉さんたちの連携プレーで、注文からまたたく間に登場しました。
それでまずは、色が黒々としたツユからいってみたところ、濃い味がガツンと!そうそうこれこれ。立ち食いのツユは、飲むのがはばかられるくらいの濃さであってほしいと、個人的には思うんですよね。で、よく味わうとしょっぱさ一辺倒ではなく、みりん的甘みや出汁的旨味もあり、これが、もう。
またソバは、王道の茹で麺で、モチっとした噛み心地と、蕎麦的香りも感じられ、これも、また。
そして天ぷらは、タマネギとニンジンがメイン。ツユとの馴染みは標準的で、しっかり噛んで味わえるタイプ。それにつゆの味が濃いから生玉子が生き、多めに載せられた薬味のネギが嬉しいです。
というわけで、昨日の富良野駅も感動したのですが、ここも同じくらい感動。こういうお店がしっかり残って、しかも皆利用しているのが、札幌という大都会の懐の広さだなぁ、と。
とても美味しくいただきました。ごちそうさまです。
令和5年1月訪問
北海道汽車旅も、早いものでもう4日目。この日は未明に旭川駅を出発し、幾つかのローカル線に乗りつつ午前11時前に到着したのが、個人的には某ドラマで名前だけは馴染み深い富良野駅。
ここに冬場に降り立つのは生涯二度目ですが、前回はまだバブル景気の残り香があり、本州から来るスキー客相手のリゾート列車に乗った記憶があるものの、今回はアジア圏(なかでも特に東アジア圏)からの観光客と共に列車から降りたという。
それはさておき、この駅で降りたのは列車の乗り継ぎが目的ですが、それともう一つ、こちらの駅待合室には、今や希少な駅そば(うどん)のお店があるからでして。幸いなことにに、接続時間は1時間近くありますし。
そんにわけで、改札口を出たら左手の待合室へ。すると探す間もなくそのお店はあり、カウンター内にいらっしゃるのは、店名にもなっている「圭子ちゃん」でしょうか。
早速そのお姉さんに、お店の外側に貼られたお品書きを見ながら「天玉そば1つ」と注文。しかしよく見ると、天玉ではなく天ぷらと書かれていたので、これはしまったと。ですが、特に何も無く熟練の手際で調理され、あっと言う間に登場。ちなみに、天ぷらそば・うどん以外には、かけ、月見、わかめ、山菜、きつねがあり、かけは370円、種物はどれも420円でした。
で、早速ツユからいってみたところ、濃口醤油が効いた濃いめの味付けというのが、何とも良いですねぇ。やっぱり駅そばは、こうじゃないと。また出汁感と甘みは適度で、更に、温度がちょっとだけ熱いのも、冬場には嬉しいところです。
またソバは茹で麺で、色がやや黒めかつ太さは結構太め。プリプリモチモチと、歯応えがしっかり感じられます。
そしてかき揚げは、中央の乾燥した小エビ1尾以外は全部衣という、北海道(に限らず)の一部駅そばではトラディショナルなスタイル。ツユとの馴染みは良いというか、いただいているとホロリと解けていきます。またツユの熱で白身が微かに固まった生玉子も、つゆの味が濃いので最高の相性。更に薬味のネギも、しっかりと存在を主張します。
というわけで、とても美味しくいただいたというか、まさしく私の好みが集まったとも言える一杯に出会え、とても感動し、大変満足いたしました。ほんと、ありがとございます。
ごちそうさまでした。
令和5年1月訪問
このブログの管理人
【ご注意】 このブログに記載された情報は訪問当時のもので、現在のものとは異なる場合があります。あしからずご了承ください。
ツイッター
カテゴリー
ブログ内検索
最新記事
カレンダー
アーカイブ
忍者ツールズアクセス解析