趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
2月19日(令和5年)の日曜日。競馬のGⅠレース、第40回フェブラリーステークスを観にというか、この日、東京競馬場で国内最終騎乗となる福永祐一騎手を応援するために、約5年ぶりとなる東京競馬場へ。
それで東京競馬場に着いて最初の食事が、この日の自席からわりと近いところにあった、フジビュースタンド4階に入っているこちらのお店。同名のお店は馬場内広場にもあり、こだわりの有る向きから「馬場内広場の店のほうが旨い」という話も聞いたことはあるものの、この日は福永騎手を追っかけるのに忙しく、手近なところで済ませることにした次第。
で、お店の前まで来たら「東京競馬場名物 かき揚げそば」という幟旗が掲げられているのを発見。そういえば、深大寺さんでは馬場内広場のお店も含めて、とりそばやげそ天そばはいただいたことがあったけど、かき揚げは何故か未食だったので、生卵を追加して個人的定番の天玉そばにしていってみようかと。
そうと決まれば、列に並びつつ、その途中で以前来た時にはなかったモダンな券売機で食券を購入。そのまま流れで受け取り口へと進み、そこから少しだけ待って食券の番号が呼ばれました。
受け取ったらあいた立ち食いテーブルに向かい、いざ。
まずはツユからいってみたところ、出汁感そこそこで、醤油は濃いけど塩気はそれほど強くなく、甘みはどちらかというと控えめな味付け。多分以前と味は変わっていないと思いますが、食べ手の体調などで以前いただいた時とは印象が結構変わるものですね。
ですが、ソバは記憶にあるのと同じ、黒くて若干細くて柔らかめなもの。食感はツルッと感が強く、それほど熱くないツユの温度と相まって、レースの合間に急いで食べられます。
またかき揚げは、店内調理とのことですが、タネは野菜のみながらタマネギ、ニンジン、インゲンと3種類も入っていて、揚げ具合も適度。ツユとの馴染みはバッチリ。これは旨いかき揚げですね。
【手羽元玉こん旨煮 350円】
【レモンサワー 400円 と ウーロンハイ 400円】
こちらは、その後暫く経って、馬券の予想も一段落した時にいただいた品。
で、手羽元玉こん旨煮は初めていただきましたが、蕎麦出汁と鶏の旨味が染み込んだ玉こんが絶品!手羽元はホロホロで骨離れよく、これはとても良いつまみですね。思わずお酒が進んでしまいました。
というわけで、どれも美味しくいただいたのですが、今回は玉こんが特に印象的。今度はいつ、東京競馬場に来られるかわかりませんが、来たらまたいただきたいですね。
ごちそうさまでした。
令和3年2月訪問
前の記事に続く、さくら市ネタ。っていうか、その翌日、また喜連川に行く用事があったものだから、今度は久しぶりにこちらのお店でもいただきたいな、と。
平日にもかかわらず、開店10分前には店舗横の駐車場はいっぱい。そして何組かの先客が、駐車場に置かれている入店待ちのベンチに座っていました。
そこに加わって、お品書きを見ながら待つこと少し。注文を訊かれた直後に開店となり、店内へ。
カウンターに案内され、そこで待つことまた少しで、今注文した品々が登場しました。
それで今回いただくのが、味玉二代目中華そば。
早速スープからいってみたところ、「二代目」鶏白湯は、やっぱり旨いですね。いただく度に思います(そして書きます)が、鶏の風味や旨味がただ濃いだけではなく、ほんとスムースというかジェントルというか。そこに、濃いめの醤油ダレがビシッと効き、薬味の白ネギとカイワレが味を引き締めて。細部は変わっているのでしょうけど、初めていただいた時から変わらぬインパクトがあります。
そこに合わせるのは、細めのややウェーブ掛かった麺。加水率低めな、最初はボリっとした歯応えが楽しめ、その後はスープと馴染んでいく感。
そして具は、チャーシューが2切れ。厚みは薄めながら存在感があります。それと色の濃いメンマですが、味付けは適度で柔らかい食感が良いですね。青菜は青梗菜で、全体的に味が濃い中ホッとします。あと味玉は、黄身がゼリー状のタイプで、味がしっかり染みて。
更に途中から、卓上のコショウ、刻みニンニク、辛子高菜を適時投入して味変を。どれもよく合うんですよね。
こちらは、一緒にいただいた品。
ご飯、チャーシュー、甘辛のタレ、ネギと海苔、そしてマヨネーズという、勝利を約束された組み合わせ。見た目も美しく、混ぜてしまうのが勿体なかったです。
あと添えられた白菜のお新香が、手作り感あって何とも良かったというか。
それにしても、昨日いただいたお店やその姉妹店の出店で、さくら市喜連川地区のラーメンが一気にモダンかつハイレベルになった感がありますが、こちらのお店もまだまだ負けていないというか、やっぱり美味しかったなぁ、と。
ごちそうさまです。
令和3年2月訪問
栃木県さくら市は、氏家町と喜連川町が平成17年(2005年)に新設合併して誕生した市で、その東西を国道293号が横断しています。で、その国道293号の、旧両町の境は弥五郎坂(やごろざか)という坂になっているのですが、その坂の途中にあるのが、こちらのお店。
ガル○ンに出てきた戦車の実物大模型や、明治から大正時代にかけて氏家駅と喜連川のまちなかを結んでいた喜連川人車鉄道の復元車両か置いてある、ちょっとカオスな一角にあって、かつては宇都宮市、現在さくら市に店を構える行列店の姉妹店としてオープン。その行列店共々、いつかお伺いしたいとは思っていたというか、じつは何度かお伺いしようと思って国道293号にクルマを走らせたものの、そういう時に限って駐車場がいっぱいで諦めていたんですよね。
ですがこの日。お昼時にたまたま前を通ったら、ラッキーなことに戦車の横が丁度空いていたものだから、そこにクルマをイン!お店に入ると右手に食券の券売機があったので、レギュラーメニューから1品、その横のホワイトボードにかかれていた限定メニュー?から1品づつ選んで食券を購入。それを店員さんに渡し、空いていた席に落ち着くと、あまり待たずにその品々が登場しました。
それで今回いただいたレギュラーメニューが、醤油味の味玉鴨出汁中華そば。
まずはスープからいってみたところ、これが、もう。品名からわかるように鴨出汁がベースですが、青湯なのにしっかりと鴨の風味がしてきますね。また表面の油は鴨のものでしょうか?量的に多めですが決して下品ではなく、適度な風味とコッテリ感をプラス。味付けの醤油は強めに効かされていますが、むしろこれくらいが味の芯を通すキャラクターになっていると思いました。あと、九条ネギ?の薬味が味に締まりを与え、何とも完成度高いですね。
そして麺は、細めの初めボリっと、後は適度な歯応えとなる、密度感のある中細ストレート。スープと良く合っています。
それと具は、最近すっかりお馴染みとなった低温調理のしっとりしたチャーシューに、ロゼ具合が心憎い鴨肉は、どちらもいい塩梅。メンマは穂先メンマで、プレーンな味付けがこの中で絶妙の息抜きに。更に味玉は黄身がトロトロのタイプですが、ただ調味料に浸けただけではない、程良く引っかかりのある風味の元は何だったのでしょうか。
先述の中華そばを食べ終わる頃に作成をお願いした本日の限定メニューが、鴨とゴルゴンゾーラの和え玉。そういえば、初めて和え玉をいただいたのって、確かバードメンだったなぁ、と。
で、登場したら熱々のうちに麺の下の油とタレ、上の鴨肉とゴルゴンゾーラチーズをよく混ぜていただけば、これが、また!
ゴルゴンゾーラの独特な匂いはアクセント程度に落ち着き、チーズのコクと鴨?油のコッテリ感、ちょっとしょっぱみのあるタレが麺に絡みます。更にそこにブラックペッパーが効かされて、鴨肉が所々顔を出し歯応えや肉の味をプラス。
これも完成度高いですねぇ。
というわけで、どちらも美味しくいただいたのですが、イマドキは素材の持つ風味というかクセを前面に出すラーメンが多い中、今回いただいた2品は、それを出しすぎない美学を感じました。
今後はお昼時に、国道293号を走る頻度を増やさないと駄目ですね。
ごちそうさまでした。
令和3年2月訪問
2月半ばにしては暖かかったこの日、先週末に引き続き、用足し兼週末のバイク転がし兼昼食で、ちと南の方へ。それで先週は、走っている途中に味噌ラーメンが食べたくなったのですが、この日はどうしても蕎麦が食べたくなり、それもあまり畏まらないところが良いなと思ったので、こちらのお店に決定。家人もお気に入りのお店なので、一人で来るのは気が引けるのですが、まぁ、やむを得ないということで。
【かけそば(並) 540円】
【温泉玉子 100円 と 野菜かき揚げ 150円】
それで今回は、かけそばに温泉たまごと野菜かき揚げを追加して。っていうか、以前いただいた温玉そばの存在をすっかり忘れ、10円割高な買い方をしてしまいました(温玉そばだと並で630円)が、温玉が別の器で貰えるため、サイドメニューにも展開しやすいな、と。
レジのところでそばを受け取り、あいてる席に座ったら、早速かき揚げと温玉をソバに載せていただきます。って、会計した時は温玉の半分を後述するサイドメニューに載せようと思っていたのに、勢い余って丸々1つ載せてしまったのは失敗しましたが。
で、気を取り直してツユからいけば、出汁感が適度にある、濃口は効いているけど塩気はちょうどいい味わいが、何とも。甘みが必要以上に効かされていないところも、個人的好みに合っています。
またソバは、茹でたてを一度締めて温めたもので、かけにすると正直ちょっと勿体ない感もあるのですが、シャッキリとした歯応えもそれなりに残っていて、香りも良いですね。
そして野菜かき揚げは、タマネギがメイン。衣はサクッと、タネはしっかり火が通った絶妙な揚げ具合。これをツユに浸しつつしただけば、かき揚げはもちろん、油でコッテリ感が加わるツユも至福の味わい。もちろん温玉もバッチリ合います。
こちらは、一緒にいただいた品。って明らかに食べ過ぎですが、このとは自分の欲望を抑えることが出来なかったもので……。
で、こ飯の上には、衣サックリクリスピー、中のお肉はプリプリジューシーで、味加減もバッチリなからあげが2個。これだけで満足なのですが、多めに添えられた晒しネギ、そしてマヨネーズがちょうどいい味変になって、また。
というわけで、どれも美味しくいただいて満足なのですが、やっぱり食後はお腹がキツキツになってしまったという。(でも、それが幸せってヤツですね。)
ごちそうさまでした。
令和5年2月訪問
ラーメンとあらば、わりと見境なく食べている私ですが、時折、ジャンクじゃないラーメンが無性に食べたくなる時があります。で、このことを家人に言うと、「ジャンクじゃないラーメンってあるの?」と返されたのですが、言い換えれば「上品な」ラーメン、とでも申しましょうか。
スープは淡麗系、というよりも、素材がガツンと主張するのではなく、じんわりと風味や旨味が感じられ、油はどちらかというと少なめ。麺や具はそんなスープに合わせて、という感じで。
で、この日も朝からそんな感じだったので、頭の中に幾つか浮かんだそういうラーメンを出してくれるお店の中から、場所や時間等も勘案して今回お伺いすることにしたのが、那須塩原市にあるこちらのお店。ちょっと早めにお店に着いたため、開店まで暫く待つことになったのですが、その間に店内を覗くと、前回お伺いしてから数ヶ月の間に、食券の自動券売機を導入されたんですね。
やがて開店時刻になると、その券売機で家人共々、本日いただく品々の食券を購入して着席。店員さんに食券を渡すと、出てくるのを待つ間に、出汁に使った鶏ガラ?の肉をほぐしたものを出してくれましたが、これに遭遇するとラッキーというか、肉には旨味がまだ十分残っていて、掛かっているタレの塩梅や添えられた刻みネギと相まって立派な一皿だし、待つ時間もあっという間に感じられますね。
【海と鶏の塩らぁめん 880円 + 御養卵の味玉 150円】
【半ライス 150円】
それで今回私がいただくのは、海と鶏の塩らぁめんに、御養卵の味玉、そして半ライスを追加して。
まずはスープからいってみたところ、これが、もう!どのような作り方をされているのかは判りませんが、鶏の出汁と魚介の出汁が喧嘩せず良い感じに合わさって。表面の油は多めに見えますが、コッテリ感というよりも味にふくらみを与える感じだし、そこに加わる塩気も適度。この日まさに食べたかった、じんわりと香りじんわりと旨いスープですね!そこに、薬味的生の白ネギが味を引き締めて、何とも良い感じです。
それに合わせる麺は、中細のストレートタイプ。密度感のある歯応えというか、細めのわりにしっかりした食べごたえが有るというか。また麺自体の香りは抑えめで、スープの風味を堪能でき、ほんと、このスープにはベストマッチです。
それと具ですが、鶏と豚、2種類のチャーシューは、どちらもしっとりとした仕上がり。メンマは繊維質を感じるコリッとした食感がアクセント。追加の味玉は、白身のプリンとした歯応えや柔か過ぎない黄身の固まり加減が絶妙。で、どれも共通するのは具材そのものの存在を適度に主張しつつ、でも目立ち過ぎず、味付けがラーメンの味の邪魔をしないことなんですよね。
あと今回とても感心したのが、アオサとばら海苔的海藻の存在。以前、海と鶏の…をいただいた時は確か載っていませんでしたが、この風味がスープと良く合うのはもちろん、いつの間にかバラけて混ざってしまうことがないというか、味わうには麺と一緒につまもうとするなど積極的に行動する必要があるというか、ようは食べ手の意志でその加減を適度に加減できるのがとても良かったです。
そして最後は、つい飲み干しそうになるところを頑張って残したスープに、半ライスを投入。これ一度やってみたかったんですよね。店主さんによっては嫌がる方もいらっしゃるとは思うのですが。で、やってみたらこれも、また。控えめに言って最高でした。
こちらは、家人がいただいた品。
例によって少々味見させてもらったのですが、この角は取りつつもしっかり感じる醤油感が、こラーメンの個性ですね。それが以前いただいた時よりも強く思えたのは、味のチューニングを変えたためか、それとも体調のせいか、はたまた気のせいか。(多分一番最後の理由だろうなぁ。)
あと、私のいただいた海と鶏の…とは違う、プリっとした弾力のある麺も良いですね。
というわけで、今回もどれもとても美味しくいただいたというか、食べたかった味が食べられて大変滿足いたしました。
ごちそうさまです。
令和5年2月訪問
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