たひお備忘録

趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

福島県いわき市 廻鮮すし 源洋丸 内郷綴町店

 令和5年11月3日の文化の日。家人とこの日から、福島県のいわき市へとキャンプに出掛けたのですが、今回の施設はチェックインが午後からだったため、向かう途中に昼食をと考えていました。ですが、予定していたお店の営業時間が変わっていたりするなど、いくつかの罠にやられ侭ならないまま、いわき市へ。
 そんな時、道沿いにこちらのお店を発見。地元栃木県では見ないお店だったし、折角海沿いに来たんだから魚も食べたかったし、何より、ここまでの道中食べ損なって大変空腹だったので、即座に駐車場へクルマをイン!
 でも、そこでもちょっとした罠があったというか、入口に貼られた手書きの営業時間は午前11時30分からで、この時、時刻は午前11時15分頃。ですが、店内では何組かが食事中で、私達が入口に近づいたのを察知してか店員さんも付近に待機。扉の鍵は掛かっていなかったので入ってみたところ、何事もなく「いらっしゃいませ。何名様ですか。」と。

 席に着いたら、注文用のタッチパネルを色々触って、メニューをチェック。そこで目に付いた品を、2人で適当にいただくことにしました。

【冬の味覚5貫盛り 1,100円】
冬の味覚5貫盛り 1,100円
【どんこ 350円 ※写真撮り忘れ】

 こういうお店に来て個人的に最初にチェックするのは、「今日のおすすめ」の品。うまい具合に、そのものズバリのページがタッチパネルにあったので、そこからいただいたのが、冬の味覚5貫盛りと、どんこ。
 で、5貫盛りは、写真左からどんこ、とらふぐ、寒ブリ、白子、あん肝と、「今日のおすすめ」に載っていた5品が1貫づつ盛り込まれたもの。どんこ(ドンコ、鈍子とも)は、かつてエゾイソアイナメ、現在はチゴダラという標準和名となった(っていうか、別種と考えられていたその2種が同種だと判り、チゴダラに統一された。)魚で、全国で獲れるようですが、珍重されるのは三陸地方を中心に東北から北海道に掛けてだったかと。白身は淡泊ですが、上に載った肝がポイントで、脂が乗り魚魚した濃厚なコクが何とも良いですね。思わず、別に
1皿頼んでしまいました。
 あとは、トラフグは、締めてからまだ間もないのか身質が締まっているというよりも弾力があり淡泊な味わい。寒ブリは、一般的イメージとは違い脂がくどくなく程よい甘みとコッテリ感。白子、あん肝はどちらも濃厚で、プリン体など気にしてはいけません。

【目光唐揚げ 650円】
目光唐揚げ 650円

 福島に来たなら、これ食べないとと思っていた品をサイドメニューに見つけたので、思わず注文。ちなみに、メヒカリ(目光)は人口に膾炙した名前ですが、標準和名はアオメエソ。個人的に、以前、いわき市で食べて以来、好きになった魚です。(でも、わりと全国で食べられているようですね。)
 で、こちらの唐揚げは頭ごと揚がっていますが、骨は柔らかく丸ごと食べることが。ホクホクした身はクセのない旨味があり、味付けも最小限というか、魚本来の味を生かす程度だったのも良かったです。
 でも、これ食べている時、ビールか酒が欲しかったなぁ……。

【活ほっき貝 380円】
活ほっき貝 380円
【1貫 金華さば 140円】
1貫 金華さば 140円

 こちらは、個人的に好きなネタだから頼んだ品。間違いなかったです。
 それでこちらのお店は、多少割高になるものの、1貫づつ頼める品が多いので、あとちょっとだけ食べたいなんて時に良いですね。

【玉子握り 160円、いなり 120円、1貫 サーモン 140円、1貫 ねぎとろ 140円】
玉子握り 160円、いなり 120円、1貫 サーモン 140円、1貫 ねぎとろ 140円

 これらは、同行の家人がいただいた品々。中でもサーモンは、地元栃木の普段お伺いする回転寿司店のと違って、とっても「魚」だとの感想。っていうか、私も感じたのですが、コチのお店の寿司は、どれも「魚」の存在感があるというか、海の生魚を普段から食べ慣れている人の味わい、と表現したい味を感じたんですよね。
 それと、1貫づつ頼めるシステムは、あまり量を食べない家人も有り難がっていました。

【かき揚げうどん 350円】
かき揚げうどん 350円
【きつねうどん 330円】
きつねうどん 330円

 ひととおり食べたいネタを頼みつつ、個人的にはちょっと飲みたかったけどこれからキャンプ場までのドライブや着いた後の設営作業があったので酒の替わりにうどんををば。また家人も温かい汁物が欲しいということで、二人揃って注文することに。
 それで私がいただいたかき揚げうどんですが、ツユは出汁感そこそこで、味付けは万人向けのバランスだけど、嬉しいことにちょいと濃い目。失礼ながら、高級な市販品という感じの味わいで、家人も「高級感がある」と言っていました。
 ウドンは、冷凍でしょうか。変なコシや歯応えが無い自然な食感が良いですね。
 かき揚げはタマネギがメインの既製品だと思いますが、表面は香ばしく。ツユと良く馴染むというよりも、馴染みつつも存在感を主張するという感じでした。

 というわけで、各々の感想や思ったことは文中に書いたけど、相対的にはどれも美味しくいただき、満足いたしました。
 ごちそうさまです。

令和5年11月訪問

栃木県さくら市 お食事処 きぬや

 お酒をしこたま飲んだ翌日、私以外の人達は、何が飲みたくなるんでしょうか。
 私は、水、麦茶、味噌汁(できればシジミ汁)塩っ気の有るトマトジュース、ポカリスエット(若しくは同イオンウォーター)あたりが体調に応じて、という感じですが、それに加えて、何かの出汁(魚介でも動物系でも)と濃口醤油が効いたツユ、要は、ソバやラーメンのツユが無性に欲しい時が。
 この日もそんな感じだったので、この日、心の中で求めていたものと一番マッチ率が高かった気がするこちらのお店までお昼時に。
 生憎テーブル席やカウンターは埋まっていたので、入店したら、(その時あいていた)一番奥の座敷に行く旨とラーメン1つお願いする旨をレジにいたお姉さんに告げてから、お冷やを汲みつつ着席。で、その際、無茶した翌日特有の妙な空腹状態だったので、つい大盛りでと言い添えてしまいました。(そういえば、こちらのお店では最近ラーメン大盛ばっかり食べている気が……。)
 入店時に注文を済ませていたので、この後、店員さんがおしぼりだけ持ってきてくれ、更にそのあと程なくして、いつも厨房で料理を作っているお兄さん自ら、席まで持ってきてくれました。

【ラーメン(大盛) 750円】
ラーメン(大盛) 750円

 早速、欲しかったスープから行ってみれば、動物というか、豚骨っぽい香りがちゃんとして、旨味もしっかり。表面の油からのコッテリ感はそれなりで、そこに濃口醤油が合わさり、更に薬味のネギの風味やちょっとした刺激が加われば、これが、もう!
 またそのスープと良く合う細めの縮れ麺は、大盛りにするとたっぷり2玉分入っているのでしょうか?最初はわりと歯応えを感じるものの、程なくして馴染む感じが、個人的には嫌いじゃ無いです。
 そして具は、柔らかいチャーシュー、メンマ、ナルト、海苔にホウレン草と、トラディショナルな構成というのも。
 で、お目当てのスープ、そして麺もたっぷりあるので、途中からコショウ、更にお酢と味変も十二分に楽しめます。

 というわけで、食べ終わった頃には多少の汗もかき、それによってか身体も多少スッキリ。あと、こういう時って、食べ終わった後に飲む水も、更に美味しく感じるんですよね。
 ごちそうさまでした。

令和5年10月訪問

栃木県大田原市 手打ち 小峰屋

 令和5年の10月も終わりに近い土曜日のこの日。家人から、「小峰屋さんの醤油ラーメンが食べたい」というリクエストが。
 私も、アッサリしたラーメンが食べたい気分だったというか、このところ、ラーメンは食べたいけど真っ白に濁っていたりドロドロしたものは身体が欲しなくなっている(これが老化というヤツか!)という状態だったため、一も二も無く乗っかることに。
 それで狙っていた開店時刻を多少過ぎての到着となりましたが、入口奥の券売機で食券を買い、更に奥に進んだところ、テーブル席は(座敷席を除いて)既に満席。もっとも、家人と二人の場合、カウンター席に座ってしまうので問題は無いのですが。

【醤油ワンタン麺(大盛) 1,050円】
醤油ワンタン麺(大盛) 1,050円

 で、今回私がいただいたのは、醤油ワンタン麺を、何故かつい大盛で。
 まずはスープからいってみれば、優しい鶏など動物系メインの旨味に、醤油ダレが優しく効いて。ちょっと前にお伺いした時は、鶏の旨味をギュっと出したようなスープだと感じましたが、前回そして今回と、(たまたまかもしれませんが)もっと前の鶏の旨味は十分に出しつつもジェントルな方向性に戻ったような気がします。どちらも捨てがたいですが、現在の個人的な嗜好だと、今回のようなジェントルな方向の方が惹かれますね。ただ、せっかくジェントルな味わいを、卓上のタレを追加してちょっとだけ修正させて貰うのですが。(しょっぱい
物好きなもので……。)
 また青竹打ちを謳う麺は、口当たりはピロっとソフトなれど、その実わりとコシのある食感が、もう!毎回書いていますが、ほんと、私の好みに合うというか。あと、こちらのお店は並盛りでも麺量がわりとあるように感じますが、今回は大盛りにしたため、もうたっぷり、という感じで。
 そしてワンタンは、ツルピロっとした皮に、小ぶりだけど存在感のあるの餡が、これまた。一般的な白河系よりも若干厚めですが、その分、皮自体の食べ応えもあるのが良いですね。
 あとチャーシューは、炙りの入ったプリッと食感のバラ肉と、スモーキーな香りがたまらないミシっと食感のモモ肉というコンビネーション。それとメンマが穂先メンマに変わっていたのは嬉しいサプライズで、更に、青菜では無くワカメが。個人的には好きなので歓迎ですが、風味が青菜よりも強いので好みが分かれるかもしれません。(ちなみに家人は苦手なので、その分を私が貰うのですが。)あと、海苔とナルトは、有るとやっぱり嬉しいです。

【醤油ラーメン 780円】
醤油ラーメン 780円

 こちらは、家人がいたいた品。
 先述のワカメ以外、「美味しい」と言いつついただいておりました。

 というわけで、今回も美味しくいただき、大変満足いたしました。
 ごちそうさまです。

令和5年10月訪問

栃木県宇都宮市 地鶏けい骨 阿波家 越戸店

 金曜日のこの日は、午後イチからの所用のため、同行者(家人じゃないです)と共に宇都宮の市内まで。
 当然、その途中でランチとなる訳ですが、今回は私がお店を探せ(って、実際はこんなに偉そうに言われたわけではないですが。)とのことだったので、このところ宇都宮に用足しに来るとお伺いしているこちらのお店まで。
 だって金曜日は、曜日限定の或る品が食べられるんですもの!

【地鶏けい骨ラーメン 1,000円】
地鶏けい骨ラーメン 1,000円
【(写真は無いけど)半ライス 160円】

 それがこの、地鶏けい骨ラーメン。こちらのお店の、以前よりある看板メニューで、じつは12年前にも一度いただいたことが。で、その時は数量限定での提供だったのですが、今は金・土・日の曜日限定で提供されているようで、最近またこちらのお店にお伺いするようになった際、そのうちどれかに来れればと思っていたところでした。(ちなみに、土曜だか日曜日に来て、店外待ちが凄そうだったので諦めたこともありました。)

 で、まずはスープからいってみたところ、ベースのスープに3倍の鶏ガラを追加して仕上げたというスペシャルなそれは、見た目にやや濁りがあり、口当たりに若干のトロミ感はあるものの、いわゆる近年流行りの鶏白湯系やペースト的濃厚系とは違う、しかしながら地鶏の風味や旨みが濃厚に感じられる味わいというか。しかも、あと口など全体的にはサラっとしつつも、地鶏が持つ良いところだけブーストされた感。また塩気も丁度良く、薬味の白ネギやカイワレ菜が、味を引き締めています。
 そして麺は、お店標準の細ストレートタイプ。食べ始めは、加水率低め的ハギっとした歯応えが余すが、そのうちにスープと馴染んでくるというか。このスペシャルなスープにも合いますね。
 それと具は、レアっぽい鶏のタタキか3枚と、地鶏らしいやや歯応えのある肉片が少々。メンマは、柔らかくもシャクっとした食感で良い塩梅の穂先メンマ。半個入る味玉は、相変わらずのハイクオリティというか、ゼリー状の黄身や味加減が堪りませんね。
 それでいただいている途中、思わず半ライス追加注文。だってこんなスペシャルなスープ、ただ飲み干すのは勿体ないもの!なので麺を食べ終わった後、丼に投入してレンゲでズルズルいけば、これまた極上の鶏スープ茶漬けになるというか。

 というわけで、大変美味しくいただき、満足いたしました。やっぱり看板メニューは、流石でしたねぇ。
 ごちそうさまです。

令和5年10月訪問

栃木県さくら市 金泉楼

 この日は、年かさのある人に連れられて、さくら市のこちらのお店まで。狙ったわけではないのですが、2日連続で、さくら市の旧喜連川町エリアでのランチとなりました。

 で、こちらのお店は、これまで(このブログを始める前からも)何度かお伺いしていて、中でもニラ辛ラーメン(参考までに、前回いただいたときの記事。)は、唯一無二の味わいというか、個人的にこのお店で一番好きなメニューだったものの、この日の同行者は五目ラーメンが食べたいとのことだったので、今回はそれに合わせることに。こちらのお店は、お一人で厨房を担当されているので、別メニューを頼むとそれだけ時間が掛かってしまうというのもあったのですが、五目ラーメン自体、かつてはよく食べた品だったりするんですよね。もっとも、このブログをみたら、前回食べたのが平成21年(2009年)年と、14年も前のことだったのですが。

【五目ラーメン 800円】
五目ラーメン 800円

 それでものすごく久々の五目ラーメン。ちなみに、お店によって違いが大きい「五目ラーメン」ですが、こちらのお店のは、醤油味のラーメンの上に、具沢山でとろみの付いた餡を掛けたタイプです。
 で、まずはスープから行ってみたところ、味がとても穏やか。ベースは中華料理店ならではの清湯だと思いますが、あっさりしつつも旨味はしっかり。味付けは、大昔にいただいた時より、醤油っ気が減った様な気もしたのですが、何せ前回が14年も前なので、記憶違いかもしれません。(でも、同行者も同じようなことを言っていました。)またその所為かわかりませが、餡掛けがより甘く感じたというか、もちろん、ハッキリわかる甘みが付けられているのではなく、素材から出た様々な旨みや、優しい味わいがそう感じさせるのですが。
 また、ゆるいウェーブがかった細めの麺はツルツルの啜り心地で、たおやかな食感。餡と絡むとより一層良い感じになるというか、餡掛けタイプのラーメンならではのスペシャル感ですね。
 そして餡掛けの具材は、豚肉、イカ、ウズラの卵、キクラゲ、タケノコ、ニンジン、青菜、白菜といったところ。当然、どれも適度に食感が残された、良い感じの火の通し加減です。

 というわけで、14年ぶりにいただいた五目ラーメンだったのですが、以前の記憶とは多少齟齬があったものの、美味しくいただきました。ほんと、しみじみ旨いというか、毎日でも食べたいホっとする味わいでしたね。
 ごちそうさまです。

令和5年10月訪問

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栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラフィフのオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、モータースポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

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