たひお備忘録

趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

栃木県大田原市 手打ち 小峰屋

 令和5年の大晦日。バイクの乗り納めを兼ね、今年最後の一杯を求めて走ること少し。っていうか、個人的に食べ納めに相応しいものの大晦日の営業時間が事前に判らなかったいくつかの候補の中から最初にお伺いしたのがこちらのお店だったのですが、まさか最初の1軒目で営業しているお店に当たるとは。
 それで今年の最後ということで、入店後、今回は一番お高い醤油チャーシューワンタンの食券を購入。空いていたカウンター席に座り、提出から程なくして登場しました。

【醤油チャーシュワンタン 1,250円】
醤油チャーシュワンタン 1,250円

 で、まずはスープからいってみれば、こちらのラーメンの半分は優しさで出来ているのではないかという程の、当たりの柔らかい味わい。タレの濃さは最小限で、鶏など動物系メインの旨味が、クリアーながらもしっかりと効いているというか。ちなみに、ラーメンのタレは卓上に置いてあり自由に追加できますが、個人的には少し追加。それによって、味の輪郭がよりハッキリとわかりやすくなります。
 また、青竹打ちを謳う麺は、ツルピロっとした口当たりと、ソフトめの食感ながらしつかりコシも感じられ、これが、もう!片面好きの方には物足りないかもしれませんが、個人的にはこういうソフトな中にも口当たりやコシである麺の方が好きだったりします。
 そしてワンタンは、麺とは似てるけど違う口当たりツルピロ感の有る皮に、小ぶりですが存在感のある餡が、また。
 それとたっぷり載るチャーシューは、バラ、モモ、カブリの3種類。バラは、炙りの入ったプリッとしてるけど柔らかさもある食感で、脂のせいあって結構コッテリした後味。モモは、スモーキーな香りがたまらないミシっとしたてるけど柔らかさもある食感。カブリは、モモと似てるけど、肉自体の味わいが(気のせいかもしれませんが)ちょっとだけ違うような。
 あと、メンマやワカメ、ナルト、海苔といった脇役達も、ちゃんと効いています。

 というわけで、令和5年最後の一杯。美味しくいただき、満足いたしました。
 ごちそうさまです。

令和5年12月訪問

栃木県矢板市 手打ち蕎麦 みつわ

 ここ数年、12月30日は、お店でそばの食べ納めということで、夫婦揃ってファンである矢板市の某店にお伺いしていましたが、今年は訳あって一人ということもあり、個人的に今年訪れた蕎麦屋さんの中では一番インプレッシブだったこちらのお店まで。
 ちなみにこれまでお伺いしていた某店も同じ矢板市内にありますが、両者の距離は1キロ弱で歩いても10分少々。栃木の田舎町でも、私が若い頃までは、街なかに蕎麦屋さんが何軒もあったものの、今や、田舎ではこういうお店が減り続けている昨今(ちなみに私の故郷の旧某町やその隣の某町なんて、街なかの蕎麦屋さんやそばを出していた食堂が理由は違えどほとんど廃業してしまい、今や逆に、古い街なかから外れた国道沿いにロードサイド店や商業施設のテナントとして蕎麦屋さんが出店するという。)、実は矢板市って、何気に街なかの、昔ながらの蕎麦屋さんが沢山残っているような気がします。(それでも昔より減っているのかもしれませんが。)

【天もりそば(大盛) 1,250円】
天もりそば(大盛) 1,250円

 それで今回いただいたのが、こちらのお店では確か初めてとなる、天もりそばを大盛りで。厨房から「上がったよ~」の声が聞こえるとすぐに登場しました。
 で、まずはそば猪口、ではなく器にツユを満たし、ワサビをそばの上にちょいと載せ、ツユに少し浸けてズゾゾゾっと啜り込めば、これが、もう。
 細めのソバは、このところ短期間で何度かいただきましたが、瑞々しいけど水っぽくなく、何よりもシャッキリした食感がやっぱり良いですね。
 また今日のツユは出汁感がビンビン。全体的に濃い目で、若干ですが甘みの効いた味のバランスも好み。
 天ぷらは、海老天が2本に、大葉とピーマンといった構成。もちろんどれも揚げたてで衣はサっクサク。タネの火の通り加減もバッチリです。っていうか、こちらのお店の天ぷらは、以前かき揚げもいただいていますが、どれも揚げ方が田舎くさくないというか、とっても上手なんですよね。

 というわけで、今回も美味しくいただき、満足でございます。
 ごちそうさまでした。

令和5年12月訪問

栃木県宇都宮市 シン・ノジジ

 私が勤めるのは、幸いにして年末年始の休みがあるところなのですが、その休みに入ったこの日。家のことでわちゃわちゃした合間を縫って国道4号を南下。というのもお店のX(旧Twitter)で見たお昼の限定メニューが、個人的にかなり食べてみたい品だったんですよね。
 年末の色々駄目な道路状況もあって、お店に着いたのは開店時刻から少々経ってから。入店待ちの行列は店内で収まってたので、とりあえず自動扉を開けて入店し、券売機で「お昼の計画的中華そば」の食券を購入。
 しかし!横の限定メニューが書いてあるホワイトボードを見たところ、お目当ての品が書かれていてない!
 「え?どういうこと?」と、スマートフォンで慌ててXを確認したところ、昨日の限定メニューを今日のものだと勘違いしていたという……。(ああなんて間抜けなんだ。)

【豚骨鶏醤油中華そば(お昼の計画的中華そば) 900円 + 煮玉子OPTION 100円】
 豚骨鶏醤油中華そば(お昼の計画的中華そば) 900円 + 煮玉子OPTION 100円

 そんなわけで今回いただくことになったのは、個人的に初めてとなる、豚骨鶏醤油中華そば。見た目的には、きれいに乳化した白湯系のスープに、こちらのお店ではお馴染みの大判レアチャーシューのほか、これまたお馴染みのタマネギ、青ネギの薬味、海苔。追加の煮玉子OPTIONに加え、写真向かって左側に載っているのは揚げネギ様な(エシャロットの可能性も?)香り。右側のオレンジ系の色をしたフレーク様のものは見た目と香りでは不明といった感じです。
 で、まずは、薬味類の影響のなさそうな箇所からレンゲでスープ取って啜ってみれば、動物系の素材が合わさったと思われる出汁は、味からもきれいな乳化具合がわかりますね。そして味付けはビシッと濃い目というのが、個人的には嬉しいところ。それとこのスープにもタマネギ等の葱類が合うというか、タマネギ増しでも良かったかもしれません。次に、左側の揚げネギ様のものを馴染ませると、その香ばしさがピッタリフィット。更に、右側のフレーク様のものを馴染ませると、味や風味にちょっと爽やかというか軽快さ且つ複雑さが加わるものの、その正体は不明。でも、混ぜた方が美味しくなるのは間違いないという。
 また麺は、こちらのお店でのスタンダードである、細めのストレートタイプ。加水率は低めに感じますが、噛む時のシコシコ感もそれなりにありますね。
 それと具は、チャーシューのしっとり感が素晴らしく、海苔も良く合います。加えて煮玉子OPTIONは、トロッとした黄身がたまりません。

【ボニバタご飯 200円】
ボニバタご飯 200円

 こちらは、一緒にいただいた品。頼むのはだいぶ久しぶりですね。
 これは登場したらご飯が熱いうちに、上に載ったハート型のおかかバター、青ネギ、チャーシュー?のフレークを混ぜ、しかる後にいただけば、これが、また。ご飯と具、バターが三位一体となって、何とも良い感じの味わいです。

 というわけで、もともとお目当ての品とは違うものだったのですが、今回も美味しくいただきました。
 ごちそうさまです。

令和5年12月訪問

栃木県矢板市 横濱家系ラーメン 幸喜家

 昨年(令和4年)、矢板市の国道4号下り線側のだいぶ北寄りにオープンした、家系ラーメンのお店が、こちら。
 それ以来、いつか行こうと思ってはいたものの、店外に入店待ちが出来ていたり、駐車場がいっぱいだったりして諦めること数度。ですが(令和5年)12月下旬の土曜日のこの日。午前11時半頃、お腹を空かせてお店の前を通りかかった際、駐車場に数台分の空きがあり、お店の入口付近にも人影が居ないことを発見。ようやくお伺いできると思い、駐車場にクルマを入れました。

 入店すると食券の券売機が置いてあり、まず最初は、家系ラーメンとしては無難に、普通のラーメンとライスあたりにしようとボタンに書かれたメニューを見たところ、その構成など、どこかで見覚えがあるような。
 そしてカウンター席に座るとその既視感は確信に変わったというか、こちらのお店は、以前、さくら市氏家の「元喜家」で長年店長をされた方が独立して出されたお店だったんですね。目の前に貼ってあった「元喜家」と似た注意書き(いや、親切書きかも)のところに、こちらの店長さんのプロフィールも書いてあったので判ったのですが、その時点で味に間違いが無いことを確信しました。

【並ラーメン 820円 + 味付玉子 100円】
並ラーメン 820円 + 味付玉子 100円
【ライス 130円】
ライス 130円

 その後安心して待つこと少しで、ライス、そして今回注文したラーメンが登場。
 まずは、レンゲを使わずに丼から直接スープを啜れば、うん、この味!コクがあるけどキレもある豚骨のベースに、上質なコッテリ感とまろやかさを加える鶏油、更に醤油ベースの味付けがビシっと決まっていて、これが、もう。ちなみに味の濃さは「普通」でも、個人的には十分な濃さで、油の量「普通」でも物足りなさは皆無です。
 そして麺は、家系ならではのやや平べったい中太麺。麺の固さは「普通」でお願いしましたがツルッとした表面のテクスチャ、もっちりとした弾力のある歯応え、更には麺自体の味も良いですね。
 また具は、チャーシューやホウレン草、海苔といった家系の王道が並びますが、ペロンと柔らかいチャーシューなど、「元喜家」さんを思わせるところも。それは、やや甘みを感じる味付けやゼリー状の黄身の味付玉子にしても同様ですが、これはこれで一杯のラーメンとして完成しているから、むしろ大きく方向性変えない方が、まとまっているかもしれません。
 で、そんなラーメンをいただきつつ、豆板醤少々を混ぜたライスをかっ込めば、これが、また。海苔、チャーシュー、そして味玉も、この時、じつに役に立つんですよね。

 というわけで、美味しくいただいて満足だったのですが、券売機のボタンをよく見ると、「元喜家」さんにはなかった、店主さんオリジナルもいくつか。これは是非またお伺いして、それらもいってみたくなりました。
 ごちそうさまです。

令和5年12月訪問

栃木県那須塩原市 手打ちうどん 美月

 (この記事の公開は6年3月ですが、)令和5年も最終盤を迎え、年の最後にもう一度いただいておきたいお店ということで、今回はこちらまで。
 土曜日の開店(午前11時30分)直後だったのですが、この時既に店舗前の駐車場は空きが2台分と、結構ギリギリだったような。で、今回は1人だったので、入店したらカウンター席にご案内。いただく品は、お店に来る道中で決めていたいたので、早速それをお願いするのですが、つい「うどん大盛りで」と注文してしまいました。

【けんちんうどんとミニとろろめしのセット(うどん大盛り) 1,200円】
けんちんうどんとミニとろろめしのセット(うどん大盛り) 1,200円

 その品が、いつもランチの際には黒板メニューとなっている、けんちんうどんとミニとろろめしのセット。どの品をいただいても外さないこちらのお店ですが、やっぱり冬場、一度は食べたくなるのが、けんちんうどんなんですよね。
 早速ウドンを呑水に取り、ふーふーしてからいただけば、これが、もう!こちらのウドンは、冷たいとモッチリとした密度感のある歯応えという印象ですが、煮込まれて熱くなったそれは、もちっとした歯応えは残しつつも口当たりがフワっと柔らかくなり、個人的にはそれが堪らないというか。更に、けんちん汁の味も適度に染み込んでいるのも良いんです。
 またけんちん汁は、具材を炒めた時?に使うゴマ油が程よく香り、そこに白味噌のまろっとした、ですがしっかり目の味付けがとても口に合いますね。更に、豆腐や根菜類、コンニャクといった具の煮込まれた感じも良い感じ。ちなみに、けんちん汁と言いつつ具に肉を入れるお店もありますが、こちらのはちゃんと精進料理的具材(肉っ気のない)のも。ですが、物足りなさは皆無です。
 あと、セットのミニとろろ飯も、一口目から美味いしっかり目の味付けが好きですし、添えられた自家製のお新香も良いですね。

 というわけで、今回も、どれも美味しくいただいて、大変満足いたしました。
 ごちそうさまです。

令和5年12月訪問

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栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラフィフのオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、モータースポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

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