趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
6月下旬の週末。東京、埼玉、群馬とまわって主に東武鉄道を乗り鉄してきた時のこと。
東武鉄道はざっくり分けて、浅草駅をターミナルとする伊勢崎線系統と、池袋駅をターミナルとする東上線系統とに分かれますが、その2つと、羽生駅、そして寄居駅で接続しているのが、秩父鉄道という私鉄。それで今回、東上線で寄居駅まで北上したあと、伊勢崎線に乗るためには熊谷・羽生方面の列車に乗るべきなのですが、以前、とあるお店の存在を知ったので、お伺いすべく寄居駅から反対方向の影森・三峰口方面の列車に乗って、長瀞(ながとろ)駅まで。
秩父鉄道は、かなりローカルなところを走る私鉄にも関わらず、元々、寄居駅に立ち食いの駅そば店があったらしく、それが2015年に長瀞駅に移転。そして2020年にリニューアルされたとうことで、今回の旅の途中、時間を作ってお伺いしてみようかと。
長瀞駅に列車が到着すると、線路を挟んだ反対側のホームに隣接してそのお店はあり、店内から列車の到着を眺めている人も。
お店に入るには、一度、長瀞駅の駅舎を出て左手(駅舎に向かって右手)に向かいますが、リニューアルのせいか、お店の内外は洒落たカフェのようですね。
そば類を含む食べ物類は、入り口左手奥に券売機の券売機で食券を買うスタイルで、券売機の上には写真入りのPOPが多数掲げられているのが親切。ですが、逆にどれをいただこうか、その写真を見て悩むこと悩むこと。
それで悩んだ末に、暑かったその日の気温などを考慮していただくことに決めたのが、POPに「名物!」と書かれた、舟ざる特製肉そば。器が船になっているのは、長瀞ライン下りをオマージュしたんですかね。(ちなみに、これまたPOPに「名物!」と書かれた暖かい特製肉そばは、通常の丼に入っているようでしたが。)
食券を渡したあと、駅構内に正対したカウンター席に座って待つこと少しで完成したので、席に持ち帰っていただきます。
で、まずは、蕎麦殻まで挽き込んだのでしょうか?表面に黒いつ粒々の見えるソバをそのまま数本つまんでいただけば、口当たりや噛み応えなど食感はわりとソフトめ。蕎麦の香りは感じられますが、「ざる」らしく、刻み海苔の香りもかなり主張します。
そして次に、ツユの味見をしようと器に口を付けたところ、これが熱々!思わずびっくりして少々こぼしてしまったのですが、気を取り直して今度は蕎麦を浸けていってみると、かけツユよりはちょっと濃いめの塩梅でしょうか?。味自体は万人ですが、入っている豚肉が生姜焼きサイズの大判です。
と言うわけで、美味しくいいただいたのですが、時間もあまりなかったので、ゆっくりと味わうことができず残念。秩父名物の味噌ポテトや、季節限定のところてん、更には地ビールなども売っていたので、時間があれば、ほんとゆっくりしたかったなぁ、と。
ごちそうさまでした。
令和5年6月訪問
前の記事でも少し触れましたが、6月半ばの週末に、宮城県柴田郡村田町にあるスポーツランドSUGOでレース観戦した帰り道。ちょっと早めに夕食を済ませてしまおうと立ち寄ったのが、上り線の国見サービスエリア。
ここも、昨日行きに立ち寄った下り線同様、最近リニューアルされたらしく、以前お伺いした時とは全く違うとてもモダンなイマドキのサービスエリアになっていて、供食エリアはフードコート方式。もっとも、こちらは下り線のように、提供品目ごと複数の屋号が入る形式では無く、フードコート全体が「Kunimi Kitchen(クニミ・キッチン)」という屋号になっていましたが。
それで、この日は暑い中でレース観戦をしてきたので、個人的には冷たい麺類が食べたいなと思っていたところ、入り口のところに置かれたPOPにて、ピッタリの品を発見したので、いただくことに。
ちなみに、注文は食券制というか、券売機で食券を買うと厨房には自動的に注文が入るシステム。ただし、出来た時の呼び出しは食券番号をアナウンスされるのみ(ディスプレイによる番号表示は無し)なので、聞き逃さないよう、スピーカーからの声がよく聞こえる席に座って待機していたところ、暫く待ってから、定食コーナーへとアナウンスがありました。
それがこの、牛たん入り盛岡冷麺。手渡された時、添えられた小玉スイカの大きさに少々驚きつつ、席に持ち帰っていただきますが、そのスイカ以外にもカラフルな盛り付けというか、麺の上にはスライスした玉ネギとパプリカ、そして糸唐辛子があしらわれ、麺の周りには、焼きたての牛タンの他、茹で卵、アスパラガス、キュウリ、トマト、更には茹で海老まで。またキムチは別皿で、レモンも添えられていますが、お酢はフードコート内の共用調味料スペースに置いてありました。
で、早速スープからいってみたところ、かなりの味の濃さ。量からして少なめだとは思ったのですが、その量に相応しいスープと言うよりもタレといった塩梅です。また味的には、旨味の元は不明ながら物足りなさは無く、逆に水キムチ的発酵風味はスープ自体からは感じられない、食べやすい仕上がりになっているかと。
また麺は、盛岡冷麺っぽい太めで、デンプンを添加したようなふわっとしつつも強いコシのある食感のもの。
それと具は、焼きたての筈の牛タンが急速に冷めてしまい、味は良いものの食感が固くなってちょっと勿体ない感が。盛岡では、軟らかく煮た牛肉を具とすることがままあるので、個人的には正直、そちらの方が嬉しいかも。
途中から、キムチ、レモン、そしてお酢を入れて味変し、最後は良い味のスープが勿体なかったので、お冷やで薄めて飲んでしまいました。(この日は炎天下でたくさん汗かいたから、多少はね。)
こちらは、同行の家人がいただいた品。厨房で注文が重なったのか、食券番号の呼び出しまで結構掛かったような。
で、こういうところでは無難なチョイスですが、一口貰ったところ、味もきわめて無難でした。
というわけで、食べ物自体はどれも美味しくいただいたのですが、個人的な好みからすると、イマドキのサービスエリアには、もっとエモさが欲しいというか……。どこも小綺麗で、食べ物含め扱っている品物も小洒落てはいるのですが、引っ掛かるものが少なく感じるのは、私が昭和的カオスが好きな、年寄りだからかなぁ、なんて。まぁ、贅沢というか、ワガママ言っている自覚はあるんですがね。
ごちそうさまでした。
令和5年6月訪問
(令和5年)の6月半ばの週末。2020年10月以来久しぶりに、宮城県柴田郡村田町にあるスポーツランドSUGOまでレース観戦に向かうことになったのですが、その途中、私の朝食をいただくために立ち寄ったのが、東北自動車道の国見サービスエリア。
どうでも良い話ですが、今を去ること30ン年前。初めてスポーツランドSUGOに来た時に立ち寄って朝食をいただいたのもこのサービスエリアで、前日に色々あって体調が最悪なのに胃が空っぽという状況のなか、何か消化の良いものをと思い店頭の食品サンプルの中から見つけて決めた「すっぽん雑炊」を頼んだら同行者に笑われたっけ。で、その時とは建物が全く違うというか、最近リニューアルされたのか、見た目からしてイマドキのサービスエリアになっているようです。
クルマを降り建物に入っても、内部はやはりイマドキのサービスエリアで、昔のようなレストランは無く、替わりに色んなお店の入った(ただし、訪れた時には時間の関係で、4店舗中2店舗のみ営業中。)フードコートが。注文は券売機で食券を買う方式ですが、メニューのボタンを見ても、当然の如くすっぽん雑炊はなかったので、こういう時に一番食べる確率が高い、天玉そば(こちらでは、かき揚げ天そば+温泉玉子)にしようかと。品名が「福島かき揚げ天そば」ってなっていましたが、地元食材を使用しているんですかね。ちなみにお値段は、イマドキの価格に。(こればっかりは仕方が無いですね。)
食券提出から少し待って、引き換えで渡されたベルが鳴ってバイブレーターが振動しました。
席に持ち帰り、まずはツユからいってみたところ、出汁感はそこそこなれど、一時のというかちょっと前に多くあったSA・PAのそば・うどん(ちなみに、その頃に上り線の国見SAでいただいた時の記事。)のような塩気的もの足りなさは無く、ちゃんとソバや具のかき揚げを食べられる濃さ。東日本なので基本的に濃口醤油が前面に出ていますが、甘みと塩気のバランスは万人向けで、尖ったところが全くないチューニングです。
またソバは、茹で時間から冷凍だとは思うのですが、これまた一時のというかちょっと前に多くあった、口当たりや歯応えが妙に強化されたようなものではなく、香りもそこそこ有って食感も自然なもの。
そしてかき揚げは、市販品(ここで注文ごとに揚げていないという意)だと思うのですが、タネは一般的な玉ねぎメインで、これもまた一時のというかちょっと前に多くあった、ぼそぼそしていたり、ガリガリと妙にハードな揚げ具合のものではなく、最初は若干の固さはありつつもも、ツユとの馴染みも悪くなく。
それと、大根おろしが少量載せられているのが効いているというか、その風味が合っていますし、幾分のサッパリ感が嬉しいです。
というわけで、全体的な味の方もイマドキでそつが無く、美味しくいただいたのですが、多少バランスが崩れたとしても、エッジというか、もうちょっとばかりの個性も欲しいというのは、ワガママですかね。
ごちそうさまでした。
令和5年6月訪問
ここ暫く前から、こちらのお店には、平日のお昼、時間が限られた中でお伺いするという状況が続いていた所為で、つけめんではなく(つけ麺と比較して提供が早く、スープ割りも必要ないため食べる時間も短くて済む))ラーメンをいただくことが習慣化していたのですが、前回(令和5年)4月にお伺いした際、その時は時間に余裕があって、つけ麺をいただくことが十分に可能だったにもかかわらず、ついクセでラーメンを頼んでしまった(けど、それはそれで満足させていただいた)ということが。
ですが、前回訪問時から案外早く、(令和5年)6月半ばのこの日、再訪のつけ麺チャンスが訪れたというか。ならばいただくは、個人的に大好きな背脂煮干しつけ麺というわけで、今度は間違えないよう食券購入。当然、このところラーメンでもセットで頼んでいる温野菜と味玉の食券も一緒に購入しました。
【背脂煮干つけめん(大盛) 880円 + 温野菜 70円 + 味玉 120円】
登場したら早速、麺を数本つけ汁に浸け、豪快に啜り込めば、これが、もう!
まず、こちらのお店の背脂煮干し専用となる幅広麺が、ツルピロっとしているけどプリンとした歯応え、そしてコシもある個人的に大好きな食感で、ラーメンで味わっても良い感じですが、茹でてから一度締められるつけ麺はその食感が更に際立ちます。勿論、麺自体の味も良いですね。
そこに絡むのは、背脂+煮干しにビシっと醤油が効いたつけ汁で、つけ麺だとしてもちょっと濃いめに感じる味付けが、逆にこの麺にはピッタリ。生玉ねぎの薬味も相性最高です。
そして具は、つけ汁の中に角切りのチャーシューが入っているほか、麺の上にはメンマと、薬味の柚胡椒の載ったナルト。あと追加した温野菜は麺の上に、味玉はつけ汁にと、それぞれの温度を考慮した配置に。で、温野菜はサッパリ感が絶妙な箸休めになりますし、黄身がトロッとした味玉の出来は申し分ありません。
更に途中から、卓上の七味をつけ汁に入れたり、添えられた柚胡椒わ麺に付けたり卓上のお酢を麺に掛けたりの味変してもヨシ。
最後は、割りスープを貰って、残った付け汁をして〆。
というわけで、久しぶりの背脂煮干しつけ麺を大変美味しくいただき、満足させていただきました。今度お伺いする時は、時間に余裕が有るか無いかどんな状況かはわかりませんが、出来ればこのつけ麺をまたいただきたいなぁ、と。(もっとも、こちらのお店は、ラーメンにしても混ぜそばにしても、どれいただいても外さないなですがね。)
ごちそうさまです。
令和5年6月訪問
お昼時にお店の前を通っても、駐車場が一杯で諦めることが多いこちらのお店ですが、この日は珍しく空いていたので、そのままクルマをイン!
入店して、空いていたカウンター席へと座り、早速注文。お品書きは、相変わらず店舗入り口上部にのみ掲げられているので、身体をぐいっと捻って確認し、その中から今回はワンタンメンをいただくことにしました。
それでそのワンタンメン。これまではわりとスルーしていましたが、こちらのお店って、丼のサイズ大きくないっすか?というのも、たまたま今回、最初はレンゲを使わず、丼を直接持って味わってみたところ、ずっしりとした重量感があったもので。
で、その丼から直接飲んだスープは、鶏の出汁をオーバーライドするかのように濃口醤油がバキっと効いたタイプ。でも旨味もしっかりとあって、そうそう、「白河」のラーメンって、元々こんな感じでしたよね。
また手打ちの麺は、今日に限って言えば、コシも十分ありますが、どちらかというと啜る時の唇に当たる間隔が楽しいピロっと感が強めの食感。
またワンタンは、これまた「白河」っぽい、皮が極薄で餡が極小のもの。チュルっとした口当たりが良く、当然、麺と一緒に啜って口の中での食感の違いも堪能。
他にも、ミシっとした肉の噛み応えが楽しめるチャーシューが小ぶりながら3舞も入っているのが嬉しいです。あと今回ちょっと驚いたのが、ディープダークな色合いの、太めのメンマ。噛み応えは比較的柔らかく、発酵風味が結構しっかり残っている引っかかりのある味が印象に残りました。
というわけで、今回も、栃木県矢板市にあるにもかかわらず、極めて「白河」っぽい一杯を、美味しく堪能しました。
ごちそうさまです。
令和5年6月訪問
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