趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
前の記事のお店のある長野駅から、日本屈指の車窓風景とスイッチバックで知られるJR篠ノ井線を通って、同じ長野県でも文化圏が違うという松本駅へ。そこで、アルピコ交通というローカル私鉄に乗ったあと、次の列車に乗り換える前にお伺いしたのが、今年3月にもお伺いしたこちらのお店。
それで今回は、前回温かいそばをいただいていることと、それよりも夏の盛りでたいへん暑かっこともあって、「冷やし」とろろそばに、こちらのお店の卵は生卵だけということ(券売機にわざわざ注記してくれています)なので、それも追加して。店員のお姉さんが生卵を落としたあと、提供直前にツユを少量足してくれたように見えたのですが、生卵トッピングしたからですかね。
で、添えられたワサビ以外を軽く混ぜてから一口啜ってみれば、これが、もう。
ソバは、正直言うと最初に食べた前回ほどの感動はありませんが、冷凍ながら、香りもしっかりとして、じつに旨いですね。更に今回は「冷やし」なので、温めていない分、歯応えも増してという感じで。
またツユも好バランス。濃口醤油が立ち塩気、そして甘みも多少効かされていて。生卵が入っても、味の濃さが丁度よいというのが、また。(ツユ足してくれたお陰かしらん。)それと具の揚げ玉も効いていて、香ばしさとコクをアップしています。
というわけで、あっという間にいただいてしまったのですが、今回も美味しくて大変満足いたしました。この先しばらく、松本駅に来る機会がなさそうなのが残念なのですが、またいつか松本駅に降り立ったときには、こちらのお店にもお伺いしたいと思います。
ごちそうさまでした。
令和5年8月訪問
今回の旅の3日目。
前の記事でもあげましたが、昨夜は宿のサービスである夜鳴きそば(中華そば)をいただくなど、わりと遅くまで起きていたにもかかわらず、朝4時半に起床して朝5時ちょい過ぎには宿を出て、長野駅から始発電車に乗り込み、JR篠ノ井線としなの鉄道とを経由して上田駅まで行き、そこから別所温泉を結ぶ上田電鉄というローカル私鉄に乗ってから、行きとは逆に長野駅まで戻ってきたのが、まだ朝の時間帯と言って差し支えない、8時半過ぎ。
ここで少し時間に余裕を持たせていたので、土産物を買ったあと、朝食と相成ったのですが、昨日一昨日とあれだけ食べてもまだ駅そばの類いがいただきたかったので、JR駅の6・7番線ホームにあるこちらのお店まで。ここは、今年の1月にもお伺いしましたが、今時珍しい、プラットホームに残った立ち食いスタンドなんですよね。
それで今回は、夏季限定の冷やしメニューも気になったものの、前回来た時に「次は必ずやいただく」と誓った、ちくわごぼう天そばと玉子の食券を購入して、店員のお姉さんに手渡しました。
今回も前回同様、お姉さんの素早い調理で登場したそば。その時気が付いたのが、ちくわごぼう天って、ちくわ天+牛蒡のかき揚げなんですね。お品書きに写真があったにもかかわらず、「ゴボウとちくわのかき揚げって、珍しいけど美味そうだ。」などと思っていた間抜けな自分なのですが。
で、気を取り直してツユからいってみると、今回は若干甘みが立って、また味付けも生卵に動じないしっかり目の濃さに感じましたが、出汁感そこそこでそれなりに濃口醤油が効いた、東日本的味わいがやっぱり良いですね。
またソバは、極めて茹で麺らしい(どちらかというと若干柔らかめな)食感ですが、個人的にそれが好きなので、逆に嬉しいところ。また茹で麺ですが、蕎麦の香りもちゃんと感じられます。
そしてちくわ天は、衣がポソ系で、タネの竹輪がモソ系タイプ。でも、それが逆に、素朴さを感じて良いですね。それとゴボウのかき揚げは、ゴボウ自体が固くなく(一度煮ている?)歯応えはあるけど容易に噛み切れるのがまた。あとゴボウの土っぽい香りって、竹輪とも相性が良いものですね。
あと、ここにもありました、善光寺名物「八幡屋礒五郎」の七味唐辛子。やっぱり凡百の七味とは違うというか、多分に思い込みもあるでしょうが、これちょっと入れるだけで、長野だなぁ、と。
というわけで、前回訪問時から気になっていた品でしたが、思っていたのと多少違ったものの、美味しくいただきました。
JRの長野駅は、昨日いただいた改札口付近のコンコースにも別のお店があり、更には新幹線の改札内にも別のお店がある(更に至近の長野電鉄長野駅にも、駅隣に立ち食いそば店有り。)という、いつの間にか駅そばの激戦区になっているようですが、ホームで列車を見ながらいただけるのはここだけなので、それが末永く続くと良いなぁ、と。
ごちそうさまでした。
令和5年8月訪問
全国チェーンのビジネスホテルは数々あれど、私の周りでダントツに評判が良いのが、共立メンテナンスという会社が運営している、「ドーミーイン」。
もっとも私の旅は、昔から宿にあまりこだわりがないというか、特に一人での乗り鉄旅の場合、どうせ着くのは遅く出るのは早いから、とにかく駅に近くとにかく安いところという基準で選びがちで(それでもコロナ禍の最中は、思わぬ宿に思わぬ値段で泊まれてラッキーだったものの、今年に入って法律上の扱いが変わり、更に全国旅行支援も無くなり前以上に高くなった感。閑話休題。)、よってこれまでご縁が無かったものの、今回は色々あって、この長野で、初めてドーミーインに泊まることに。
で、ドーミーインと言えば、数々の売り文句のうち、天然温泉やご当地名物がいただける朝食なんかが有名なところ、個人的に一番気になっていたのが、宿泊者限定無料サービスの、夜鳴きそば。
前の記事であげたようにほろ酔い加減で宿に帰ってきたのち、シャワーを浴びると丁度良い頃合い(こちらのホテルでは、21:30~23:00が提供時間)となったので、いそいそと食堂へとお伺い。
初めてだから、注文方法など若干の不安もあったものの、食堂に入った途端、スタッフさんが「一名様ですか?」と。人数確認=注文のようですね。ちなみに、奥のカウンター内にもう一かたの調理スタッフさんがおり、無料サービスのために、夜遅い時間にもかかわらず、ホールと調理、2人のスタッフさんを張り付けておくとは、さすがというか。
注文から程なくして完成したので、小ぶりな丼を袋入りのコショウ(他にも唐辛子のボトルもあったかと)や箸と共に空いた席に持ち帰り、いざ。
それでまずは、スープからいってみたところ、鶏と豚のガラ系ベースでしょうか。あっさりとした旨味が良いですね。また、醤油ベースの味付けも、濃すぎず薄すぎずと丁度良く。ほんと、出汁と相まってホっとする味わいというか。各ホテルでいちいち出汁から作っていないとは思いますが、逆にセントラルキッチンの良さというか、全国どこででもこの味がいただける方が嬉しいかもしれません。
また細めの縮れ麺は、冷凍のを使用しているようでしたが、イマドキの冷凍麺のため、味や食感も申し分なく。量的には、フルサイズの半分程度でしょうか。〆に丁度良い量です。
そして具は、メンマ、葱、あとはバラ海苔でしょうか。チャーシューがないのが潔くて良いというか。あくまで、寝る前に小腹を満たす為の物ですし。
というわけで、美味しくいただいて大変満足いたしました。
この一杯のために、またドーミーインに泊まっても良いといったら大げさですが、次にどこかのドーミーインに泊まる機会があれば、今回は出発時間の関係で諦めた、美味しいと評判の朝食も是非、合わせて味わってみたいと思います。
ごちそうさまでした。
令和5年8月訪問
旅の2日目。長野駅へと到着後、急遽予定を変更して前の記事であげたお店で軽く夕食を済ませてから、ホテルに荷物を置き、長野電鉄という私鉄を乗り鉄して長野駅まで戻ってきたのが午後8時半過ぎ。
このあとは、軽く飲んでからホテルに戻ろうと思って駅近くの、居酒屋などがあるあたりを彷徨ったものの、目を付けていた遅くまでやっているお店はあいにく満席。そんな時、元々の計画でお伺いしようとしていたお店に、まだ「営業中」の札が掛かっているのが目に入りました。
ネットの情報だと、あと30分足らずで閉店時刻となるようだったので、恐る恐る扉を開けてみたところ、年かさの店主さんと女将さんが快く迎えてくださり店内へ。時間も「まだまだ大丈夫ですよ」とのこと。
だったら、お言葉に甘えるしかないでしょう!
この日は暑かったので、とりあえず生ビールを。銘柄は訊くのを忘れましたが、サッポロ(黒ラベル)のよう。
うん。間違いないですね。
最初に頼んだツマミは、名物というモツ煮。登場したら、まずは色で驚いたのですが、豚と思われるモツが白いんです。塩味なんですかね。
で、口に入れると、モツがトロっと柔らかく、まろやかでコクのある味わいにしっかり目の塩味が効き、白ネギがピリッと味を引き締めて、これが、もう。
これはお酒が進んでしまいますね。
なので生ビールは早々に無くなり、2敗目は焼酎の梅割を。
梅割というと、甲類焼酎を甘味の付いた梅シロップで飲みやすくしたようなものが出てくると思ったのですが、こちらのは、甲類焼酎の水割りに青梅の焼酎漬けを加えたもの(もしくは、梅漬け焼酎の水割り?)でしょうか?(違っていたら申し訳ない。)
で、これがしっかりとした濃さに、甘みのない梅の爽やかさが相まって、何とも良い感じ。蒸し暑いこの日にぴったり合う梅割でした。
更に、もう1種類くらいつまみが欲しくてお願いしたのが、これまた名物という肉皿。都度調理のようで、注文からほんの少し経っての登場となりましたが、皿の上には照りのある牛肉と葱類が。そういえばこちらのお店には行丼がメニューにありますが、これはそのアタマの部分ですかね。
早速箸でつまんで口に入れると、肉の脂と甘辛い醤油ベースの味付けが相まって、何とも良いですね。また七味がとても合います。
というわけで、どれも美味しくいただいたのですが、それ以上に良かったのがお店の雰囲気というか居心地というか。手の空いたお店の方と、店内の大きな液晶テレビでナイター(ナイトゲームではなく、あえてこう言いたい。)を見つつこれらをいただいたひとときは、忘れられない体験となりました。
なのでそう遠くないうちに是非とも再訪したいというか、その時はもっと早い時間にお邪魔して、今回いただかなかったこれまた名物というアサリ天やおでんなどでしっかり飲んだあと、〆に中華そばなどいただけたら最高だろうな、と早くも妄想しちゃってます。
ごちそうさまでした。
令和5年8月訪問
前の記事であげたお店のある新潟県の越後川口駅から、この旅の目的の一つである飯山線というローカル線に揺られた着いたのが、この日の宿のある長野県の長野駅。
実は長野駅に着いたあと、郷土料理系の居酒屋さんなど夕食のプランを色々と考えていたのですが、改札口を出た時に、コンコースにあるこちらのお店を見た瞬間に全部ぶっ飛んだというか、「ここで食べたい!」という衝動に駆られたというか。そんなわけで、昨夜以来続けて4杯目のそばとなりますが、お店に突撃。
注文は、店内の券売機で食券を買う方式ですが、こだわりがあるのか「冷やし」メニューは無し。それと、「信州きのこそば」「きつねワカメそば」(とそれらの具単品)は「売切」表示となっていましたが問題なし。だって、昨夜以来食べていなかった個人的定番の、天玉そばが食べたかったんですもの。
注文後、店員のお姉さんの素早い調理で登場。早速、席に持ち帰っていただけば、これが、もう。
まずツユですが、東日本標準の濃口醤油ベースの味付けながら、品良くまとまって、味の濃さや甘みと塩みの加減など、どれも適度。
そしてソバは、細めでやや色が黒めでしょうか。啜ると自然なツルツル感、そして噛むと自然な歯応えが。ソバ自体の味も良く、さすがは信州、蕎麦処とあって、こういうところのソバでも、しっかりと存在感がありますね。
一方かき揚げは、きわめて駅そばらしい、全体がほぼ衣というタイプ。ツユに良く馴染み、そうすることによって味にコクをプラス。また馴染んだところをソバと一緒に口に入れると、これまた堪りせん。更に途中から、玉子を崩せばこれが、また。黄身とソバとかき揚げとツユが一緒に口に入ると、何とも幸せな気持ちになれました。
それと忘れちゃならないのが、(写真には写っていませんが)カウンター上に置いてある、善光寺名物「八幡屋礒五郎」の七味唐辛子。これを少し振り入れるだけで、そばの味がグンとグレードアップします。
という訳で、美味しくいただいたのですが、お陰で気力も漲り、この後駅近くのホテルにチェックインしたらすぐに飛び出し、日があるうちに長野電鉄を堪能してきてしまったという。(そこは以前乗ったことがある路線だったので、元々の計画では居酒屋さんで一杯引っかけてから、特急列車でサラッと往復して済まそうと思っていた。)
ごちそうさまでした。
令和5年8月訪問
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