趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
令和5年の月遅れ盆前、東京の地下鉄乗り歩きしつつの駅そばの類い食べ歩きの3杯目は、東京メトロ有楽町線と、有楽町線と一部区間が重複する副都心線の終端で、東武東上線との接続駅でもある和光市駅。
ここに、厳密に言うと「駅そば」とは違うかもしれないのですが、駅施設内に信州産のそばと地酒を売りにするお店があると知り、今回お伺いすることに。
そんなわけで午後2時40分過ぎ、実はこの日、列車を降りるのが2度目の和光駅の北口から出て、そのお店へと。
それほど広くない店内は、中途半端な時間にもかかわらず、テーブル席はグルーブ客で埋まり、立ち飲み・立ち食いカウンターにも先客がいて、思い思いに地酒とつまみ、そしてそばを楽しんでいる様子。
注文は、店内の券売機で食券を買って店員さんに渡す方式ですが、その券売機が凄かったというか、ちょっと懐かしめの一面にボタンが並んだタイプで、しかもその全てに何かしらの品が割り振ってあったというか、1ボタン1品では足りず同じ価格の品はボタン及び食券が共用になっていました。しかも、券売機前のカウンターにいる先客が、肘を着いて尻を突き出した格好で飲んでいたため、見づらい及び買いづらいことこのうえなかったものの、その中から冷たいそばを1品チョイス。本当は、信州名物の馬刺しやもつ煮などで地酒を一杯いきたかったところなのですが、時間があまり無かったのと、体調的に飲むとキマってしまう恐れがあったため、涙をのんで自重した次第。
その食券を、店員の2人組のお姉さん(お世辞抜きでお姉さん)に渡し、カウンターの空いたスペースにて待つこと暫しで出来上がりました。
早速カウンターに持ち帰り、ツユをざっと掛け回してから、ソバをズズっといってみたところ、これが。信州産のソバはツルツルっとした口当たりで、口に入れると季節的に蕎香ビンビンとはいきませんが、蕎麦自体が持つ穀物的な味や、適度な歯応えが良いですね。 またツユは、出汁感がそこそこあり、ぶっかけ用にしては上品な味の濃さ。あまり甘くないのが、個人的には好みの味わいです。
そして茄子天は、揚げたてで、衣カリっ中はトロとした最高の揚げ加減。そこに先述の上品なツユが絡んで、これがまた。あと、添えられたワカメも嬉しいですね。
というわけで美味しくいただいたのですが、やっぱりそばだけでは勿体なかったというか、水たくさん飲めば酒1合くらいいけただろうし、例えば提供にさほど時間が掛からないであろうもつ煮と盛りそばの組み合わせだったら、地酒も込みで楽しめたのではなかろうかなどと、後悔しきり。でも茄子天も美味かったので、これはこれでよかったのかなぁ、とも。
ごちそうさまでした。
令和5年8月訪問
令和5年の月遅れ盆前、東京の地下鉄乗り歩きしつつの駅そばの類い食べ歩きの2杯目は、東京メトロの駅構内を中心に店舗を構える、「そば処 めとろ庵」。
東京メトロの公式サイトには、「そば処 めとろ庵」のある駅として大手町駅、西船橋駅、新木場駅、錦糸町駅の4駅(うち新木場店については以前お伺いしたことが。)が紹介されていますが、東京メトロのグループ会社であるメトロプロパティーズのウェブサイトにはその4駅に加えて、後楽園駅、上野駅、門前仲町駅にもお店がある記載が。またその中の後楽園駅については、これまた東京メトロのグループ会社であるメトロ開発のウェブサイトにも記載が。
どれも「そば処 めとろ庵」には変わりないとは思いつつも、「なんで東京メトロ公式(ウェブサイト)は4店舗だけなんだろう」とつらつら考えた結果、駅構内にあるのが公式に紹介された4店舗で、駅施設外にあるのがそれ以外の3店舗。うち後楽園駅については、東京メトロの高架下(丸ノ内線後楽園駅の前後は高架線になっている)にあるのが違いかなぁ、などと思ったりして。
と、そんな愚にも付かぬことで長くなってしまいましたが、今回の計画を立てる際、どこかの「そば処 めとろ庵」でいただこうと行程や時間帯などを検討して最終候補に残ったのが、丸ノ内線と大手町駅と後楽園駅。どちらでいただいてもその後の行程に影響しない計画を作ったので、今回は地下鉄なのに高架線区間にある、後楽園駅でいただくことに。
それで後楽園駅で下車した後、改札口通って駅出口から出て、横断歩道を渡ってこちらのお店へ。
注文は、店内にあるイマドキの券売機で食券を買う方式で、メニュー数はそば・うどん類がおおむね一般的なもの(温かい品が、かき揚げ、春菊天、かき揚げ玉子、月見、きつね、たぬき、とろろ、あさわかめ、かけ。冷たい品が、かき揚げ、きつね、たぬき、とろろ、もり、ざる。あとタネは各種トッピング可。)に加え、丼とセット(カツ丼、かき揚げ丼、カツカレー丼、カレー丼)が多い印象。(丼単品もあり)
そんな中から、今回は春菊天そばに温泉玉子を追加。店員のお兄さん方二人のコンビプレーによって、程なく完成です。
受け取ったらカウンターの空きスペースに移動して早速。
まずはツユからいつてみたところ、濃口醤油の立った東日本的味わいですが、味のチューニングは若干甘みが効かされていて食べやすい印象。味の濃さがしっかりしているのが良いですね。
またソバは、生麺っぽく感じましたが、実際に茹でるところを見ていなかったので不明。蕎麦っぽい香りはそれほど強くなく、食感は歯応えこそ目立たぬもソリッドめの自然な歯応えが悪くないです。
そして春菊天は、細かくした葉をかき揚げ様にした物で、最初はサクサクっと軽い食感ですが、すぐにハラハラ崩れトロトロとツユに溶ける感。玉子は生玉子(80円)もあったものの、たまたま温泉玉子にしましたが、偶然にも春菊天には、崩すとツユと混ざる生卵より、混ざりにくいこちらの方が合っているように感じました。
というわけで、美味しくいただいたのですが、冒頭に書いた公式サイト掲載の4駅とそれ以外のお店に味やメニューの違いがあるのか、大手町駅でも食べて比べれば良かったかなぁと、後で思ったりして。(なのでいつかまた上京した折にでも。)
ごちそうさまでした。
令和5年8月訪問
今年(令和5年)の8月のはじめ。この記事のちょっと前に色々と関連する記事をあげさせてもらいましたが、この夏の青春18きっぷを使って新潟、長野、山梨の乗り鉄旅を敢行てきました。ですが嬉しいことに、きっぷ5日分のうち、使ったのは2日分。(あと3日も使える!!)
なので月遅れ盆前のこの日、うち1日分を使い東京に行き、更に地下鉄の1日乗車券も買って東京メトロと都営地下鉄の未乗路線を中心に乗り鉄しつつ、駅そばの類いも可能な限りいただこうかと、日帰り旅に出ることにしました。
それでその駅そばの1杯目は、今回の地下鉄旅のスタート地点に選んだ北千住駅にて。
北千住駅は、JR、東武鉄道、東京メトロ、つくばエクスプレスが乗り入れる一大ジャンクションで、国内の駅利用者数、乗降客数ともトップクラスに位置するそうですが、そのうち駅のホームに駅そば的お店があるのは、JRと東武鉄道の2社。うち東武鉄道は伊勢崎線のホームのはチェーン店の小諸そばなので(ごめんなさい。でも小諸そばって、そばとうどんではツユからして違うし、メニューも更には卓上の薬味も豊富で、何よりお値段控えめだけど美味しくて素晴らしいのですが、今回は見送らせていただきました。)、今回はJRのホームにあるお店に。実はこちら、JR東日本エリアでは希少となった、非JR東日本クロスステーション系(非NRE系)の駅そば店なんです。
で、JRのホームは常磐線下り方面の1番線、常磐線上り方面の2・3番線があり、そのどちらにも店舗がありますが、今回は2・3番線のお店へと。
お店はオープンエアなカウンターではなく、店内に立ち食い飲食スペースがある首都圏でわりと見かけるタイプ(逆にオープンなカウンターって首都圏ではあまり見ない気が。ホームに人が溢れるからですかね。(適当))
注文は店外に置かれた券売機で食券を買って店員さんに渡す方式ですが、メニューが豊富で、券売機の前で悩むこと暫し。というのも、天ぷらのバリエーションが、首都圏のいわゆる路麺店のように豊富で、通常のかき揚げの他に、げそ天、紅しょうが天、桜えび天、小海老とイカ天(季節限定のかき揚げらしい)、春菊天、イカ天、ごぼう天と。天ぷら以外でも、たぬきやきつね、カレー、肉、月見、更にはそれぞれ温冷とあり、そりゃ迷いますよ。
それでも何か決めないと食べられないので、いつもやってる迷った時の天玉そば、ではなく、暑かったので冷やし、天ぷらで食べたいのはげそ天という感じで、冷やしげそ天そばの食券を購入。入店して店員のお姉さんにそれを渡すと、手慣れた調理であっという間に完成し、手渡される時、お姉さんから「ツユ(足らなかったら)足しますよ」との声かけもありました。(有り難いけど、見たところ足さなくても大丈夫な量でしたが。)
で、まずはソバをツユに絡めていってみると、これが、もう。生麺を使っているのでしょうか?蕎香ビンビンとはいきませんが、蕎麦らしい香りは感じられ、茹でたあとキンっと冷やされたお陰で、硬質ですがしっかりした歯応えも感じられます。
またツユは、かけづゆではなくぶっかけ的味の濃さで、甘さそこそこ、醤油っ気と共に塩気もガツンとくるタイプ。ですが、よく味わってみると、そのバックにはしっかりとした出汁感があり、食後、そば湯で割れないのが残念でした。
そしてげそ天は、衣が多めのポソっとした食感で、暖かいツユにたっぷり浸した方が方が合いそうでしたが、これはこれで悪くない感じ。あとたっぷり添えてくれたワサビが嬉しかったです。
というわけで、本日1杯目を美味しくいただき、大変満足できるスタートとなりました。
個人的にはこれまで通過はすれど降り立つ機会のかなった北千住駅ですが、今後、上京した折には、時間を作って列車を降り、またこちら(か1番線ホーム。あ、もちろん東武伊勢崎線ホームでも。)のお店で一杯いただきたいと思います。
ごちそうさまでした。
令和5年8月訪問
ここしばらく前から、閉店して工事に入っていたこちらのお店。「いつも混んでいたのになぜ?このお店がもし無くなってしまったらかなり困るんだけど。」と思っていたものの、その後、工事はお店のリニューアルのためだったと判り一安心。
それで(令和5年)8月7日の新装開店から数日後、家人と共にお伺いすることに。
お店には、開店時刻の15分以上前に到着しましたが、店頭にはまだ開店祝いの花輪があがっているなど、新装開店の雰囲気が残ってていいですね。またお客さんの入りは、リニューアル前と同様の人気ぶり。長蛇の列こそできないものの(っていうか、ウェイティングは名簿記入式だし)、開店までに、何台ものクルマが駐車場に入ってきて、クルマを降りた人が都度、店頭に置かれた名簿に名前と人数などを記入していきました。
やがて開店時間になり、名簿順に入店。店内の席配置はリニューアル前と変わっておらず、よく座っていた窓際の小さめなテーブル席も残っていて一安心。それにしても、店舗外装も内装も、リニューアル前と、並べてみないと違いがわからないというのが正直なところです。
そんな中、私が今回頂いたのが、ねぎっこさん定番の野菜ラーメン+味玉を、塩味で。 で、「今回のは前回いただいた時よりちょっと白く感じる」と思ったスープを一口いってみた時、「リニューアルしてる!!」と。一番感じたのが、ベースとなる豚骨白湯が、従来より荒々しくなくなって、サラッと軽くなっていたような。っていうか、こちらのお店に通いだして以降、ある時点からスープの豚骨感がより強く、より濃くなったと思っていたんですよね。それが今回のはかなりマイルドに。また、ベースに合わせて濃くなっていった味付けも、今回のはスープに対してバランスは取れているものの、正直なところ個人的な好みとしては塩気がもうちょっと欲しかったという気がするくらいライトになっていたような。
しかしながら、シャキ感の残った丁度いい炒め加減の種類豊富な野菜類、そして豚肉、しっかりとした醤油ベースの味付けの味玉、そして何より、ツルッとした口当たりに密度感がありつつもグルテン的弾力もしっかりある太ストレート麺には、大きな違いはないと感じました。
こちらは、家人がいただいた品。
で、やっぱり家人も違いに気が付いたようで、曰く「スープが以前より食べやすくなっている」と。
というわけで、ラーメンそのものがリニューアルしていても美味しくいただいたのですが、今回たまたまだったのか、それとも、今後はこの方向性で行くのか。今後も通わせていただいて、勝手に見届けたいと思います。
ごちそうさまでした。
令和5年8月訪問
こちらのお店の店名について、当ブログではこれまで「西那須野本店」と表記していましたが、今回お伺いした際、お品書きに書かれた店名が「ラーメンねぎっこ西那須野店」となっていたので、今回からそちらに合わせるようにいたしました。
蛇足ながら、「ラーメンねぎっこ」さんは、ネットでちょっと調べたくらいじゃ詳しい情報が出てこない、個人的には謎のチェーン店だったのですが、今回の記事を書くに当たりたまたま見つけたこちらのウェブページで「ラーメンねぎっこ」の屋号を使うお店には「日麺系」(の直営店とFC店)と「たけむら製麺系」があるらしいとわかり、また今回のリニューアルオープンの際にあがっていた花輪の宛名が「(有)タケムララーメンねぎっこ」となっていました。
これらのことから、こちらのお店は、(リニューアル前はわかりませんが)現在、「ラーメンねぎっこ」のうち「タケムラ系」の1店舗という扱いで良いんですかね。
昔はこういった、ラーメンそのものと直接関係ないことまでラーメン趣味として楽しんでいたものの、今やすっかり疎くなってしまったというか。
以前一人でお伺いした時、またお伺いしたいと思ったこちらのお店。それから月日は流れ、暦の上では(令和5年の)8月に入って少し経ってしまったところですが、ようやくそれが叶いまして、今回は家人と二人でのお伺いとなりました。
それで今回は、二人揃って冷し中華をお願い。今年はいただく機会に恵まれなかったというか、何とこれが今年の初冷やし中華となりました。
注文から程なく。2つの冷し中華が登場。見た目的には、皿ではなく丼に入り、タレが多め。あと、細切りのハムに加えて、チャーシューが1枚乗っているところが特徴的というか。
で、まずは全体を軽く混ぜていってみたところ、まず感じたのは、ベーシックかつ懐かしい感じがする、醤油ベースのタレの塩梅の良さ。酸っぱすぎず、甘すぎず、濃すぎず、ほんと、いい具合に仕上がっていますね。
また麺は、一般的な太さの中華麺ですが、茹でてから締められているためプリっと歯応え良く。タレとの相性もバッチリです。あとボリューム的に食べ応えあるのも嬉しいですね。
それと具は、先述のとおりハム+チャーシュウが嬉しいのですが、卵焼きも今時珍しい手作り。あとキュウリとトマト、紅生姜っといった定番の品々で、かえってこういうベーシックかつ懐かしい味わいには、これ以外の余計なものは加てないのが良いというか。
こちらは、家人がいただいた品。同じ冷し中華ですが、写真はちゃんと別に撮りました。
ちなみに家人も、タレの味わいなど、かなりの高評価。ただ家人には麺の量が少しばかり多かったようで、その分私が喜んでいただきましたが。
というわけで今回は、夏の涼味を美味しくいただいて、大変満足いたしました。
ごちそうさまです。そしてまたお伺いしたいと思います。
令和5年8月訪問
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