趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
無茶食いしたくなる時って、ありません?
歳のせいか頻度は最近落ちているものの、たまにそういう心持ちになることもあるわけで、そんな時に思い浮かぶお店が「阿Q」というのは、栃木県北民ならわかっていただけるかと。(阿Qって普段遣いのお店だべ?という意見もあるかと思いますが。っていうか、県北の人って、食べる量、基本多くないっすか?)
で、午前中から出掛けたこの日もそんな心持ちだったので、昼食の際、同行の家人にお伺いを立てたところ、可との返事。なので今回は西那須野店まで。
それで今回いただいたのが、ミニラーメン付きの特製餃子定食。特製の餃子定食ではなく、特製餃子の定食です。
まずはそのメインの特製餃子ですが、上に白ネギが乗り、特製のタレがかかっている状態。またタレには、ラー油っぽい赤も見えるような。それをまず一つ口に入れると、皮は日本での標準的厚みくらいで、焼き目はそれなりに香ばしいですが、タレが掛かっていることとは別にペロっとした食感も。また餡はミッチリというよりもトロトロで、ジューシーさはそれなりに。それとニンニクは結構効いてますね。で、タレ、薬味的シャキシャキの白ネギ、そして餃子が合わさると、これが、もう!いくらでもいけちゃいそうです。
次にミニラーメンは、ベーシックな醤油味。スープは澄んでるけど豚骨などの動物出汁感がしっかりしていて、中華料理店の清湯スープといった感じ。味付けは醤油っ気が過剰じゃなく、スープと相まってあっさりしていますが、そこが良いですね。ゆえに、薬味のネギ、あと卓上のコショウとお酢が合います。また麺は、細めの縮れ麺で、食感はポニョ系。具はチャーシューの短冊切り数枚、あっさりした味付けのメンマ、茹でたホウレン草に、スライスしたゆで卵と、チャーシューの絶対量こそ少ないけど、ちゃんとしたラーメンの具の構成というのが、また良い感じ。
あとは冷奴と、丼サイズの白米で、これらを無心でガっついていると、嫌なことなど忘れ、なんとも幸せな気分になってきます。
こちらは、家人がいただいた品。ちなみに家人は大食いではないので、結構な量が私に回ってきますが、それはわかった上でのこちらのお店。無茶食いセカンドステージといきましょう。
それでこの麻婆豆腐は、あんまり辛くないけど、ショウガ効いている。またスープの旨味たっぷりで、これも、また。「麻婆豆腐は飲み物」と行っていた方がいましたが、ご飯と一緒でもスルスルと口に入っていきます。
というわけで、どれも美味しくいただき、満腹かつ満足いたしました。また、食後はお腹がパンパンになるものの、この西那須野店は味付けが比較的サッパリしているので、満腹感以外に余計なダメージが少ないのもありがたいというか。
ごちそうさまでした。
令和5年8月訪問
お店を移転されてから、なかなかお伺いする機会を作れなかった(っていうか、お伺いした時に混んでいてスルーすること数度。)こちらのお店ですが、どうしても牛みそそばが食べたくなって、8月も後半に入った某土曜日の朝、行列覚悟でお伺い。
しかし!お店に着いたのは朝の7時半だったのですが、行列こそなかったものの、入店して店主さんが開口一番「味噌系と冷やしは完売しました」と……。朝4時の開店から3時間半で売り切れとは、流石に人気のお店というか。しかも、先客グループが揃いも揃って味噌系の品をいただいていたのも切なさを掻き立てたというか。
でも大丈夫。なぜならこちらのお店には、未食でとても気になっていた品があるから。
代わりにそれを注文し、待つこと少し。丼に加え、味付きカレー粉、山椒粉、そして、こちらのお店ではちょっとびっくりする調味料と共に登場しました。
それがこの、煮干しまぜそばなのですが、びっくりした調味料とは、赤いキャップのガラス瓶に入った、グルタミン酸ナトリウムが結晶になっているアレ。
ですが最初は、調味料類を使わず、丼の中だけで混ぜていただけば、これが。
まず麺ですが、太めで平べったい形状。まぜそばなので茹でっぱなし(茹でてから一度冷水締めしていない)とは思うのですが、かなり硬質な歯応えがあります。
その麺に絡むタレは醤油ベースでしょうか。油は多くなく、どちらかというとあっさリ感じます。そこに、混ぜる前に上に載っていた煮干し粉が魚魚したパンチを加えて、更に白ネギがアクセント。加えて具の、スモーキーで歯応えがある(個人的に大好きなタイプ)ダイスカットチャーシューのミシっとや、茹でモヤシのシャキシャキっと、あっさりした味付けの穂先メンマがシャクシャクっとなど、それぞれが違う味と食感を加えています。
で、丼の中だけの味わいをとりあえず堪能した後は、味変タイム。まず卓上のニンニクを入れれば、これがバッチリな相性で、味を更にまとめてくれる気が。またカレー粉は旨いけど味と香りが強いので、混ぜずに食べるところだけに掛けて。そして、赤いキャップのアレは、一振りで味がグンっ!とわかり易く。私自身、この調味料肯定派というのもあり、その旨味自体に相当馴染んでいるというのもありますが、正直なところ、入れた方が殊更旨く感じます。(その為の調味料ですし。)あと、それで一気に完食してしまい、山椒は試す暇がありませんでした。
というわけで、お目当ての品はいただけなかったものの、別の品を、しっかり美味しくいただきました。
ごちそうさまです。
令和5年8月訪問
8月8日(令和5年)の立秋を過ぎ、月遅れのお盆も終わって数日経ち、空気に僅かな涼しさが混じるようになった気がする(あくまで「気がする」)今日この頃。そんな秋の気配をほんのり感じつつバイクに乗って向かった先は、芳賀町にあるこちらのお店。
というのも、このところ提供中の気になる限定メニューを、どうしても食べたくなったので。
【冷製貝出汁中華そば(醤油) 800円】
【平日ランチ限定貝ご飯(小) 100円】
それがこの、冷製貝出汁中華そば。秋の気配を感じるとは言え、まだまだ猛暑は続いているので、そんな暑いうちにいただきたかったんですよね。
で、まずはスープからいってみると、貝出汁の香り成分は温かいと感じやすくなるのか、以前こちらでいただいた温かい貝出汁のように貝の風味がガツンというよりも、じんわりじわじわと。あと貝出汁の他、鰹節も使われているのでしょうか?それっぽい華やかな風味も感じられ、ナチュラルな旨味たっぷりという感じで。それとこの手の冷たいラーメンはスープがキンキンに冷えていることがあるのですが、こちらのはそこまで冷たくなく、表面の香味油が固まらないギリギリあたりの温度でしょうか。あと、味付け濃くないのが好印象。そこに薬味的晒しネギが、穏やかな風味とシャキっとした食感でアクセントを。
また麺は、こちらのお店は全粒粉入り細麺とうどん粉入り平打ち麺があるのですが、前者を使用。全粒粉が香る麺自体の味が良く、またコシはあれど冷えていても変に固くならない(逆にビヨンビヨン伸びる)のが良いですね。
そして具は他の品でお馴染みとなった、しっとりジューシーな食感の、レアチャーシューと、鶏チャーシュー。あとシャクっとしつつ柔い穂先メンマもと合わせ、どれもスープを邪魔しない味付けが流石だなぁ、と。
更に、一緒にいただいた貝ご飯は、貝の風味満載で相変わらずのクオリティーですが、少し残してこのラーメンの冷たいスープに投入したところ、冷たい貝茶漬けといった趣で、悪くなかったです。
というわけで、今回も美味しくいただいて、大変満足させていただきました。
ごちそうさまです。
令和5年8月訪問
令和5年の月遅れ盆前、東京の地下鉄に乗りったり駅そばの類いをいただいたりと、日帰り旅をしてきたところですが、それからあまり日が経たないうち、残っていた青春18きっぷ2日分を使い、今度は家人と共に神奈川の方まで。
で、道中の諸々については省略しますが、そんな旅の途中に立ち寄ったのが、小田急電鉄の海老名駅。この駅に隣接する「ロマンスカーミュージアム」を見学する前に、駅構内にある箱根そばで、遅い昼食と相成りました。
お店は改札内のコンコースにあり、この日は雨降りで薄暗かったこともあり、行灯式の看板や、店頭のデジタルサイネージ?が目立ちます。
それで注文は、入店前に店頭に置いてある2台の券売機で食券を買う方式。箱根そばはレギュラーメニューの品数が多く、更には期間限定メニューも複数あるため、こういう所で食べる機会が殆ど無い家人は、何をどう選ぶか心配になったものの、すんなりと冷やしきつねそばに決定。そして私は、これまでずっと食べたかったけど今回ようやくタイミングが合った有名な期間限定メニューの食券を買って入店。午後2時半過ぎという中途半端な時間なのに、結構広い店内は先客が数組、後客も数組という混み具合でした。
そんな中、私がいただいたの期間限定メニューというのが、夏の恒例となっている、豆腐一丁そば。そばの上に、絹ごし豆腐がドドンと1丁載っていて、その上にネギとショウガ、周りには揚げ玉と鰹節という、冷やしそばにたぬき奴をそのまま載せてしまったようなネタ感あるビジュアルは、実物を見るとインパクト大ですね。
豆腐を端から崩しつつ、それと薬味を適宜加え、ツユとソバと共に口に入れると、これが、もう!
崩した絹ごし豆腐は食感もトロっと柔らかくコクとまろやかさを加え、ツユ、そしてソバと合わせれば、これは「マリアージュ」と言っても良い旨さ!そこにネギや揚げ玉、鰹節がそれぞれアクセントを加えて、更にはショウガか、丼に添えられたワサビが味を引き締めてという感じで。
夢中になって食べ進め、あっという間に完食してしまいました。
こちらは先述のとおり、家人がいただいた品。例によって少々味見させて貰いました。
で、箱根そばって、ソバもツユも、きつねのようなベーシックなタネも、万人向けと言える(逆に言うと引っ掛かりのない大人しい)味わいですが、そんな中、大根おろしとキュウリが効いていて、これも、また。
というわけで、どれも美味しくいただいて、大変満足いたしました。特に豆腐一丁そばは、また来年以降も是非いただきたいというか、夏場に小田急線沿線に上京する用事が出来ないかなぁ、と。
ごちそうさまでした。
令和5年8月訪問
令和5年の月遅れ盆前、東京の地下鉄乗り歩きしつつの駅そばの類い食べ歩きの4杯目にして最後は、駅そばでは無く、いわゆる立ち食いそば、路麺店となるのですが、近年味の評判と共に首都圏で店舗数を増やしているという、「文殊」というお店。
じつは今回の旅の途中で乗り換えた、東武東上線成増駅の構内にもお店を構えていたりしたのですが、今回お伺いすることにしたのは、都営大江戸線に乗っている途中で降りた両国駅が最寄りの、こちらのお店。もっとも、「両国駅前店」と付いているものの、これはJRの駅前というか、都営大江戸線の出口からはかなり遠くなるんですよね。(しかも今回は、出口を間違えて更に距離がプラス。とある出口から出たら休館中の江戸博物館が嫌な角度で目に入った時は、あまりの間違いっぷりに我ながら笑ってしまった。)
それでも時間に余裕はあったので、えっちらおっちら歩くこと暫しで、JR両国駅の東口へと。そこを背にして(南方向に)細い通りを入ったところにあるお店に到着しました。
お店は広くもなく狭くもなくという感じで、長いカウンターを挟んだ厨房には、午後5時半頃という中途半端な時間にもかかわらず店員さんが複数(3人だったかも)いるということは、ピーク時にはかなりのお客さんが来ることが偲ばれるというか。
注文は口頭で告げる方式で、混んでいなかったから時間に余裕はあったものの、品数の多さに迷うこと暫し。だって、かけ、冷し、ざる、かき揚げ、春菊、たぬき、きつね、山菜、わかめ、おろし、月見、とろろ、カレーと、そば類だけでこれだけ種類が。天ぷら単品も、かき揚げ、春菊、いんげん、なす、ちくわ、イカ、コロッケ、ごぼう、えび天が。あとカレーライス、天重といったご飯物。セット用の天丼、カレー、鶏丼。玉子は生玉子と温泉玉子。更には期間限定メニューも複数あるんですもの。
で、今回こそ、迷った時の個人的定番天玉そばということで、かき揚げ蕎麦と生玉子という組み合わせで注文。すると、サクサクっと手早く調理され、あっという間に登場しました。
それで早速、ツユからいってみたところ、これが、もう!こんな中途半端な時間にもかかわらず、節系の香りメインの出汁感がビンビンに。一日何度も山車を引いているんですかね。また味付けは、濃口醤油が主張する物の風味は濃すぎず、甘さの加減が丁度良く、塩気は比較味濃いめな、個人的にはブラボーな味加減のもの。温度も丁度良いです。
そして茹で時間が短い細めのソバは、生麺で、口当たり、歯応え、そしてもちろんソバそのものの味も良し。
更にかき揚げは、タマネギと長ネギ、そしてアミエビ?というベーシックな組み合わせ。揚げ置きながら、サクっとクリスピーな食感で、タネの火の通し加減もバッチリという、ベストな揚げ上がり。ツユと馴染みも良いですね。あとこれだけ全体的に良い感じたと、逆に生きるのが薬味の白ネギ。シャキシャキ感、そして辛味がそば全体と合わさると、なんとも心地良いです。
というわけで、大変美味しくいただいたのですが、こういうお店がそこかしこにある首都圏の人がうらやましい!
なのでいつかまた上京した折には、どこかの「文殊」でいただけたらなぁと。
ごちそうさまでした。
令和5年8月訪問
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