たひお備忘録

趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

東京都昭島市 いろり庵きらく Dila拝島店 (JR拝島駅 改札外)

 前の記事にも書きましたが、この日は、この夏の青春18きっぷ旅の延長戦最終回というこで、首都圏のJRローカル線を乗り歩く日帰り旅に。
 で、その途中での昼食は、青梅線から五日市線が分岐する拝島駅の改札内に有るこちらのお店と相成りました。

 いろり庵きらくにお伺いするのは、先日の千葉中央駅に続いてのことなのですが、いただくのはその時と同様、この夏の期間限定メニューの麺2倍盛りシリーズの中から、夏野菜の冷しカレーつけそばをチョイス。ちにみに先日いただいた麺2倍盛り海苔つけそば同様、(麺量を2倍にするために)大盛食券2枚という買い方をするより、こちらの品にすると100円お得だそうで。
 店内の席が埋まっていたにもかかわらず、食券購入からあまり待たずに完成した、麺2倍盛り夏野菜の冷しカレーつけそば。席に持ち帰り、いざ。

【麺2倍盛り夏野菜の冷しカレーつけそば 780円】
麺2倍盛り夏野菜の冷しカレーつけそば 780円

 見た目的には、カレーのつけ汁が唐辛子っぽい赤みがかかっていたので、結構辛いかもと身構えましたが、茹でたてをキンっと締めた細めで歯応えのあるソバを浸けていただけば、見た目に反して辛さはちょい辛程度。全体的にマイルドでコクが有り、塩気とのバランスも取れていて、ソバに付けてちょうどよくなる味わい。
 また具の夏野菜は、トロトロのナスが白眉で、他にそれほど主張しないオクラ、そして甘みのあるコーンが。どれもよく合っています。あと、白髪ねぎはキャ記者機ですがももう少し入っていてほしい気も。それと糸唐辛子は、辛味よりも香りで貢献しています。
 それにしても、ついン十年前までは、冷たいカレーなんて食べられたものじゃないというのが常識だったと思う(田舎育ちの50代男性の感想です)のですが、今や定番とまではではいかなくとも、夏場になると、冷たいカレー味のメニューがちらほら見かけるようになったのは、時代が進むに連れ、いろんな美味しさが開発されていったからですかね。

【いなり2個 150円】
いなり2個 150円

 こちらは、一緒にいただいた品。いろり庵きらくさんではおなじみの、2個がパックに入ったいなり寿司です。
 で、特筆すべきものはないですが、普通にいただける味わい。
 っていうか、昔はこういういなり寿司でも、時たま、とんでもなくパンチの効いた味(婉曲表現)のものがあった記憶がある(それでも、勿体ないので飲み込んだけど。)のですが、最近は、いい意味で工業製品化がすすんだというか、食べられない味のに出くわすことはなくなったような。

 というわけで、どれも美味しくいただき、満腹になりました。
 ごちそうさまです。

令和5年9月訪問

東京都台東区 セルフ駅そば 上野常磐ホーム店 (JR上野駅 11・12番線ホーム)

 この日は、この夏の青春18きっぷ旅の延長戦(某ネットオークションで有効期限が2日分残った青春18きっぷを追加購入した。)ラウンド2にして最終回!というこで、首都圏のJRローカル線を乗り歩く日帰り旅に。
 で、その途中、朝食のために立ち寄ったのが、今年(令和5年)6月20日にオープンした、こちらのお店。JR東日本クロスステーションが開店させた、全自動調理の無人販売店です。

【店内に置いてある調理ロボット『Yo-Kai Express』】
店内に置いてある調理ロボット『Yo-Kai Express』

 それでこのお店で使われている無人全自動調理のシステムは『Yo-Kai Express(妖怪エクスプレス)』というのですが、それを作っているのは、なんと、シリコンバレー発祥のフードベンチャー企業で、創業者は台湾の方とのこと。(なんでも日本のレトロ自販機に触発されて開発したそうで。)よって海外の方が普及していて、日本国内だと、羽田空港空港やくまもと空港、首都高速のいくつかのパーキングエリア、関東圏のガソリンスタンドやショッピングセンター、更にはここ上野駅の地下3回新幹線コンコースにも設置してあるようですが、いずれもラーメン、うどんの調理機で、そばはこの店舗が初めてらしいです。(海外だと丼物や鍋物も商品化されているとのこと。)ちなみにそばは4種類(たぬきつね、紅しょうが天、ちくわの磯辺天、柚子香る豚肉)ありますが、それらメニューの開発は、JR東日本クロスステーションが担当したそうで。
 また、調理方法についても、冷凍品を電子レンジで温めて出すといった単純な仕組みでは無く、詳細は企業秘密らしいのですが、メーカーではただの自販機ではなく調理ロボット自販機と呼んでおり、冷凍の半完成品例を、温度が均一になるようセンサーで絶えず監視しつつスチームなどを使って加熱しているようです。

 と、説明が長くなりましたが、上野駅で列車を降り、自販機のある常磐線ホームへ。で、お店は容易に見つかったものの、ここでちょっと問題発生というか、決済方法が交通系電子マネーのみなんですね。この時たまたま、SuicaもPASMOも残金がほぼ0だったものだから、青春18きっぷを見せて改札口を一度出てから、券売機でSuicaをチャージ。
 再びお店に戻り、4種類の中から、今回は紅しょうが天そばを選び購入。このあたり、商品見本が調理ロボットに付いている比較的大型のディスプレイに表示されるからわかりやすいですね。
 その後決済を済ませ、90秒間待つと完成ですが、ディスプレイにはちょっとしたアニメーションが表示されるので、待たされている感はあまりしないです。

 やがて機械正面の蓋が開き、完成品が登場。早速持とうとすると、入口などに置かれた注意書きのとおり樹脂製の容器はかなり熱々なので、その注意書きに従い両端の耳の部分を持ち、カウンターへ。そのカウンターは、通常の立ち食い店舗とあまり変わらない高さに感じましたが、容器が薄くて熱い=持って口に近づけられないのでカウンターに置いたまま食べることになるため、もうちょっと高さがある方が食べやすいかもしれません。また割り箸と使い捨てのレンゲは、商品取り出し口の下に入っています。

【紅しょうが天そば 730円】
紅しょうが天そば 730円

 それで蓋を取り、まずはツユからいってみたところ、香りから出汁感はあまり感じませんが、旨味はちゃんとあり、味付けは甘辛く。ちょっと濃いめなのが嬉しいです。
 またソバは、これまた蕎香ビンビンとはいきませんが、それっぽい香りもあり、食感はわりと柔らかめ。商品開発の際、冷凍した生麺を加熱する方法も試したものの、食感が悪く駄目で、結局調理済みのもの(茹で麺?)を冷凍した物を再加熱するようにしたそうですが、このあたりは実際にいただいてみると、冷凍麺に慣れがあり、柔らかい麺を許容できれば、問題なくいただけるかと。
 そして具の紅生姜天は、一度冷凍してそれをソバと一緒に温めているため、カリッとした食感は望むべくもないですが、個人的にはグズっとしたツユ馴染む食感も好きなので問題なし。加えて紅しょうがの風味と辛味、酸味が、いただいていると良いアクセントになっていることに気が付きます。それと薬味のネギは、一度冷凍されたせいか、フリーズドライっぽい風味になっていました。

 というわけで、正直なところ、一般的な駅そばや立ち食い店舗(いわゆる路麺店。この路麺店って言い方、個人的には「町中華」と並んであまり好きじゃないのですが。閑話休題。)のそばと比較すると、調理や提供方法に起因するツッコミどころはあるとは思ったものの、「悪くない」という感想。十分美味しくいただけました。
 更に、既存のYo-Kai Expressを使ったラーメン店舗では、提供開始時からその後、商品のアップデートも行われているようなので、こちらのお店のそばも、今後更に美味しくなるかもしれません。
 ともあれ、今後というか将来、人件費や衛生面を理由に、特に地方部においては、かつて(今で言うレトロ自販機が並んだ)オートスナックが普及したように、こういうお店がだんだんと増えていくかもしれませんね。
 ごちそうさまでした。

令和5年9月訪問

栃木県さくら市 登竜 本店

 この日、用足しの合間にさくら市内で昼食を取らねばと言う状況になり、同行していた人と「どこで食べようかねぇ」などと話しつつこちらのお店の前を通ったところ、なんと、普段のお昼時はいっぱいで入れない店舗前の駐車場に、空きがあるではないですか!
 珍しいこともあるものだと同行者に話を振ったところ、せっかくだからといただいていこうと話がまとまり、駐車場にクルマをイン。
 入店したらこれまた珍しくすんなりと席に座ることができ、メニューを一瞥しますが、こちらにお伺いするのが久しぶりだったことも有り、今回はこちらで一番好きなメニューをいってしまうことに。

【豚レバニラ炒め定食 1,159円】
豚レバニラ炒め定食 1,159円

 それがこの、豚レバニラ炒め定食。実はニラレバ炒め(レバニラ炒め)って、中華料理屋さんの中でも相当好きなメニューで、自宅でもたまに作ったりするんですよね。で、登竜さんのニラレバも、過去何度もいただいて、それこそお気に入りというか。
 注文から少し待って、登竜さんのトレードマークと言える鉄鍋に入った醤油ラーメンなどと共に、そのニラレバと、嬉しい再会を果たしました。

 でもまずはハーフサイズの醤油ラーメンから。スープのベースは気取らない中華料理屋さんっぽい、動物系メインと思われる青湯ですが、不思議と甘みを感じる(と言っても砂糖などの甘味料が加えられているのではなく、あくまで自然な甘みです。)丸い味わいは、こちらのお店で意識してラーメンを食べた高校生の頃以来、イメージとしてはずっと変わらないもの。醤油ベースの味加減もちょうど良いですね。そこに、モチモチっとした食感の、手揉みの効いたやや平べったい縮れ麺がよく合って、これが、もう。
 一方、メインのニラレバは、まず山盛りの量に軽く圧倒されますが、モヤシのシャキシャキ感がバッチリで、そこにモッチリした豚レバー、更にはニラの風味が合わさって、これが、また!味付けは、醤油ベースの甘さ控えめで、あっさりかつシンプルな感じですが、逆にこれが食べ飽きないというか。白米と一緒にワシワシいただけば、これが幸せというものでしょう!

 というわけで、美味しくいただいて大変満足。ボリューミーでお腹が苦しくなったのも、嬉しいつらさというか。
 ごちそうさまでした。

令和5年9月訪問

千葉県千葉市 いろり庵きらく 千葉みなと店 (JR千葉みなと駅 改札外)

 前の記事でも書きましたが、この日は、この夏の青春18きっぷ旅の延長戦ラウンド1ということで、千葉県方面に日帰り旅に。
 それでその途中、千葉都市モノレールの完乗ついでに立ち寄ったのが、千葉中央駅。この日は旅程では、ここで昼食を摂っておかないと、この後は乗り継ぎが良過ぎて夜まで食べるチャンスがないため、構内にあるこちらのお店まで。
 そこで今回食券を買ったのが、期間限定メニューの麺2倍盛り海苔つけそば。もともと期間限定メニューの海苔つけそばに、(麺量を2倍にするために)大盛食券2枚という買い方をするより、こちらの品にすると100円お得だそうで。
 店員のお姉さんに食券を渡すと、程なくして完成となりました。

【麺2倍盛り海苔つけそば 720円】
麺2倍盛り海苔つけそば 720円

 席に持ち帰り、早速ソバをツユに浸けていってみれば、これがなかなかのインパクト。もりそば用程度に濃い味のツユの中には、辛さ自体はピリ辛程度ですがわりと量があるラー油と、たっぷりのバラ海苔、あとは大根おろしでしょうか?これらが合わさって、さっぱりしつつも複雑な味と香り。また、辛さと量で、結構な食べ応えがありますね。
 もっとも、ツユのインパクトが強いので、ソバの存在感は、ほぼ食感だけとなりますが、それはそれで悪くないというか、そのことを云々するのは野暮というものでしょう。

 というわけで、美味しくいただきました。ごちそうさまです。

令和5年8月訪問

埼玉県さいたま市 名代 箱根そば 大宮ラクーン店

 この日は、この夏の青春18きっぷ旅の延長戦。某オークションサイトで、有効期限が2日分残った青春18きっぷを新たに購入し、その1日分を使って、千葉県方面へ日帰り旅に行くことにしたからでして。
 ですが、目的の千葉県に行く前に、埼玉県の大宮駅で下車。というのも、大宮駅の近くの商業ビルに、この数日前、小田急レストランシステムの「名代箱根そば」が、埼玉県で初めてオープンしたから、そこで朝食をいただいていこうかと。

 というわけで、大宮駅で下車したあと、東口から出て、大宮ラクーンというビルを目指しますが、このビルには複数の入り口があり、とりあえず駅に近い入り口から入ったところお店へは行けず、そこから一番街に抜け、1ブロック東側の通りに面した入り口のからじゃないとお店に行けないんですね。(ビル内のテナントが殆ど閉まっている朝の時間帯だけ?)
 ともあれ無事にお店を見つけると、開店直後だったにもかかわらず、先客、後客あわせて数名以上。順番に券売機で食券を買いますが、残念ながら開店記念メニューの販売は昨日までだったので、代わりにとある期間限定メニューの食券を。その後、待つこと少しで、購入した食券番号がモニターに表示されました。

【新生姜のミニかき揚げ天と厚切りベーコン天そば(冷) 650円 + 温泉玉子 120円】
新生姜のミニかき揚げ天と厚切りベーコン天そば(冷) 650円 + 温泉玉子 120円

 それで今回いただいた期間限定メニューというのが、新生姜のミニかき揚げ天と厚切りベーコン天そばを冷たい方で。そこに温泉卵を追加してしまいました。
 で、まずはソバからいってみたところ、細めのそれは生麺の筈なので、また冷たい方を頼んだので、口当たりやコシがしっかりめで、蕎麦粉はそんなに入っていない筈ですが香りもそれなりに。ツユは、醤油っ気、塩気、そして甘味のバランスに尖りはなく。両方とも無理やり捻り出せば何か特徴を伝えられるかもしれませんが、印象としては「特徴がないのが特徴」という感じ。もっとも、それこそが美点だと思いますが。
 一方、具のチョイスはパンチが効いているというか。そのうち、新生姜のミニかき揚げは、以前よりも新生姜の量が増量されたせいか、一口齧るごとに、個人的に食べ慣れた新生姜のサッパリ感がグっと来て良いですねぇ。更に、そばに入る天種としては以外だと思ったベーコンも、ソバやツユとのマッチングや良し。薫香がいいアクセントですね。加えて、添えられた大根おろしとも合いますし、追加した温泉卵と合わせると当たり前だがベーコンエッグ的味わいがまた。

 箱根そばさんの期間限定メニューは、この品に限らず、意表をついた具のチョイスだと思うことがままあるのですが、ベースのそばとツユが中庸かつちゃんとしているため、トリッキーな具材でも受け止めてしまうのかな、などと思ってみたりして。
 というわけで、この品も美味しくいただきました。ごちそうさまです。

令和5年8月訪問

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栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラフィフのオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、モータースポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

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