趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
北海道2日目の目的地は、道東の釧路市。個人的に釧路ラーメンというものを、是非一度いただいてみたかったのですが、事前に調べたところ、営業時間や立地から、こちらのお店に決定。宿に着いた後、近くの居酒屋で軽く一杯(もちろんそれじゃ済みませんがね。)やって、その〆に、ほろ酔い加減でお伺いしました。
店内は、カウンターのみで奥に細長い感じ。午後7時前という夏場だとまた宵の口というべき時間だったので、先客は数組といった感じ。それで早速注文なのですが、どちらもお店のスタンダードっぽく思えた醤油ラーメン、塩ラーメンを1つづつオーダーし、(お行儀悪いですが)同行者と分け合っていただくことにしました。
塩ラーメン 700円
それでまずは塩ラーメンからなのですが、まずはスープを一口啜ると、節系と鶏ガラの風味と旨味、更には野菜の甘味が加わって、かなりあっさりして、塩気はちゃんと感じますが優しい味わいというか。また、スープがシンブルだけに、表面に降られた白ゴマや薬味の白ネギの香りが、効果的なアクセントに感じられます。またそこに合わせる麺は、細く縮れた個人的にはオーソドックスに感じるものですが、意外なほどに歯応えがある(ただし、変に固いということはありません。)というか、ちゃんと「麺喰ってるぞ!」という気にさせてくれる食感と喉越し。そしてわりと歯応えを感じるチャーシューや、細めだけどしっかりと味が付いてコリコリしたメンマは、どちらもトラディショナルなものですが、だからこそ、この麺とスープに合っているんじゃないでしょうか。
醤油ラーメン 700円
醤油ラーメンは、ベースのスープのあっさり、かつ優しい感じに、醤油という馴染み深い風味が加わることによって、とてもわかりやすいキャラクターになっていたというか。また麺やチャーシューは共通だと思いますが、醤油味とのマッチングも良いというか、チャーシューとメンマはこちらの方がより合っているように感じました。
というわけで、どちらも美味しくいただいたのですが、どちらが良いという話ではなく、ほんと、好みの問題。それにしても、こういうベーシックな、毎日いただけるようなラーメンが、釧路ラーメンというものなんですかね。飲んだ後の、お腹も心もホッと落ち着きました。ごちそうさまです。
平成27年7月訪問
かつて北海道に、国鉄広尾線という、帯広駅から広尾駅を結ぶ路線がありました。それで今回の旅の途中、偶然にもその終着駅である広尾駅の近くを通ったのですが、その際、広尾駅が現在は広尾町鉄道記念館となっていることを知り、個人的にも広尾線にはちょっとした思い出があったりしたので、急遽立ち寄ることにしました。
襟裳岬を堪能して駐車場に戻って来た時、駐車場に面する2軒のレストハウスのうち、先ほど立ち寄らなかったほうに、あるものを発見!それは、今日のこれまでの道中でも見かけてもので、同行者によると、(同行者が好きでよく見ている)旅の動画によく登場し、興味本位でいただいた者は結構な確率で返り討ちにされているという品でした。
昆布ソフトクリーム 380円
それがこの昆布ソフト。作るところを見ていると、まずカップの底に昆布パウダーを投入したのち、マシーンからソフトクリームを絞り入れ、そして仕上げにまた昆布パウダーを、写真でも判るとおりたっぷりと振りかけるという、それだけで結構手強そうな感じが。で、店のお姉さんが「よく混ぜてお召し上がり下さい」とのことだったので、そうしてからいただくと、バニラアイスに昆布パウダーの塩気がマッチして、今流行の「塩スイーツ」といった感じの味わい。もっとも、その塩気の後に、昆布が持つ旨味と、更にその後方から磯の風味が追いかけてくるのですが。そういえば昆布って、昆布飴とか、昔からお菓子に使われてきた食材なので、そうそう変な味にはならないよなぁ、なんて思いながら完食いたしました。
というわけで、個人的には全然アリという感じだったのですが、ネタ的には若干肩すかしという気がしないでもなかったというか。ですが同行者に味見させたところ、一口で悶絶。バニラ+磯の風味が激しく駄目だそうで。やはりこの辺は、好みが激しく分かれるみたいですね。ごちそうさまでした。
平成27年7月訪問
北海道での2日目。新ひだか町で引退した競走馬と懐かしの対面を果たした後、次の目的地へと向かったのですが、それが、森進一さんの歌で有名な、襟裳岬。そこには、ちょっと懐かしいというか、昔からの観光地にあるようないかにもという感じのレストハウスが2軒ほどありました。で、到着した時に丁度お昼時となったので、そのうちの1つ、えりも岬レストハウス内にあったこちらのお店で、観光する前に昼食をいただくことにしたのですが、何でもこちらのお店は、ミシュランガイド北海道2012に掲載されたそうで。
Aセット(うに丼(ミニ)・えりもラーメン) 1900円
それで数多くのメニューからわりと苦労して(説明書き見てると、どれも美味しそうだったのよ。)選んだのが、個人的にウニが大好物ということもあり、こちらのセット。それにしても、その地名を冠するラーメンっていうのも、懐かしい感じですね。で、早速そのラーメンですが、まずはスープを一口いただくと、鶏と昆布の旨味がじんわりと。当地は日高昆布の産地でもあるので、それが使われているのでしょうか?これがなかなか滋味深くて、更には塩加減も丁度良く、何とも良いですね。また麺は、中くらいの太さの縮れ麺で、これは素直に懐かしい感じ。そして具が特徴的というか、つぶ貝は噛むほどに味わい深く、岩海苔、昆布、マツモと3種類載る海藻類もそれぞれに味と食感が違い、またそれらが全体に磯の風味を纏わせてくれるというか。あと、ミニサイズのウニ丼ですが、これはもう、間違いなし。漁期の関係でウニが地元産じゃないとは思うのですが、それでも悪くなかったのだから、これが旬の地元産だったらすごいことになっていたかもしれません。
カニ・いくら丼(ハーフサイズ) 1600円
こちらは、同行者がいただいたもの。「美味しい」と言いながらいただいておりました。
というわけで、観光地のいかにもなレストハウスでいかにもなメニューをいただいた筈なのですが、しっかりと美味しくて、(誠に失礼ながら)良い意味で期待を裏切られたというか。それに、今回いただかなかったけど、当地名物というつぶ焼きや、自家製のイカめしやシシャモが入った昆布巻きなど、他にもいただきたいと思ったメニューが沢山あったのでまたお伺いしたいと思うのですが、襟裳岬って、とっても遠いんですよね…。それでもまた何時か、お伺いできたら良いな、と思います。ごちそうさまでした。
平成27年7月訪問
北海道に来て2日目。門別競馬場にほど近いところにある宿から向かったこの日最初の目的地は、新ひだか町というところにある畠山牧場。ここに、平成9年(1997年)の有馬記念を制したシルクジャスティス号という元競走馬が繋養されているんですが、私、そして私以上に相方が好きでして。
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