趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
新年あけましておめでとうございます。もっとも、本日夕刻、石川県の能登半島で大きな地震が発生し、全くおめでたい気分ではありませんが。
本年もこれまでと代わり映えしない、ラーメンとそば・うどん類、あと個人的に気に入ったものの食べ歩きといった内容の記事が続く予定ですが、無理のないペースで更新させていただく予定ですので、お暇な時にでもお付き合いいただければ幸いに存じます。
令和5年10月中旬のとある日曜日。ふとタンメンが食べたくなってしまいました。
それをどこでいただくか。「あそこは日曜定休だし、あそこはメニューに有ったかどうかは不明。あそこでも良いけどおっちゃんワンオペだから2人で行って違う品を頼む(家人はタンメン食べないので)のもなぁ。」などと頭の中で検討して、結局のところこちらのお店に決定。加えてこちらなら、我が家2人とも、(苦手な食材や品を別とすれば)何をいただいても概ね口に合うというのもありまして。
そんなわけで、こちらのお店のタンメン。
清湯のあっさりした優しい旨みの中に、豚肉や、タマネギ、ニンジン、キャベツ、ニラ、モヤシ、キクラゲといった野菜類を炒めた風味と旨味が加わって、これが、もう。塩気も丁度良く、デフォルトで入るコショウの香りとピリッとした辛みが、味を引き締めているのが特徴的。
また麺は、いつもの、というかこちらのお店のラーメン類に共通の、ツルポニョシコっとした食感のもの。個人的に、こちらのお店が好きな理由の一つが、この麺だったりするのですが、何か飛び抜けて特徴的なわけではないものの、啜っていると安心するというか、なんか良いんですよね。
そして具は、先述のとおり種類豊富な野菜類と豚肉ですが、熟練の技によって、歯応えを残しつつも麺やスープと馴染んだ丁度良い具合に仕上がっています。
こちらは、一緒にいただいた品。
こちらのお店の餃子、個人的に大好きと言うこともあり、毎回何かしら(ノーマル、しそ、からし(唐辛子)の3種類有るうちのどれか。)一緒にいただくことが多いのですが、今回はしそ餃子に。
で、薄皮の焼き目がサクっとして、中の餡は肉汁溢れると言うよりも全体がトロっとしつつも具材の存在感も有るという食感達、そして今回はそこに青じその風味が加わって、これが、また。
餡の味がしっかりしているので、そのままでも全く問題なくいただけますが、お酢をビタっと付けるのも良いし、そこに辣油を垂らしても良し。
こちらは、家人がいただいた品。
例によってちょっとだけ味見させて貰いましたが、塩味スープ+バターの組み合わせも良いですよねぇ。
というわけで、タンメンを食べたいという欲求が十二分に満たされると共に、他の品々含め、今回も、どれも美味しくいただいて満足でございます。
ごちそうさまでした。
令和5年10月訪問
令和5年10月中旬のとある平日。用事があり、この日は仕事を休んだのですが、その合間に家人と共にお伺いしたのがこちらのお店。
それにしても、開店時刻の少し前にお伺いしたところ、平日にもかかわらず、ぱっと見で、5、6組が開店待ちしていました。今や不動の人気店といった感じですねぇ。
程なくして開店時刻となり、先頭から順に食券を購入しつつ入店。
その食券を店員さんに渡し、サービスで出してくださる、スープを取った後のと思われる鶏ガラをつまみつつ、待つこと少しで、今回いただく品々が登場しました。
【海と鶏の塩らぁめん 900円 + 御養卵の味玉 150円】
【半ライス 150円】
それで今回私がいただいたのが、看板メニューである金色の中華そばと悩みに悩んで決めた海と鶏の塩らぁめんに、御養卵の味玉、そして半ライスを追加して。
で、まずはスープからいってみたところ、鶏と魚介の出汁が良い感じにハーモニーを奏で、上品ながらしっかりとした風味と旨味を作っているというか。そこに、表面の油が適度なコッテリ感や味の膨らみを加え、まさしく良い塩梅な塩気もお見事。更に、上に載ったアオサ?が風味を加え、ネギ(軟白ネギ)が味を引き締めるという。
また麺は、中細のストレートタイプですが、ツルっと感のある啜り心地と、密度感のある歯応えを兼備。
そして具は、しっとりした鶏と肉感溢れる豚という2種類のチャーシュー、メンマの心地良いコリコリ感、追加の味玉の白身黄身とも絶妙な固まり加減など、どれも丁寧な仕事が窺えるのですが、加えて、ラーメンの味を邪魔しないような塩味?での味付けがまた。
そして最後は、飲み干したい気持ちを抑え頑張って残したスープを半ライスに掛け、更には、注文後にサービスで出してくれる鶏ガラをほぐしたものを載せれば、極上の鶏茶漬けが現出。夢中になって最後の1滴1粒まで食べ尽くしました。
こちらは、家人がいただいた品。っていうか、暫く前からこれしか食べていないほどのお気に入りの品ですね。
というわけで、今回も美味しくいただき、大変満足させていただきました。
ごちそうさまです。
令和5年10月訪問
本年も当ブログをご覧くださり、誠に有り難うございました。
去年の大晦日にあげた記事で書いた、当ブログを食べ歩き系とそれ以外に分割しようと思っている作業ですが、今年も作業時間が取れず停滞中。容量制限も気になってきたところなので、今年こそは何とかしたいと思いつつ、ここまで来てしまったという……。(来年こそは何とかしたいんですが。)
何にせよ、来年もお付き合いいただければ幸いに存じます。
それでは良いお年をお迎えください。
静岡ツーリングの帰り道。前の記事であげたスマル亭1号店で朝食をいただいたあと、進路を内陸部に取り、富士山の裾野を走って山中湖に出て、その後、バイクというか首都圏からのツーリングのメッカだとは知らなかった国道413号通称「道志みち」を走って、神奈川県の津久井湖へ。先程寄った「道の駅どうし」がえらい混んでいて休むに休めなかったので、ここでちょっと休憩をば。
で、缶コーヒーでも飲みながらダム湖を眺めようと思ったのですが、湖に面したところにあるこちらのお店が、ちょうど開店したところ。予定では、もう少し進んだところで昼食だったものの、先程のような混雑はもう勘弁して欲しかったのと、こういう偶然性のあるお店のチョイスも嫌いじゃないので、こちらでいただいていくことに。
コンパクトな店内は、テーブルとカウンター席が。あと、湖に面した外のテーブルでもいただけるようで。
注文は券売機による食券制ですが、開店直後にもかかわらず売切ボタン点灯が多数。無いものは無いで仕方ないと思ったものの、一応店員のお姉さんに確認したら、「ごめんなさぁい。昨日のままで直してなかったのよぉ。」とのことだったので、売切だったかき揚げそばと、ついでに生玉子の食券を購入。あと、券売機にはボタンが無かったものの品書きには書いてあり、実物もカウンターに置いてあったいなり寿司も一緒にお願いしました。
その後、少し待ってから登場したかき揚げそば+生玉子。
まずはツユからいってみたところ、出汁感はそこそこで、濃口醤油メインの味付けは、塩みと甘みのバランスは適度。また一口目は味の濃さが正直ちょっと薄いと感じましたが、いただいているうちに、だんだんと丁度良く感じてきました。
またソバは、生かどうか判りませでしたが、温かいツユに浸かっていてもツルシコな食感がしっかりと有り、もちろん香りも悪くなく。この日は、曇り空の下を一部区間では震えながら走ってきたので温かいそばにしましたが、これなら冷たいそば(ぶっかけと、それのたぬき、山菜、とろろがあり。)も食べてみたいですね。
それと具のかき揚げは、揚げたての衣サっクサクで、タマネギやニンジンなどの野菜のタネにも良い感じで火が通ってます。ツユとの馴染みも良いですね。
こちらは、写真で判るように、1つにはガリが、1つには紅ショウガがあしらわれ、お新香まで付いているという。
こういうちょっとした気遣いは嬉しく感じると共に、甘すぎないお稲荷さんの味付けなど、お味の方もなかなかでした。
というわけで、どれも美味しくいただき、満足。旅先で偶然、こういう好ましいお店でいただけるって、旅の醍醐味と言ったら言い過ぎですが、その旅をより楽しいものにしてくれますね。
ごちそうさまでした。
令和5年10月訪問
静岡ツーリングの2日目は、前の記事であげた溶き味噌系のラーメンをいただいた後、なるべく太平洋に近い道をひたすら走って、この旅の目的地とした御前崎に着いた後、島田市というところに取った宿で一泊。
そして翌日は、3日目にして最終日。この日の行程は、一般道をひたすら走って約350km先の自宅まで帰るのみとなっていたのですが、静岡県を離れる前に、寄りたいお店がありまして。
それが、静岡県内に7店舗(うち1店舗は閉鎖中)ある「スマル亭」というそば・うどん店。今から15年前、現在は高波被害で閉鎖中の2号店にお伺いして以来、その後もクルマで静岡県に来た際になどに寄ろうとしたけどなかなか都合を付けられずという訳で。
で、今回、どうせなら1号店(お店の前の国道1号は走ったことがあり、隣接する東名高速や東海道本線から何度も見ていたので、勝手に親近感を持っていた。)に寄りたいと思っていたところ、出発前にルート検索をしたら、お店に面した国道1号富士由比バイパスを通る行程が。
あとは、午前6時に宿を出発してから国道1号へと入り、速い流れの中をひたすら進むこと約1時間。午前7時を少し回ったところで、お店に到着しましたが、実際に来てみると、国道1号とJR東海道本線の間の、本当に狭いところお店があって、お店の後ろの東海道本線には貨物列車がバンバン走り、前を通るバイパスにはクルマやトラックやバイクがビュンビュン飛ばしていくという様は、何て表現したら良いかわからないけど、ちょっとばかり異次元感がありますね。
それでお店と並列する駐車場の片隅にバイクを停め入店。すると、鰹節とはまた違った、もっと魚魚したような香りが漂っています。
注文は食券制で、券売機でお目当ての品のを買おうとしますが、こんなに品数多かったっけ?!という印象。中には、「かちり」「大砲もどき」「和牛もっこり(レッド)」「レット破壊王ブラック」など、名前だけではどんな品か判らないものも。で、この時は、しらす天そばが食べたかったものの、売切ランプが点灯していたので、そのお隣のボタンの桜えび天そばに生玉子を追加して。そして、券売機に「たきこみ御飯あります\120」と手書きのPOPか貼ってあったので、それも一緒にお願いしてから、駐車場を向いたカウンターで待つこと
ほんの少しで、声が掛かりました。
15年ぶりとなる、スマル亭のそば。まずは、ツユからいってみたところ、入店した時に感じた魚魚した風味に、濃口醤油はツユの色ほど効かされておらず、塩気控えめ甘みも控えめという味付け。15年前の記憶が細部まで完全に甦った訳ではないのですが「そうそう!こんな味だった!」と。
またソバは、香り的に蕎麦の主張は程ほど。食感は若干柔らかめに感じましたが、多分茹で麺でしょうか?もっとも、この手のお店のソバは、柔らかめなのも好きなので、全くもって問題ないのですが。
そしてかき揚げは、桜海老の量的には潤沢とは言えませんが香ばしい風味が心地よく、全体的にサクサクとクリスピーな揚げ加減で、ツユとの馴染みはとても良く。
こちらは、具などは見当たらず、そば出汁でご飯を炊いたものでしょうか?ただ、そばを食べた時のような、魚魚した風味はなく、蕎麦と一緒に食べるには良い塩梅に味の付いたご飯という感じで。
というわけで、15年ぶりに美味しくいただいたのですが、手放しで美味しい!というよりも、15年前にいただいた時と同様、ちょっとクセのある味わいも感じつつも、それ込みで、ほくそ笑みながら感じる味わいが良いというか。こいういのって、暫くしたらまた絶対食べたくなるんだよなぁ。(でも静岡はなかなかに遠いので、食べられずに悶々とするんだよなぁ。)
ごちそうさまでした。
令和5年10月訪問
静岡ツーリングの2日目。前の記事にあげた下田市の食堂で朝食をいただいた後、駿河湾に沿って伊豆半島東岸を北上。沼津市からは極力海沿いを走り、昼過ぎに着いたのが、静岡市の清水区。
以前、某デイリーポータルZというサイトの記事で知ったのですが、この清水区には、「溶き味噌系」や「溶き味噌ラーメン」と言われる独特な味噌ラーメンがあるとか。その特徴は、麺はストレートタイプの細麺で、具はモヤシを炒めたものに加え、チャーシューも細切りされたものが多く、更に上からゴマが振り掛けられるなどいくつある(もちろん例外もあり)のですが、中でも最大のものは、その名前のとおり、味付けに使う味噌ダレがスープに溶かれず、麺に載せられて提供されるということ。それを客が一気に、また徐々に、はたまた別皿に
取って適宜と、好みに合わせて溶きながらいただくというスタイルになっています。
で、知ったからにはいつかいただきたく、この辺りに来る機会を狙っていたのですが、今回、静岡県の海沿いをツーリングしようと思い立った時、旅程に組み込んだ次第。
しかし、その元祖と言われる「一元本店」に到着したものの、店外で入店待ちしている状況にもかかわらず、営業終了の札が!時計を見ると、タッチの差で間に合わなかったようで、その札を見て思わずがっかりした声が漏れた時、そこに居あわせて「あら残念」と(小馬鹿にしたような口調で。多分此方の思い込みだと思いますが……。)宣ったBBAのことは一生忘れないでしょう。
それはさておき、「一元」と名の付くお店のなかには、確か通し営業されているところがあったと、バイクに戻りスマートフォンで検索。すると、ここから10分くらいのところにある鳥坂店を発見したので即座に向かうことに。
その後、スマートフォンをナビにして市街地を走ること少しで、お店に到着。
外観からして、年季の入ったラーメン屋という佇まいで嬉しくなりますが、お店に入ってもそんな感じで、カウンターの中には、元気なお姉さんたちが。
お品書きは、カウンターの中に大きなものが貼ってあるだけというのも年季の入ったラーメン屋っぽくて良い感じなのですが、それを見ても、名前だけでは、どれが溶き味噌系かは不明。なのでカウンターの中のお姉さんに「味噌を溶くのはどれですか」という、かなり間抜けな質問をして教えてもらった品をお願いしました。
それがこの、サッポロみそ柳麺。そういえば、ラーメン様の品を「柳麺」と書くお店、昔はあったなぁ、などと思いつつ、厨房では無くお店の外を向いたカウンターで待つこと少し。
味噌ラーメンにしては早い提供時間で、ラーメンが完成しましたが、スープに浸かった麺の上に味噌ダレが載り、その上に細切りのチャーシュー。そして その周囲にはゴマと小口切りの細青ネギが散らされているというビジュアルは、かなり特徴的に感じます。
で、それをどういただくか。
味噌ダレを一気に溶かすという手もあったのですが、やっぱり、味の変化を楽しみたいということで、最初はあえて溶かずにスープを一口いってみると、やや白濁したそれは、サラっとした口当たりで、動物系メインっぽいまろやかな出汁の味わいと、明確な旨味のエッジが。
次に、味噌を徐々に溶かしていきますが、あまり溶かさないうちに旨いと感じるポイントが出現。ちなみに味噌ダレそのものは、赤味噌がベースで味噌的コクもありつつキリっとした味の印象ですが、先述のスープと合わさることで、旨味が増し、角の取れた味わいになりますね。そしてそこから全部溶かすまで旨いポイントは続くのですが、いきなり全部溶かしても良いくらいの味噌ダレの量、かつ、最初ケチったこともあって、最後は味が相当濃くなりました。もっとも、それはそれで良かったんですが。
また麺は、細ストレート麺というのは知識として知っていましたが、こちらのお店のは、極細と言って良いくらいの太さで、加水率低めっぽい食べ始めはボリっとした食感のもの。こんな麺を味噌ラーメンでいただくのは初めてな気もします(極細麺はあったが、低加水なのは初めてかも。)が、しっかり合ってますね。
そして具は、シャキシャキのモヤシと、細切りで柔らかくも肉の食感があるチャーシューが、麺とよく絡みます。
というわけで、初めていただいた味なのですが、決してトリッキーでは無く、実にしっくりとくる美味しさだったというか。先のBBAのお陰で一気に悪くなった静岡市清水区の印象が、この一杯で一気に覆り、またいつかこの地を訪れて、溶き味噌系の食べ歩きなどしてみたいとさえ思うようになりました。
ごちそうさまです。
令和5年10月訪問
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