たひお備忘録

趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

栃木県下野市 ニューラーメンショップ R4

 最初にお断りしておきますが、今回の記事。味の感想が、体調の関係で、普段と大きく違う感じ方をする時にいただいた時のものなので、全くもって参考にならないと思います。
 というのも、色々あって定期的に胃カメラを飲む必要のある身体で、しかも口からだとえづきが酷いため、カメラを鼻から入れて貰っているのですが、麻酔での影響で、検査当日は匂いと味ががよくわからなくなっちゃうんですよね。ただ、前日は早い時間に消化の良い夕食だったし、当然当日は何も食べていないので、検査後は相当に空腹。
 そんな時、匂いや味の強い食べ物なら比較的感じられるだろうという浅知恵もあって、その時、わりと近くにあったこちらのお店まで。昨年、新規開店からあまり経っていない頃にお伺いして以来の訪問となりました。

 お昼時とあって、広い駐車場の僅かな空き区画にクルマを停め、入店。幸い、席は空いているようで、入口の所の券売機で食券を買った後、店員さんの案内でカウンターに着席して食券提出。ちなみに食券を買う際、味のカスタマイズができますが、全部普通にしました。(今思えば、全部「濃い」「多い」方向性にすれば良かったかもしれません。)

【赤味噌ネギラーメン 980円】
赤味噌ネギラーメン 980円
【半ライス 130円】
半ライス 130円

 それで今回いただいたのが、赤味噌ネギラーメンに半ライスを添えて。こちらの味噌系メニューは「白味噌」と「赤味噌」の2種類有るのが特徴的ですが、こんな状態のなので、よりエッジが効いてそうな赤味噌をチョイスした次第。

 で、まずはスープからいってみると、これだけ強い味や香りの強い食べ物である筈が、やっぱり麻酔の影響で、薄皮越しに向こう側のものを味わっている感覚というか、ようは、ディティールが全く判らないというか。スープに溶け込んで乳化したり仕上げに振り掛けられた背脂のコッテリ感や、味噌の塩気などは、何となく感じ取ることは出来るのですが。
 また麺は、スープよりも感じられることが減り、ユルっとしたウェーブ掛かった中細麺のプチモチっとした歯応えは感じるものの、それだけ。
 流石に具のネギのツンとしたエッジ感やゴマ油の香りは判りますが、チャーシューは肉の柔らかいけど繊維感のある歯応えと醤油っぽい味付けは何となくという感じで。
 おまけに、ネギとチャーシューの一部を移植し、スープ掛けた半ライス、いわば、今回の食事の個人的クライマックスを迎えても、前述の感想に、お米は粒々しているなぁ、というのが加わった位で……。

 まぁ、そんな状態でも決して不味くはないというか、むしろ美味しくいただけたのは有り難かった(ちなみにこの日の夕食に食べたカレーは、カレーの風味が何故か麻酔薬の匂いを連想させ、食べられたものじゃなかった。気合いで何とか飲み込んだけど。)のですが、正直なところ、ほんと勿体ないことしたなぁ、と。
 なので近いうちに、必ずやリベンジに訪れたいと思います。
 ごちそうさまでした。

令和5年11月訪問

福島県石川郡玉川村 道の駅 たまかわ こぶしの里

 前の記事でも触れた、福島県いわき市でのキャンプの帰り道。往路とはルートを変え、あぶくま高原道路を通るコースにしたのですが、その途中、お昼時となったので、どこかに寄って食べていくことに。
 それで、その時走っていたところから一番近そうな道の駅を探したところ、福島空港にもほど近いこちらの道の駅がヒット。着いた時、そのコンパクトな作り(いかにも農産物直売所という感じだった)に、こりゃ食堂併設しているかな、などと思ってしまい申し訳ありません。正面向かって右側が、おそば屋さんになっていました。
 しかも、結構な盛況で、入店した午前11時20分頃もテーブル席が2つと、カウンター長机が少し空いていただけだったのですが、程なく入店待ちが数組出来ていました。

【おろしそば(大盛) 950円】
おろしそば(大盛) 950円

 そんな中、私がいただいたのが、冷たいそばからおろしそばを大盛りで。
 まず手打ち(店舗隣接の麺打ちスペースでお婆ちゃんが一生懸命打っていた)のソバは、透明感のある白っぽい色合いが、いわゆる田舎そばとは違って、形状もやや平べったい感じ。口に入れれば、強い蕎香はないものの、ツルっとした口当たりと、当たりは柔らかいけど噛めばしっかりしたコシがあって喉越しも良く。これは個人的に大好きな食感ですねぇ。
 ツユは、中に氷が何粒か入ってキンと冷たくなっていますが、出汁感がそこそこあって、若干甘みが立った味わいが良いですね。濃さ的には、ぶっかけよりも薄く冷やかけよりもちょっと濃く感じました。
 また、おろしそばなので大根おろしが載っていますが、更に、あしらわれた貝割れ大根が、薬味的な役割を果たしてとても良かったです。
 それで最後は、蕎麦湯まで堪能。ちなみに蕎麦湯自体は、サラっとナチュラルなタイプでした。

【天ぷら三品 400円】
天ぷら三品 400円
【かき揚げ 150円】
かき揚げ 150円

 こちらは、同行の家人と分け合いながら一緒にいただいた品々。
 天ぷら三品は、ナス、ピーマン、そして小ぶりな椎茸が2枚という構成。大根おろしと天ツユが添えられていました。
 またかき揚げは、タマネギ、ニンジンの他にもいくつかのタネが入っていましたが、全体的に薄衣でサっクサクの食感が、また。

【かけそば 700円】
かけそば 700円

 こちらは、家人がいただいた品。
 例によって、ツユだちょっと味見させて貰いましたが、ツユは私の冷たいものよりも上品似感じたというか。
 また家人曰く、「そばが違う」とのこと。良い意味で違うということらしく、結局のところ美味しかったそうです。

 というわけで、どれも美味しくいただき、大変満足。ちょっとした旅の最後に、言い食事が出来ました。
 そして更に、帰りがけにこちらで購入した、ジャンボサイズのメンチカツや卵焼き、おこわ類を夕食としたのですが、これもまた!何とも家庭的味わいながら、どれも口に合って、大変良かったというか、旅から帰ってからもお世話になったというか。
 なのでまた、是非ともお伺いしたい道の駅となりました。
 ごちそうさまです。

令和5年11月訪問

福島県いわき市 廻鮮すし 源洋丸 内郷綴町店

 令和5年11月3日の文化の日。家人とこの日から、福島県のいわき市へとキャンプに出掛けたのですが、今回の施設はチェックインが午後からだったため、向かう途中に昼食をと考えていました。ですが、予定していたお店の営業時間が変わっていたりするなど、いくつかの罠にやられ侭ならないまま、いわき市へ。
 そんな時、道沿いにこちらのお店を発見。地元栃木県では見ないお店だったし、折角海沿いに来たんだから魚も食べたかったし、何より、ここまでの道中食べ損なって大変空腹だったので、即座に駐車場へクルマをイン!
 でも、そこでもちょっとした罠があったというか、入口に貼られた手書きの営業時間は午前11時30分からで、この時、時刻は午前11時15分頃。ですが、店内では何組かが食事中で、私達が入口に近づいたのを察知してか店員さんも付近に待機。扉の鍵は掛かっていなかったので入ってみたところ、何事もなく「いらっしゃいませ。何名様ですか。」と。

 席に着いたら、注文用のタッチパネルを色々触って、メニューをチェック。そこで目に付いた品を、2人で適当にいただくことにしました。

【冬の味覚5貫盛り 1,100円】
冬の味覚5貫盛り 1,100円
【どんこ 350円 ※写真撮り忘れ】

 こういうお店に来て個人的に最初にチェックするのは、「今日のおすすめ」の品。うまい具合に、そのものズバリのページがタッチパネルにあったので、そこからいただいたのが、冬の味覚5貫盛りと、どんこ。
 で、5貫盛りは、写真左からどんこ、とらふぐ、寒ブリ、白子、あん肝と、「今日のおすすめ」に載っていた5品が1貫づつ盛り込まれたもの。どんこ(ドンコ、鈍子とも)は、かつてエゾイソアイナメ、現在はチゴダラという標準和名となった(っていうか、別種と考えられていたその2種が同種だと判り、チゴダラに統一された。)魚で、全国で獲れるようですが、珍重されるのは三陸地方を中心に東北から北海道に掛けてだったかと。白身は淡泊ですが、上に載った肝がポイントで、脂が乗り魚魚した濃厚なコクが何とも良いですね。思わず、別に
1皿頼んでしまいました。
 あとは、トラフグは、締めてからまだ間もないのか身質が締まっているというよりも弾力があり淡泊な味わい。寒ブリは、一般的イメージとは違い脂がくどくなく程よい甘みとコッテリ感。白子、あん肝はどちらも濃厚で、プリン体など気にしてはいけません。

【目光唐揚げ 650円】
目光唐揚げ 650円

 福島に来たなら、これ食べないとと思っていた品をサイドメニューに見つけたので、思わず注文。ちなみに、メヒカリ(目光)は人口に膾炙した名前ですが、標準和名はアオメエソ。個人的に、以前、いわき市で食べて以来、好きになった魚です。(でも、わりと全国で食べられているようですね。)
 で、こちらの唐揚げは頭ごと揚がっていますが、骨は柔らかく丸ごと食べることが。ホクホクした身はクセのない旨味があり、味付けも最小限というか、魚本来の味を生かす程度だったのも良かったです。
 でも、これ食べている時、ビールか酒が欲しかったなぁ……。

【活ほっき貝 380円】
活ほっき貝 380円
【1貫 金華さば 140円】
1貫 金華さば 140円

 こちらは、個人的に好きなネタだから頼んだ品。間違いなかったです。
 それでこちらのお店は、多少割高になるものの、1貫づつ頼める品が多いので、あとちょっとだけ食べたいなんて時に良いですね。

【玉子握り 160円、いなり 120円、1貫 サーモン 140円、1貫 ねぎとろ 140円】
玉子握り 160円、いなり 120円、1貫 サーモン 140円、1貫 ねぎとろ 140円

 これらは、同行の家人がいただいた品々。中でもサーモンは、地元栃木の普段お伺いする回転寿司店のと違って、とっても「魚」だとの感想。っていうか、私も感じたのですが、コチのお店の寿司は、どれも「魚」の存在感があるというか、海の生魚を普段から食べ慣れている人の味わい、と表現したい味を感じたんですよね。
 それと、1貫づつ頼めるシステムは、あまり量を食べない家人も有り難がっていました。

【かき揚げうどん 350円】
かき揚げうどん 350円
【きつねうどん 330円】
きつねうどん 330円

 ひととおり食べたいネタを頼みつつ、個人的にはちょっと飲みたかったけどこれからキャンプ場までのドライブや着いた後の設営作業があったので酒の替わりにうどんををば。また家人も温かい汁物が欲しいということで、二人揃って注文することに。
 それで私がいただいたかき揚げうどんですが、ツユは出汁感そこそこで、味付けは万人向けのバランスだけど、嬉しいことにちょいと濃い目。失礼ながら、高級な市販品という感じの味わいで、家人も「高級感がある」と言っていました。
 ウドンは、冷凍でしょうか。変なコシや歯応えが無い自然な食感が良いですね。
 かき揚げはタマネギがメインの既製品だと思いますが、表面は香ばしく。ツユと良く馴染むというよりも、馴染みつつも存在感を主張するという感じでした。

 というわけで、各々の感想や思ったことは文中に書いたけど、相対的にはどれも美味しくいただき、満足いたしました。
 ごちそうさまです。

令和5年11月訪問

栃木県さくら市 お食事処 きぬや

 お酒をしこたま飲んだ翌日、私以外の人達は、何が飲みたくなるんでしょうか。
 私は、水、麦茶、味噌汁(できればシジミ汁)塩っ気の有るトマトジュース、ポカリスエット(若しくは同イオンウォーター)あたりが体調に応じて、という感じですが、それに加えて、何かの出汁(魚介でも動物系でも)と濃口醤油が効いたツユ、要は、ソバやラーメンのツユが無性に欲しい時が。
 この日もそんな感じだったので、この日、心の中で求めていたものと一番マッチ率が高かった気がするこちらのお店までお昼時に。
 生憎テーブル席やカウンターは埋まっていたので、入店したら、(その時あいていた)一番奥の座敷に行く旨とラーメン1つお願いする旨をレジにいたお姉さんに告げてから、お冷やを汲みつつ着席。で、その際、無茶した翌日特有の妙な空腹状態だったので、つい大盛りでと言い添えてしまいました。(そういえば、こちらのお店では最近ラーメン大盛ばっかり食べている気が……。)
 入店時に注文を済ませていたので、この後、店員さんがおしぼりだけ持ってきてくれ、更にそのあと程なくして、いつも厨房で料理を作っているお兄さん自ら、席まで持ってきてくれました。

【ラーメン(大盛) 750円】
ラーメン(大盛) 750円

 早速、欲しかったスープから行ってみれば、動物というか、豚骨っぽい香りがちゃんとして、旨味もしっかり。表面の油からのコッテリ感はそれなりで、そこに濃口醤油が合わさり、更に薬味のネギの風味やちょっとした刺激が加われば、これが、もう!
 またそのスープと良く合う細めの縮れ麺は、大盛りにするとたっぷり2玉分入っているのでしょうか?最初はわりと歯応えを感じるものの、程なくして馴染む感じが、個人的には嫌いじゃ無いです。
 そして具は、柔らかいチャーシュー、メンマ、ナルト、海苔にホウレン草と、トラディショナルな構成というのも。
 で、お目当てのスープ、そして麺もたっぷりあるので、途中からコショウ、更にお酢と味変も十二分に楽しめます。

 というわけで、食べ終わった頃には多少の汗もかき、それによってか身体も多少スッキリ。あと、こういう時って、食べ終わった後に飲む水も、更に美味しく感じるんですよね。
 ごちそうさまでした。

令和5年10月訪問

栃木県大田原市 手打ち 小峰屋

 令和5年の10月も終わりに近い土曜日のこの日。家人から、「小峰屋さんの醤油ラーメンが食べたい」というリクエストが。
 私も、アッサリしたラーメンが食べたい気分だったというか、このところ、ラーメンは食べたいけど真っ白に濁っていたりドロドロしたものは身体が欲しなくなっている(これが老化というヤツか!)という状態だったため、一も二も無く乗っかることに。
 それで狙っていた開店時刻を多少過ぎての到着となりましたが、入口奥の券売機で食券を買い、更に奥に進んだところ、テーブル席は(座敷席を除いて)既に満席。もっとも、家人と二人の場合、カウンター席に座ってしまうので問題は無いのですが。

【醤油ワンタン麺(大盛) 1,050円】
醤油ワンタン麺(大盛) 1,050円

 で、今回私がいただいたのは、醤油ワンタン麺を、何故かつい大盛で。
 まずはスープからいってみれば、優しい鶏など動物系メインの旨味に、醤油ダレが優しく効いて。ちょっと前にお伺いした時は、鶏の旨味をギュっと出したようなスープだと感じましたが、前回そして今回と、(たまたまかもしれませんが)もっと前の鶏の旨味は十分に出しつつもジェントルな方向性に戻ったような気がします。どちらも捨てがたいですが、現在の個人的な嗜好だと、今回のようなジェントルな方向の方が惹かれますね。ただ、せっかくジェントルな味わいを、卓上のタレを追加してちょっとだけ修正させて貰うのですが。(しょっぱい
物好きなもので……。)
 また青竹打ちを謳う麺は、口当たりはピロっとソフトなれど、その実わりとコシのある食感が、もう!毎回書いていますが、ほんと、私の好みに合うというか。あと、こちらのお店は並盛りでも麺量がわりとあるように感じますが、今回は大盛りにしたため、もうたっぷり、という感じで。
 そしてワンタンは、ツルピロっとした皮に、小ぶりだけど存在感のあるの餡が、これまた。一般的な白河系よりも若干厚めですが、その分、皮自体の食べ応えもあるのが良いですね。
 あとチャーシューは、炙りの入ったプリッと食感のバラ肉と、スモーキーな香りがたまらないミシっと食感のモモ肉というコンビネーション。それとメンマが穂先メンマに変わっていたのは嬉しいサプライズで、更に、青菜では無くワカメが。個人的には好きなので歓迎ですが、風味が青菜よりも強いので好みが分かれるかもしれません。(ちなみに家人は苦手なので、その分を私が貰うのですが。)あと、海苔とナルトは、有るとやっぱり嬉しいです。

【醤油ラーメン 780円】
醤油ラーメン 780円

 こちらは、家人がいたいた品。
 先述のワカメ以外、「美味しい」と言いつついただいておりました。

 というわけで、今回も美味しくいただき、大変満足いたしました。
 ごちそうさまです。

令和5年10月訪問

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馬 たひお (@uma_tahio)
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栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラフィフのオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、モータースポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

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