趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
この日は、午前中に矢板市に所用からのついでに昼食という予定だったのですが、時間にちょっとだけ余裕が出来たので、矢板市内を抜けて箒川を渡って野崎街道に入り、東北新幹線の高架下にあるこちらのお店まで。実は、何度もお店の前を通って気にはなっていたのですが、お伺いするのは初めてなんですよね。
それで駐車場にクルマを停めお店に入ったところ、店内は街の中華屋とは違う立派な中華料理店という感じで、回転テーブルや座敷も。お伺いしたのが平日のお昼時とあって、作業着姿の人たちも。その他、地元の方々とおぼしき老若男女で結構な賑わいです。それと、店内には栃木県出身の偉大な作曲家である船村徹先生に関するものが多く飾られていると思ったら、こちらの女将さんが先生の門下生だったそうで。
華泉ラーメン 880円+税
そんな中いただくのが、初めてのお店で迷った時はお店の名前を冠したメニューということでこちらの品をお願いしたのですが、登場したラーメンは、うっすらと色が付いたスープの上に、麺が見えないほど具材がたっぷり載っていました。それで早速いただいてみたところ、しじみがベースというスープは、あっさりしているけど何とも滋味深い味わい。またメニューにはラー醤を効かせたと書いてあったのですが、最初、それっぽい香りはすれど辛味はほとんど感じなかったものの、ただいているうちに唐辛子由来の辛味が口の中に蓄積していくような気がします。また具材はトロミでまとめられているのか口当たりが柔らかく、種類のバラエティーも豊かで、卵に豚肉、白菜、ニンジン、ピーマン、タケノコ、キクラゲ、ワカメに、海苔とナルト、そして薬味的な白ネギと、10種類以上使われていたかと。また麺は、老舗の中華料理店っぽい細縮れ麺で、「ムニっ」をやや硬質にしたような歯応えでした。
若鶏の唐揚げ 1000円+税
こちらは、一緒にいただいたもの。お店のお勧めっぽかったのでつい頼んでしまったのですが、そのボリュームにちょっとびっくり。(実は今回、同行者がいたので、何とか完食できましたが。)火傷しないよう注意しながらかぶりついてみると、香ばしい衣は卵を使っているのかハード目にサクっフワっという食感。そして中の鶏肉はとってもジューシー。そのままでも十分いけますが、付属のスパイス入り塩を掛ければ味が締まって更に良いですね。
というわけで、どちらも美味しくいたいたのですが、今回いただいた他にも気になる品が沢山有りましたので、またお伺いしたいと思います。ごちそうさまでした。
平成29年2月訪問
実はこちらのお店。四半世紀以上前からお店の横は幾度となく通り、存在も認知していたにもかかわらず、その暖簾をくぐったことは一度もありませんでした。ですがとある日曜日だったこの日、色々な事が重なってお店の前を通ったところ、店舗横の2,3台しか停められない駐車スペースに空きが。これは、このチャンスを逃すと一生訪れないままになってしまうと思い、急いでそこにクルマを入れました。
それで店内に入ると、カウンターの中にはかなりお年を召した男性と、前にラーメン本で見たことがあるような気がする女性が。で、天井奥の照明が点いていないので店内はちょっと独特な雰囲気だったのですが、そんな中カウンターに座り、以下のものをいただきました。
ラーメン 450円
昔、某ラーメン本に載っていたミソラーメンも大変気になったものの、今回は初めてということで、ラーメンを。で、注文からほとんど待っていなかったにもかかわらず、男のかたから「お待たせして申し訳ありません」と出していただいたのですが、何ていうか、ものすごくシンプルな見た目。早速スープからいってみたところ、きわめてアッサリしていて、薄めの色のとおり味付けはライト目というか塩気控えめ。お陰で、具のザーサイ風味が結構際立つのが個性的ですね。また麺は、細めの緩く綴れたもので、ツルポニョッとした食感です。そして具のチャーシューは、プリサクの食感で、小ぶりながら肉の味がしっかり、味付けも良い塩梅です。これなら、チャーシュー麺でも良かったかなぁ、と。あとザーサイは味もかなり濃く、唐辛子の辛味が効いていました。
ギョウザ 300円
こちらは、一緒にいただいたもの。で、結果から言うと、これが個人的にはかなりのヒットでした。まず、口に近づけただけで香ってくるニンニク・スメルで、それがかなり効かされていることが想像できるのですが、やや厚めで、パリサクなクリスピー食感の皮に包まれた餡が解き放たれると、想像どおりのニンニクがガツンっ!と。ただ、それだけではなく、餡自体にちゃんと味が付いていて、そのままでも全然いけるというか、逆に醤油付けちゃうと勿体ない感が。また、餡の中に入ってるキャベツなどの野菜が大振りで、若干シャキシャキ感の残る仕上がりになっていたのが面白かったです。
というわけで、特にギョウザは美味しくいただいたのですが、今度はそれと共に、是非とも名物のミソラーメンをいってみたいと思います。ごちそうさまでした。
平成29年1月訪問
こちらのお店にお伺いした時は、毎回同じような書き出しになってしまうのですが、時たま無性にいただきたくなる、個人的味噌ラーメンの原点であるどさん子の味。今回はそんな時にたまたま家人のリクエストがあり、これ幸いとばかりにお伺いしました。
みそバターラーメン 650円
それで今回もいただいたのが、こちらの品。ほんと、毎回毎回これなのですが、これが食べたくてこのお店に来るので仕方が無いんです。で、ニンニクがバキっと効いた、これぞオレの中でのスタンダード味噌ラーメンというスープや、とても良く合うモヤシやキャベツ、コーンなど野菜類に、懐かしい風味のメンマ、ここならではの茎ワカメは相変わらずだったのですが、今回のは麺が、記憶にある(って勘違いしているだけかもしれませんが)動きが固いという感じの食感ではなく、ムチポニョっとした動きのある瑞々しい食感で、正直こんなに良かったっけ?という感じでした。そして、最後はひき肉とコーンが底に沈んだスープを飲み干せば、もう。やっぱりこの味、好きなんだよなぁ。
半チャーハン 350円
こちらは、一緒にいただいたもの。若干しっとりしたところが逆にいかにもラーメン屋のチャーハンといった感じで、味付けもしっかりキマってます。
というわけで、どちらも美味しくいただいたのですが、今時この値段でこのラーメンと半チャーハンをいただけるなんて、何とも素晴らしいなぁ、と。ちなみに、私と同じみそバターラーメンを毎回いただいている家人も、「やっぱりラーメンはこうじゃなきゃ」的なことを申しておりました。そりゃ、値段の張る食材を贅沢に使って作ればそれなりに美味しいものはできるんだけど、それが例えば、ラーメンだけで1杯千円を軽く超えるようなものだと、個人的にはそれって別にラーメンじゃなくても、なんて思ってしまうところもあるんですよね。(もっとも、そういうラーメンも嫌いじゃないというか、機会があれば有り難くいただきますが。)そういう意味では、こちらのは、昔からほとんど変わらない値段設定で「旨い!」と思わせるんだから凄いことだと思いますし、ほんと、有り難いことだと思います。ごちそうさまでした。
平成29年1月訪問
私の所属している某団体(って、決して危ない団体じゃないです。)で、年に一度、毎月積み立てたお金を使って旅行しているのですが、元々昨年度一杯で退団する予定だったため、昨年度行った(実際に行ったのは一昨年)の台湾旅行が最後だと思っていたところ、何故か今年度も退団しておらず、今度こそ最後となるかもで行った今年度の旅行は、九州の、博多・長崎方面と相成りました。
一泊二日の九州団体旅行も、レンタカーを返してあとは長崎空港から帰るだけとなってしまいました。それでこの空港で、夕食やお土産購入のため自由行動となったのですが、そんな時目に入ったのが1階にある、「五島うどん」の看板を出してるこちらのお店。気になってすぐにスマホで調べてみたところ(って、便利な時代になったもんですよねぇ。)、なかなかに特徴的、しかも個人的に大好きな乾麺のうどんということで、お伺いすることに。ちなみに五島うどんというのは、長崎県五島手延べうどん振興協議会のウェブサイトやウィキペディアによると、諸説ありながらも大陸から直接五島列島に伝わったらしく、稲庭うどんやそうめんなど同じく手延べ製法で作られ、麺を延ばす際には五島列島で古くから採取されている特産の椿油が使われているのが特徴だそうです。
おでんセット 1000円
でもその前に、お店の入口付近で美味しそうに煮込まれていたおでんで一杯。(実はおでん、結構好きだったりするんです。)ちなみにおでんはセルフサービスになっていて、この品はおでん3本と生ビールのセットですが、おでん単品だと1本140円になっています。で、五島名物の巾着くじらを初めとする写真の3品を選んだのですが、種はどれも地元産だそう。どれもアゴ(トビウオ)だしを使った上品な味付けが良く染みていて旨いのですが、中でも皮鯨の入った巾着くじらは、その風味と食感がアクセントになっていて、とても興味深かったです。あとアゴだしは、馴染みのない私(栃木県生まれ栃木県育ち)からするとちょっと独特な風味を感じるのですが、それが強すぎず丁度良い感じになっていました。
地獄炊き 810円
おでんで呑んでいる間に登場したのが、当地でも良く食べられているという地獄炊き。名前だけ聞くと物騒ですが、ツユというかタレが2種類付いた釜揚げうどんで、1つはアゴだしのつけだれ、もう1つが生卵なのですがそこに鰹節と、卓上の醤油を入れてくださいとのこと。で、早速いただいてみると、茹でたてのウドンはツルっツルで、私自身乾麺が好きなこともあるのですが、この細くて滑らかな食感はいくらでも啜っていられそうです。また2種類のつけだれですが、アゴだしの方は薬味のショウガを入れてしまうと勿体ない感が出てしまうほど上品な味付け。そして生玉子+鰹節+醤油ですが、卓上の醤油は当地のものでしょうか?まろやかさがあって、当たりが柔らかい気が。味的にはシンプルなのですが、その醤油が効いていたのか何とも面白く、且つ旨くて個人的には(甲乙付けがたかったのですが)こちらの方が気に入りました。
芋焼酎 五島灘(25度) 500円
こちらは、飲み足りなくて追加注文したもの。水割り、お湯割、ロックとあったのですが、水割りでお願いしました。で、いただいてみると芋の香りが華やかで、クセというか個性もそれなりにしっかりと。飲んでいる途中、別の店で飲んでいる同行者からお誘いがあったので慌てて飲み干してしまったのですが、もっと時間を掛けてゆっくり飲みたかったです。
というわけで、どれも美味しくいただいたのですが、今回の旅行の締めにふさわしい夕食になったかな、と。ごちそうさまでした。
平成29年1月訪問
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