趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
今回の旅の目的の一つが、前の記事でもちょっとだけ触れた名古屋競馬場。弥富市への移転もほぼ決まったようで、今の「土古(どんこ)」にあるうちに可能な限り通っておきたいという思いで、昨年に続いてのお伺いとなりました。
今回旅行で名古屋を訪れた目的の一つが、昨年に続いての訪問となった名古屋競馬場。その詳細については次の記事に書くとして、とりあえずは、競馬場での勝負の最中にいただいたこちらの品を。
コロきしめん 420円
注文は、お品書きに「夏のみのメニュー」と書かれたこちらの品。ちなみにコロとは、当地で冷たいつゆを掛けたうどんやきしめんのことを指す言葉で、いわば冷やしきしめんといったところでしょうか。それで早速ツユを一口いってみたところ、名古屋らしい醤油感が。温かくないので出汁感が感じにくくなってしまうのは仕方が無いところですが、甘さ控えめの味付けが好みで、塩気はビシっと丁度良く。温度はキンキンに冷たいというよりも若干ぬるい感じで、勝負の合間に一気にかき込むにはこちらの方が都合良いですね。また麺は、冷たい分ピロピロ感が減ると思いきや、そうでも無いのが面白く感じました。
というわけで美味しくいただいたのですが、それに加えてこの日の名古屋は大層暑かったので、こういったサクっといただけるものはたいへん有り難かったというか。ごちそうさまでした。
平成29年8月訪問
喫茶マウンテン。「甘口小倉抹茶スパ」をはじめとする甘口スパシリーズといった個性的すぎるメニューを取りそろえた(ちなみに、一般的なメニューもちゃんとあります。)その筋では超有名な、名古屋にある喫茶店。その名前から、何時の頃からか「霊峰」とも呼ばれ、そこで食すことを「登山」、完食すれば「登頂」、完食できなければ「遭難」などどいう言い方をされるようにもなりました。で、個人的には今から10年以上前、『奇食の館』というウェブサイトによってその存在を知り、いつかお伺いしたいという野望というか希望を持っておりましたが、今回ようやくそれが叶うことに。
当地では名駅(めいえき)と呼ばれる名古屋駅から、地下鉄を乗り継いで最寄りの八事日赤駅へと向かい、そこから歩く事少々。午前9時の開店時刻より少々早い到着となってしまったのですが、幸い、すぐ近くに公園(滝川公園)があったので、そこにあったベンチに座り、考え事をして時間をつぶす事に。実は、こちらにお伺いする事が決まって以来、何をいただくか悩んでいたというか、この期に及んでまだ決まっていなかったんですよね。なのでスマホを使って、これまで何度も見た喫茶マウンテンの記事が書かれたブログやウェブサイトを見て最後の検討をしている最中、目の前を「これから登山するぞ!」という決意を秘めた(ように見えた)お兄さんが通り、開店時刻が迫っている事を知りました。で、私もいつまでも悩んでいても仕方が無いので、その方の後ろについてお店へ。丁度開店したところだったのですが、そのお兄さんは店舗外観の写真を念入りに撮っていたため、私が先頭でお店に入る事となりました。
【喫茶マウンテン 看板】
【喫茶マウンテン 店舗外観】
入店すると、入口付近のテーブル席を案内され、4人がけ席に1人で。話では聞いていましたが、このテーブル、4人で使うとかなりタイトになりそうですね。で、続けざまに3組入店し、通路を挟んだ隣が件のお兄さん。あとは男女二人連れと、孫を連れたまだ若そうなおばあちゃんが、それぞれ前方と斜め前方に。その後も続々とお客さんはやってきて、中には一家揃って親子3代(4代かも)とおぼしき多人数での入店もありました。そんな中、真っ先に注文となったのですが、悩みに悩んだ結果お願いした品々は以下のとおり。
スパイス合衆国 800円
最初に言っておきます。「甘口スパじゃなくてすみません。」でも、喫茶マウンテンの記事が書かれたブログやウェブサイトを見ているうち、個人的に一番食べたくなったのがこちらの品だったものですから。で、そのスパイス合衆国。名前からは想像つかないのですが、事前の情報ではカレー味の雑炊というかリゾット的な品とのこと。それで登場して早速、てっぺんの生卵は混ぜずに一口いってみたところ、まずはベースとなっているカレールーが美味しいですね。事前に調べた時、喫茶マウンテンはカレーが美味しいという記事も目にしたのですが、これはスパイス合衆国という名前のとおりスパイシーかつ、コクのある炒めタマネギのような甘さも感じられて絶妙な塩梅かと。ちなみに辛さは激辛ではなくやや辛味は強いいかなぁ、という程度ですが(でもこのあたりは感じ方に個人差が大きいですから)、生卵を崩して混ぜ込めば、若干マイルドに変化します。そんなルーと卵が、お米の一粒一粒をコーティングしているような食感で、リゾット的にも感じる(ただし、お米はアルデンテではありませんが。)という話もわかるのですが、個人的には大阪の老舗、自由軒の名物カレーを連想しました。(ただし、卓上にウスターソースは置いてありませんが。)また、具は入っていないようにも見えましたが、いただいていると鶏肉、あとは煮溶けた溶タマネギのようなのも感じられ。もっとも、味的にはほとんど一体化しているので、食感的に変化がある位の感覚ですが。あと、添えられた紅生姜が良いですね。カレーの定番である福神漬けよりも、サッパリ切れのある感じが、このカレーには実に合っていると思いました。
コーヒーフロート 500円
こちらは、ネタ的興味もあっていただいたもの。喫茶マウンテンの、アイスクリームがフロートしていないフロートについては事前に写真で見た事があったのですが、実際に目の当たりにすると思わず笑ってしまいますね。ですが、味的にはきわめてまともというか、コーヒーはちゃんと喫茶店のアイスコーヒー(甘味なし)で、バニラアイスはサッパリ系という感じ。ただ、見た目どおり結構食べづらいというか、付いているのは掬うところが小さいスプーン(そのへんはフロートなので)なので、受け皿が付いている意味がよくわかります。あと、注文前に懸念していたジョッキのサイズはビールジョッキよりもだいぶ小さいので、余裕で完食というか完飲が可能でした。
というわけで今回、登った山の難易度はかなり低いながらも2峰の登頂に成功。長年夢に見た喫茶マウンテンでいただく事ができて感無量だったのですが、まわりを見ると、男女二人連れが注文したヤングスパのボリューミーさがすごかったり、おばあちゃんに連れられたお孫さんが注文したチョコレートパフェは(見ため的に)まともだったり、隣に座った小倉抹茶スパのお兄さんは食べている途中時々虚空を眺めていたりと、そんなところも楽しかったというか。ただ、「やっぱり、甘口スパなどのネタ度が高いメニューの方が良かったかなぁ…。」という気持ちも正直あるので、またいつかお伺いして、遭難覚悟でアタックしてみたいと思います。ごちそうさまでした。
平成29年8月訪問
これからしばらくの間、8月9日(水)~12日(土)の3泊4日(うち車中2泊)で愛知県の名古屋市と兵庫県の尼崎市(ようするに、名古屋競馬場と園田競馬場)などを旅行してきた時の記事が続きます。
それでそのはじめが、バスタ新宿から名古屋行きの夜行バスに乗る前、夕食としていただいたこちらのお店。麺屋武蔵の1号店が青山に出来たのが1996年。ここ新宿では1998年の開店以来20年近くに渡って行列の絶えない超有名店で、個人的認識では、このあたりから凝ったつくりのラーメンが栃木の田舎者でも知るところとなったような印象があったりして。(余談ですか、かの『支那そばや』はこれよりも10年前に開店していますが、某TV番組)で、新宿は何度も訪れているわりに、こちらはまだお伺いしたことがなかったんですよね。
その武蔵さんの新宿総本店。バスタ新宿(新宿まで乗ってきた湘南新宿ラインのホームもそうですが。)からだと甲州街道を跨ぐ分ちょいとばかり遠くなるのですが、それでも、10分も歩かずにお店に到着。時刻は午後10時頃と、閉店の約30分前にもかかわらず店内は満席で、入口のところ券売機で買った食券を店員さんに渡した後、少しだけ待ってカウンター席へとへ案内されました。ちなみに、食券提出時に麺は並盛りか大盛りが尋ねられたのですが、大盛りでも同料金なんですかね。(つけ麺は並盛りから特盛り(何と1kg!)まで同料金と、店頭に表示してありましたが。)あと、店内は至る所に宮本武蔵があしらわれていて、流石「武蔵」という感じで。
武蔵ら~麺 1150円
それでいただいたのは、店名を冠したこちらの品。券売機にも「一番人気」と書かれていましたね。で、早速スープからいってみたところ、これが凄かったというか。こちらの現在のスープは鶏ガラ・豚骨から取る動物系スープと、鰹節・煮干しから取る魚介系スープをブレンドして使うWスープが特徴となっているのですが、濁ってないけど超濃密な旨味と風味が口の中に広がり、出汁に使われている素材が相当量使われているんだなぁ、と。また醤油ベースの味付けも、超濃密スープに負けずビシっと決まっていますね。それに合わせる麺は、ムチモチっとした食感の太縮れタイプで、スープに負けてないというか、一体感のある印象。個人的には、やたらと堅く仕上げていないことが好印象です。そして具は、ドドンと載る豚の角煮はトロトロ食感で、また十分な下処理がされているらしく、しつこさがないのが良いですね。あと味玉も負けていないというか、卵自体の味も濃いのですが、このラーメンの中に入っても存在感を失わないためか味付けも濃い目。メンマは、色の濃い見た目ほどキャラクターが強くなく、息抜き的な印象です。それと、カウンター上に、コショウの替わりか武蔵生七味というのが置いてあったのですが、まずは少量、レンゲに取って使用してみたところ、確かに、唐辛子を中心にした複雑なその辛味と風味は、コショウよりもこのラーメンに合うんじゃないでしょうか。
というわけで大変美味しくいただいたのですが、こちらのお店のラーメンが約20年前に出てきた時は、さぞやインパクト十分だったでしょうね。で、そこから進化を続け、今も沢山の人を引きつけているのは、凄いと思いました。ごちそうさまです。
平成29年8月訪問
休日のこの日の朝。所用のため国道4号を北上しだしました。で、生憎朝食を食べていなかったのでどこか探しつつとなるのですが、中途半端な田舎故コンビニと牛丼屋さんくらいしか選択肢が無いというのは仕方ないところ。そんなわけで、今回はこちらのお世話になることに。
朝そばとろろご飯牛小鉢 530円
それでいただいたのが、朝限定のこちらの品。ちなみにそばに載った天かすはサービスで、店員さんにお願いすれば持ってきて貰えます。で、早速そばからいってみれば、つゆには出汁感もあって、細めのソバも良い感じ。これまで何度かいただいているそば吉野家さんですが、ほんと、値段を考えれば立派なそばだと思いますよ。あと牛小鉢は、途中からそばに入れたりとろろご飯にトッピングしたりと楽しみました。
というわけで、美味しくいただきました。ごちそうさまです。
平成29年8月訪問
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