趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
台湾一人旅も4日目が終わり、この日も、宿のある台北市へと戻ってきたのですが、途中色々あって予定が狂い、台北駅へと到着したのが予定よりもだいぶ遅い午後8時半過ぎとなってしまいました。で、予定が狂ったのは食べ物もそうで、(こんな時の為に)あらかじめ調べておいた夜遅くまでやっているお店は、いざ行ってみるとこの日何故か早仕舞いしていたという。
そこで一瞬、(疲れていた事もあって)もうコンビニ飯でも良いかなとも思ったのですが、そんな時目に入ったのがこちらのお店。「餛飩」という字面で「饂飩(ウドン)」を連想してしまったのですが、「クントゥン・ホゥントゥン」と言う読みで、日本で言うところの「ワンタン」だそうで。(ちなみに、日本でもよく見る「雲呑」という表記は広東語だそうですね。)と、ここまで数分で調べられるスマートフォンって凄いなと思いつつ、こちらのお店でいただく事に決定。さすがは台北駅からも近い場所にあるお店とあって、私が日本人と判ると日本語のメニューが出てきたのですが、それを見ると、ワンタン(スープ)の他、ワンタン麺(汁有り・汁無し)、汁なし麺である拌麺の類いがメインのよう。なのでその中から麺料理、そしてワンタン各1品づつを卓上のオーダーシートにチェック。それを店員さんに手渡す際、「カライ ダイジョブ?」と尋ねられたので、笑顔で「OK」と。
その後、オーダーシートに書かれていないこちらの品を注文。だって日本語のお品書きに、「冷やしビールもどうぞ!」って書いてあるものだから。っていうか、飲食店、食堂の類いで昼でも夜でも気軽にビール飲む習慣って、アジア圏では日本くらいなんですかね。それでビールそのものは、当地ではお馴染みの台湾啤酒(タイワンピージゥ)。なかでもCLASSICはかなりライトな味わいなのですが、これはこれで、当地でいただくにはピッタリだったりします。
注文した2品は10分も経たずにほぼ同時に登場しましたが、そのうち麺料理は、お店の登録商標にもなっているらしい「老虎醤」を使ったであろうこちらの品を。それでまずは見た目ですが、麺の上にはまず芝醤(ごまダレ)が掛かるというか載っかり、更にその上、ネギで隠れてはいますが、キモである老虎醤が。その老虎醤ですが、唐辛子の他、細かく刻まれた様々な食材が合わさってできているようです。で、それらを混ぜてからいただいてみると、まずはゴマのまろやかさが前面に来ますが、老虎醤の、辛味を伴った複雑な味わいもしっかりと感じられ、これが何とも良い感じです。また麺は、乾麺を茹でたものでしょうか?茹でた後、締めてコシを出しているようには感じられませんが、若干硬質でバツっと切れるような歯応えがあり、これはこれで良かったです。
次にワンタンですが、お品書きには鮮肉、菜肉(野菜入り)、蝦肉(海老入り)と3種類があり、更には汁有りとごまダレ掛けが有ったのですが、海老入りの汁有りタイプを注文。登場したの際、上に海苔っぽいものが載っていたのが予想外でしたが、早速、スープを一口いってみたところ、味付けは当地らしくごくアッサリ。で、スープの旨味というよりも、ゴマ油や海苔、ネギ、ショウガの香りが主張する感じです。そしてワンタンは、「大餛飩」だけあって、かなり大ぶりなものがゴロゴロっとたっぷり入っていて、その中は豚肉と、サイズ的には極小ですがプリッとした海老がみっちりと入っていました。で、最初はそのまま、途中から卓上のコショウを振り入れ、そして最後は卓上の激辛調味料であるところの老虎麺をワンタンに付けていただいたりと味変も堪能しました。
というわけで、どちらも美味しくいただいたのですが、予想外だったのはそのボリューム。どちらもわりとしっかりした量が有り、どちらか1品+小菜(小皿料理)くらいが丁度良かったのかな、と。(それでも、汁まできれいに完食したんですがね。)ごちそうさまでした。
平成30年8月訪問
※ 1元=約3.76円
※ 漢字表記について、「麵」=「麺」など、日本の新字体に置き換え可能と思われるものについては基本的に置き換えるようにしていますが、「埕」「啤」など置き換えが不可能と思われる文字については、そのまま使用しています。(このあたり、生半可な知識で判断していますので、違っていたら申し訳ない。)
台湾一人旅の2日目。この日の宿のある高雄市に到着して、前の記事であげた牛肉拌麺を美味しくいただいたのですが、高雄ではもう1つ食べておきたいものが。それが、当地の名物にもなっている焼肉飯(シャオロウファン)。名前のとおり、焼いた豚肉をご飯の上に載せた焼き肉丼というべ食べ物で、市内各所に提供するお店があるのですが、困った事にあまり遅い時間までやっているお店が少なく、今回は営業時間と場所から、こちらのお店をチョイス。先程のお店から歩く事約15分で到着しました。
平日の午後8時をだいぶ過ぎているせいか、店内で食事をしている人はほとんどいませんでしたが、逆にテイクアウトのお客さんがちょくちょく来店という感じの店頭。それでその人達に混じって早速注文なのですが、持参のノートに「焼肉飯」と書いて出したところ、サイズを尋ねられた(ような気がした)ので「小」と追記し、テイクアウトか訪ねられた(ような気がした)ので店内を指さしてアピール。(「内用(ネイヨン)」と言えば良いのは知っていたのですが、焦るとなかなか出てこないですね。)また、汁物も欲しいと思って、これまた持参のノートに「味噌湯」と書いて注文しました。
作っているところを見ると、茶碗によそったご飯の上に、魯肉飯(ルーロウファン)の細(こま)切れ肉とタレをちょろっとかけたあと、あらかじめ焼いてあった薄切り肉に中華包丁で「ダンダンダンダンっ!!」と切れ込みを入れてから載せ、更に付けあわせも載せるという感じでした。で、席に着き早速いただいてみたところ、まず、お肉から漂う炭火焼きつぽい香ばしい匂いが食欲をそそり、更にはその味付けも濃すぎず薄すぎず。ちなみに、魯肉飯の肉やタレがちょろっと入っていても、それには八角などいかにも当地らしいスパイシーさはほとんど無かったので、日本人でもとても食べやすいと思います。また付けあわせも、ガリ(新ショウガの甘酢漬け)と塩もみキュウリというのも以外だったのですが、どちらも良く合っていました。
それと、一緒にいただいた味噌湯(ウェイツォンタン)ですが、こちらの方がカルチャーギャップに驚きました。というのも、鰹節と煮干しの出汁(その出汁ガラが具?として入っているので判明しました。)に、具は豆腐とネギという組み合わせは、日本の味噌汁とも共通するものがあるのですが、なんと味付けに、明確な甘味(砂糖?)が効かされているという。もっとも、これはこれで悪くないというか、「こういうもの」として味わえば、全然アリじゃないでしょうか。
というわけで、焼肉飯は美味しくいただく事ができ(これなら大サイズ(60元)でも全然食べられたかもしれません。)、甘味の効いた味噌汁も面白かったです。また高雄を訪れる機会があったら、他のお店のも試してみたいですね。ごちそうさまでした。
平成30年8月訪問
※ 1元=約3.76円
※ 漢字表記について、「麵」=「麺」など、日本の新字体に置き換え可能と思われるものについては基本的に置き換えるようにしていますが、「埕」「啤」など置き換えが不可能と思われる文字については、そのまま使用しています。(このあたり、生半可な知識で判断していますので、違っていたら申し訳ない。)
台湾一人旅の2日目。この日は、朝から台鉄と高鉄に乗って、午後7時前に高鉄の高雄側終着駅である左営へと着いたのですが、この日の宿と、夕食をいただこうと調べておいたお店が離れていた為、まずは腹ごしらえしちゃおうと左営\高鉄駅から高雄捷運(MRT)の紅線に乗り、美麗島駅で橘線に乗り換え、更には鹽埕埔駅で降りてから歩く事約10分、高鉄左営駅に到着してからだと丁度1時間で、こちらのお店に到着しました。それにしても、高雄は台湾第2の都市とのことですが、歩いた場所が悪かったのか、お店が閉まるのも早くあまり大都会感がなかった様に感じますね。
ですが、お店は大変賑わっていて、冷房の無い外の席まで含めてほぼ満席。店頭で注文(私が日本人と判ると、日本語のメニューを出してくれました。)と会計を済ませた後、丁度1つ空いた店内のテーブル席へとご案内(というか指示)。ちなみに、店内のテーブルの1つからは日本語で談笑する声が聞こえてきました。その後、程なくして相席となったのですが、その方は滷味(ルーウェイ。当地の煮物的料理。)に卓上の醤油をかけて食べていました。そういう食べ方は初めて見ましたが、当地の方は塩辛い味付けが好きでは無いらしいので、大陸から旅行で来られた方ですかね?(旅行者っぽい小綺麗な身なりで、食べ物の写真をスマートフォンで撮っていました。)
そこで待つ事約10分で、まずは牛肉拌麺(ニュウロゥバンミェン)の本体が登場。で、その牛肉拌麺ですが、台湾で広く食べられている牛肉麺(ニュウロゥミェン)の汁なしバージョンと言うべきもので、こちらのお店の名物にもなっている様子。(お品書きにも最初に書かれていましたし。)丼というか器にはスープの代わりにタレが入っているので、軽く全体を混ぜてからいただいてみたところ、味付けは醤油ベースでしょうか?まろやかさとコク、そして適度なコッテリ感もあって何とも良い塩梅。それが、ムチムチっとした太麺に絡んで、これは良いですね。更に、卓上のニンニク、そして唐辛子を投入すれば、味がバシっと決まって更にグレードアップします。また具は、牛スネ肉?を煮て厚めにスライスしたものが、写真のとおりわりとたっぷりと載っているのですが、そのままだと味は見た目どおりアッサリサッパリ。ですがこちらも、タレとニンニク、唐辛子と合わさる事によって、なかなか味になりました。そしていただいている途中に登場したスープですが、まずはそのままいってみたところ、濁りのある見た目とは違って、牛肉を茹でた汁的ごくあっさりとした味わいで、味付けもかなり薄め。とりあえず、数口分残っていた牛肉拌麺にかけてみたのですが、一般的な汁ありの牛肉麺とも違う感じになって面白かったのと、残りは卓上の醤油やニンニク・唐辛子で調味してそれなりに美味しくいただいたのですが、このスープ、いったいどのようにしていただけば正解だったんですかね?
というわけで、スープの扱いは不明ながら、牛肉拌麺自体は大変美味しくいただく事ができました。ごちそうさまです。
平成30年8月訪問
※ 1元=約3.76円
※ 漢字表記について、「麵」=「麺」など、日本の新字体に置き換え可能と思われるものについては基本的に置き換えるようにしていますが、「埕」「啤」など置き換えが不可能と思われる文字については、そのまま使用しています。(このあたり、生半可な知識で判断していますので、違っていたら申し訳ない。)
台湾に到着した後、早速半日ほど台鉄を乗り鉄したのですが、その日予定していた路線を乗り終えて台北へと戻り、駅至近の宿にチェックイン。ちなみにこの時、昼の機内食以来食事を取ることができなかったので大変空腹だったのですが、空きっ腹を抱えて向かったのが、事前に調べておいた宿からもほど近いこちらのお店。それにしても、さすがは台湾随一の大都市台北。(と言っても、単純に「市」の人口だけ較べると、台湾では第4位となるんですがね。)午後9時前という時間にもかかわらず、人通りが多いですね。
それでお店に到着したところ、ちょっとしたトラップというか、お店の入口に向かって両側に注文するところが有り、向かって右がお目当ての麺線などを売っている阿泉麺線、左が烤肉飯のお店(阿泉烤肉飯)となっているようで、お店の方も「どっちの注文?」という感じだったのですが、壁に貼ってあるお品書きを指差してアピール。ちなみに、阿泉麺線の方は基本的にメニューが2品で、それらのサイズ違い(小 or 大)しかないという潔さなのですが、その2品とも小サイズを注文。そしたら、お店の奥にある冷房が効いたスペースまで案内してくれました。
壁際のカウンター席に座り、卓上の調味料類を確認。事前にお店の事を調べた際、どの料理に何の調味料を入れるべきかも調査済なのですが、こういった異国の調味料って、ちょっと興味深いですよね。
で、席で待つ事ほんの少しでまず登場したのがこちらの品。ちなみに「麺線(ミェンシェン)」というのは、台湾では良く食べられている麺料理で、日本の素麺程度の太さに打った麺を一度蒸してから干し上げ、それを鰹出汁などがベースのトロミが付いたスープで煮込んで作るそうで、具にはモツや牡蠣、香菜などがあしらわれている事が多いとの事ですが、こちらのは品名から判るとおり、モツが載っています。それで早速、付属の使い捨て?レンゲですくって(余談ですが、当地では器を持っていただく事はマナー違反となるようで。あと、箸は写真撮影の為に置いたもので、麺線をいただく時は基本的に使わないらしいです。)いただけば、強めなトロミが付いたスープはかすかな酸味にも感じられる程カツオ由来の旨味が効いているのですが、塩気は控えめ。それと一緒に優しい食感の麺線が口の中に入ってきて、これが、もう。また、具のモツは臭みなどなく柔らかく調理され、更に、そのモツが載っている付近にはおろしニンニクと香菜あしらわれていて、それらの香りやニンニクの辛味がとても良いアクセントになっています。で、最初は暫しそのままで味わった後、頃合いを見て卓上の調味料でカスタマイズ。まずは、ラー油の様な調味料(写真中央)をちょっとだけ投入すると、唐辛子などの辛味と風味が味の輪郭をハッキリさせる感があり、次に烏酢という黒酢(写真右側)をちょっとだけ投入すると、そのウスターソースにも似た風味、そして酸味が味わいを変え、これはこれで面白いです。
そんな風に麺線をいただいている途中で登場したのが、こちらの「臭豆腐(チョウドウフー)」。豆腐を発行した調味液に浸けられるなどして作られる食品で、実は前回台湾に来た時、いただこうと思いつつもその匂いの為に断念したのですが、こちらのお店の臭豆腐は匂いがマイルドで初心者向きとの話を聞き、挑戦した次第で。で、目の前に出されても、その独特な匂いはほとんど感じられず、これなら大丈夫そう。早速、器の底に溜まったタレを付けて口に入れてみたところ、表面はカリカリに上がっていて、むしろ香ばしくすらあり、逆にタレの方にわずかなクセを感じた程です。次に、器のタレに加えて卓上の豆板醤的タレ(写真左側)を適宜掛け、更に添えられたキャベツの漬け物である泡菜(パオツァイ)と共にいただくと、これがまた!豆板醤的タレにはニンニクもかなり効かされていて、それらの刺激に加え、泡菜の酸味とシナシャキ感が加わる事によって、味わいが更に完成されるように感じました。
というわけで、麺線はおろか臭豆腐まで美味しくいただいてしまったのですが、とりあえず、これがはじめの一歩というか、麺線はもっともっといただいてみたいですし、臭豆腐もあまりレベルが高そうなのは無理ですが、今後もチャンスがあれば試していきたいと思いました。ごちそうさまです。
平成30年7月訪問
※ 1元=約3.76円
※ 漢字表記について、「麵」=「麺」など、日本の新字体に置き換え可能と思われるものについては基本的に置き換えるようにしていますが、「埕」「啤」など置き換えが不可能と思われる文字については、そのまま使用しています。(このあたり、生半可な知識で判断していますので、違っていたら申し訳ない。)
これから暫くの間、(平成30年)7月31日(火)から8月4日(土)にかけて、一人で台湾に行ってきた時に仕入れたネタの記事が続きますが、中でも食べ物関係のネタだけ先行してアップしていこうと思います。
で、その一発目は、まだ台湾へと渡る前のこと。今回、羽田空港から台湾へと飛ぶことになっていたのですが、上野東京ラインの普通列車で上京し、羽田空港への乗換駅として利用したのが品川駅。飛行機では機内食が出る事を考えると、羽田空港で搭乗直前にではなくここらへんで朝食をいただくのがベストかなと思って旅の計画段階から予定していたのですが、もう一つの理由が、こちらならではの名物メニューがあるからで。
それがこの、品川丼。名前だけ聞くと深川飯のように昔からある食べ物のように思えますが、写真を見るとおわかりのように、いわゆる「かき揚げ丼」なんですが。で、早速いただいてみたところ、かき揚げそば・うどん用の衣部分が多いかき揚げに甘めのタレが良ーく染み、それがご飯と合わさる事によって、決して高級じゃないけど、これはこれで旨いですね。ちなみに、かき揚げのタネは、ゲソと小エビ、あと,ネギなどの野菜類でしょうか?それと、セットの汁物は、そばつゆっぽい味わい。こちらは丼とは逆に甘さ控えめで、天かすとネギが良いアクセント。あと漬け物は市販品ですが、口の中をサッパリさせたい時に重宝しました。
というわけで美味しくいただいたのですが、それにしても、平日の朝8時前、ホームにある立ち食いそば店で、これからお仕事という方達に混じって(これから海外へ物見遊山に出かける自分が)いただくって、ちょっとした背徳感があって良いもんだな、と思ったりして。ごちそうさまでした。
平成30年7月訪問
このブログの管理人
【ご注意】 このブログに記載された情報は訪問当時のもので、現在のものとは異なる場合があります。あしからずご了承ください。
ツイッター
カテゴリー
ブログ内検索
最新記事
カレンダー
アーカイブ
忍者ツールズアクセス解析