趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
鉄道駅(構内及び隣接)にある立ち食い蕎麦店というのは、個人的に食べ歩きの原点みたいなものなんですが、かつては様々な駅にあったものが、ここ暫く前から減少の一途で、何とも寂しく思っていたところで。しかもそれは、JRよりも私鉄が顕著なようにも思えるのですが、何故そんなことを書いたのかというと、私鉄の中で第2位、関東では第1位の旅客営業路線長(463.3km)を誇る東武鉄道も、「けごん」という屋号の立ち食い蕎麦店を展開していたものの、現在残すは1店舗となっていたのを知ったからなんですよね。
それで3月上旬の土曜日。思うところあって東武鉄道のとある列車やいくつかの路線に乗ろうと日帰りで上京したのですが、その途中、その最後の店舗に立ち寄ることに。
お店の最寄り駅である東武鉄道伊勢崎線(東武スカイツリーライン)獨協大学前駅、旧駅名称は松原団地駅に到着したのは午前9時前。お店の名前どおり駅の東口から出て辺りを見渡すと、すぐ近くにあるお店を発見したので早速お伺い。それにしても、店頭にある食品サンプルのディスプレイが渋いですね。それで注文は、入口の所に置かれた券売機で食券を買う方法なのですが、季節のかき揚げそばに温泉玉子トッピングにあっさりと決定。というのも、店頭に置かれたこの品のPOPを見て、個人的に好物の桜エビが使われているのを知ったからでして。で、入口近くのカウンター席に座り(こちらのお店は有り難いことに椅子が有りました。)食券を提出。通常、天ぷらは揚げ置きらしいのですが、何とタイミング良く、この品に限ってはこれから揚げるところでした。
季節のかき揚げそば(桜海老かき揚げそば) 420円 + 温泉玉子 80円
それで待つことちょっとだけで登場したこちらの品。早速ツユからいってみたところ、濃口醤油が立った関東地方の標準的味わいなのですが、個人的好みからすれば、甘さ辛さ濃さ共に丁度良い感じが、また。そしてソバは、何と茹で立ての生蕎麦というのが嬉しいのですが、香りはそれほど強くないものの生蕎麦らしい自然なコシのある食感とツルツルっとした啜り心地が良いですね。そしてかき揚げは前述のとおり揚げ立てて香ばしく、写真だと良く写っていないのですが、桜海老がほんと、良い仕事をしていました。
というわけで、美味しくいただいたのですが、またお伺いしたいけど再訪するには厳しい交通事情が恨めしいなぁ、と。それでも何とか、また何時かこの駅に降り立ちたいと思います。ごちそうさまでした。
平成30年3月訪問
この日は平日だったのですが、家人と白河の超が付く有名店であるこちらのお店まで。ちなみに、お伺いするのはこれで3回目なのですが、前回お伺いしたのは、もう8年も前なんですね。(そりゃ、歳取るわけだよなぁ。)
で、開店(午前11時)の20分くらい前に到着したところ、駐車場には開店待ちしているクルマが1台。私たちもクルマを停め、入口に置いてある順番待ちの名簿に記名したのですが、さすがに平日はそれほど混まないのかなと思っていたところ、その後続々とクルマがやってきて、開店直前には結構な数の人が店頭で開店待ちをするように。やがて開店時間になり、名簿の記入順に案内されて店内へと入りました。
焼豚ワンタン麺 1070円 + 大盛 180円 + 半熟煮玉子 100円
それで今回いただいたのは、「全部入り」となるこちらの品。しかも、後悔がないよう珍しく大盛りでお願いしました。で、登場してまずはスープからいってみたところ、鶏の出汁感は必要充分で、そこに醤油がキリっと効いた、シャープでキレがある印象です。また、手打ちの麺はやや細めでしょうか。これが今回最大のヒットというか、とても滑らかな口当たりが印象的で、いくらでも啜りたいですね。(大盛りにして良かった!)そして具のワンタンは、白河のものにしては餡が大きめで存在感あり。チャーシューは適度に香ばしく、部位ごとに違う味わいが感じられます。あと、味玉はしっかりした醤油の風味があるけど、味付けはいい塩梅。それと、卓上には白、黒、テーブルコショーと、3種類のコショウが置かれていたのですが、個人的にはテーブルコショーが一番合うように感じました。加えて、これも卓上に置いてあった刻み玉ネギも合いますね。
こちらは、家人がいただいた品。それで実はこちらのお店。家人が長年探していたお店だったそうで。というのも以前、とても印象に残った白河ラーメンを食べたお店が思い出せずにいたそうなのですが、今回お店にお伺いして、更にこちらの品をいただいて、それがとら食堂だったと確信したとのことで。
というわけで、家人共々大変美味しくいただき、満足いたしました。家人か探していたお店だったということも判ったので、次は8年も置かずにお伺いしたいと思います。ごちそうさまでした。
平成30年3月訪問
(平成30年)1月28日の日曜日をもって、店舗リニューアルのための小休止に入ったこちらのお店(その前日にお伺いした時の記事はこちら)なのですが、2月26日の日曜日に、そのリニューアル後、初めてお伺いする事が出来ました。
それでお店には開店直後に到着したところ、お店の外観についてはパっと見、あまり変化は無いような。それは入店して食券を買おうと券売機に相まみえても同じで、更には元気の良い店員さんの接客や、席の周りに貼られたカスタマイズ方法のPOP等もそう感じたのですが、食券を渡す際、味の濃さ、油の量、麺の固さ共に、麺を太麺にするか細麺にするかを訊かれた時、ようやく以前との違いを感じました。
ですが、前との違いを一番感じたのは、ラーメンが登場した後。今回も以前同様「味濃いめ」でお願いしたのですが、まず見た目からして微妙に白っぽいのに加え、表面に明確な油の層がありません!それでまずは、コショウもニンニクも入れずにスープからいってみたところ、ものすごくクリーミー。家系のスープといえば、豚骨を炊き出したベースに、表面には鶏油の層というのが一般的だと思うのですが、リニューアル後のこちらのは、ベースと鶏油が一体化したかのような口当たりと味わいで、正直、かなり驚いたというか。そして麺は、折角なので細麺にしてみたのですが、極細と言うよりも中細と言った方が良い太さ。また固さは普通でお願いしたのですが、麺が細くなった分、歯応えが若干弱くなる気がしたので、個人的には固めの方が好みかもしれません。それにしても、このスープと麺の組み合わせは、以前の全く別のラーメンをいただいている様に思えたというか、コショウやニンニクや玉ネギでカスタマイズしても、その印象は変わりませんでした。
ラーメン 700円 + ほうれん草増し(たくさん) 100円
こちらは、同行の家人がいただいた品。私のと違って油少なめですが、私のと色合いが違うのは、主に写真の写り方が原因かと。で、家人も以前との味の違いに驚いていました。
というわけで、リニューアル後の初訪問だったのですが、リニューアルって、店舗ではなくラーメンの方だったんですね。ごちそうさまでした。
平成30年2月訪問
この日のランチは、朝ラー(+チャーシュー丼)が響いていたので蕎麦など何か軽い物をと思っていたのですが、そんな時に思い浮かんだのが、このところハマりつつあるこちらのお店。で、家人に話を振ったところ異存は無かったので、喜び勇んでお伺いする事に。
それで今回いただいたのが、実は初めてお伺いした時から気になっていた(近くで食べている人のが美味しそうに見えたので……。)こちらの品。っていうか、おそば屋さんのちゃんとしたカレー南ばんをいただくのは大変久しぶりなのですが、出汁とカレーのマリアージュって、やっぱり良いですね。そこに入る具も、玉ネギ、そして豚肉とシンプルイズベスト。で、熱々トロトロのツユが絡んだ蕎麦が、これがもう。どこかが突出して良いというわけではなく、蕎麦もツユも具も、全てバランスが良い、ほんと、安心していただけるカレー南ばんでした。
こちらは、家人がいただいた品。それで例によって少々味見させて貰ったのですが、これがまた!食べ応えのある鶏肉は柔らかく、更にはネギが絶妙の火の通し加減で、その風味と甘味が十二分に引き出されていました。で、それらと一緒に蕎麦を啜り込めば、これがまた。
というわけで、どちらも美味しくいただきました。ごちそうさまです。
平成30年2月訪問
勝手に続けている朝ラーシリーズですが、今回は久方ぶりとなるこちらのお店へ。山岡家さん自体はちょいちょいいただいていたのですが、ここ宇都宮長岡店は数えてみると約1年ぶりなんですね。
それで山岡家さんは基本的に24時間営業だし、なので朝いただけばどれも朝ラーになるのですが、折角なので今回は、午前5時から11時の間しかいただけないこちらの品をいってみることに。山岡家公式ウェブサイトの商品紹介では「塩ラーメンをベースに」と書いてあるのですが、山岡家といえばつきものの油感は相当控えめで、スープ自体も相当サラッとしています。ちなみに、この品をいただくのはこれで3回目なのですが、その度にアッサリしていっているような気がするんですが。(といっても前回いただいたのが約6年前なので、記憶違いもあるかもしれませんが。)またそこに合わせる朝ラーメン専用の細麺は、結構硬質な歯応え。この麺とスープの組み合わせに、何故か昔、博多長浜でいただいたラーメンを思い出しました。そして途中から、別皿の練り梅で味変し、前回は我慢したニンニクも、今回は休日だったので躊躇無く投入。もっとも、スープが相当アッサリに感じる所為もあって、ニンニクは無理して入れなくても、という感じでしたが。
こちらは、一緒にいただいた品。今回はたまたま、作るところを見ていたのですが、こちらのラーメン同様に注文を受けた後にチャーシューをスライスし、それをタレと共に小鍋で煮る手間をかけていたんですね。おかげでチャーシューは柔らかくなり、甘じょっぱいタレの味も良く染みていました。で、最初はそのままいだいて、途中からラーメンのスープを掛けてサラサラっといただきましたが、(そういういただき方は想定されていないため)ちょっとしょっぱく感じたものの悪くなかったです。
というわけで、ごちそうさまです。
平成30年2月訪問
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