たひお備忘録

趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】

岩手県盛岡市 ラーメン スガワラ (盛岡競馬場内)

 7年ほど前、初めて盛岡競馬場にお伺いした時、(その時は7月で暑かったせいもあって)競馬場にいたオッサン、おじいさん達が、こちらのお店でやたらと注文していたメニューが、「中華ざる」。個人的には、食堂やラーメンも出しているような街中のそば屋さんでよく見るメニューという印象で、表記も、「中華ざる」だったり「ざる中華」だったりするのですが、ようは、茹でてから締めた中華麺を、冷たいめんつゆに浸けていただく食べ方だったかと。で、調べてみるとこのメニューって、東北地方を中心に食べられているローカルメニューなんですね。(ウィキペディアによると、北海道では「ざるラーメン」という呼び名とのこと。)個人的には、栃木県内で何度か食べたことがあるのですが、決して全国的なメニューじゃなかったというのを、今知った次第で。

中華ざる 600円
中華ざる 600円

 それで注文する際、「10分ほど待ってください」と言われたのですが、確かに、麺を一度茹でてから冷水で締めるという工程は時間がかかりそう。(数が出る夏場は見込みで調理が出来ますが、お伺いした10月下旬ともなれば、そうそう数が出ないので、そうもいきませんからね。)もっとも、実際にはそれほど経たずに登場したのですが、早速、麺をツユに浸けて啜ってみると、これがなかなか。流水で締められた中華麺はツルリとした啜り心地のシコッとした噛み心地が増し、そこに冷たい蕎麦ツユがサッパリと。またツユ自体の味も、絶対的には濃い味なのですが、角の立たない優しい感じが良かったです。また、量的にもボリューミーで、薬味のワサビがまた合いました。

 というわけで、オッサンやおじいちゃんに受けるメニューということが、実際にいただいてみるとよくわかりました。で、50手前のオッサンである私も、季節外れにもかかわらず、美味しくいただきました。ごちそうさまです。

平成30年10月訪問

栃木県宇都宮市 麺栞 みかさ

 連日というのは珍しいのですが、この日も所用で宇都宮まで。ただ、前日とは方向が違ったので、ついでのお昼はこちらのお店でいただくことに。

 それでお店に入り、何をいただこうかと店内に置かれたボードを見たところ、こちらの品が目にとまりました。こちらのお店って、限定メニューが多いのですが、この品もそのうちの一つのようです。で、店員さんに注文しようとすると、その際、蕎麦粉使うが大丈夫か尋ねられました。

栃木シャモ かつお塩そば 800円
栃木シャモ かつお塩そば 800円本体
付属のミニ茶漬け

 程なくして登場したこちらの品。早速スープからいこうとしたところ、個人的に連想する「鰹節」とは違うけどもとても食欲をそそる魚系の香りが。というのも、出汁に使う鰹節は焼津の「本枯節」を使用しているそうで、市販のリーズナブルな、いわゆる「鰹節」とは香りに結構違いがあるんですよね。で、リーズナブルな方の香り(それはそれで良い香りですが)=鰹節の香りという認識になっていた自分が、いい歳をしてちょっと恥ずかしくなったというか。(「鰹節」はざっくり言うと、煮た鰹を燻しながら乾燥させた「荒節」と、それに黴付けした「枯節」があり、後者の方が、手間がかかる分値段が高く、リーズナブルな市販品は荒節を使っていることが多いんです。)と、スープを飲む前に長くなってしまいましたが、口に含むと、枯節だけではなく鶏の香りやそれらの豊かな旨味が口の中に広がります。また、中くらいの太さのストレート麺は、前述のとおり蕎麦粉入りなのですが、黒い粒が見えるので(殻まで一緒に挽く方の)挽きぐるみを使っているのでしょうか?力強い香りが印象的。そして、スープの味付けが塩というのが心憎いというか、これら出汁や麺の風味を、存分に味わえるようになっていますね。それと具は、2種類のチャーシューや、良い塩梅の筍、シャキッとした歯触りを残した青菜と、全部が全部良いのですが、とにかくスープと麺が印象的なので、個人的には豪華な脇役というか引き立て役という感じに。で、麺や具を食べ終わった後は、付属のミニ茶漬け用の丼にスープを注ぎ入れて味わえば、これがまた!ご飯の上に乗っていた大葉味噌と叩き梅、そしてあられの味と香りが加わることによって、また違った味わいになりました。

 というわけで、今回も、とても美味しくいただきました。ごちそうさまです。

平成30年10月訪問

栃木県宇都宮市 二代目 村岡屋 【閉店】

 この日は、所用で宇都宮へ行くついでに昼食となったのですが、久しぶりにこちらのお店へと。それでお店に入る際、入口の所に置かれた黒板に「昼の部日替麺」とあり、今日火曜日は「和風煮干中華そば」と書かれていました。今日は元々、別の品をいただく予定で来たのですが、煮干しはわりと好きなので、急遽こちらをいただいてみることに。

和風煮干中華そば 830円
和風煮干中華そば 830円

 それで早速、「煮干し丸ごと入ってます」的色合いのスープからいってみたところ、口当たりは粒子感もあるのですが全体的にサラっとしつつ、見た目どおり初っ端から煮干の風味が結構主張。更に、口に入れるとコクやコッテリ感もあって、味付けはビシっと濃い目のチューニング。加えて、海苔の上に乗っている煮干粉を途中から混ぜれば、更に煮干感がパワーアップし、これが、もう。それに合わせる麺は、ストレート麺と平打ち麺からの選択制。今回はストレート麺にしてみたのですが、中太のそれは加水率低めというか、コリっとした歯応えが、煮干のスープと合っていますね。そして具のチャーシューは、低温調理されたものでしょうか。レアっぽい肉感が何とも。それとメンマは、枕木の如く太いもの。あと、薬味的にあしらわれた生の野菜ですが、白ネギはもちろん、タマネギは煮干と鉄板の相性ですね。また豆苗は、個人的に風味というかクセの強い野菜だという認識で、ラーメンのあしらいとしては珍しく感じたのですが、スープの煮干風味が強いせいか、なかなかに悪くない相性だと感じました。

 というわけで、美味しくいただいたのですが、それと同時に、日替わりの限定ということで、スペシャル感の出し方も関心いたしました。ごちそうさまです。

平成30年10月訪問

栃木県那須塩原市 手打ちうどん 美月

 この日のお昼は、そばではなく旨いうどんが食べたくなったので、那須塩原市でも西那須野駅近くのこちらのお店まで。

玉ねぎ天ぷら(大盛) 1000円
玉ねぎ天ぷら(大盛) 1000円

 それで今回は、こちらのお店のひたし・冷やしうどんっぽい品の中では一番リーズナブルなこちらの品を。もちろん、ウドンは大盛りでお願いしました。で、登場して早速、まずはウドンのみを1本いただけば、若干硬質な歯触りに過剰じゃないシコシコ感が、やっぱり良いですね。次に温かい、甘さ控えめなツユに浸けて啜れば、チュルっとした啜り心地で、これもまた。そして次は、タマネギのかき揚げを一部ツユに投入し、それをウドンと共にいただけば、これが、もう!ちなみにこのかき揚げ、単体でいただいても、サクサクな食感とタマネギの甘味が引き出された揚げ具合がとても良かったです。で、あとは、かき揚げを織り交ぜつつウドンをツユに浸けひたすら啜るのですが、大盛りにして良かったなぁ、と。それかと今回添えられていた小鉢は、里芋などを煮たものだったのですが、毎度のことながらこちらの煮物は、ほんと、味加減が良いんですよね。

本日のおすすめセットメニュー(えび天入りとりうどん(煮込み)+ミニとろろめし) 980円
本日のおすすめセットメニュー(えび天入りとりうどん(煮込み)+ミニとろろめし) 980円

 こちらは、同行の家人がいただいた本日のおすすめセットメニュー。家人も「美味しい」といただいておりました。

 というわけで、今回も旨いうどんをたっぷりといただき、大変満足いたしました。ごちそうさまです。

平成30年10月訪問

栃木県矢板市 カレーハウス CoCo壱番屋 矢板国道4号店

 ここ少し前から、矢板市中交差点南付近の国道4号を通る度に気になっているものが。それが、こちらのお店に掲げられた「カレーらーめん」の幟旗。

 カレーラーメンって、個人的には、たまに見かけて興味本位でいただくこともあるのですが、お店によってかなりの違いがあるというか、それこそ醤油ラーメンにカレーライスのルーを掛けたものから、スパイスの調合までこだわったものまで様々なバリエーションがあり、どれもそれなりに美味しい(個人的経験からすると、過去、びっくりするくらいのハズレを引いたことは1度きり。)ものの、決してスタンダードにはなれない品という勝手な認識を持っておりました。

 しかるにCoCo壱番屋さんといえば、説明不要の超有名なカレーライスのお店。個人的にもラーメン、そば・うどん以外では良く行く部類のお店だったりするのですが、そんなCoCo壱番屋さんがカレーラーメンを出すというのは、以前、カレーうどんを出し始めた時よりもショッキングだったというか。それで調べてみると、「麺屋ここいち」という名前で、カレーラーメンのお店を出し始めたんですね。で、そのうちの一部メニューがCoCo壱番屋のごく一部のお店でも提供されているみたいで、栃木県内ではこの矢板国道4号店が(このお店にお伺いした時点では)唯一みたいです。

 それで今回、気になったからにはいただいてみたいとお伺い。お品書きを見ると、基本の「うまこくカレーらーめん」の他、「濃厚うまこくカレーらーめん」や、それらにトッピングを加えたもの、更にはセットメニューも充実、また、ラーメン自体も普通麺と太麺が選べ、辛さも(カレーライス同様有料で)追加できるようになっていました。

うまこくカレーラーメン唐揚げセット 896円 + 3辛 63円
うまこくカレーラーメン唐揚げセット 896円 + 3辛 63円 のうまこくカレーラーメン
うまこくカレーラーメン唐揚げセット 896円 + 3辛 63円 の唐揚げセット

 そんな中今回いただいたのが、こちらのセット。最初はどノーマルなラーメンとライスくらいにしておこうと思ったのですが、こちらでカレーライスいただく時の個人的標準が3辛だし、かなりの空腹でメニュー写真の唐揚げにそそられてしまったもので。

 それでまずはカレーラーメンからなのですが、早速スープからいってみたところ、口当たりはわりとサラっしてます。してそのお味は、スパイス感が「さすが」と関心。何というか、旨いカレーなのには間違いないのですが、その味わいが、白米よりも麺に合うようチューニングされているように感じました。また3辛にした辛さも(個人的には)ちょうど良いです。また普通麺をチョイスした麺は、硬質な歯応え。加水率は低くなっぽいので、コシが強いってことですかね。そして具は、茹でキャベツ、モヤシ、そしてピリ辛のひき肉で、どれもこのラーメンには合っています。ちなみに、もっと肉が欲しい向きには、豚肉のたっぷり入った「カレー肉そば」や、「チャーシュー3枚・5枚カレーらーめん」もありました。そして最後に、残ったスープをセットのライスに掛けたところ、これはこれで旨いのですが、やはりこのカレースープには、麺の方がより合うように思えたというか。それと、一緒にいただいたセットの唐揚げですが、衣がサクサククリスピーで、味付けはプレーンというかあっさりタイプでした。

淡路島玉ねぎの牛カレー 980円
淡路島玉ねぎの牛カレー 980円

 こちらは、同行の家人がいただいた品。コンソメで煮込んだタマネギがドドンと鎮座する何とも「映え」る見た目ですが、お味の方もこれがなかなかで、タマネギは甘味があり、それとトロッとした食感が、ビーフカレーとマッチして、これが、もう。家人もたいそう気に入ったようでした。

 というわけで、どれも美味しくいただいたのですが、お目当てだったカレーラーメンは、かなりの完成度だと思いました。なので今度は、今回いただかなかった「濃厚うまこく」の方も、必ずいってみたいと思います。ごちそうさまでした。

平成30年10月訪問

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栃木県のちょいと北の方に住んでいるアラフィフのオッサン。
ラーメン・そば・うどんなどの食べ歩き、乗り鉄、競馬の旅打ち、モータースポーツ観戦、PC自作など嗜んでいます。

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