趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
帯広駅から特急スーパーおおぞら2号で札幌駅に戻ってきたのが午前10時45分。で、列車を降りて可及的速やかに向かったのが、JRタワーステラプレイス6階にあるこちらのお店。旅行中、一度は北海道の海鮮ものをいただこうと思っていたですが、それを果たすべくという感じで。
ただ、とみに有名なこちらのお店。実は一昨日、函館駅から臨時特急ニセコ号に乗って札幌駅に戻ってきた時も一度こちらのお店にお伺いしたのですが、店頭の待ち時間表示が1時間30分から2時間待ちだったのでいただくのを諦めた経緯があり、しからばリベンジとばかりに今回お伺いしたところ、店頭には開店待ちする人たちが溢れている状態。とりああえず整理券を取ったものの、その番号は41番でした。
それから程なく、午前11時の開店時間となり、整理券番号30番までは中に。ただ当たり前ですがその後がなかなか進まないという。実は、札幌駅から午後12時30分発のバスに乗る予定だったのですが、それまで1時間を切ったあたりから焦りだし、諦めようかと思い出した11時45分頃、ようやく入店のお声がかかりました。
あとは、待っていた間に眺めていたお品書きで気になった品をまとめて注文。それと回ってきてネタで目に付いたものを手当たり次第という感じで。
まずは白身魚ですが、「本日の白身はこれ」とお品書きに書いてあったのが、根室産の青ぞいと羅臼産のあぶらがれい。青ぞいは白身にもかかわらず「魚っ!」という感じの旨味が濃いですねね。今回いただいた品の中で一番気に入りました。そしてあぶらがれいは名前のとおり脂が乗っているのですが、それがしつこくないのが良い感じ。
お次は光り物から、厚岸産の真いわしと自家製〆さば。真いわしは身の噛み応えから新鮮さを感じるのですが、そこに薬味の新生姜が後味をサッパリさせ、これがもう。そして個人的好物のしめ鯖ですが、こちらのは当然自家製ということで、浅めの酢締めが鯖本来の味を引き立てているような。
紅鮭すじこ塩漬け 345円(左) と こまい子醤油漬け 248円(右)
お次は個人的に好物の魚卵をば。で、魚卵の中でも特に好きなの筋子は、トロッと柔らかい食感にちょうど良い漬け加減が、もう!見た目的にほとんど同じだったので写真は撮っていなかった(というか、ガッついたため忘れた)のですが、もう1皿といただいた醤油漬けもまた良かったです。そしてこまい子醤油漬けですが、氷下魚(コマイ)と言えば鱈の仲間。なので、タラコっぽい味かと思いきや、醤油の風味と相まって、タラコとはまたちょっと違う味わいでした。
最後は貝類から。生の北寄貝は新鮮さを感じるコリシコサクっとした歯応えに、噛むと甘味が。
というわけで、慌ただしくもこれだけの皿数を美味しくいただき満足したのですが、少々食べ過ぎてしまったというか。もし次にお伺いする機会があれば、今度はゆっくりといただきたいですね。ごたそうさまでした。
令和元年9月訪問
今回の北海道旅行ついでの、臨時特急ニセコ号とJR北海道の特急型気動車乗車記の最後は、旅の3・4日目に札幌から帯広まで往復した際に乗った特急列車の話を。
帯広競馬場での勝負を終え、帯広駅近くのホテルまで戻ってきたわけなのですが、実はこの日、私の不注意によって夕食を食べ逃していたんですよね。ただ、部屋に戻ってシャワーを浴びたり荷物の詰め直しをしているうちにいい時間になり、このまま寝てしまおうかとも思ったのですが、結局空腹に耐えきれずスマホをいじっているとこちらのお店を発見。長寿庵さんと言えば、蕎麦屋ではメジャーな屋号の一つですが、そのメジャーな屋号を冠しているにもかかわらず深夜営業しているお店が帯広の市街地にあるという。
となれば、早速お伺いすることに。翌日着る予定だった服に着替えホテルを出たのですが、さすがに道東地方だけあって、9月に入ったばかりにもかかわらず、夜は半袖だと肌寒く感じますね。それでホテルのある駅付近から繁華街へ向かう感じで10分ほど歩いたでしょうか、夜目にも小奇麗なお店に到着。早速入ると、午後10時過ぎという時間にもかかわらず先客が何組かおり、飲んだ帰りらしいサラリーマンっぽいグループのうち若い人が上司と思しき人に何かを熱く語って逆に諭されていたり、また逆に1人で来た渋いオジサンが手酌で飲んでいたり。そんな中、空いていたテーブル席に座りお品書きを見たところ、温かいそばも冷たいそば、更にはご飯ものも品数がとても豊富で、見るからにちゃんとしていそうというか。それで温かいそばの筆頭に書かれていた「すたみな」という品が気になったので店員のお姉さんに尋ねたところ、鶏肉の卵とじに海老天2本と卵黄が載ってる由。腹具合的には全然いけたのですが、さすがにこの時間にスタミナ付けてもアレなので、その隣に書かれていたこちらの品を注文しました。
注文から待つこと少々。写真のとおり、丼に目一杯という感じで登場したのですが、早速、熱々のツユからいってみたところ、出汁感はもちろん、醤油とミリンの効かせ具合や塩気もいい塩梅で、更にそこに、天ぷらのコクと卵のまろやかさが加わって、これが、もう!ほんと、心に染みる味だなぁ、と。そして色が白いっぽいソバは、温かいそばにもかかわらず、ソリッド感のある食感。そして具は、たっぷりの卵に大ぶりな海老天が2尾も入っているのが良心的。ハフハフ言いながらそれらの具とソバを一緒に口に入れれば、即座に幸せが訪れます。
というわけで、とても美味しく頂いたのですが、旅先でふと思い立ってお伺いしたお店でこういう美味に出会えるって、とても幸せなことですね。ごちそうさまでした。
令和元年9月訪問
今回の北海道旅行。元々の目的が、期間終了が来年3月に迫ってきた地方競馬全国協会の『旅うまチャレンジスタンプラリー』で、未踏となっている北海道の2場を巡ることだったのですが、旅の3日目にしてようやくそのうちのひとつ、帯広競馬場にお伺いしました。
※ 他の競馬場や、過去に帯広競馬場を訪れた時の記録については、こちらのカテゴリに一覧がございますので、よろしければ。
旅の3日目、札幌駅から特急列車に乗って向かったのは、十勝支庁の中心地である帯広市。それで帯広市と言えば観光客的には豚丼が名物なのですが、地元の方から言わせると、豚丼は家で作ったものを食べるものだそう。じゃあ、何を外食するのかと尋ねると、個人的には家庭の味の最右翼だと思っている、カレーライスと言う答えが返ってくるらしいんです。(もっとも、あくまで聞きかじった話なので、真偽は不明ですが。)
その理由が、帯広市内を中心に複数のお店を出しているこちらのお店。当地では、カレーライス=インデアンという認識らしく、更には外食に加え中食、いわゆるテイクアウトも盛んになされている、しかも鍋持参でルーだけテイクアウトするという使い方がなされているんだとか。(もっとも、こちらもあくまで聞きかじった話なので、真偽は不明ですが。)
と、前置きが長くなりましたが、そんな帯広のソウルフードたるインデアンさん。個人的には帯広に何度か訪れているにもかかわらずいただいたことがなかったので、今回、初めて挑戦しようかと。それで市内に何店舗かあるなかで、JRの帯広駅からのアクセスが良いこちらのお店にお伺いすることにしました。
午前11時の開店に合わせてお店にお伺いしたところ、行列こそできていませんが続々という感じでお客さんがお店に入っている模様。続いて私も入店すると、広い店内で目立つのはU字型のカウンターで、他にボックス席もいくつかという感じ。カウンターの空いているところに着席すると、カウンターの中はカレーを仕上げる厨房になっていて、先客の注文をテキパキとさばいている最中ですが、辛さ増しの注文が入るとルーを温める小鍋にスパイスが足されたり、またトッピングのカツなど見事な包丁さばきでカットしたりと、その素早い動きは見ていて気持ちがいいくらいです。
そんな中、私の注文ですが、これについては事前に考えてありました。というのもこちらのお店は、メニューによって「インデアンルー」「ベーシックルー」「野菜ルー」という3種類のカレールーを使い分けるのですが、全部味わいたいけど3種類は無理。ですが2種類ならいけると思い、インデアンと野菜を辛さ増しやトッピングをせずに注文。カレーは飲み物なのでフルサイズでもいけるとは思ったのですが、どちらも注文時、ライス半分でお願いしたところ、店員さんから「お値段変わりませんが大丈夫ですか」と確認されました。
それで2品が登場は同時したのですが、記事的には、まずはインデアンから。「牛肉をふんだんに使い、数十種類のスパイスで熟成させた」というルーは、辛さ「普通」だとほとんど辛なく、一口目は安易に懐かしい味だななどと思ってしまったのですが、よくよく味わってみると、味に深みのあるスパイシーさが、もう。ほんと、決して平板な味ではなく、微かな酸味を感じるなど味に起伏が有り、味加減も絶妙です。
お次は野菜ですが、大ぶりにカットされたジャガイモ、人参、タマネギが入っているのが特徴的。で、こちらも辛さ「普通」だと辛味はほとんどないのですが、そこに更に、野菜から出た味が加わることにより全体をマイルドにして、とっても優しい味わいがします。
更にこちらのお店で特徴的なのが、卓上の薬味類とホットオイル。まずは薬味類ですが、王道の福神漬けに、個人的には懐かしい(昔、デパートの食堂のカレーで見た記憶がある)緑のシソの実漬け、そしてガリの3種類が。隣の若いお兄さんは、野菜カレーに緑のシソの実漬を大量に投入して食べていたのですが、一口真似して「なるほど、この食べ方はアリだな」と感心。そしてカレーの薬味としてはかなり珍しく感じたガリですが、その甘さと辛さが、こちらのカレーととても合うんですね。あとホットオイルは、振りかけると、余計な風味は加えずに辛味だけを足す感じがしました。
というわけで、比べつつ試しつついただいたのですが、インデアンも野菜も甲乙つけがたい美味しさでしたし、薬味類やホットオイルを加えてもまた。これなら、ルー3種類制覇できたかもしれません。ただやっぱり、たった一度いただいただけではもの足らないというか、注文時に辛さを増してみたいですし、カツやハンバーグ、シーフードなどといった豊富なトッピング類もいってみたいですし、そのトッピングとルーの組み合わせも色々試してみたい!ただそのためにはまた帯広に来る必要あるという。それでもまたいつか、帯広に来ていただいてみたいと思います。ごちそうさまでした。
令和元年9月訪問
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