趣味の活動記録。
【タイトル題字:細身のシャイボーイ様】
その運転開始以来、上京する際、何度となく利用している湘南新宿ラインですが、乗り鉄の性(サガ)で、何時か始発から終点まで乗ってみたいと思っていました。で、それが今回ようやく叶ったのですが、ついでに、これも乗ってみたかった東京湾フェリーと、置き換え用車両の導入に伴い廃車することが先日発表となったE217系電車にも乗ってしまおうかと。
千葉県富津市の竹岡地区に、昔から食べ継がれているラーメンがあります。今では「竹岡式」などと呼ばれるようですが、スープはチャーシューを煮た醤油をお湯で割って使うなどかなり特徴的な作り方で、個人的には是非一度いただいてみたいと思っていたものの、栃木の自宅からだとなかなか来づらいというか来る機会があまりない場所にあるため、未食となっておりました。
ですが今回、前の記事でも書いたように、久里浜港と富津市の金谷港を結ぶ東京湾フェリーに乗る機会が。で、金谷港の近くにはJR内房線の浜金谷駅があり、その隣の駅は竹岡駅。更に調べたところ、駅から有名なお店までは2.4km程だったので、それなら駅から歩いて行ける範囲かな、と。そうとわかれば早速実行するしかないわけで、浜金谷駅から電車に乗って、竹岡駅には12時18分に到着。駅を背に坂を下って海の方に向かうと国道127号に突き当たるので右折。あとは、ほとんどの区間で狭い歩道を、はじめは海の近くを、その後は海を離れてトンネルを通って橋を渡り、電車を降りて丁度30分、12時48分にお店に到着。店頭には入店待ちしている人たちが7,8人程と、煮炊きに使うと思しき炭が置いてありました。で、列の後ろに付き、行列が半分ちょっと減った頃に注文。店員さんによるとこの日注文できるのはラーメンと大ラーメン、あと、やくみのみとのこと(チャーシューメンは注文不可。)なので、ラーメンとやくみを注文してまた待つこと暫し。お店に到着してから合計で10数分待って店内へと案内されました。
お店の形状からして広くない店内ですが、テーブル席のほか小上がり席も。それでテーブル席の方は基本的に相席の様子で、ちなみに私が案内されたのは、入口に近い6人がけのテーブルに、6人相席という状態です。(あ、相席自体は個人的に全く問題ないです。)また店内から見える厨房はかなり狭く、その中でお姉さん型がせわしなくラーメンを煮ている様子。そんな中、また15分程待つと、いよいよ、お目当てのラーメンとご対面となりました。
で、まずは黒ぐろとしたスープを一口いってみたところ、潔いくらいの醤油の味。ですが、醤油は火を入れられた丸みがありますし、加えて豚肉由来と思われる旨味も感じられますね。そこに、やくみの生タマネギがたっぷり入ってるのですが、その風味が強めののアクセント。また切ったあと少々経っていたのか辛味は控えめでした。そして、このお店は麺が特徴的というか、なんと乾麺を使用。それを、炭の高火力で一気に煮るのがポイントらしいのですが、いただいてみるとフワっとした乾麺独特の食感で、加えて茹で加減は柔らかめに感じました。この軽めの食感なら、大盛りでもいけたかもしれませんね。そして具のチャーシューは肉っ!肉っ!肉っ!ほんと、かなりの量が入っています。(チャーシューメンにしたらどれだけ入るんですかね。)またその食感は、(意外なことに)柔らかさもあり、脂身はぷりぷり。醤油味も程よく染み、これは美味いですね。
というわけで、個人的には感心しつつも美味しくいただいたのですが、願わくば、普段の姿も見てみたいというか、こういうお店は、平日に来てこそという気もしました。なのでまた、機会を作ってぜひともお伺いしたいのですが、その時は、今日注文できなかったチャーシューメンに、名物の(焼酎)梅割りもいってみたいなぁ、と。ごちそうさまでした。
平成31年4月訪問
土曜日のこの日、訳あって神奈川県横須賀市の久里浜港から千葉県富津市の金谷港を結ぶ東京湾フェリーに乗りました。で、事前に調べたところ、久里浜港のフェリーターミナル内には食堂があり、そのメニューには定食類やラーメンの他、そば・うどんの類もあるとのことだったのですが、駅の立ち食いそば・うどん好きを拗らせてその手の食べ物が好きになった自分的には、もはや、食べない理由が見つからないと。
というわけで午前11時の少し前、バスでフェリーターミナルに到着し、入り口左手の券売機で乗船券を買った後、返す刀で入り口右手にあるレストランへ。注文は食券制で、券売機を見ると定食類は午前11時からの注文となっているようですが、お目当てはそば・うどんなので全く問題ないです。(ちなみに、横須賀海軍カレーもこの時間注文可能でした。)
それでいただいたのが、個人的定番のこちらの品。手渡されて窓際の席に移動後、早速ツユからいってみたところ、温度は高め。味付は東日本らしい濃口醤油メインで、甘さ控え目味濃いめといった塩梅です。また若干細目なソバは、冷凍物でしょうか?味や香りは普通なれど、太さのわりにコシが強めですね。そしてかき揚げは、シナシナでツユに馴染むタイプ。タネはゲソ、極小サイズの小海老が入っているところが良心的で、他にタマネギ、ニンジンも入っていました。
というわけで美味しくいただいたのですが、出発地然とした雰囲気のターミナル内でいただくそばは、何とも良いものでしたね。ごちそうさまでした。
平成31年4月訪問
この日はたまに訪れる、小難しいことを考えずにラーメンが食べたい日だったので、迷うことなくこちらのお店へ
こくうま野菜ラーメン(みそ味) 860円 + 味付たまご 100円
それで今回いただいたのは、店内に貼られたPOPに「期間限定」「オーナーおすすめ!」の文字が踊るこちらの品を。確か前回だかにお伺いした時、(別の品を)注文した後に存在に気がついたのですが、今回まで残っていてよかったです。で、見た目的には色の濃い野菜みそラーメンといった感じなのですが、まずはその色の濃いスープからいってみたところ、これが、もう。POPにはマー油と自家製辛しみそ使用していると書いてあったのですが、それらがそれぞれ主張し過ぎず、しかし辛味や甘味、苦味や香ばしさなどを加えることによって、ノーマルの豚骨白湯味噌味よりも深い味わいを作り出しています。また、歯応えシコっ歯切れパツっとした太めのストレート麺や、たっぷり載る具の野菜と豚肉などは他の野菜ラーメンと共通でしょうか。それと、追加の味付たまごは、味加減や黄身の固まり具合など、いつものクオリティでした。
こちらは、一緒にいただいた品。いただく度に思うのですが、餡には豚肉がたっぷり入っているし、これでこのお値段はお得感あるなぁ、と。
こちらは、同行者がいただいた品。ここ暫く、これしか食べていない気がするのですが。
というわけで、今回もどれも美味しく頂き満足したのですが、特にこくうま野菜ラーメンは、こちのお店で普段使っているものを組み合わせ、更に別の味わいを生み出されているように感じました。個人的に良く頼みはするけどその時の気分によって頼む味(塩とか醤油とか辛しみそとか)の違う野菜ラーメンですが、もしレギュラーメニュー化された暁には、その選択肢に加えたくなりましたね。ごちそうさまでした。
平成31年4月訪問
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